Ibanez T80II/T80IISM 取扱説明書

  • Ibanez Troubadour T80II/T80IISMアコースティックギターアンプの取扱説明書の内容を理解しています。楽器とマイクの入力、EQ、エフェクト、安全上の注意事項などについて質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • アンプの電源を入れると、どのインジケーターが点灯しますか?
    リバーブエフェクトはどのように制御しますか?
    マイク入力はどのようなタイプですか?
    AUX入力端子はどのようなタイプですか?
    フィードバックが発生した場合、どうすれば良いですか?
日本
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はじめに
この度はIBANEZ製をお買い求め頂きまし、誠にありうござい
ます。本製の機能をに活頂くために、ご使前に必ず本取
くおくださまた、本に保管しくださ
使用上のご注意
1)本取扱説明書(以下本書)の指示事項をお読みください。
2)本書の指示事項を手許に保管しておいてください。
3)全ての警告事項に注意してください。
4)本書の指示事項に従ってください。
5)清掃する際は、必ず乾いた布を使用してください。
6本製品は非常に大きな音量を出力することができます。場合によって
は聴覚障害等身体的な損傷を与えてしまうことがあります。使用の際
は音量に十分ご注意ください。
7)製品のリア・パネルに表記してある電源電圧でご使用ください。
8電源コードが、特にプラグやコンセント及び機器への接続部付近で
踏まれる、または挟まれて潰されるような状態にないようにして下さ
い。
9)本製品は主電源コンセントの近くに設置し、異常がある場合に主電源
プラグを主電源コンセントから容易に抜くことができるようにしてく
ださい。
10)製造者指定仕様の付属品又はオプション製品のみをお使いください。
11)機器の安全の為にヒューズが装備されております。ヒューズは外部の
衝撃や寿命で切れることもありますが、ヒューズが切れた場合内部に
重大な故障が発生している可能性が有りますのでヒューズを交換する
前に販売店に御相談下さい。
12)修理サービスは販売代理店指定のサービスマンにお任せください。電
源コードやプラグの損傷があった時、液体の流出や異物の機器内への
浸入があった時、機器に雨や水がかかった時、誤って機器を落とした時、
または機器が正常に作動しない時、以上のような場合に点検または修
理サービスを行う必要があります。
13ご使用にならない時は、電源をオフにして保管してください。また、
長時間ご使用にならない場合は、電源コンセントを抜いて保管してく
ださい。
14)動作中に電源スイッチを切ったり、コンセントを抜かないでください。
故障の原因になります。
15本体の上に乗ったり、重いものを置かないでください。破損・故障の
原因になります。
設置にあたってのご注意
16)製氷倉庫など特に温度が下がるところに置かないでください。本機が
正常に動作しないことがあります。
17)テレビ、ラジオなど磁気を帯びているところや電磁波が発生している
ところの近くに置かないでください。本機が正常に動作しないことが
あります。
18)温度が急激に変化する場所へ設置しないでください
冷えきった部屋をストーブなどで急激に暖めたときなど、本機内部に
水滴が付着し、正常に動作しないことがあります。
19)ホコリや振動が多い場所へ設置しないでください
破損・故障の原因になります。
20)本機の設置場所などによっては、近くに置いたラジオへの雑音やテレ
ビ画面のチラツキやゆがみが発生する場合があります。このような現
象が本機の影響によるものと思われましたら、本機の電源スイッチを
切ってください。電源スイッチを切ることにより、ラジオやテレビな
どが正常な状態に回復するようでしたら、本機を遠ざけるか本機また
はラジオ、テレビなどの向きを変えてみてください。
警告
接地接続は必ず、主電源プラグを主電源につなぐ前に
行ってください。また、接地接続を外す場合は、必ず主
電源プラグを主電源から切り離してから行って下さい。
安全にお使いいただくために
本機をご使用になる前に、本書をよくお読みになり、正しくお使いください。
お読みになった後は、「取扱説明書」「保証書」といっしょに大切に保管してく
ださい。
火災・感電・傷害を防止するには
図記号について
△は注意(危険、警告を含む)を表しています。具体的な注意内容は、
△の中に描かれています。左図の場合は「一般的な注意、警告
危険」を表しています。
は禁止(してはならないこと)を表しています。具体的な禁止
内容は、 の中に描かれています。左図の場合は、「分解禁止」を
表しています。
●は強制(必ずすること)を表しています。具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
