Dell PowerEdge R805 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
Dell™ PowerEdge™
R805 システム
アップデート情報
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明し
ています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、
その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性が
あることを示します。
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本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc.
の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書に使用されている商標:DellDELL
ロゴ、および
PowerEdge
Dell
Inc.
の商標
です。AMD
Advanced
Micro Devices の商標です。MicrosoftWindowsWindows
Server および Windows Vista は米国その他の国における Microsoft Corporation の商標
または登録商標です。Red Hat および Enterprise Linux は米国その他の国における Red
Hat, Inc. の登録商標です。SUSE は米国その他の国における Novell, Inc. の登録商標です。
本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、
それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。
2008 3 P/N CR243 Rev. A02
CR243tp2.fm Page 2 Wednesday, April 2, 2008 2:13 PM
アップデート情報 39
本書では、以下のトピックについて、お使いのシステムに関するアップ
デート情報を提供します。
システムメモリに関するアップデート情報
クアッドコアプロセ
ッサ
信頼済みプラットフォームモジュール(
TPM
)に関するアップデー
ト情報
システムの電源ケーブルの要件
システム基板の交換
暗号化されたデータの保護
LCD
ステータスメッセージに関するアップデート情報
システムメッセージに関するアップデート情報
PCIe
スロットに関するアップデート情報
セットアップユーティリティに関するアップデート情報
サポートされている
OS
に関するアップデート情報
SD
カードまたは
USB
メモリキーのトラブルシューティングに関す
るアップデート情報
SUSE
®
Linux Enterprise Server 9
x86_64
)に関するアップデー
ト情報
Hyper-V
仮想化ソフトウェアに関するアップデート情報
システムメモリに関するアップデート情報
クアッドコアプロセッサ
クアッドコアプロセッサを搭載したシステムでは、搭載されているメモリ
モジュールが
8
枚以下(各プロセッサにつき
4
枚まで)の場合にのみ、
667 MHz
のメモリ転送速度がサポートされます。クアッドコアシステム
に搭載されているメモリモジュールが合計で
8
枚を超える場合は、シス
テム
BIOS
がメモリ転送速度を
533 MHz
に制限します。
クアッドコアプロセッサ搭載システムのメモリサポートに関する最新
情報、およびダウンロード可能なシステムのアップデート情報につい
ては、
support.dell.com
を参照してください。
40 アップデート情報
信頼済みプラットフォームモジュール
TPM)に関するアップデート情報
中国に出荷されるシステムには
TPM
が装備されていません。『ハードウェ
アオーナーズマニュアル』の「セットアップユーティリティの使い方」の
章に一覧表示されている
TPM
オプションはすべて無視してください。
システムの電源ケーブルの要件
システムの購入時に電源ケーブルを注文されなかった場合は、使用される
国内での使用が認められた電源ケーブルをご用意いただく必要があり
ます。ケーブルは、お使いのシステムの電圧要件を満たすか、または上
回っており、定格電流が
10A
以上である必要があります。
注意: 定格電流が 10A に満たない電源ケーブルは使用しないでください。
システム基板の交換暗号化されたデータの
保護
お使いのシステムで
TPM
機能がサポートされている場合は、暗号化プロ
グラムを使用してハードドライブの内容を保護することができます。
メモ: 暗号化プログラムを使用する場合は、システムのセットアップ中
にリカバリキーの作成を求められます。このリカバリキーは必ず保管して
おいてください。システム基板を交換した場合は、システムの再起動時に
リカバリキーを入力しないと、ハードドライブ上の暗号化されたファイル
にアクセスできません。
LCD ステータスメッセージに関するアップ
デート情報
『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「
LCD
ステータスメッセージ」
表に一覧表示されている次の
LCD
メッセージは、お使いのシステムには
該当しません。
E1A15 SAS Cable B — SAS ケーブル B はお使いのシステムに
は使用されていません。
E122F 2.5V PwrGd — このメッセージは、お使いのシステムに
はない電圧レギュレータに関するものです。
アップデート情報 41
システムメッセージに関するアップデー
ト情報
以下のシステムメッセージが新しく追加されています。
PCIe スロットに関するアップデート情報
以下は、ライザーボードの
PCIe
スロットについて、『ハードウェアオー
ナーズマニュアル』に記されている情報のアップデートです。
6-5
のイラストには、スロット
2
x8
レーン幅があるように描か
れていますが、それは間違いです。物理コネクタは
x8
ですが、
スロット
2
の実際の
PCI-e
レーン幅は
x4
です。
6-6
のイラストには、スロット
3
x8
レーン幅があるように描か
れています。これは間違っていませんが、このスロットがフルに
x8
のパフォーマンスを示すかどうかは、アプリケーションによります。
必要時に
x8
のパフォーマンスを確保するには、
x8
の動作を必要と
するアドインカードにはスロット
1
または
4
を使用します。
1-1 システムメッセージに関するアップデート情報
メッセージ 原因 対応処置
Invalid card found
in the LOM mezzanine
card
slot
専用
LOM
メザニンカー
ドスロット内にサポート
されていない
LOM
LAN-
on-Motherboard
カード
が検出されました。
無効なカードをサポー
トされている
LOM
カードと交換します。
TPM configuration
operation is
pending.Press (I)
to Ignore or (M)
to Modify to allow
this change which
may reset the
system.
