Hilti AG 230-24D 取扱説明書

カテゴリー
アングルグラインダー
タイプ
取扱説明書
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1 文書について
1.1 本書について
ご使用前に本書をすべてお読みくださいこのことは、安全な作業と問題のない取扱いのための前提条
件となります。
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
取扱説明書は常に製品とともに保管し、の人が使用する場合には、製品と取扱説明書を一緒にお渡し
ください。
1.2 記号の説明
1.2.1 警告表示
警告表示は製品の取扱いにおける危険について警告するものです。以下の注意喚起語が使用されています
危険
危険
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる危険性がある場合に注意を促すために使われます。
警告
警告
この表記は、重傷あるいは死亡事故につながる可能性がある場合に注意を促すために使われます。
注意
注意
この表記は、軽傷あるいは物財の損傷が発生する可能性がある場合に使われます。
1.2.2 本書の記号
本書では、以下の記号が使用されています
使用前に取扱説明書をお読みください
本製品を効率良く取り扱うための注意事項や役に立つ情報
リサイクル可能な部品の取扱い
工具およびバッテリーを一般ゴミとして廃棄してはなりません
1.2.3 図中の記号
図中では以下の記号が使用されています
この数字は本取扱説明書冒頭にある該当図を示しています
付番は図中の作業手順の順序に対応していて、本文の作業手順とは一致しない場合があります
概要図には項目番号が付されていて、製品概要セクションの凡例の番号に対応しています
この記号は、製品の取扱いの際に特に注意が必要なことを示しています。
無線データ転送
1.3 製品により異なる記
1.3.1 製品に表示されている記号
製品には以下の記号が使用されています
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アイシールドを着用してください
毎分回転数
毎分回転数
定格回転数
直径
電気絶縁保護クラス II(二重絶縁)
1.4 製品情報
Hilti の製品はプロ仕様で製作されており、本体の使用、保守修理を行うのは、認定を受けトレーニングさ
れた人のみに限りますこれらの人は、遇し得る危険に関する情報を入手していなければなりません
製品およびアクセサリーの使用法を知らない者による誤使用、るいは規定外の使用は危険です。
機種名および製造番号は銘板に表示されています。
製造番号を以下の表に書き写しておいてください。ヒルティ代理店やサービスセンターへお問い合わせ
の際には、製品データが必要になります。
製品データ
アングルグラインダ AG 230-24D
製品世代 04
製造番号
1.5 適合宣言
当社は、単独の責任において本書で説明している製品が有効な基準と標準規格に適合していることを宣言し
ます。適合宣言書の複写は本書の末尾にあります。
技術資料は本書の後続の頁に記載されています
Hilti Entwicklungsgesellschaft mbH | Zulassung Werkzeuge | Hiltistraße 6 | 86916 Kaufering, DE
2 安全
2.1 電動工具の一般安全注意事項
警告事項 安全上の注意および指示事項をすべてお読みくださいこれらを守らないと、感電、火災お
び/または重傷事故の危険があります。
安全上の注意および指示事項が書かれた説明書はすべて大切に保管してください。
作業環境に関する安
作業場はきれいに保ち、十分に明るくしてくださいちらかった暗い場所での作業は事故を起こす恐れ
があります。
爆発の危険性のある環境(可燃性液体、スおよび粉じんのある場所)では電動工具を使用しないでく
ださい。電動工具から火花が飛散し、粉じんや揮発性ガスに引火する恐れがあります。
動工具の使用中子供や無係者を作場へ近づけなでくださ作業に気がそされると
本体のコントロールを失ってしまう恐れがあります。
電気に関する安全注意事項
電動工具の接続プラグは電源コンセントにきちんと適合しなければなりません。プラグは絶対に変更し
ないでください。アースした電動工具と一緒にアダプタープラグを使用しないでください。オリジナル
のプラグと適切なコンセントを使用することにより、感電の危険を小さくすることができます。
パイプ、ジエーター、電子レンジ、冷蔵庫などのアースされた面に体の一部が触れないようにしてく
ださい。体が触れると感電の危険が大きくなります。
電動工具を雨や湿気から保護してください。電動工具に水が浸入すると、感電の危険が大きくなります
電動工具を持ち運んだり、吊り下げたり、コンセントからプラグを抜いたりするときは、必ず本体を持