警告
発煙への対処のしかた
万一、煙が出ている、変な臭いがするなどの異常状態のまま使用すると、
火災・感電の原因になります。すぐに電源スイッチを切り、プラグをコ
ンセントから抜き、お買い上げの販売店にご連絡ください。お客様によ
る修理は危険ですから絶対におやめください。
破損時の対処のしかた
万一、本機を落としたり、キャビネットを破損した場合は、すぐに電源
スイッチを切り、プラグをコンセントから抜き、お買い上げの販売店に
ご連絡ください。そのまま使用すると火災・感電の原因になります。
異物が内部に入った場合の対処のしかた
万一、ジャック孔やすき間から金属類や燃えやすいものなど、異物が内
部に入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、プラグをコンセントか
ら抜き、お買い上げの販売店にご連絡ください。そのまま使用すると火災
感電の原因になります。
分解や改造はしないでください
キャビネットを開けないでください。内部には電圧の高い部分があり、
さわると感電の原因になります。内部の点検、修理はお買い上げの販売
店にご連絡ください。
改造はしないでください。火災・感電及び故障の原因になります。
本体の上に水、薬品などを置かないでください
火災、または感電の危険をさけるため、本機の上に花瓶、飲料、化粧品、
薬品や水の入った容器を置かないでください。
雷時にはコンセントを抜いてください
近くに雷が発生したときは、電源スイッチを切り、プラグをコンセント
から抜いてご使用をお控えください。雷によっては、火災・感電の原因
になることがあります。
火気のそばに設置しないでください
本体や電源コードを発熱器具に近づけないでください。キャビネットや
電源コードの被覆が溶けて、火災・感電の原因になることがあります。
大音量で長時間使用しないでください
スピーカーからの出力音量は設定によって、長時間使用すると永久的な
難聴になる可能性があります。
湿度の高い場所へ設置しないでください
風呂場や加湿器のそばなど、湿度が高いところや雨天、海岸、水辺など
では使用しないでください。火災・感電の原因になります。
通風孔をふさがないでください
本機の後部は通風孔になっていますので、十分に壁から離してください。
通風孔をふさぐと本機内部に熱がこもり、火災の原因になることがあり
ます。
温度の高い場所へ設置しないでください
直射日光の当たる場所や、ストーブ、ヒータなどの発熱器具のそばなど、
温度が高いところに置かないでください。内部の温度が上がり、火災の
原因になることがあります。
日本
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油飛びや湯気の当たる場所へ設置しないでください
調理台のそばなど、油飛びや湯気が当たる場所に置かないでください。
火災・感電の原因になることがあります。
家庭用電源以外は使用しないでください
AC100Vの家庭用電源以外では、絶対に使用しないでください。火災や
故障の原因になります。
ぬれた手で操作しないでください
ぬれた手でプラグを抜き差ししないでください。感電の原因になります。
プラグの取り扱いに注意してください
プラグを抜くときは、必ずプラグを持って抜いてください。電源コード
を引っ張るとコードが損傷し、火災・感電の原因になります。
たこあし配線をしないでください
テーブルタップや分岐コンセント、分岐ソケットを使用したたこあし配
線はしないでください。火災・感電の原因になります。
電源コードの取り扱いに注意してください
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり
引っ張ったり、ねじったり、たばねたりしないでください。また、重い
ものを乗せたり、加熱したりすると破損し、火災感電の原因になります。
電源コードが損傷したら、お買い上げの販売店にご連絡ください。
国内のみでご使用ください
本機は国内電源仕様になっていますので、海外ではご使用になれません。
注意
長期不在の時はコンセントを抜いてください
長期間ご使用にならないときは、安全のためプラグをコンセントから抜
いてください。
落下させたり衝撃をあたえないでください
本体を落としたり、強い衝撃をあたえないでください。
破損・故障の原因になります。
不安定な場所へ設置しないでください
ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所に置かないでくだ
さい。バランスがくずれて倒れたり、落下して破損やけがの原因になる
ことがあります。
各部の名称
トップパネル
A.INSTRUMENT (ギター ) MICROPHONE(マイク)チャ
ンネルセクション
1.4BANDEQ(4バンドイコライザ):周波数等は巻末のスペックシートを
参照してください。
2.VOLUME:各チャンネルのプリアンプレベルを調節します。
