Dell PowerConnect B-MLXE8 クイックスタートガイド

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2010 年 8 月 31 日

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PowerConnect™ B-MLXe

シリーズ

はじめに

224 PowerConnect B-MLXe はじめに

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メモ、注意、警告

メモ

コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。

注意

手順に従わなかった場合、ハードウェアの損傷またはデータの損失の可能性があることを示します。

危険

物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示します。

____________________

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Dell Inc. の書面による了解なく、いかなる方法によってもこれらの文書を複製することは禁止されています。

本書で使用されている商標：Dell、DELL のロゴ、Inspiron、Dell Precision、Dimension、OptiPlex、Latitude、PowerEdge、PowerVault、PowerApp、

PowerConnect、および Dell OpenManage は、Dell Inc. の商標です。Intel、Pentium、および Celeron は、米国およびその他の国における Intel Corporation の登

録商標です。Microsoft、Windows、 Windows Server、MS-DOS および Windows Vista は、米国およびその他の国における Microsoft Corporation の商標または登

録商標です。

本書では、上記記載以外の商標や会社名が使用されている場合があります。これらの商標や会社名は一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。

規制適合モデルコード：MLXe-4、MLXe-8、MLXe-16

PowerConnect B-MLXe はじめに 225

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このガイドの内容

• はじめに . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 225

• 取り付けに必要なアイテム . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 229

• サイトプランニングおよび安全に関するガイドライン . . . . . . . . . 230

• PowerConnect B-MLXe シリーズの開梱 . . . . . . . . . . . . . . . . . 233

• 8 スロットおよび 16 スロットシャーシ持ち上げ時のガイドライン . . . . 234

• ラックへのシャーシの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 235

• モジュールの取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 236

• 電源装置の取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 240

• AC 電源の接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 243

• DC 電源の接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 244

• ケーブルの管理 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 246

• 管理ステーションの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 246

• 電源をアクティブ化する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 247

• 正しい動作の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 248

• パスワードの割り当て . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 249

• IP アドレスの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 250

• PowerConnect B-MLXe シリーズのネットワークデバイスへの接続 . . . . . 252

はじめに

本書は、PowerConnect B-MLXe シリーズ 4 スロット、8 スロット、および 16 スロットシャーシの開梱、取り付け、およ

びスタンドアロンユニットとしてのセットアップ手順を説明します。次のマニュアルもご確認ください。

• 取り付け、および設定手順の詳細に関しては、本製品に該当するハードウェアインストールガイドを参照してく

ださい。

• ラック特有のインストール手順に関しては、該当のラックマウント取り付け手順を参照してください。

PowerConnect B-MLXe シリーズ 4 スロットシャーシ（226 ページの図 1）および 8 スロットシャーシ（227 ページの図 2）

は、次のように取り付けることができます。

• 平面上にスタンドアロンユニットとして取り付け。

• 19 インチ、 EIA 規格準拠キャビネット（EIA310-D）に取り付け。 B-MLXe シリーズユニットには、ラック取り付け用の

ビルトインブラケットが含まれています。

• ミッドマウント Telco（telecommunications）ラックに取り付け。 PowerConnect ユニットをラックの中央に取り付ける

ミッドマウントキットは、PowerConnect サプライヤーから別売でお求めいただけます。キットには L 字型の取り付け

ブラケットと、ブラケット取り付けおよびユニット取り付け用マニュアルが含まれています。

PowerConnect B-MLXe シリーズ 16 スロットシャーシ（228 ページの図 3）は、次のように取り付けることができます。

• 19 インチ、 EIA 規格準拠キャビネット（EIA310-D）に取り付け。 B-MLXe シリーズには、ラック取り付け用のビルト

インブラケットが含まれています。

• ミッドマウント Telco（telecommunications）ラックに取り付け。 PowerConnect ユニットをラック内の中央に取り付け

るミッドマウントキットは、PowerConnect サプライヤーから別途ご注文いただけます。キットには L 字型の取り付け

ブラケットと、ブラケット取り付けおよびユニット取り付けマニュアルが含まれています。

226 PowerConnect B-MLXe はじめに

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本書には、PowerConnect B-MLXe シリーズのセットアップに必要な基本的なセットアップ手順を記載しています。追加設