ち、電源コードを持ったり引っ張ったりしないでください。電源コードを火気、オイル鋭利な刃物
本体の可動部等に触れる場所に置かないでください。コードが損傷したり絡まったりしていると、感電
の危険が大きくなります。
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屋外工事の場合には、屋外専用の延長コードのみを使用してください。屋外専用の延長コードを使用す
ると、感電の危険が小さくなります。
湿った場所で電動工具を作動させる必要がある場合は、漏電遮断器を使用してください。漏電遮断器を
使用すると、感電の危険が小さくなります。
作業者に関する安全
電動工具を使用の際には油断せずに十分注意し、常識をもった作業をおこなってください。れてい
る場合、薬物、医薬品服用およびアルコール飲用による影響下にある場合には電動工具を使用しないで
ください。 電動工具使用中の一瞬の不注意が重傷の原因となることがあります。
個人用保護具および保護メガネを常に着用してください。けがに備え、電動工具の使用状況に応じた粉
じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
電動工具の不意な始動は避けてください電動工具を電源に接続する前や持ち上げたり運んだりする
に、電動工具がオフになっていることを確認してください。電動工具のスイッチに指を掛けたまま運ん
だり、スイッチオンになっている本体を電源に接続すると、事故の原因となる恐れがあります。
電動工具のスイッチを入れる前に、必ず調節キーやレンチを取り外してください。調節キーやレンチが
本体の回転部に装着されたままでは、けがの原因となる恐れがあります。
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてくださ
い。これにより、万一電動工具が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります
作業に適した作業着を着用してください。だぶだぶの衣服や装身具を着用しないでください。衣服、
手袋を本体の可動部に近づけないでください。ぶだぶの衣服、身具、長い髪が可動部に巻き込まれ
る恐れがあります。
吸じんシステムの接続が可能な場合には、これらのシステムが適切に接続、使用されていることを確認
してください。吸じんシステムを利用することにより、粉じん公害を防げます。
電動工具の使用および取扱い
無理のある使用を避けてください。作業用途に適した電動工具を使用してください。適切な電動工具の
使用により、能率よくスムーズかつ安全な作業が行えます。
スイッチに支障がある場合には、電動工具を使用しないでください。スイッチで始動および停止操作の
できない電動工具は危険ですので、修理が必要です。
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前や本体を保管する前には電源プラグをコンセントから抜いて
ください。この安全処置により、電動工具の不意の始動を防止することができます。
電動工具をご使用にならない場合には、子供の手の届かない場所に保管してください。電動工具に関す
る知識のない方、本説明書をお読みでない方による本体のご使用は避けてください未経験者による電
動工具の使用は危険です。
電動工具は慎重に手入れしてください。可動部分が引っ掛かりなく正常に作動しているか、動工具の
運転に影響を及ぼす各部分が破損・損傷していないかを確認してください。電動工具を再度ご使用にな
る前に、損傷部分の修理を依頼してください。発生事故の多くは保守管理の不十分な電動工具の使用が
原因となっています
先端工具は鋭利で汚れのない状態を保ってください。お手入れのゆきとどいた先端工具を使用すると、
作業が簡単かつ、スムーズになります。
電動工具アクセサリー、端工具などは、れらの説明書に記載されている指示に従って使用してく
ださい。その際、作業環境および用途に関してもよくご注意ください指定された用途以外に電動工具
を使用すると危険な状況をまねく恐れがあります。
サービス
電動工具の修理は必ず認定サービスセンターにお申し付けください。た、必ず純正部品を使用してく
ださい。これにより電動工具の安全性が確実に維持されます。
2.2 研磨、紙やすり研磨、ワイアブラシを使用した作業、つや出しおよび切断研磨に共通する安全上の
注意
この電動工具は、グラインダーおよびフリクションソーとして使用することができます。本体に関する
すべての安全上の注意、注意事項図、データに注意してください以下の注意事項を守らないと
電、火災および/または重傷事故の発生する危険があります。
この電動工具は、紙やすり研磨、ワイアブラシを使用しての作業やつや出しには適しません。電動工具
を所定の用途以外に使用すると危険な状況をまねき、負傷の原因となることがあります
