Dell PowerVault NX3300は、中小企業やリモートオフィスに最適なエントリーレベルのネットワークアタッチドストレージ（NAS）アプライアンスです。2つのギガビットイーサネットポートを備え、最大12台のハードドライブ（最大192TBの総ストレージ容量）をサポートします。NX3300は、ファイル共有、バックアップ、仮想化、クラウドストレージなど、さまざまなストレージニーズに対応した包括的な機能を提供します。使いやすいWebベースの管理インターフェイスを備え、セットアップと管理が簡単です。NX3300は、信頼性、パフォーマンス、拡張性に優れた手頃な価格のNASソリューションをお探しの企業に最適です。
Dell PowerVault NX3300は、中小企業やリモートオフィスに最適なエントリーレベルのネットワークアタッチドストレージ（NAS）アプライアンスです。2つのギガビットイーサネットポートを備え、最大12台のハードドライブ（最大192TBの総ストレージ容量）をサポートします。NX3300は、ファイル共有、バックアップ、仮想化、クラウドストレージなど、さまざまなストレージニーズに対応した包括的な機能を提供します。使いやすいWebベースの管理インターフェイスを備え、セットアップと管理が簡単です。NX3300は、信頼性、パフォーマンス、拡張性に優れた手頃な価格のNASソリューションをお探しの企業に最適です。
Dell PowerVault Network Attached Storage（NAS）
システム
トラブルシューティングガイド
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法を説明してい
ます。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
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2012 - 06
Rev. A02
目次
メモ、注意、警告.......................................................................................................................2
章 1: インストールについての問題.......................................................................................5
ハードドライブの交換後 RAID 5 の設定がデフォルトの RAID 1 になる.......................................................5
オペレーティングシステムの再インストール後 RAID 設定が工場出荷時の設定と一致しない..............5
iSCSI ターゲットアイコンが Server Manager に表示されない.......................................................................6
Error: -5000 が予期しないシステムエラーメッセージを表示する..................................................................6
Error: -5001 が無効なシステムエラーメッセージを表示する..........................................................................6
Error: -5002 がサポートされないハードウェア設定エラーを表示する..........................................................6
Error: -5003 がオペレーティングシステムのボリュームを作成中に発生する.............................................7
Error: -5004 がオペレーティングシステムのボリュームを作成中に発生する.............................................7
Error: -5005 がオペレーティングシステムのボリュームを作成中に発生する.............................................7
Error: -5006 がオペレーティングシステムのボリュームを作成中に発生する.............................................8
Error: -5007 がオペレーティングシステムのボリュームを作成中に発生する.............................................8
サードパーティ製ツールとユーティリティのエラー.....................................................................................8
提供されたパッケージが NAS アプライアンスソフトウェアではない。...................................................8
PowerVault NAS アプライアンスソフトウェアを NAS システムにインストールできない。...................9
再インストールエラーメッセージが LCD に表示されたままになる............................................................9
ログ表示コンソールに誤った日付けが表示される。.....................................................................................9
章 2: 展開に関する問題...........................................................................................................11
デフォルトのパスワードがない。...................................................................................................................11
PERC カードによるエラー。 .............................................................................................................................11
PowerVault システムでファイアウォールの例外。........................................................................................11
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウィザード）が英語以外の
言語をインストールしない。............................................................................................................................12
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウィザード） が繰り返し起
動する。................................................................................................................................................................12
章 3: 管理に関する問題...........................................................................................................13
デスクトップに間違ったシステム情報が表示される。...............................................................................13
iSCSI 仮想ディスク用の専用ボリュームにディスク領域が不十分。 ........................................................13
Single Instance Storage（SIS）および File Server Resource Manager （FSRM） が誤ったディスク容
量を表示する。....................................................................................................................................................13