定情報は、ハードウェアインストールガイドに記載されています。

図 1 は、PowerConnect B-MLXe シリーズ 4 スロットシャーシおよびコンポーネントの場所を示します。

図 1 PowerConnect B-MLXe 4 スロットシャーシ

1

インタフェーススロット 2

4

ESD コネクタ

7

インタフェーススロット 3

10

インタフェーススロット 4

2

スイッチファブリックスロット 2

5

インタフェーススロット 1

8

管理スロット 1

3

スイッチファブリックスロット 3

6

スイッチファブリックスロット 1

9

管理スロット 2

7

6

5

1324

8910

PowerConnect B-MLXe はじめに 227

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図 2 は、PowerConnect B-MLXe シリーズ 8 スロットシャーシおよびコンポーネントの場所を示します。

図 2 PowerConnect B-MLXe 8 スロットシャーシ

1

インタフェーススロット 1

6

スイッチファブリックスロット 2

11

インタフェーススロット 8

16

電源装置スロット 3

2

インタフェーススロット 2

7

スイッチファブリックスロット 3

12

管理スロット 1

17

電源装置スロット 4

3

インタフェーススロット 3

8

インタフェーススロット 5

13

管理スロット 2

18

ESD コネクタ

4

インタフェーススロット 4

9

インタフェーススロット 6

14

電源装置スロット 1

5

スイッチファブリックスロット 1

10

インタフェーススロット 7

15

電源装置スロット 2

8

10

12

6

9

7

5

4

3

14 15

11

16 17

1 2

13

18

228 PowerConnect B-MLXe はじめに

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図 3 は、PowerConnect B-MLXe シリーズ 16 スロットシャーシおよびコンポーネントの場所を示します。