の電動工具用としてメーカーから指定および推奨されていないアクセサリーは使用しないでくだ
い。そのようなアクセサリーはお使いの電動工具に単に固定できるだけで、安全な使用は保証されませ
ん。
先端工具の許容回転数は、電動工具に記載された最高回転数よりも高くなければなりません許容回転
数よりも速く回転するアクセサリーは、破損あるいは外れて飛び回る恐れがあります。
先端工具の外径と厚さは電動工具の仕様に対応するものでなければなりません。間違ったサイズの先端
工具は十分に保護または制御できません。
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ネジ式インサート付きの先端工具は、研磨スピンドルのネジに厳密に適合したものでなければなりませ
ん。ランジによりり付ける先端工具場合は、端工具のの直径がフランジ取付け部直径
適合している必要があります。動工具に確実に固定されていない先端工具は、回転が不安定になり
非常に激しい振動を起こして制御不能に陥る恐れがあります。
損傷した先端工具は使用しないでください。先端工具を使用する前に毎回、研磨ディスクに欠損や亀裂
がないか、バッキングパッドに亀裂、摩耗、激しい損耗がないか、ワイアブラシに緩みや折れたワイアが
ないかをチェックしてください。動工具または先端工具を落とした場合は、損傷がないかを点検し、
損傷のない先端工具を使用してください先端工具の点検および取り付け後は、作業者やその他の人員
が先端工具の回転エリアに入らないようにして、本体を最高回転数で 1 分間作動させてください。先端
工具に損傷がある場合は、たいていこのテスト時間内に先端工具が折れます。
個人保護用具を着用してください。使用状況に応じて、フルフェースガードアイシールドあるいは保
護メガネを着用してください。有効な場合は、防じんマスク、耳栓保護手袋、作業材料の細かな剥離片
や破片から身体を保護する特殊エプロンを着用してください。さまざまな使用状況において異物の飛散
が生じます。飛散する異物から目を保護してください。防じんマスクは、作業時に発生する粉じんを捕
集するものでなくてはなりません。長時間大きな騒音にさらされていると、聴覚に悪影響が出る恐れが
あります。
作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけてください。関係者は全員、作業場で個人保護用具
を着用しなければなりません。作業材料や折れた先端工具の破片が飛散して、作業場外の人も負傷する
危険があります。
隠れた電線や装置自体の電源コードに先端工具が接触する可能性のある作業を行う場合は、必ず電動工
具の絶縁されたグリップを持ってください。通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分にも
電圧がかかり、感電の危険があります。
回転する先端工具から電源コードを遠ざけてください。本体が制御不能になった場合、電源コードが切
断されたり巻き込まれたりして、回転する先端工具で手や腕を負傷する危険があります
必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置いてください。電動工具を置いたときに先端工具が回
転していると、電動工具が制御不能に陥る恐れがあります。
電動工具を身体の脇に保持している間は本体を作動させないでください。回転する先端工具に衣服が接
触すると、衣服が巻き込まれて先端工具が身体に食い込む危険があります。
電動工具の通気溝は定期的に清掃してください。モーターブロワーが埃をハウジング内に引き込んで金
属粉じんが大量に堆積すると、電気的な危険が発生する恐れがあります。
可燃物の近くで電動工具を使用しないでください。可燃物に火花が飛んで燃える可能性があります。
冷却液が必要な先端工具は使用しないでください水やその他の冷却液を使用すると、感電が発生する
可能性があります。
反動とそれに対する安全上の注意
反動は、研磨ディスク、バッキングパッド、ワイアブラシなどの回転している先端工具が噛んだりブロック
されたりしたことに起因する突発的な反応です。先端工具が噛んだりブロックされたりすると、回転してい
る先端工具が突然停止します。これにより電動工具は、ブロックが生じた位置において制御されることなく
先端工具の回転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロックされたりすると、作業材料に入り込んだ研磨ディ
スクの縁部が引っかかって破損したり、反動が起きたりすることがあります。その際は、ブロックされた箇
所でのディスクの回転方向により、研磨ディスクが作業者の方向やその逆方向に動きますこの場合研磨
ディスクが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な予防措置を取るこ
