8DIGITAL PRO MIXER DDM4000 クイックス タートガ イド 9
DIGITAL PRO MIXER DDM4000 コントロール
コントロール (1) この入力選択スイッチで、二つの音源
を 切 り 替 え る こ と が 出 来 ま す 。ラ イ ン
を 選 択 す る と 、ラ イ ン 入 力 (67) からの
信号がモニターできます。Phono / Line
を選 択すると、Phono / Line 入力 (68)
の信号がモニターできます。
(2) GAIN コントローラーは、入力信号のレ
ベルを調節します。レベルメーター (3)
に 現 在 のレ ベルが 表 示 され ま す。
(3) この 7 段階 LED メーターに入力信号レ
ベルが 表 示 され ます。
(4) 各入 力 チ ャンネル には 、Kill 機能を備え
た 3 バンド EQ (HIGH, MID および LOW)
が備えられています。最大 12 dB までの
ブースト、および最大 -∞ dB までのカ
ット (Kill) が可能です。Kill 機能を使え
ば 、特 定 の 周 波 数 帯 域 を ミ ュ ー ト す る こ
と が で き ま す 。各 EQ コントローラーを
左に廻しきると、信号は完全にミュー
ト さ れ ま す 。す べ て の EQ パラメータは
Channel Setup (チャンネル 設 定 ) で調
節 可 能 で す。
(5) MODE プッシュボタンは、プリセット
プッシュボタン (6) の働きを Multi
(マルチ) から Single (シングル) に切り
替えます。
(6) プリセットプッシュボタン P1, P2 および
P3 を 使 って EQ プリセットの 保 存 お よ
び起動が可能です。シングルモードで
起 動 し た 場 合 、こ れ ら の ボ タ ン で 最 大
カットが行えます (Kill 機能)。
(7) PFL プ ッ シ ュ ボ タ ン を 押 す と 、ヘ ッ ド フ
ォン で チ ャン ネル 信 号 の モ ニタ ー が 行
えます。
(8) このフェーダーでチャンネルの音量を
調 節します。
(9) CURVE スイッチで、フェーダーのレスポ
ンス特 性 が 調 節 で きます。SOFT モード
では、フェーダーは上段でやや遅め
の 働 き を み せ ま す が 、下 段 で は 素 早
い反 応をします。SHARP モードでは、
上 段 三 分 の 一 のところで は素 早い 働 き
をしますが、下段では遅めの 働きをし
ます。MID モ ー ド で は 、全 体 的 に 一 定 し
た効き具合となります (リニア)。モード
を切り替えた際の音量差は明瞭に聞き
取 る こ と が で き ま す 。そ の た め 、音 楽 を
プレ イしてい る際 は 決してスイッチ を 切
り替えないでください。
(10) CF ASSIGN プッシュボタンで、クロス
フェー ダー (20) のどちら (A または B)
にモニター用の 信 号を 送るか を決 定 で
きます。
(11) GAIN コントローラーで MIC 1 入力のマ
イク信号レベルを調節します。
(12) このスイッチで、どの信号をレベルメ
ーター (13) に表示させるかを決 定しま
す。IN VU には未処理の入力信号レベ
ル が 表 示 さ れ ま す 。こ れ で マ イ ク 信 号
の 適 切 な 調 節 が 行 えま す。XMC VU には
ULTRAMIC プロセッサー通 過後のレベル
が 表 示され ます。
(13) 7 段階 LED メーターには、マイクチャン
ネル のレ ベルが 表 示 され ます。
(14) マイクチャンネルセクションに
は、3 バンドイコライザー (HIGH, MID
および LOW) が装備されています。調
節可能帯域は ±12 dB で す。マイク 設 定
では、すべての EQ パラメータを調 節 可
能 で す。
(15) ON/OFF プッシュボタンで、マイクチャン
ネルのオン / オフを切り替えます。
(16) MIC SETUP プッシュボタンを押すと、
ディスプレ イに Mic Setup (マイク 設 定 )
メニューが 表 示されます。ここでイコラ
イザー、ULTRAMIC プロセッサ、MIC FX
(エフェクトプロセッサ) の設定調節が
行えます。
(17) XMC ON プッシュボタンで、2 バンドコ
ンプレッサーとエキス パンダーを備え
た ULTRAMIC プロセッサーを起動させ
ることが できます。ULTRAMIC の 設 定 は 、
マイク 設 定 で行えます。
(18) MIC FX ON プッシュボタンを押すとマイ
クエ フェクトプ ロ セ ッ サ が 起 動 しま す。
マイク 設 定 でエフェクトを選択してく
ださい。
(19) TALK ON プッシュボタンで、トークオー
バー機能を起 動させることが出来ま
す 。マ イ ク に 向 か っ て 話 す と 、音 楽 の 音
量レベルが下がります。音楽をかけて
いる最中に、観客に話しかける際など
に便利な機能です。関連機能の設定
はすべて Talk Setup (トーク設定) で行
えます。
(20) 交換可能なこのクロスフェーダーは、
A と B の両面にアサインされた信号
を交 互に切り替える際 に使 用しま す。
CF アサインプッシュボタン (10) と (65)
を使って、ステレオチャンネルとサンプ
ラー をア サイン することが 出 来 ます。
(21) CF ON プッシュボタンで、クロスフェー
ダ ー を 起 動 さ せ ま す。プ ッ シ ュ ボ タ ン
を押さなければ、各チャンネルの信号
はメイン出力にそのままルートされ
ます。
(22) クロスフェーダーの両脇には 3 つの
キルプッシュボタン (HIGH, MID およ
び LOW) が備えられており、特定の周
波 数 帯 域 をミュートすることが で きま