図 3 PowerConnect B-MLX 16 スロットシャーシ

1 ～ 16 インタフェーススロット 1 ～ 16

20

スイッチファブリックスロット 4

17

スイッチファブリックスロット 1

21

管理スロット 1

18

スイッチファブリックスロット 2

22

管理スロット 2

19

スイッチファブリックスロット 3

23

ESD コネクタ

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

PowerConnect B-MLXe はじめに 229

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取り付けに必要なアイテム

本書では、PowerConnect B-MLXe シリーズ 4 スロット、8 スロット、および 16 スロットシャーシのセットアップ方法、

および各シャーシにビルトインされたブラケットを使用した 19 インチの装置ラックへの取り付け方法を説明します。

シャーシをラック中央に取り付けるには、お使いの PowerConnect のサプライヤーにミッドマウントラックキットを注文

してください。取り付け手順は、ラックキットに同梱されています。本項では、PowerConnect B-MLXe シリーズに同梱さ

れているアイテム、および取り付けに必要なアイテムについて説明します。

ユニットに同梱されているアイテム

次のアイテムが同梱されています。

• 4 スロットシャーシは、次のコンポーネントが取り付けられた状態で出荷されます。

- 高速スイッチファブリックモジュール（2）。

- 各空きモジュールスロットにスロットダミーカード。スロットダミーカードは、現在モジュールが取り付けられ

ていないスロットを保護し、適切な通気を確保します。

- ファントレイアセンブリ（ルーターの前面右側に位置）。ファンの詳細に関しては、ハードウェアインストール

ガイドを参照してください。

- 電源装置（AC または DC）（1）。

• 8 スロットシャーシは、次のコンポーネントが取り付けられた状態で出荷されます。

- 高速スイッチファブリックモジュール（2）。

- 各空きモジュールスロットにスロットダミーカード。スロットダミーカードは、現在モジュールが取り付けられ

ていないスロットを保護し、適切な通気を確保します。

- ファントレイアセンブリ（ルーターの前面右側に位置）ファンの詳細に関しては、ハードウェアインストールガ

イドを参照してください。

- 電源装置（AC または DC）（2）。

• 16 スロットシャーシは、次のコンポーネントが取り付けられた状態で出荷されます。

- 高速スイッチファブリックモジュール（3）。

- 各空きモジュールスロットにスロットダミーカード。スロットダミーカードは、現在モジュールが取り付けられ

ていないスロットを保護し、適切な通気を確保します。

- ファントレイアセンブリ（シャーシ前面右側）（1）、ファンアセンブリ（シャーシ背面）（2）。ファンの詳細に関

しては、ハードウェアインストールガイドを参照してください。

- 電源装置（AC または DC）（4）。

• 保証カード。

• デルからお買い上げの各 AC 電源装置に 115 VAC 電源ケーブル（1）。

• ソフトウェアイメージおよびユーザーマニュアル（本ガイドを含む）を含むウェブポインタカード。

メモ

アイテムが不足している場合は、ご購入先にお問い合わせください。

ご用意いただく必要のあるアイテム

• 組立済みの 19 インチ EIA 規格準拠キャビネット（EIA310-D）装置ラック。

• シャーシを装置ラックに取り付けるための標準 #12-24 なべ頭ネジ。

• #2 プラスドライバ。

• 大型マイナスドライバ。

• ミッドマウントラックキット（オプション）。 PowerConnect サプライヤーにご注文ください。

• シャーシの ESD コネクタに接続するためのプラグ付き ESD リストストラップ

230 PowerConnect B-MLXe はじめに

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サイトプランニングおよび安全に関するガイドライン

正しい取り付けと動作を確実にするため、次の手順および安全注意事項に従ってください。

サイトプランニング

次の手順に従い、サイトの設置準備を行ってください。

ケーブル配線インフラストラクチャ

設置サイトにケーブルが正しく配線されていることを確実にしてください。ケーブル配線の情報ついては、ハードウェア

インストールガイドを参照してください。

設置場所

シャーシを設置する前に、他のデバイスや設備を考慮した設置場所および設置向きを計画します。冷却のため、シャーシ

の側面、正面および背面と、壁や他の設置物との間に少なくとも 15.24 cm 以上の隙間を確保してください。シャーシを

メッシュのエンクロージャに設置する場合は、穴の面積が全体面積の 60 % 以上のものを使用してください。

メモ

PowerConnect B-MLXe シリーズのシャーシは、通信ネットワーク設備や NEC 要件が適用される設備に適しています。また、

CBN（共通接続ネットワーク）または IBN（分離接続ネットワーク）にも取り付けることができます。 OSP（屋外設置プ

ラント）向けではありません。

安全に関するガイドライン

設置を開始する前に、PowerConnect B-MLXe シリーズに適用される注意および警告をお読みください。

一般注意事項

危険

本マニュアルに記載されている手順は、資格を持つサービス技術者向けです。

危険

すべての光ファイバインタフェースは、Class 1 レーザーを使用しています。

注意

動作時の周囲温度が 40

ο

C を超える可能性のある環境には、シャーシを取り付けないでください。

注意

前面、側面、および背面の通気が妨げられないように注意してください。

PowerConnect B-MLXe はじめに 231

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注意