とで防止することができます。
電動工具はしっかりと支え、動を受け止めることができるように身体と腕を構えます。高速作動時の
反力や反発モーメントを最大限制御できるように常に補助グリッ(装備されている場合)を使用
てください。作業者は適切な安全処置を施すことにより反動を防止することができます
手を回転する先端工具から遠ざけてください。反動で先端工具が手に向かって動く可能性があります
反動が生じた際に電動工具が動く領域から身体を遠ざけてください。電動工具は、ブロックされた箇所
において反動により研磨ディスクの動きと反対方向に動きます
特に角部や鋭い縁部などの領域では慎重に作業してください先端工具が作業材料から跳ね返ったり、
噛んだりしないようにしてください。回転中の先端工具は、角部や鋭い縁部で、あるいはバウンドした
ときに噛みやすくなります。その場合、電動工具が制御不能に陥ったり反動が生じたりします。
ェーンソーまは歯付きソーブレドを使用しないでださい。の種の先端工具を使用すると
頻繁に反動が生じたり電動工具が制御不能になったりします。
研磨および切断研磨に特定の安全上の注意
お使いの電動工具に許可された研磨ツールと、その研磨ツール専用の保護カバーのみを使用してくださ
い。お使いの電動工具用ではない研磨ツールは、絶縁が十分でないことがあり安全ではありません。
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フック状の研磨ディスクは、研磨面が保護カバー端部の高さより突出しないように取り付ける必要があ
ります。誤まって保護カバー端部の高さより突出して取り付けられた研磨ディスクは十分に保護できま
せん。
保護カバーは確実に電動工具に取り付けられていて、最大限の安全性を確保するために、グラインダー
本体の最も小さい部品を作業者が確認できるように調整されていなければなりません。保護カバーは、
作業者を破片、誤ってグラインダー本体と接触すること、あるいは衣服に着火する可能性のある火花か
ら保護します。
研磨ツールは必ず推奨された用途でのみ使用してください。例:カッティングディスクのサイド面で研
磨しないでください。カッティングディスクはディスクの縁部で材料を切断するように規定されていま
す。この研磨ツールへ横方向の力を加えるとツールが折れる可能性があります。
テンションフランジは、必ずサイズと形状が選択した研磨ディスクに合った損傷していないものを使
してください。切なフランジは研磨ディスクをしっかり支え、ディスク破損の危険を抑えます。カッ
ティングディスク用のフランジは他の研磨ディスク用のフランジと異なることがあります。
大型電動工具の摩耗した研磨ディスクは使用しないでください。大型電動工具の研磨ディスクは小型電
動工具の高回転数には適合せず、破損の恐れがあります。
切断研磨に特定のその他の安全上の注意
カッティングディスクがブロックされたり、押し付けが強くなりすぎないようにしてください。過度に
深い切断は行わなでください。ッティンディスクに過度な荷がかかると応力強くなっ
ディスクが曲がったりブロックされやすくなるため、動やディスク破損が生じる可能性が高くなりま
す。
回転中のカッティングディスクの前後領域から身体を離してください。カッティングディスクを作業材
料から離す場合、回転するディスクにより反力を受けた電動工具が直接作業者に向かって跳ね返る危険
があります。
カッティングディスクが噛んだ場合や作業を中断する場合は、本体の電源をオフにして、ディスクが完
全に停止するまで本体を保持してください。まだ回転しているカッティングディスクを切断箇所から取
り出そうとしないでください。反動が生じる原因となります。ディスクが噛む場合は、その原因を突き
止めて適切な処置を施してください。
動工具が作業材料内にある間は電動工具のスイッチを再びオンにしないでください。ッティン
ディスクが最高回転数に達してから、切断を慎重に再開してください。この手順を守らないと、ディス
クが引っかかって作業材料から飛び出たり反動が生じることがあります。
噛んだカッティングディスクによる反動の危険を最小限に抑えるためにプレートや大型の作業材料
はサポートを施してください。大型の作業材料はそれ自身の重みでたわむことがあります。作業材料は
ディスクの両側、つまり切断箇所付近と縁部で支える必要があります。
既存の壁やその他の見通しのきかない領域で「プランジカット」を行う場合は特に注意してください。
押し込んだカッティングディスクはガス管、水道管、電気配線、その他の対象物に食い込んで反動を引
き起こすことがあります。
2.3 その他の安全上の注
作業者に関する安全
本製品は、必ず技術的に問題のない状態で使用してください。
本体は決して加工や改造を加えないでください。
回転部品に触れないでください - 負傷の危険!
