安全の為に必ずお守りください
警告
フレームにハブを取付けるときは、所定の回り止めワッシャーを必ず左右に
●
取付け、ハブナットを規定トルクで確実に締付けて固定してください。回り
止めワッシャーを片側だけしか取付けなかったり、ハブナットの締付けが不
完全であると、回り止めワッシャーが外れてハブ軸が回転し、カセットジョ
イントが回り、不意にハンドルが変速ケーブルで引張られて回る等、重大事
故につながるもとになります。
●
製品を取付ける時は、必ず取扱い説明書等に示している指示を守ってくださ
い。またその際、シマノ純正部品の使用をお勧めします。
ボルトまたはナット等が緩んだり、製品が破損すると、突然に転倒して怪我
をする場合があります。
ハブシェルにあるボルトは、オイル交換時に使用するボルトです。オイル交
●
換時以外は、絶対に緩めないようにしてください。オイルが漏れて飛び散る
ことがあります。
ディスクローターを取り付ける際にロータースペーサーを必ず入れてくださ
●
い。ディスクローターにガタが出て、音なりやブレーキ不具合の原因となり
ます。
乗車前に車輪が固定されていることを確認してください。転倒して大怪我を
●
することがあります。
取扱い説明書はよくお読みになった後、大切に保管してください。
●
使用上の注意:
車輪を組む際はスポークを 6 本組または 8 本組で組んで使用してください。
●
ラジアル組で使用しないで下さい。
スポークや車輪の破損またはブレーキ時に音鳴りの発生する恐れがあります。
ペダルを踏みながら変速ができますが、変速したあとで確実な変速動作のた
●
め、ハブ内部の爪とラチェットの間でまれに音が発生する場合があります。
11 段ハブには変速をサポートする機構が内蔵されており、変速時にサポート
●
機構が働いた場合、音や振動が発生します。またギアの位置によって、変速
の感触が違う場合があります。
ギア位置が 7 ~ 11 速のときにクランクを反対にまわしたり、自転車をうしろ
に押した場合にも音が発生します。
これらの現象はいずれも内装変速構造によるものであり、内部の故障ではあ
りません。
CJ-S700 カセットジョイントには、18T ~ 23T までのスプロケットをご使用
●
ください。
CT-S500 チェーンテンショナーを使用する場合は、専用の CS-S500 チェー
●
ンガード付スプロケットの 18T または 20T をご使用ください。それ以外のも
のを使用すると、チェーン落ちする可能性があります。
フロントのチェーンリングはギヤ比が約 1.9 になるように設定することを推
●
奨します。
例: F34T - R18T、F39T - R20T、F45T - R23T
製品の性能を維持するために、使用開始から最初は 1,000 km、その後は 2 年
●
間に一度(頻繁に乗車される場合は 5,000 km ごと)を目安に、自転車購入店
もしくはプロショップで、内部のオイル交換などのメンテナンスを推奨します。
またメンテナンスの際は、SG-S700 OIL、TL-S703 メンテナンスキットを使
用してください。
オイル交換をするときは、TL-S703 の取扱い説明書に従ってください。
右側のシールを交換するときは、TL-S704 を使用してください。
SG-S700 OIL を使用されない場合、オイルが漏れる、変速機が正常に作動し
ない等の不具合の原因となる可能性があります。
ギアは定期的に中性洗剤で洗浄し注油してください。また、チェーンの中性
●
洗剤での洗浄及び注油も、ギア及びチェーンの寿命を伸ばすのに効果があり
ます。
チェーン飛びが発生するようになった場合は、ギアとチェーンを交換してく
●
ださい。
通常の使用において自然に生じた摩耗および品質の劣化は保証いたしません。
●
取扱い方法または調整方法について疑問のある方は、購入された販売店にご
●
相談ください。
ハブの分解は行わないでください。分解が必要だと思われる場合は購入され
●
た販売店にご相談ください。
SI-37R0A-002
SG-S700
インター 11
ディスクブレーキ用ハブ
CS-S500
チェーンガード付スプロケット
CJ-S700
カセットジョイント
ご使用方法
ブレーキ及びシフティングレバーに添付されている取扱い説明書も合わせて
よくお読みください。
SI-37R0A-002-00
CS-S500 チェーンガード付
スプロケットの取付け
チェーンガードをハブ本体の右防水キャップに取付け、
1.
次に右防水キャップ D を駆動体に取付けます。
右防水キャップ
チェーンガード 右防水キャップ D
駆動体
右防水キャップ D
チェーンガード
方向に注意
ガード板を外側にして、CS-S500 スプロケットをハブ
2.
本体右側の駆動体に取付け、スナップリングで固定し
ます。
スナップリング
ガード板
CS-S500 スプロケット
駆動体
カセットジョイントのハブへの取付け
駆動体キャップをハブ本体右側の駆動体に取付けます。
1.