モジュールをスロットに取り付けない場合、スロットダミーカードを取り付けたままにする必要

があります。スロットにカバーを付けない状態でシャーシを動作させると、システムがオーバー

ヒートする可能性があります。

注意

シャーシ内に工具類を放置しないでください。

電源注意事項

注意

回路故障時に冗長性を確保するため、各 AC 電源ケーブルには個別の分岐回路を使用してくだ

さい。

危険

シャーシに取り付けられた AC 電源装置の数に応じて、適切な回路装置を選択してください。

危険

シャーシから完全に電源を取り除くには、電源ケーブルをすべての電源から外してください。

危険

電源回路が正しく接地されていることを確認した上で、シャーシに付属されている電源ケーブル

を使用して、電源に接続してください。

危険

シャーシに付属されている電源ケーブル以外の電源ケーブルが取り付けに必要な場合は、お住ま

いの国の電気関連法令制定当局で指定されたマークが表示されている電源ケーブルを使用するよ

うにしてください。そのマークは、電源ケーブルをシャーシで安全に使用できることを保証する

ものです。

危険

デバイスのぐらつきや横転を防ぐため、シャーシを設置するラックまたはキャビネットが適切に

固定されていることを確認します。

232 PowerConnect B-MLXe はじめに

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危険

シャーシは、ラックまたはキャビネット内のできるだけ低い位置に設置するようにします。最も

重いシャーシを最下部に、順に軽いシャーシを上に設置していきます。

注意

シャーシが電源回路、配線、および過電流保護に負荷をかけ過ぎていないことを確認します。電

源回路が過負荷になっているかどうかを判断するには、シャーシと同じ回路に取り付けてあるす

べてのデバイスの定格電流を合計します。この合計値と回路の定格制限値を比較してください。

最大定格電流は通常、シャーシの電源コネクタ付近に印字されています。

注意

DC 電源を使用する B-MLXe シリーズの製品の用途は、進入制限区域内への設置に限定されていま

す。進入制限区域とは、サービス技術者のみが専用工具、ロックおよびキー、またはその他セ

キュリティ用具を使用して進入できる区域のことで、その区域の管理責任者によって管理されて

います。

注意

AC 電源を使用した B-MLXe シリーズの製品の用途は、進入制限区域内への設置に限定されていま

す。進入制限区域とは、サービス要員のみが専用工具、ロックおよびキー、またはその他セキュ

リティ用具を使用して進入できる区域を言います。

注意

16 スロットシャーシ（出力 1800 W）システムの DC 入力回路には、UL 認証済みの 48 VDC 以上、

2 極の 60 A サーキットブレーカを電源装置の入力ラグ端子に接続してください。製品への接続の

ための入力配線には、VW-1 と表示された 6 AWG、最小定格温度 90

ο

C の銅線を使用してくだ

さい。

注意

AC および DC システムを伴う 16 スロットシャーシの NEBS に準拠した取り付けには、6 AWG 以

上のアース線を使用してください。アース線の一端には認証機関の認証済み圧着コネクタ（製品

に同梱）が接続されており、もう一方端は建物の接地に接続されているようにしてください。コ

ネクタの圧着は適切な工具で行う必要があります。これにより、エンクロージャ上の両方の接地

用ネジに接続できます。アース線を付属の接地回路用ラグ端子に圧着する前に、露出した裸銅線

をきれいにして錆止めを塗布するようにしてください。

PowerConnect B-MLXe はじめに 233

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PowerConnect B-MLXe シリーズの開梱

PowerConnect B-MLXe シリーズには、複数のアイテムが同梱されています。 229 ページの「ユニットに同梱されているア

イテム」に一覧されているアイテムをチェックし、内容を確認してください。アイテムが不足している場合は、購入先に

お問い合わせください。

B-MLX シャーシを、梱包から取り出します。今後移動や発送に必要になった場合のために、梱包と梱包材を保管しておい

てください。

PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシのラックへの設置

本項では、次の作業を説明します。

• 「ラックへのシャーシ取り付け準備」

• 「4 スロットおよび 8 スロットシャーシからの輸送用ネジの取り外し」

• 「8 スロットおよび 16 スロットシャーシ持ち上げ時のガイドライン」

• 「ラックへのシャーシの取り付け」

ラックへのシャーシ取り付け準備

部品を完全に装備した PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシの重量を考慮し、デルでは、シャーシをラックに取り付け

した後、必要に応じてモジュールおよび AC 電源装置を取り付けることを推奨します。

標準 19 インチ（EIA310-D）ラックに設置可能な台数は、次のとおりです。

• PowerConnect B-MLXe シリーズ 4 スロットシャーシ最大 10 台

• PowerConnect B-MLXe シリーズ 8 スロットシャーシ最大 6 台

• PowerConnect B-MLXe シリーズ 16 スロットシャーシ最大 3 台

ラックに取り付けする PowerConnect B-MLXe シリーズ 1 台ごとに、取り付けおよび固定用の標準 #12-24 なべ頭ネジ 4 本

を用意してください。この作業を行う前に、あらかじめ組み立てたラックと #2 プラスドライバを用意してください。

234 PowerConnect B-MLXe はじめに

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4 スロットおよび 8 スロットシャーシからの輸送用ネジの取り外し