システムの再起動中に
TPM
設定コマンドを入
力すると、このメッセー
ジが表示されます。続行
するには、ユーザーの応
答が必要です。
これはエラーではあり
ません。
I
(無視)または
M
(変更)を選択して
TPM
操作を続行し
ます。
注意: 変更すると、
セキュリティが無効
になる場合があり
ます。設定の変更が
有効であることを確
認します。
42 アップデート情報
セットアップユーティリティに関するアップ
デート情報
CPU InformationCPU 情報)画面
クアッドコア
AMD
®
プロセッサが
1
つまたは
2
つ搭載されたシステムで
Red Hat
®
Enterprise Linux
®
バージョン
5
を実行する場合は、
Demand-
Based Power Management
(デマンドベースの電力管理)オプション
を無効にします。このオプションを有効にしていると、シャットダウン中
にシステムがハングする場合があります。この問題は、
Red Hat
からの将
来のアップデートリリースでは解決される予定です。
Memory Information(メモリ情報)画面
Memory Information
(メモリ情報)画面から
Low-Power Mode
(低電力モード)オプションが削除されました。
Integrated Devices(内蔵デバイス)画面
Microsoft
®
Windows Server
®
2008
は、セットアップユーティリティの
Integrated Devices
(内蔵デバイス)画面で
OS Watchdog Timer
(ウォッチドッグ
タイマ)オプションをサポートしていますが、
Windows
Server 2003
はサポートしていません。
Windows Server 2003
は、
OS Watchdog Timer
(ウォッチドッグタイマ)オプションに必要な
ACPI
Advanced Configuration and Power Interface
3.0b
仕様の
WDAT
実装に
対応していません。
System Security(システムセキュリティ)画面
Microsoft Windows Server 2003
TPM
に対応していません。お使いの
システムで
Windows Server 2003
を実行している場合は、
System
Security
(システムセキュリティ)画面で
TPM Security
TPM
セキ
ュリティ)オプションが無効になっていることを確認してください。
アップデート情報 43
サポートされている OS に関するアップデー
ト情報
クアッドコアプロセッサを搭載しているシステムに
Red Hat
Enterprise
Linux
Server ES
バージョン
4.5
x86-64
)をインストールする場合は、
Red Hat
から提供されている
Errata
カーネル
2.6.9550.12
アップデート
も適用する必要があります。カーネルのダウンロードと適用に使用する
Interactive Red Hat Update Agent
については、
Red Hat
のユーザーマ
ニュアルを参照してください。
SD カードまたは内蔵 USB キーのトラブル
シューティング
次のトラブルシューティングの手順は、『ハードウェアオーナーズマニュ
アル』の更新部分です。システム内の
SD
カードと
USB
キーのポート、
およびこれらのタイプのメモリデバイスの取り付けまたは取り外しの詳細
については、『ハードウェアオーナーズマニュアル』のインストール手順
を参照してください。
問題
システムが
SD
カードまたは
USB
キーからデータを読み込めない。
対応処置
警告: システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、
トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システムに
付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、
本項の作業を開始してください。
1
セットアップユーティリティを起動し、
SD
カードまたは
USB
キー
のポートが有効になっていることを確認します。『ハードウェアオー
ナーズマニュアル』の「セットアップユーティリティの使い方」
を参照してください。
2
システムおよび接続されている周辺機器の電源を切って、システム
を電源コンセントから外します。
3
システムカバーを開きます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「システムカバーの開閉」を参照してください。
4
SD
カードまたは
USB
キーを装着しなおします。
44 アップデート情報