駆動体キャップ
駆動体キャップ
駆動体
方向に注意
カセットジョイントのプーリーを矢印の方向に回し、
2.
プーリーとブラケットの●マーク(赤色)を一致させ
た状態で、カセットジョイントの●マーク(赤色)を
ハブ本体右側の●マーク(赤色)に合わせてセットし
ます。
ハブ本体右側
カセットジョイント
赤色の●マークを
合わせて入れる。
赤色の●マークを
合わせて入れる。
一直線
プ-リ-
ブラケット
カセットジョイント固定リングで、カセットジョイント
3.
をハブ本体に固定します。カセットジョイント固定リ
ングの取付けは、黄色の●マークをカセットジョイン
トのプーリーの黄色の●マークに合わせて入れ、カセッ
トジョイント固定リングを 45°時計方向に回します。
LOC
K
L
O
C
K
45°まわす
カセットジョイント固定リング
プーリー
カセットジョイント
固定リング
黄色の●マークを
合わせて入れる。
カセットジョイントのブラケット
をしっかり押え付けます。
ローターの取付け
ローター
TL-LR10
ローター取付リング
ロータースペーサー
締付トルク:
40 N·m {400 kgf·cm}
ハブのフレームへの取付け
チェーンテンショナーを使用する場合と使用しない
場合のハブのフレームヘの取付け方法は同じです。
チェーンをスプロケットに掛け、ハブ軸をフォークエ
1.
ンドにセットします。
チェーンテンショナーを使用しない場合
ハブ軸
フォークエンド
チェーンテンショナーを使用する場合
チェーンテンショナーを使用するときは、チェーンテ
ンショナー(CT-S500/CT-S510)に添付されている取
扱い説明書をお読みください。
チェーンテンショナー
ハブ軸
フォークエンド
スペーサ-
(右側のみ)
CT-S510 のブラケット
チェーンステー
アーム固定ボルト
フォークエンドの溝
カセットジョイント
回り止めワッシャー
(8L)
ハブ軸の右側と左側に回り止めワッシャーをセットし
2.
ます。このとき、フォークエンドの溝に、回り止めワッ
シャーの突起部が入るように、カセットジョイントを
回し、チェーンステーの内側に沿うようにします。
7
R
回り止めワッシャーは、フォークエンドの形状にあっ
●
たものをご使用ください。なお回り止めワッシャー
には、それぞれ右用と左用があります。
フォークエンド
回り止めワッシャー
刻印 / カラー
サイズ
右用 左用
逆 爪
5R/ イエロー 5L/ ブラウン θ
<
=
20°
7R/ ブラック 7L/ グレー θ
<
=
38°
正 爪 6R/ シルバー 6L/ ホワイト θ = 0°
正 爪
(全ケース)
5R/ イエロー 5L/ ブラウン θ = 0°
ストレートドロップ
8R/ ブルー 8L/ グリーン θ = 60°~ 90°
7R
刻印
突起部をフォークエンド側にセットします。
●
突起部をフォークエンドの溝に確実に入るように、
●
ハブ軸の前側または後側に入れます。
回り止めワッシャー
(左用)
カセットジョイント
フォークエンドの溝
回り止めワッシャー
(右用)
チェーンステー
チェーンのたるみをとり、車輪をフレームに袋ナット
3.
で確実に固定します。
袋ナット
回り止めワッシャー
締付トルク:
30 ~ 45 N·m
{300 ~ 450kgf·cm}
この取扱い説明書は、ご購入された自転車に装着されているシマ
ノ製自転車部品の取扱い方法を説明しています。ご購入された自
転車及びシマノ製自転車部品以外に関するご質問は、ご購入先ま
たは自転車製造元へのお問い合わせをおすすめいたします。
※ 取扱い説明書は右記にてご覧いただけます。
http://techdocs.shimano.com
カセットジョイントの調整方法
シフトレバーを
1.
11
→
6
にセットします。
この状態で、カセットジョイントのブラケットと、プー
リーのセットライン(黄色)が一致していることを確
認してください。
セットライン(黄色)
6
にセット
カセットジョイントのセットライン(黄色)は、上
部と下部の 2 ヶ所にあります。見やすい方をご利用
ください。
自転車を正立させた時
一直線
プーリー
ブラケット
自転車を倒立させた時
一直線
プーリー
ブラケット
もしセットライン(黄色)が一致していない場合は、
シフトレバーのケーブルアジャストボルトを回して、
セットラインを合わせてください。その後、シフト
レバーをもう一度
6
→
11
へ、そして
11
→
6
に
動かして、セットライン(黄色)が一致しているこ
とを再度確認してください。
ケーブルアジャストボルト
カセットジョイントの調整後、余分なインナーケーブ
2.
ルを切断します。その後、インナーエンドキャップを
取付けます。インナーエンドキャップを取り付けた後、
チェーンに当たらないようインナーケーブルを外側(フ
レームエンド側)に少し曲げてください。
インナーエンドキャップ
25 ~ 30 mm