PowerEdge T610

Dell PowerEdge T610 ユーザーガイド

  • こんにちは!このDell PowerEdgeサーバーに関するドキュメントを読みました。Intel Xeon 5600シリーズプロセッサ、メモリ節約機能、BIOS/iDRACファームウェアアップデートなどについてご質問があれば、お気軽にお尋ねください!
  • 130Wを超えるIntel Xeon 5600シリーズプロセッサはどのモデルでサポートされていますか?
    Intel Xeon 5500シリーズと5600シリーズのプロセッサを混在させることはできますか?
    メモリ節約機能とは何ですか?
    DDR3L DIMMとは何ですか?
Intel Xeon 5600 シリーズのプロ
セッサアップデート情報
重要情報
お使いのシステムで
Intel Xeon 5600
シリーズのプロセッサ(
130 W
満)をサポートするには、
BIOS
iDRAC
ファームウェアのアップグ
レードが必要です。
Intel Xeon 5600
シリーズプロセッサ用の
BIOS
iDRAC
のファームウェアは、
support.dell.com
からダウンロードして
ください。
メモ BIOS iDRAC ファームウェアのアップデートでは、Intel Xeon 5600
シリーズプロセッサの限られた機能セットのみがサポートされています。
シャーシにローマ数字の
II
が刻印された以下の新型
Dell PowerEdge
ステムでは、
Intel Xeon 5600
シリーズプロセッサの全機能セットがサ
ポートされています。
R410
R510
R610
R710
T410
T610
T710
M610
M710
メモ PowerEdge R410/T410/R510 システムは 130 W Intel Xeon 5600 シリーズ
のプロセッサをサポートしていません。
メモ: モジュラーシステムの PowerEdge M610/M710 は、130 W プロセッ
サカテゴリの 130 W Intel Xeon X5680 のみをサポートしています。
メモ: PowerEdge R610/M710 システムでは、130 W Intel Xeon 5600 シリーズ
のプロセッサをサポートするには専用のヒートシンクが必要です。
2011 12
A02
1
台のシステムで
Intel Xeon 5500
シリーズと
5600
シリーズのプロ
セッサを併用することはできません。
Intel Xeon 5600
シリーズのプロセッサは、メモリスペアリングに対応
しています。
低電圧メモリモジュール(DDR3L DIMM
Intel Xeon 5600
シリーズのプロセッサは
DDR3L DIMM に対応しており、
動作電圧(1.35 V)を低く抑えることで、各 DIMM で最大 20 パーセント
の節電を確保しています。DDR3L メモリは Intel Xeon 5500 シリーズに対
して下位互換性を持ち、標準電圧(1.5 V)で何ら制限なく動作します。
システムの動作電圧を下げると、周波数を高めたり装着メモリを増やした
りすることが制限される場合があります。たとえば 1.35 V にすると、各
チャネルにメモリモジュールを 3 枚取り付けることはできません。
1.35 V DDR3L
メモリ
を搭載したシステムは、以下のいずれかの条件が満た
されれば、1.5 V でメモリモジュールを使用できます。
Intel Xeon 5500
シリーズのプロセッサ
各チャネルに
2
枚の
1333 MHz DIMM
標準および低電圧の両方のメモリモジュールの組み合わせ
メモリ構成のガイドラインについては、support.dell.com/manuals
お使いのシステムの『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してく
ださい。
メモ: BIOS セットアップのオプションを変更すれば、周波数と電圧の設定を
限度内で調整することができます。
BIOS セットアップの新しいオプション
Integrated Devices(内蔵デバイス)画面
オプション 説明
SR-IOV-Global Enable
SR-IOV グローバル有
効)
(デフォルトは
Disabled(無効)
SR-IOV
Single Root I/O Virtualization
)デバ
イスの
BIOS
設定の有効
/
無効を切り替えます。
メモ: 該当するのは、PowerEdge R410R510R610
R710R910T410T610T710 システムのみです。
Memory Settings(メモリ設定)画面
Processor Settings(プロセッサ設定)画面
オプション 説明
System Memory Voltage
システムメモリの電圧が表示されます。
Memory Operating
Voltage
(デフォルトは Auto
(自動)
システムメモリ電圧を選択します。
Memory Operating Mode
有効な構成のメモリが取り付けられている場合は、
メモリ動作のタイプが表示されます。Optimizer
(オプティマイザ)モードに設定すると、メモリのパ
フォーマンスを高めるためにメモリコントローラが
それぞれ独自に実行されます。Mirror(ミラー)
