Dell POWEREDGE R515 は、高度なコンピューティングとストレージを必要とする中堅・中小企業やリモートオフィスに最適なサーバーです。第 2 世代 AMD Opteron™ プロセッサーを搭載しており、前世代と比較して最大 80% のパフォーマンス向上を実現しています。また、最大 2TB のメモリと 8 個の 2.5 インチホットスワップ可能ハードドライブをサポートし、ストレージ容量を拡張することができます。拡張性の高さも魅力で、PCI Express カードを追加することで、ネットワークやストレージのパフォーマンスを向上させることができます。
Dell POWEREDGE R515 は、以下のような機能が考えられます。
- データベースとアプリケーションのホスティング
- ファイルと印刷サービスの提供
- Web サイトのホスティング
- 仮想化環境の実行
- リモートオフィスや支店への接続
AMD Opteron 4200 シリーズのプロ
セッサ — アップデート情報
重要情報
以下の
Dell PowerEdge
システムは、
Opteron 4200
シリーズプロセッサの
全機能セットをサポートしています。
•
R515 II
•
R415 II
これらのシステムは、システム識別パネルにローマ数字の
II
が刻印されている
ことで識別できます。図
1
を参照してください。
メモ: PowerEdge R515/R415(ローマ数字 II の刻印なし)は Opteron 4200 シリー
ズのプロセッサに対応していません。
メモ: 同じシステムに Opteron 4100 シリーズと 4200 シリーズのプロセッサを
併用しないでください。
図 1 PowerEdge R415 II/R515 II システムに刻印されているローマ数字 II の位置
(図は PowerEdge R415 II)
1
システム識別パネル
1
2011 年 11 月
Opteron 4200 シリーズプロセッサの新しいシス
テム機能
•
アプリケーションの電力の管理
—
プロセッサの熱設計電力(
TDP
)は、
プロセッサの消費電力を示します。この機能により、システムの電力消
費が最適化されます。
•
Turbo CORE /
コアパフォーマンスブースト(
CPB
)
—
所定の負荷で追加
の
TDP
が利用可能な場合に、すべてのコア周波数を高めます。スレッ
ド数が少ない負荷の場合、プロセッサコアの半分が
C6
スリープ状態に
なり、速度を上げることが可能になります。
•
節電のため、アイドル時にはプロセッサの周波数が
500 MHz
に低下し
ます。
•
パフォーマンス監視カウンタ
— Northbridge
の
P-States
(パフォーマ
ンス状態)により、パフォーマンス監視カウンタに複数のユーザーが同
時にアクセスできます。この機能により、指定された
TDP
内の電力消
費を抑え、パフォーマンスを最適化できます。
•
システムメモリ:
–
低電圧メモリモジュール(
DDR3L DIMM
)
— Opteron 4200
シリー
ズのプロセッサは、
1.35 V
という低い動作電圧で
DDR3L DIMM
を
サポートします。
メモ: BIOS セットアップのオプションを変更すれば、周波数と電
圧の設定を限度内で調整することができます。
–
メモリスピード
— DIMM
スピードは
1600 MHz
までサポートされ
ています。速度の異なるメモリモジュールを取り付けた場合は、取
り付けられているメモリモジュールのうちで最も遅いものの速度で
動作します。
BIOS セットアップの新しいオプション
Processor Settings(プロセッサ設定)画面
Power Management(電力の管理)画面
オプション 説明
Number of Cores per Processor
(デフォルトは All)
各プロセッサ内の有効なコアの数(最大 8)
を制御します。
L2 Cache
レベル 2 のキャッシュサイズ(最大 8 MB)
が表示されます。
L3 Cache
レベル 3 のキャッシュサイズ(各ソケット
最大 8 MB)が表示されます。
Core Performance Boost Mode
(デフォルトは Enabled)
メモ: Turbo CORE とも呼ばれます。
このモードでは、使用するコア数が少ない
負荷の場合に、稼動するコアのパフォーマ
ンス状態が押し上げられます。
オプション 説明
Power Management
オプションは、OS Control(OS 制御)、Custom
(カスタム)、Maximum Performance(最大パ
フォーマンス)です。BIOS は、この画面の電源オ
プションを次のようにあらかじめ設定します。
•
OS Control
(
OS
制御)では、プロセッサ電源が
OS DBPM
に、ファン電源が
Minimum Power
(最小電力)に、メモリ電源が
Maximum
Performance
(最大パフォーマンス)に設定さ
れます。この設定では、プロセッサのパフォーマ
ンス情報のすべてが制御のためにシステム
BIOS
から
OS
に渡されます。
OS
は、プロセッサのパ
フォーマンスをプロセッサの使用率に基づいて設
定します。
•
Maximum Performance
(最大パフォーマン
ス)を選択すると、すべてのフィールドが
Maximum Performance
(最大パフォーマン
ス)に設定されます。
•
Custom
(カスタム)を選択すると、各オプショ
ンを個別に設定できます。
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