保護手袋は先端工具の交換時にも着用してください。先端工具に触れると、切創事故や火傷の原因とな
ることがあります。
作業開始前に、作業場で発生する粉じんの危険有害度を調査してください。公的に承認された保護等級
および地域の粉じんに関する規定を満たした工業用集じん機を使用してください含鉛塗料、特定の種
類の木材、コンクリート/石材、石英を含む岩石、鉱物および金属などの母材から生じた粉じんは、健康
を害する恐れがあります。
作業場の良好な換気に注意し、必要に応じてそれぞれの粉じんに適した防じんマスクを着用してくださ
い。作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり吸い込んだりするとアレルギー反応や呼吸器疾患を起
こす可能性があります。カシやブナ材などの特定の粉じんは、特に木材処理用の添加(クロム塩酸、
木材保護剤)使用されている場合、ガン性があるとされています。アスベストが含まれる母材は
必ず専門家が取り扱うようにしてください
休憩を取って、指を動かして血行を良くするように心がけてください。長時間作業の際には、動によ
り指、手あるいは手首の関節の血管あるいは神経系に障害が発生する可能性があります
電気に関する安全注意事項
作業を開始する前に、作業領域に埋設された電線、ガス管や水道管がないかを調査してください。誤っ
て電線を損傷すると本体外側の金属部分により感電事故が発生する可能性があります
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電動工具の慎重な取扱いおよび使用
切断研磨ディスクを粗削り研磨に使用しないでください。
先端工具とフランジをしっかりと締め付けてください。先端工具またはフランジがしっかりと締め付け
られていないと、スイッチオフの後、制動の際に先端工具が本体モーターによりスピンドルから外れる
危険があります。
研磨ディスクの取扱いと保管に関するメーカーの指示に注意してください
3 製品の説
3.1 製品概要 1
@
スピンドルロックボタン
;
グリップ用ねじ込みブッシュ
=
ラックブリッジ
%
ON/OFF スイッチ
&
安全トリガー
(
サイドハンドル
)
テンションレンチ
+
クランピングナット
§
Kwik lock クイッククランピングナッ(オ
プション)
/
切断研磨ディスク
:
O リング付きテンションフランジ
保護カバー
$
クランピングレバー
£
調整ネジ
|
スピンドル
¡
ロック解除スイッ(スイベル式グリップ用)
3.2 正しい使用
本書で説明している製品は、手持ち式電動アングルグラインダーです。この工具は、金属および鉱物母材の
切断研磨および粗削り研磨に最適な乾式のアングルグラインダーです。乾式の研磨/切断のみに使用してく
ださい。
必ず、銘板に表示されている電源電圧および電源周波数で作動させてください。
鉱物母材の切断研磨、切込みおよび粗削り研磨は、ず適切な保護カバー(オプションでお求めいた
けます)を使用して行ってください。
コンクリートあるいは石材などの鉱物母材に対する作業には、適切なHilti 集じん機に合わせて調整され
た集じんカバーを使用してください。
3.3 本体標準セット構成
アングルグラインダー、保護カバーサイドハンドル、テンションフランジクランピングナット、テンショ
ンレンチ、取扱説明書
その他の本製品用に許可されたシステム製品については、弊社営業担当またHilti センターにお問い合わせ
いただくか、あるいはwww.hilti.group でご確認ください。
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3.4 始動電流制限
電子的な始動電流制限が働くことにより、電源ヒューズが溶断しない程度まで始動電流が抑制されます
これによって本体の急な始動が回避されます。
3.5 安定回路/回転数制御回路
電子式回転数制御は、アイドリング時から負荷時までの回転数をほぼ一定に保ちます。このことは、一定の
作業回転数による理想的な加工が可能なことを意味します。
3.6 Active Torque Control(ATC)
電子回路がディスクの噛み込みの危険を検知し、本体をオフにしてそれ以上スピンドルが回転しないように
します。
ACT システムが作動した場合は、体を再始動してください。れには ON/OFF スイッチから指を放し、
再度スイッチをオンにしてください。
ATC システムが故障していると、電動工具の回転数とトルクは大幅に低減します。Hilti サービスセン
ターに本体の点検を依頼してください。
3.7 電流感応本体保護
電流感応本体保護は消費電流をモニターして本体を過負荷から保護します。
接触圧が高すぎてモーターが過負荷になると、本体の出力が著しく低下するか、本体が動作を停止すること
があります。本体の停止は回避する必要があります。
3.8 DC-EX 230/9" 切断用ダストカバー、ガイドキャリッジ付き(アクセサリー) 2
鉱物母材の切断研磨および切り込み作業は必ずダストカバーを使用して行ってください。