す。Crossfader Setup (クロスフェー ダー
設定) で、キルプッシュボタンとの併用
で クロ スフェー ダー の 機 能 を 拡 張させ
る X-OVER モードを起 動させることが出
来ます。
(23) FULL FREQ プッシュボタンを押 すと、KILL
EQ (22) の 周 波 数 カット を 取 り 除 くこと が
出 来ます。
(24) CURVE コントローラーでクロスフェー
ダーのレスポンスを調 節することが出
来ます。
REVERSE 機 能 で クロスフェー ダー の 構
成を逆 (リバース) にすることができま
す 。こ れ に よ っ て チ ャ ン ネ ル A と B を
スイッ チ 一 つ で す ば やく切 り替えること
が 出 来ます。
(25) REVERSE HOLD でリバース機 能を常 時
起動させることができます。これを使
う と 、ク ロ ス フ ェ ー ダ ー は サ イ ド A と
B を逆 方 向 にフェードさせることが で
きます。
(26) REVERSE TAP はリバース機能を一 時 的に
起 動させま す。TAP プッシュボタンを押
し て い る 間 の み 、サ イ ド A と B が逆に
なります。
(27) BOUNCE TO MIDI CLK プッシュボタンを押
す と バ ウ ン シ ン グ が 起 動 し ま す 。プ ッ
シ ュ ボ タ ン を 押 す と 、信 号 が BEAT プッ
シュボタン (28) で事前に選択したイン
ターバルにあわせて繰り返し A から B
を交 互に 行 き来します。
(28) BEAT プッシュボタンで、バウンスレー
トを決 定します。1 拍 (ビート) から
16 拍の選択ができます。
(29) この LED に選 択した拍数が表示され
ます。
(30) OUTPUT A コントローラーで、出力 A
((73)) の音量を調節します。
(31) BALANCE コントローラーは出力 A のス
テレオパンの 調 節を行 います。
(32) OUTPUT B コントローラーで出力 B (74)
の音量を調節します。
(33) 高解像 22 段階 OUTPUT LEVEL メーター
は、OUTPUT A の出力信号レベルを表示
します。
(34) ULTRAMIZE ON/OFF- プッシュボタン:
ULTRAMIZER は、ダイナミックコンプレッ
ションによって信号の音量と抜けの良
さを上げ る効 果で す。Ultramizer Setup で
ULTRAMIZER の設 定 が 行えます。
(35) LOAD プッシュボタンで、ミキサーのユ
ーザー設定を呼び出すことが出来ま
す 。装 置 に 電 源 を 入 れ る と 、前 回 起 動
時に使用していた設定が呼び出され
ます。
(36) PHONES 端子 (6,3-mm ステレオフォンジ
ャック) にヘッドフォンを接続します。
(37) この OUTPUT コントローラーで、ヘッド
フォン の 音 量 調 節 を 行 い ま す。
(38) MIX コントローラーは PFL 信号
(PFL = プリフェーダーリスニング、
フェーダーの影響を受けないモニター
信号) と PGM 信号 (PGM = プログラム
マスター信号) のバランスを調節しま
す 。こ の コ ン ト ロ ー ラ ー を 左 に 廻 し き る
と、PFL 信 号 の み が 出 力 さ れ 、右 に 廻 し
きると、マスター信号のみが出力され
ま す 。こ の コ ン ト ロ ー ラ ー の 位 置 で 、両
信 号 のミックス 量 を 調 節 することが 出
来ます。
(39) PUNCH EQ 機能は、二つのトラックを同
期 化 す る の に 便 利 で す 。ス ネ ア や ベ ー
ス ド ラ ム 、も し く は そ の 両 方 を 強 調 し た
い際に、SNARE もしくは BASS プッシュ
ボタンを押すと、選択されたサウンド
が ヘッドフォン でより 強 調 さ れて 出 力 さ
れます。
(40) SPLIT プッシュボタンを押す
と、PFL 信 号 が ヘッドフォンの左 チ ャン
ネルから、PGM 信号 が 右チャンネルか
らそ れぞ れ 出 力さ れ ます。
(41) グ ラフィックディスプレ イに は BPM
値 、エ フ ェ ク ト 名 、エ フ ェ ク ト パ ラ メ ー
タ、さらにチャンネル 割 付 が 表 示 され
ます。コンソール設定ページからも確
認できます。
(42) FX ON プッシュボタンでエフェクト装置
を起 動させます。
(43) FX ASSIGN プッシュボタンを押 すと、
エフェクトを 一 つ の 信 号 に 割り 付 け
ることが出来ます (プッシュボタンが
点 滅 し ま す ) 。利 用 可 能 な 入 力 信 号
音源がディスプレイ上に表示されま
す。PARAMETER コントローラー (45) を押
しながら廻して、お好みの音源を選択
してください 。
(44) DEPTH コントローラーは、エフェクトの
効きの強さ (デプス) を調節します。エ
フェクトによっては、原音 (ドライ信号)
とエフェクト信号 (ウェット信号) のミ
ックス バ ランスの 調 節 用として 機 能 し
ます。
(45) PARAM コントローラ ーを押してエフェ
ク ト パ ラ メ ー タ を 選 択 し ま す 。コ ン ト ロ
ーラーを廻してディスプレイ上に表示
された パラメータを変 更することが出
来ます。
(46) SELECT / LOW を押すと、ディスプレイ上
のエフェクトリストにアクセスで きま
す 。コ ン ト ロ ー ラ ー (45) を 押 し て 、プ リ
セット を 呼 び 出してくだ さい 。
(47) PARAM/MID プッシュ ボタンを押して、
エフェクト パラメータにアクセスしま
す。 ノブ (45) を回してパラメータ値 を 変
更します。