PowerConnect B-MLXe シリーズ 4 スロットおよび 8 スロットユニットには、出荷時にシャーシ右側に 2 本のネジが取り付

けてあります。これらのネジは、ファントレイを固定し、ファンを輸送中の損傷から保護しています。ルーターの取り付

け前に、このネジを取り外してください。 234 ページの図 4 に、ネジの位置を示します。

メモ

ネジの取り外しには #2 プラスドライバが必要です。

図 4 4 スロットおよび 8 スロットシャーシからの輸送用ネジの取り外し

8 スロットおよび 16 スロットシャーシ持ち上げ時のガイドライン

危険

部品が完全に実装された状態の B-MLX 16 スロットシャーシは非常に重くなっています。これらのデバイスの

持ち上げ、取り扱い、取り付けは、2 人で行う必要があります。

8 スロットまたは 16 スロットシャーシの持ち上げおよび移動には、次のガイドラインに従ってください。

• シャーシの持ち上げまたは移動前に、すべての外部ケーブルを外してください。

• シャーシ全体を 1 人で持ち上げないでください。シャーシの持ち上げは、2 人で行います。

• シャーシをラック内に設置する前に、シャーシのコンポーネントを取り外すことを推奨します。

1

前面

2

背面

3

輸送用ネジ

3

1

2

PowerConnect B-MLXe はじめに 235

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ラックへのシャーシの取り付け

次の手順に従って、PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシをラックに取り付けます。

メモ

各シャーシをラックに取り付けるには、標準 #12-24 なべ頭ネジを用意する必要があります。この作業を行うには、プラ

スドライバが必要です。

1. ラック内での各シャーシの位置を決めます。例えば、モジュール数が最も少ないユニットをラック上段寄りに置き、

モジュール数がこれより多いユニットをラック中段寄りに、さらにモジュールが完全に実装されたユニットをラック

下段寄りに置きます。

2. シャーシ取り付けブラケットにある鍵穴スロットを目安とし、235 ページの図 5 に示すとおりにラックポストごと

にネジ 1 本を合わせていきます。ラックの片側で、取り付けブラケットの一番上の穴にネジを合わせます。反対側で、

取り付けブラケットの一番下の穴にネジを合わせます。これらのネジの締め付け時、ネジ頭の裏側とラックポストの

間に約 6 ミリの隙間を残します。

図 5 ラックポストでの取り付けネジの位置調整

3. ラックで一番下の位置に取り付けするシャーシからはじめて、図 6 の 8 スロットシャーシの例に示すとおり、

シャーシをラックに取り付けていきます。シャーシを 2 人以上で持ち上げ、鍵穴スロットの大きな穴側を、ラックポ

ストの対応する取り付けネジの上にスライドさせて合わせます。

1

非対称型フランジ装置ラック

2

ネットワーク装置ラック

5"

3"