モードに設定すると、メモリミラーリングが有効に
なります。Advanced ECC Mode(アドバンスト
ECC モード)に設定すると、2 つのコントローラが
128 ビットモードで結合され、マルチビットアドバ
ンスト ECC を実行します。Spare(スペア)モード
オプションは、Intel Xeon 5600 シリーズのプロセッ
サを搭載したシステムでのみ使用できます。
オプション 説明
C1E(デフォルトは Enabled
(有効)
アイドル時のプロセッサのパフォーマンス状態を
最小に設定します。
Intel QPI Bandwidth Priority
Intel QPI 帯域幅の優先順位)
(デフォルトは Compute
(計算)
帯域幅の優先順位を計算または I/O に設定します。
HPC アプリケーションにはお勧めのオプションで
す。
Adjacent Cache Line Prefetch
(隣接キャッシュラインのプリ
フェッチ)(デフォルトは
Enabled
シーケンシャルメモリアクセスの頻繁な使用を有
効にします。
メモ: ランダムなメモリアクセスの頻度が高いア
プリケーションを使用する場合は、このオプショ
ンを無効にしてください。
Hardware Prefetcher(ハー
ドウェアのプリフェッチャ)
(デフォルトは Enabled
ハードウェアのプリフェッチャの有効 / 無効を切
り替えます。
System Security(システムセキュリティ)画面
POST の新しいメッセージ
Intel Xeon 5600 シリーズのプロセッサに関して表示される POST の新しい
メッセージは、以下のとおりです。
DCU Streamer Prefetcher
DCU ストリーマのプリ
フェッチャ)
(デフォルトは Enabled
データキャッシュユニット(DCU)ストリーマの
プリフェッチャを有効にします。HPC アプリケー
ションにはお勧めのオプションです。
Data Reuse
(デフォルトは Enabled
データの再使用の有効 / 無効を切り替えます。HPC
アプリケーションにはお勧めのオプションです。
オプション 説明
Intel(R) TXT(デフォル
トは Disabled(無効)
Trusted Execution TechnologyTXT)の有効 / 無効を
切り替えます。TXT を有効にするには、起動前測定あ
りの状態で VT & TPM を有効にします。
メッセージ 説明
System Memory Size:
X.X GB, System Memory
Speed: XXX MHz,
Voltage: 1.5V or 1.35V
システムメモリの容量、システムメモリの速度、
システムメモリの現在の動作電圧が表示されま
す。
This CPU power rating
is not supported
このメッセージは、次のいずれかの場合に表示
されます。
古いシステム基板上に
Intel Xeon 5600 130 W
シリーズのプロセッサが検知された(ローマ数
字の
II
が刻印されていないシステム)。サポート
されているシステムのリストは、重要情報を参
照してください。
PowerEdge M610/M710
Intel Xeon X5677
130 W
シリーズのクアッドコアプロセッサが
検知された。
Non-ECC DIMM detected
on DIMM XX
ECC メモリモジュールが検知された場合に表
示されます。
オプション 説明
Dell BIOS Intelligent Turbo(インテリジェント
ターボ)モードを有効にする
Dell BIOS Intelligent Turbo(インテリジェントターボ)モードでは、OS
からプロセッサのパフォーマンスをターボモードに設定することができま
す。これは、プロセッサの使用率に基づいて、節電のためにプロセッサ
ターボモードの開始を遅らせることのできる機能です。セットアップユー
ティリティの Processor Settings(プロセッサの設定)画面でターボ
モードを有効に設定すると、以下の BIOS セットアップオプションを使用
して、この機能の有効 / 無効を切り替えることができます。
メモ: Dell BIOS Intelligent Turbo(インテリジェントターボ)モードは、セッ
トアップユーティリティのプロセッサの設定画面で無効にすると、無効にな
ります。
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いることがあります。それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありませ
ん。
セットアップ画面 フィールド フィールド値 インテリジェン
トターボ
Power
Management
CPU Power and
Performance
Management
OS DBPM Enabled
(有効)
Power
Management
CPU Power and
Performance
Management
System DBPM Disabled
(無効)
Power
Management
CPU Power and
Performance
Management
Maximum
Performance
(最大パフォー
マンス)
Disabled
(無効)
/