注意 このカバーによる金属の加工は禁止されています。
3.9 カバープレート付き保護カバー(オプション 3
金属母材を加工する際にストレート粗削り研磨ディスクを使用した粗削り研磨および切断研磨ディスクを使
用した切断研磨を行う場合は、カバープレート付き保護カバーを使用する必要があります。
4 消耗品
使用できるのは、最大Ø 230 mm 用の、回転数 6500 min-1 以上で 80 m/s のカット速度に対応した繊維強化
合成樹脂ディスクのみです。
ディスク厚は最大 8 まで許可されます。
注意! 切断研磨ディスクによる切断および切込みの際には、必ずカバープレート付き保護カバー、あるい
は完全に閉じたダストカバーを使用してください。
ディスク
用途 略号 母材
アブレーシブ切断研磨ディスク 切断研磨、切込み ACD 金属
ダイヤモンド切断研磨ディスク 切断研磨、切込み DCD 鉱物
アブレーシブ粗削り研磨ディスク 粗削り研磨 AG-D 金属
ディスクと装備の組合せ
項目 装備 ACD AG-D DCD
A 保護カバー X X
B カバープレート付き保護カバー X X
C DC-EX 230/9" 切断用ダストカバー X
D サイドハンドル X X X
E DC-BG 230/9" 弓型ハンドル(D に対するオプション) X X X
F クランピングナット X X X
G テンションフランジ X X X
H
Kwik lock(F に対するオプション)
X X X
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5 製品仕様
5.1 アングルグラインダ
定格電圧、定格電流、周波数および定格電力については、国別の銘板でご確認ください。
発電機または変圧器を使用して作業する場合は、それらは本体の銘板に記載されている出力より 2 倍大きな
出力がなければなりません。変圧器または発電機の作動電圧は常に本体の定格電圧 +5 %...-15 % の範
囲になければなりません。
AG 230-24D
定格回転数
6,500/min
最大ディスク直径
230 mm
ネジ山径
M14
ネジ山長さ
22 mm
重量(EPTA プロシージャ 01 に準拠)
6.5 kg
5.2 騒音および振動値について(EN 60745 準拠)
本説明書に記載されているサウンドプレッシャー値および振動値は、規格に準拠した測定方法に基づいて測
定したものです。電動工具を比較するのにご使用いただけます。曝露値の暫定的な予測にも適しています。
記載されているデータは、電動工具の主要な使用方法に対する値です。電動工具を他の用途で使用したり、
異なる先端工具を取り付けて使用したり手入れや保守が十分でないまま使用した場合には、データが異な
ることがあります。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著しく高くなる可能性があります。
曝露値を正確に予測するためには、本体のスイッチをオフにしている時間や、本体が作動していても実際に
は使用していない時間も考慮しなければなりません。このような相違により、作業時間全体で曝露値が著し
く低くなる可能性があります。
作業者を騒音および/または振動による作用から保護するために、他にも安全対策を立ててください(例
電動工具および先端工具の手入れや保守、手を冷やさないようにする、作業手順の編成)
騒音排出値
AG 230-24D
サウンドパワーレベ (L
WA
)
105 dB(A)
排出サウンドプレッシャーレベル (L
pA
)
94 dB(A)
サウンドプレッシャーレベルの不確実性 (K
pA
)
3 dB(A)
合計振動値
切断などの他の用途に使用した場合には、振動値がここに記載した値から変化する可能性があります。
AG 230-24D
振動低減ハンドルを使用しての表面研磨 (a
h,AG
)
5.8 m/s²
不確実性 (K)
1.5 m/s²
6 ご使用方
6.1 作業準備
注意
負傷の危険! 製品は意図せず作動することがあります。
本体の設定やアクセサリーの交換を行う前に電源プラグを抜いてください
本書および製品に記載されている安全上の注意と警告表示に注意してください。
6.2 サイドハンドルを取り付ける
サイドハンドルをいずれかのねじ込みブッシュにねじ込みます。
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6.3 保護カバーまたはカバープレート付き保護カバー
当該の保護カバーの取付け説明書に従ってください。
6.3.1 保護カバーまたはカバープレート付き保護カバーを取り付け 4
保護カバーのコーディングは、本体に対応した保護カバーのみが取り付け可能であることを確実なも
のにします。加えてコーディングブリッジは保護カバーが先端工具に落下するのを防止します。
1. クランピングレバーを開きます。
2. コーディングブリッジにより保護カバーを本体ヘッドのスピンドルカラーのコーディング溝に取り付け
ます。
3. 保護カバーを希望の位置に回します。
4. 保護カバーを確実に固定するためにクランピングレバーを閉じます。