5
システムカバーを閉じます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「システムカバーの開閉」を参照してください。
6
電源ケーブルをコンセントに差し込んで、システムと周辺機器の電
源を入れます。
問題が解決しない場合は、次の手順に進みます。
7
手順
2
および
手順
3
を繰り返します。
8
動作確認済みの別の
SD
カードまたは
USB
キーを挿入します。
9
システムカバーを閉じます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「システムカバーの開閉」を参照してください。
10
電源ケーブルをコンセントに差し込んで、システムと周辺機器の電
源を入れます。
問題が解決しない場合は、次の手順に進みます。
11
手順
2
および
手順
3
を繰り返します。
12
該当する拡張カードライザーから拡張カードを取り外します
SD
カードに問題がある場合はライザー
1
USB
メモリキーに問題
がある場合はライザー
2
『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「拡張カードの取り外し」を参照してください。
13
拡張カードライザーをソケットに装着しなおします。『ハードウェア
オーナーズマニュアル』の「拡張カードライザー」を参照してくだ
さい。
14
手順
12
で取り外した拡張カードを取り付けます。
15
システムカバーを閉じます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「システムカバーの開閉」を参照してください。
16
電源ケーブルをコンセントに差し込んで、システムと周辺機器の電
源を入れます。
問題が解決しない場合は、『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「ったときは」を参照してください。
アップデート情報 45
SUSE
®
Linux Enterprise Server 9x86_64
に関するアップデート情報
SP3 に関するアップデート情報
SUSE Linux Enterprise Server SP3
SATA
オプティカルディスクドライ
ブをサポートしていません。
SATA
オプティカルディスクドライブを使用
して
OS
のインストールをみると、次のラーメッセージが表示される
場合があります。
cannot read media(メディアを読み込めません)
device not mounted(デバイスがマウントされていません)
この問題を解決するには、ネットークまたは外付け
USB
オプティカル
ドライブから
OS
をインストールしてください。
SP4
SATA
オプティカ
ルドライブ対応となります。
SP4 に関するアップデート情報
クアッドコアプロセッサと
4 GB
を超える
RAM
を搭載しているシステム
では、
SUSE Linux Enterprise Server SP4
を読み込ことができません。
この問題は、
SUSE
から今後提供されるメンテナンスアップデートによっ
て解決される予定です。現在は、次のいれかの方でこの問題を回
ることができます。
セットアップユーティリティを起動し、
Memory Information
(メモリ情報)画面で
Node Interleaving
ードのインタリ
ング)オプションを有効にする。
OS
のブートパラメータフイルで、メモリパラメータを
4 GB
(たとえ
3900m
)に定します。
さらに詳しい情報が必要な場合は、
OS
のマニュアルを参照してください。
46 アップデート情報
Hyper-V ベータ仮想化ソフトウェアに関する
アップデート情報
Hyper-V
ベータ仮想化ソフトウェアを使用して作した仮想コンピュータ
Microsoft Windows Vista
®
または
Windows Server 2008
スト
OS
としてインストールする場合、スト
OS
をシステムの内蔵オプティカル
ドライブからインストールすると、システムがクラッシュします(ブルー
スクリーン)。これら以外の
OS
にはこの制はありません。ラーを
するチップセットドライバのアップデートが
support.dell.com
に提
供されるまでは、仮想コンピュータにスト
OS
をインストールする
には、次に説明する方のいれかを使ってください。
ストシステムに取り付けられている外付け
USB
オプティカルドラ
イブを使用する。
Windows
®
Deployment Server
など、
PXE
ベースのソリューション
を使用して
OS
をインストールする。
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