1 2

236 PowerConnect B-MLXe はじめに

53-1001995-01

図 6 B-MLX 8 スロットシャーシのラックへの取り付け

4. シャーシをスライドさせて降ろし、取り付けネジの頭を鍵穴スロットの細くなっている方に入れます。

5. ネジを締めて、シャーシを所定の場所に固定します。より確実に固定するには、ネジを追加してください。

メモ

ラック上のシャーシをより安定させるには、星型ワッシャを入れてシャーシを取り付けます。 1 穴タイプの接地回路

用ラグ端子も、ラグ端子が回らないように星型ワッシャで固定してください。

6. 手順 2 ～ 5 を繰り返し、すべてのシャーシをラックに取り付けします。

モジュールの取り付け

次の手順に従って、空のスロットにモジュールを取り付けます。すべてのモジュールは同じ手順で取り付けます。

モジュールを正しく装着するには、次に示す複数モジュール取り付けのための順序が重要です。

• 4 スロットおよび 8 スロットシャーシの場合、モジュールを右から左の順で、最も下の列から順に上へ向かって取り

付けていきます。

• 16 スロットシャーシの場合、ルーターの左側のスロットから順に右に向かって取り付けていきます。

危険

装置またはサブアセンブリの屋内ポートは、屋内または外部に露出していない配線やケーブルにのみ適して

います。屋外設置プラント（OSP）またはその配線に接続されるインタフェースと、装置またはサブアセンブ

リの建物内ポートとの金属回線を介した接続は、絶対に行わないでください。装置またはサブアセンブリ内部

のインタフェースの用途は屋内インタフェースに限定（GR-1089-CORE、Issue 4 にタイプ 2 またはタイプ 4 と

して指定）されており、露出された OSP 配線とは分離する必要があります。これらのインタフェースを金属

回線を介して OSP 配線に接続するには、一時保護素子の追加では不十分です。

1

装置ラック

2

取り付け穴

1

2

PowerConnect B-MLXe はじめに 237

53-1001995-01

メモ

PowerConnect B-MLXe シリーズモジュールは専用デバイスであることから、これらのデバイスは PowerConnect B-MLXe シ

リーズシャーシに取り付ける必要があります。例えば、PowerConnect B-MLXe シリーズ管理モジュールを別のデル製

シャーシに取り付けたり、PowerConnect B-MLXe シリーズのシャーシに別のデル製シャーシ用管理モジュールを取り付け

ても、シャーシやモジュールは正しく機能しません。

表 1 に、モジュールを取り付ける必要のあるシャーシスロット番号を示します。シャーシスロットの表示は、スロットの

下側にあります。

各 PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシには、出荷時に必要なスイッチファブリックモジュールが取り付けてあります。

注意

電動ドライバはネジ頭を傷めるため、推奨しません。

注意

モジュールをスロットに取り付けない場合は、スロットダミーカードを取り付けたままにしてお

く必要があります。スロットにカバーを付けない状態でシャーシを動作させると、システムが

オーバーヒートする可能性があります。周囲のパネルやモジュールの取り外し時に動かないよ

う、スロットダミーカードを固定するネジを締めてください。

注意

モジュールをホットスワップする場合、モジュール（または電源装置、ファントレイ）を取り外

して 2 秒以上待ってから、同じスロットにモジュールを挿入してください。

冗長管理モジュールを取り付ける場合は、冗長化モジュールの動作、利用可能なソフトウェアのオプション設定、および

冗長機能の管理方法に関する情報について、お使いの製品に適切な設定ガイドを参照してください。

PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシにモジュールを取り付ける前に、次を用意してください。

• PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシの ESD コネクタへの接続用プラグ付き ESD リストストラップ。

危険

安全のため、ESD リストストラップは、1 メガオームの直列抵抗器を装備しているものを使用してください。

• 大型マイナスドライバ。

表 1 PowerConnect B-MLXe モジュールの取り付け

PowerConnect B-MLXe シリーズモジュールシャーシスロット番号

4 スロットおよび 8 スロットシャーシ用管理モジュール

16 スロットシャーシ用管理モジュール

アクティブモジュール – M1（左）

冗長モジュール – M2（右）

アクティブモジュール – M1（上）

冗長モジュール – M2（下）

4 スロットシャーシ用インタフェースモジュール

8 スロットシャーシ用インタフェースモジュール

16 スロットシャーシ用インタフェースモジュール

1 ～ 4

1 ～ 8

1 ～ 16

4 スロットおよび 8 スロットシャーシ用スイッチファブリックモジュール

16 スロットシャーシ用スイッチファブリックモジュール

SF1 ～ SF3

SF1 ～ SF4

238 PowerConnect B-MLXe はじめに

53-1001995-01

次の手順にしたがって、PowerConnect B-MLXe シリーズシャーシにモジュールを取り付けます。

1. これまで異なるモジュール用に設定されたことのない空のスロットにモジュール取り付ける場合は、ステップ 2 に

進みます。別のタイプのモジュール用に以前設定されていた可能性のあるスロットにモジュール取り付ける場合は、

次の手順で古い設定情報を削除します。

a. 設定モードで show running-config コマンドを使用して、スロットの現在の設定を調べます。

PowerConnect(config)# show running-config

Current configuration:

!

ver V5.0.0T163

module 1 ni-mlx-24-port-1g-copper

!