保護カバーはすでに調整ネジにより正しいクランプ直径に調整されています。保護カバーを取り
付けた状態で固定力が小さすぎる場合には、調整ネジを少し締めることにより固定力を強くする
ことができます。
6.3.2 保護カバーまたはカバープレート付き保護カバーを調整する 5
1. クランピングレバーを開きます。
2. 保護カバーを必要とされる位置に回します。
3. 保護カバーを確実に固定するためにクランピングレバーを閉じます。
6.3.3 保護カバーを取り外す
1. クランピングレバーを開きます。
2. コーディングブリッジがコーディング溝と一致するまで保護カバーを回し、取り外します。
6.4 先端工具を取り付ける/取り外す
注意
負傷の危険。 先端工具は熱くなることがあります。
先端工具を交換する際には保護手袋を着用してください。
切断性能または研磨性能が明らかに低下したなら、ダイヤモンドディスクは直ちに交換する必要があ
ります。一般的に、ダイヤモンドセグメントの高さが 2 mm(1/16")未満になったら交換する必要が
あります。
その他のタイプのディスクは、切断性能が明らかに低下した場合、あるいは作業中にアングルグライ
ンダーの部品(ディスクを除く)が作業対象と接触した場合には直ちに交換する必要があります。
アブレーシブディスクは有効期限が切れたなら交換する必要があります。
6.4.1 先端工具を取り付ける 6
1. 電源プラグをコンセントから抜きます。
2. テンションフランジとクランピングナットを清掃してください。
3. テンションフランジに O リングがあり損傷していないことを確認してください
点検結果
O リングが損傷しています
テンションフランジ O リングがありません。
O リングのある新しいテンションフランジを取り付けてください。
4. テンションフランジをスピンドルに取り付けます。
5. 先端工具を取り付けます。
6. クランピングナットを装着した先端工具に合わせてしっかり締め付けます。
7. スピンドルロックボタンを押してその状態を保ちます。
8. テンションレンチでクランピングナットを締め付け、続いてスピンドルロックボタンから指を放してテ
ンションレンチを取り外します。
6.4.2 先端工具を取り外す
1. 電源プラグをコンセントから抜きます。
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注意
破損および故障の危険。スピンドルが回転しているときにスピンドルロックボタンを押すと先端工具が外
れることがあります
スピンドルロックボタンは必ずスピンドルが停止している状態で押してください。
2. スピンドルロックボタンを押してその状態を保ちます。
3. テンションレンチを取り付けて、反時計方向に回してクランピングナットを緩めます。
4. スピンドルロックボタンから指を放して先端工具を取り外します。
6.4.3 Kwik lock クイッククランピングナット付き先端工具を取り付ける 7
注意
破損の危険。 Kwik lock クイッククランピングナットは過度の摩耗により破損することがあります。
作業の際にはKwik lock クイッククランピングナットが母材と接触しないように注意してください。
損傷したKwik lock クイッククランピングナットは使用しないでください。
クランピングナットの代わりにオプションのKwik lock クイッククランピングナットを使用すること
ができます。これにより、追加の工具を使わないで先端工具を交換できます。
1. 電源プラグをコンセントから抜きます。
2. テンションフランジとクイッククランピングナットを清掃してください。
3. テンションフランジに O リングがあり損傷していないことを確認してください
点検結果
O リングが損傷しています
テンションフランジ O リングがありません。
O リングのある新しいテンションフランジを取り付けてください。
4. テンションフランジを、緩みなく、回転しないようにスピンドルに取り付けます。
5. 先端工具を取り付けます。
6.
Kwik lock クイッククランピングナットをねじ込み、先端工具の上にのっている状態にします。
ねじ込んだ状態でKwik lock の文字を確認できます。
7. スピンドルロックボタンを押してその状態を保ちます。
8.
先端工具を手で力を入れて時計方向にさらに回してKwik lock クイッククランピングナットを確実に締
め付け、続いてスピンドルロックボタンから指を放します。
6.4.4 Kwik lock クイッククランピングナット付き先端工具を取り外す 8
1. 電源プラグをコンセントから抜きます。
注意
破損および故障の危険。スピンドルが回転しているときにスピンドルロックボタンを押すと先端工具が外
れることがあります
スピンドルロックボタンは必ずスピンドルが停止している状態で押してください。
2. スピンドルロックボタンを押してその状態を保ちます。
3.
Kwik lock クイッククランピングナットを緩めるには、手で反時計方向に回します。
4.