3.REVERB(リバーブ):リバーブ回路に送られる各チャンネルの信号レベル
を調節します。ツマミがゼロの位置でオフとなります。
4.CHORUS(コーラス):INSTRUMENTチャンネルのコーラスエフェクト
のうねりのスピードをコントロールできます。右に回すに従って、スピー
ドが速くなります。
B. マスターセクション
5.REVERB チ:INSTRUMENT・MICROPHONE両
のREVERB機能をオン・オフします。
6.CHORUS スイチ:INSTRUMENTチャンのCHORUS機能ン/
オフします。
7.PHASEスイッチ:信号の位相を反転させる機能です。フィードバック発生
時に使用することでフィードバックを抑える効果があります。
8.MASTERボリューム:アンプの出力レベルを調整します。D.I.OUTからの
出力レベルには影響しません。
9.POWERインジケーター :電源が入った状態でLEDが点灯します。
C. 外部入力セクション
10.AUXIN(外部入力): 部音源再生用の1/8”(3.5mm) ステレオ入力端
子です。入力されたステレオ信号はモノラル信号にミックスされます。
11.AUX ボリューム:AUXINに入力された外部音源の信号レベルを調節しま
す。
リアパネル
12.INSTRUMENT入力:1/4”モノラルフォンジャックです。INSTRUMENT
チャンネルセクションに接続されます。
13.MICROPHONE力:XLRバランス入力端子です。MICROPHONE チャ
ンネルセクションに接続されます。ファンタム電源は供給できません
1-GND/2-HOT/3-COLDです。
14.エフェクトループ:INSTRUMENTチャンネル、MICROPHONEチャンネル
共に独立したSEND/RETURNを備えています。1/4”フォンジャックです。
15.FOOTSWITCH:1/4”す。 のIbanez
IFS2Lデュアルチャンネルフットスイッチを接続してください。REVERB
とCHORUS機能のオン/オフがリモートで可能となります。このジャック
に接続されている時は、トップパネルのREVERBスイッチ及びCHORUS
スイッチは機能しません。
16.LINEOUT(ライン出力):1/4”フォンジャックです。MASTERボリュー
ムコントロール通過後のラインレベル信号が出力されます。ミキサー、パ
ワードスピーカー、レコーディング機器等に接続が可能です。
17.D.I.OUT:XLRバランス出力端子です。MASTERセクション前段の信号が
出力されます。AUXINに入力した信号は出力されません。ミキサー、パ
ワードスピーカー、レコーディング機器等に接続が可能です。2-HOT/3-
COLDで、1番端子はGNDループによるハムノイズトラブルを避けるため
常に絶縁されています。
18.POWERスイッチ:アンプの電源のオン/オフを切り替えます。電源が入っ
た状態でLEDが点灯します。アンプの電源をオンにする前に各ボリューム
コントロールが0であることを確認してください。ご使用にならないとき
はオフにしてください。
19.ACINLET:付属のACケーブルを接続する端子です。パネルに表示してあ
る入力電圧以外の電圧では絶対使用しないでください。
故障かなと思ったら
1. 電源が入らない。
•電源ケーブルは正しく接続されていますか。
•他のコンセントに接続しても電源が入りませんか。
2. 電源は入るが、音が出ない
•ギターまたはマイクロフォンが正しく接続されていますか。
•ギターまたはマイクロフォンとアンプ間のエフェクター類を外しても
音が出ませんか。
•シールド・ケーブルを変えても音が出ませんか。
•ギターのボリュームが0になっていませんか。
•ギターまたはマイクロフォンのスイッチはオンになっていますか。
•ギターに電池は入っていますか。電池は正常ですか。
•他のギターまたはマイクロフォンを使っても音が出ませんか。
•アンプのボリュームが0になっていませんか。
3. ノイズが出る
•周辺のものが共振して震えたり、ぶつかったりして音を出していません
か。
•シールド・ケーブルのプラグ・カバーがゆるんでいませんか。
•ギターの弦高は、低すぎたりせず、正しく調整されていますか。
•ギターの電池が弱っていませんか。
•マイクをアンバランスとして使用していませんか。その場合はノイズ
が乗りやすくなっています。
•他のギター、エフェクター、ケーブルを使用してもノイズが出ますか。
故障などの場合
この製品は、厳重に検査を終えた上で出荷されております。故障かな?と
思ったら、お手数ですが以上の項目をぜひご確認ください。万一使用中に
異常が発生した場合は、お買い上げになった販売店にお尋ねください。また、
修理をご依頼の際は、すみやかに修理を行えるよう、どんな症状がどんな
場合に起こるかを詳しくお伝えくださいますようお願い申し上げます。
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