上記の例では、スロット 1 は現在、ポート 20 の 1 Gbps 銅線ケーブルのインタフェースモジュール用に設定さ

れています。

b. show running-config コマンドで出力されたモジュール名で、no module <slot-number

> <module-type> コマンドを

使用して、スロット 1 の設定情報を削除します。

PowerConnect(config)# no module 1 ni-mlx-20-port-1g-copper

このコマンドでスロット 1 から設定情報が削除され、新しいモジュールに使用できる状態になります。

2. ESD リストストラップを着用し、シャーシの ESD コネクタにプラグを挿入して静電気を除去します。

3. モジュールを梱包材から取り出します。

4. モジュールをスロットに挿入し、モジュールの両側にあるイジェクタがモジュール前面パネル側に回転するまで、モ

ジュールをカードガイドに沿ってスライドさせます。

メモ

モジュールのシャーシへの挿入時、モジュールのフェイスプレートが隣接するモジュールのフェイスプレートと重な

らないよう注意します。

5. イジェクタを、モジュールのフェイスプレートと同じ高さになるよう回転させます。これで、モジュールがバックプ

レーンに完全にはめ込まれます。

6. モジュールのフェイスプレートにある 2 本のネジを押し込み、時計回りに回して締め付けます。マイナスドライバで

ネジを完全に締めます。

7. スロットが再起動後に新しいモジュール用に正しく設定されることを確実にするため、write memory コマンドを入力

します。

PowerConnect(config)# write memory

Write startup-config done.

PowerConnect B-MLXe はじめに 239

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図 7 4 スロットシャーシへのモジュールの取り付け

図 8 8 スロットシャーシへのモジュールの取り付け

240 PowerConnect B-MLXe はじめに

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図 9 B-MLX16 スロットシャーシへのモジュールの取り付け

電源装置、スイッチファブリック、およびファンの要件

PowerConnect B-MLXe シリーズユニットに取り付けられたモジュール用の電源装置、スイッチファブリック、およびファン

の要件に関しては、ハードウェアインストールガイドを参照してください。

電源装置の取り付け

表 2 に、工場出荷時に PowerConnect B-MLXe シリーズに取り付け済みの電源装置（AC または DC）の数、および、冗長性

を追加するために各ユニットに取り付け可能な電源装置の最大数を示します。

危険

高頻度接触電流。電源を接続する前に、接地を欠かさず行ってください。

表 2 B-MLXe シリーズ用電源装置

シャーシタイプ取り付けられ

た電源装置

最大電源装置数

4 スロット

13

8 スロット

24

16 スロット

48

PowerConnect B-MLXe はじめに 241

53-1001995-01

電源装置の取り付け手順

次の手順に従って、電源装置を取り付けます。この作業には、小型のプラスドライバまたはマイナスドライバが必要です。

1. 電源装置スロットのダミーカードを取り外します。

注意

空の電源装置スロットはスロットダミーカードで保護する必要があります。

2. 電源装置を梱包材から取り出します。

3. スロット両側のガイドを使って電源装置をスロットに挿入します。図 10 を参照してください。

注意

電源装置のスロットの両側にあるメカニカルガイドに慎重に合わせながら、電源装置がガイドに正しく挿入

されていることを確認します。電源装置を逆さまに挿入しないでください。

4. 4 スロットシャーシの場合、これらの手順を行った後、ステップ 6 に進みます。

a. 電源装置の前面パネルを、バックプレーンコネクタにはめ込まれるまでルーターに押し込みます。

b. イジェクタレバーを電源装置の前面の方向に回転させて、電源装置を所定の位置に固定します。

c. 電源装置の前面パネルにある 2 本のネジを押し込み、時計回りに回して締め付けます。マイナスドライバでネジ

を完全に締めます。

図 10 4 スロットシャーシへの電源装置取り付け

5. 8 スロットシャーシの場合、これらの手順を行った後、ステップ 6 に進みます。

a. カードをカードガイドに沿って完全に挿入し、電源装置の前面パネルをシャーシ背面側に押し込みます。これに

より、電源装置のコネクタがバックプレーンコネクタにはめ込まれます。

b. 電源装置前面パネルのハンドルを、上方向に、電源装置の前面パネル上側に向けて慎重に引っ張ります。これ

で、電源装置が所定の位置にロックされます。

242 PowerConnect B-MLXe はじめに

53-1001995-01

図 11 8 スロットシャーシへの電源装置の取り付け

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電源装置

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Dell PowerConnect B-MLXE8 クイックスタートガイド

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