Kwik lock イックランピングナッを手で緩めることできない場合は、テンショレンチを
イッククランピングナットに取り付けて、テンションレンチを反時計方向に回します。
Kwik lock クイッククランピングナットを損傷させることのないように、してパイプレンチを
使用しないでください。
5. スピンドルロックボタンから指を放して先端工具を取り外します。
6.5 グリップを調整する 9
警告
負傷の危険。作動中にグリップを調整すると、本体の安定性が不確実なものとなり事故の原因となること
あります。
本体の作動中は決してグリップを調整しないでください。
グリップが考えられる 3 箇所のいずれかの位置にロックされていることを確認してください。
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1. 電源プラグをコンセントから抜きます。
2. ロック解除スイッチを押します。
3. グリップを右または左へストップ位置まで回します。
4. ロック解除スイッチから指を放し、ック解除レバーを使用してグリップを再度しっかりと締め付けま
す。
6.6 研磨
注意
負傷の危険。 先端工具は、突然停止したりひっかかることがあります。
本体はサイドハンドル(オプションで弓型ハンドルもあります)を付けて使用し、必ず両手で確実に保
持してください。
6.6.1 切断研磨
切断研磨の場合は、適度に送りながら作業し、本体または切断研磨ディスクを傾けないようにします(作
業位置は切断面に対して約 90°)
成形材おび小型のパイプは断研ディスク接触断面できるだ小さすること
よって最も効率よく切断することができます。
6.6.2 粗削り研磨
注意
負傷の危険。 切断研磨ディスクが破損して飛散した破片により負傷することがあります。
切断研磨ディスクは決して粗削り研磨に使用しないでください。
本体を 5°...30° のアプローチ角度で、適度な圧力をかけながら前後に動かします。
作業材料は熱くなりすぎたり変色することがなく、凹凸なく仕上げることができます。
6.7 スイッチオン 10
1. 電源プラグをコンセントに差し込みます。
2. ON/OFF スイッチをロック解除するには安全トリガーを押します。
3. ON/OFF スイッチを完全に押し込みます。
モーターが作動します。
6.8 スイッチオフ
ON/OFF スイッチから指を放します。
7 手入れと保守
7.1 製品の手入れ
危険
保護絶縁の欠落による感電。使用条件によっては、金属の加工時に導電性の粉じんが本体内部に引き込まれ
て保護絶縁に影響を及ぼすことがあります
使用条件によっては、固定式の吸じん装置を使用してください。
通気溝は頻繁に清掃してください。
予め漏電遮断器(RCD)をオンにしておいてください。
警告
電流による危険。電気部品の誤った修理は重傷事故の原因となることがあります。
電気部品の修理は、必ず専門の知識を有する電気技術者に依頼してください
通気溝が覆われた状態で本製品を使用しないでください! 通気溝を乾いたブラシを使用して注意深く掃
除してください。本製品内部に異物が入らないようにしてください。
本製品、特にグリップ表面を乾燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスが付着しないようにしてください。
洗剤、磨き粉等のシリコンを含んだ清掃用具は使用しないでください。
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定期的に少し湿した布で本体表面を拭いてください。スプレーやスチームあるいは流水などによる清
掃は避けてください
導電性のある母材(金属カーボンファイバーなどで頻繁に作業する場合には、保守間隔を短くする
必要が生じることがあります。作業場に関するお客様ご自身による危険分析に注意してください。
7.2 手入れと保守を行った後の点検
手入れ、守の作業を済ませた後は、すべての安全機構が取り付けられ、正常に作動するか点検してく
ださい。
8 搬送および保管
電動工具は先端工具を装着した状態で搬送しないでください。
電動工具は常に電源プラグを外して保管してください。
本体は、乾燥している場所に、子供や権限のない人が手を触れることのないようにして保管してくださ
い。
電動長期使に損
チェックしてください。
9 故障時のヒント
この表に記載されていない、あるいはご自身で解消することのできない故障が発生した場合には、弊社営業
担当またはHilti サービスセンターにご連絡ください。
故障 考えられる原因 解決策
本体が始動しない。 主電源が供給されていない。 の電動工具を接続して機能
点検する。
電源コードまたはプラグの故障。 修理スペシャリストに電源コー
ドお
し、必要な場合には交換する。
カーボンブラシの摩耗。 トに
点検を依頼し、必要な場合には
カーボンを交換する
電源遮断後に再始ロックが作動
した。
本体をオフにして、再びオンに
する。
本体が作動しない。 本体の過負荷。 ON/OFF
る。続いて本体を約 30 秒間
イドリングさせる。
本体がフルパワーにならない。 延長コードの導体断面積が不十分。 分な
コードを使用する。
ATC 機能非作動 Hilti サービスセンターに修理を
依頼する。
10 廃棄
Hilti 製品の大部分の部品はリサイクル可能です。リサイクル前にそれぞれの部品は分別して回収されな
ければなりません。多くの国でHilti は、古い電動工具をリサイクルのために回収しています。詳細について
は弊社営業担当またHilti 代理店・販売店にお尋ねください。
本体を一般ゴミとして廃棄してはなりません。
11 メーカー保証
保証条件に関するご質問は、最寄りのHilti 代理店・販売店までお問い合わせください。
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Hilti AG 230-24D 取扱説明書

カテゴリー
アングルグラインダー
タイプ
取扱説明書