マウントポイントがないボリュームに SIS をインストールできない。...................................................14
ドライブ文字が変更された後、Groveler サービスがボリュームを認識しない場合がある。 ...............14
ファイアウォールをオフにする。...................................................................................................................14
章 4: アップデートに関する問題.........................................................................................15
提供された PowerVault NAS アップデートパッケージが NAS アプライアンスソフトウェアでは
ない。....................................................................................................................................................................15
PowerVault NAS アップデートパッケージを NAS システムにインストールできない。.........................15
Dell OpenManage Server Administrator がシステムから検出されない。.......................................................15
1
インストールについての問題
以下の項では、インストールに関するさまざまな問題について説明します。
ハードドライブの交換後 RAID 5 の設定がデフォルトの RAID
1
になる
説明
ハードドライブを交換した後、システムの RAID 5 の設定がデフォルトの RAID 1 になります。この
問題は、オペレーティングシステムの再インストールメディアが仮想ディスク 0 上に 120 GB 以上
のオペレーティングシステムパーティションを検出できないために起こります。
回避
策 / 解
決方法
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
メモ: オペレーティングシステムは内部コントローラの LUN 0 にのみインストールできます。
RAID 設定を RAID 1 以外にするには、オペレーティングシステムを再インストールする前に LUN
ID 0 で仮想ディスクを作成します。
1. 該当する場合は、すべての仮想ディスクのデータをバックアップしてください。
2. システムを再起動して Dell PowerEdge RAID controller（PERC）BIOS を起動します。
詳細に関しては、support.dell.com/manuals で PERC マニュアルを参照してください。
3. 希望する RAID 構成、LUN ID 0、および 120 GB またはそれ以上の容量で仮想ディスクを作成し
ます。
4. オペレーティングシステム再インストールメディアで Dell PowerVault Network Attached
Storage（NAS）を再起動します。
オペレーティングシステムの再インストール後 RAID 設定が
工場出荷時の設定と一致しない
説明
オペレーティングシステムを再インストールした後、システムの RAID 設定が工場出荷時の設定と
異なるものになり、デフォルトの RAID 1 になります。この問題は、オペレーティングシステムの再
インストールメディアが仮想ディスク 0 上に 120 GB 以上のオペレーティングシステムパーティシ
ョンを検出できないために起こります。
回避
策 / 解
決方法
この問題を回避するには、次の手順を実行します。
メモ: オペレーティングシステムは内部コントローラの LUN 0 にのみインストールできます。
RAID 設定を RAID 1 以外にするには、オペレーティングシステムを再インストールする前に LUN
ID 0 で仮想ディスクを作成します。
1. 該当する場合は、すべての仮想ディスクのデータをバックアップしてください。
2. システムを再起動して Dell PowerEdge RAID controller（PERC）BIOS を起動します。
詳細に関しては、support.dell.com/manuals で PERC マニュアルを参照してください。
3. 希望する RAID 構成、LUN ID 0、および 120 GB またはそれ以上の容量で仮想ディスクを作成し
ます。
5
4. オペレーティングシステム再インストールメディアで Dell PowerVault Network Attached
Storage（NAS）を再起動します。
iSCSI ターゲットアイコンが Server Manager に表示されない
説明
iSCSI ターゲットソフトウェアをインストールした後、Server Manager に iSCSI ターゲットアイコ
ンがありません。
この問題は、システムが正しく更新されていない事から発生します。
回避策 /
解決方
法
この問題を回避するには、次のいずれかの手順を実行します。
• Server Manager を更新する。
• Server Manager を終了し、再起動する。
• Microsoft iSCSI Target Management ツールを起動します。スタート → Administrative Tools
→ Microsoft iSCSI Target をクリックします。
Error: -5000 が予期しないシステムエラーメッセージを表示す
る
説明 必要なシステムリソースがない、または障害があります。
回避策 / 解決
方法
この問題は、オペレーティングシステムの再インストールメディア、光学ドライブ、または
システムが無効な状態にある場合に発生します。
これは既知の問題です。
Error: -5001 が無効なシステムエラーメッセージを表示する
説明 サポートされていないシステムでシステムの復元が実行されています。この問題は、システム
でこの処理がサポートされていないために発生します。
回避策 / 解
決方法
この問題を解決するには、オペレーティングシステム再インストールメディアをただちに取り
出してください。
Error: -5002 がサポートされないハードウェア設定エラーを表
示する
説明
システムがサポートされている RAID コントローラを検出できません。
回避策 /
解決方
法
この問題を回避するには、次のいずれかの手順を実行します。
• ディスクコントローラカードが内部ドライブに接続され、正しいスロットに適切に挿入さ
れていることを確認します。カードの接続についての詳細は、
support.dell.com/manuals に
ある『
Hardware Owner’s Manual
』（ハードウェアオーナーズマニュアル）を参照してくだ
さい。
• オペレーティングシステムの起動処理中に PERC BIOS に入り、内部ドライブコントローラ
が機能していることを確認します。詳細については、support.dell.com/manuals で PERC のマ
ニュアルを参照してください。
6
• お使いのシステムで内部ドライブコントローラがサポートされていることを確認してく
ださい。お使いのシステムでサポートされる内部ドライブコントローラについての詳細
は、
support.dell.com/manuals でシステムハードウェアのマニュアルを参照してください。
Error: -5003 がオペレーティングシステムのボリュームを作成
中に発生する
説明 オペレーティングシステムのドライブ構成が無効です。オペレーティングシステムディスクとし
て使用される物理ディスクのレイアウトがデバイスのレイアウトの要件と一致していません。
回避
策 / 解
決方法
この問題を回避するには、次のいずれかの手順を実行します。
• オペレーティングシステムドライブスロットのすべてのドライブが正しく取り付けられ、
それぞれにデータが入っていないことを確認します。オペレーティングシステム用の物理
ディスクはすべて同じタイプで、
120 GB 以上である必要があります。
• オペレーティングシステムの起動処理の間に PERC BIOS に入り、外部設定がないこと、ド
ライブのデータがすべて消去されていること、ドライブがサイズの最小要件を満たしてい
ること、正常に機能していてアクセス可能な状態であることを確認してください。詳細に
ついては、support.dell.com/manuals で PERC のマニュアルを参照してください。
Error: -5004 がオペレーティングシステムのボリュームを作成
中に発生する
説明 オペレーティングシステムドライブ専用のスロット内にドライブがありません。
回避策 /
解決方
法
この問題を回避するには、次のいずれかの手順を実行します。
• オペレーティングシステムドライブスロットのすべてのドライブが正しく取り付けられ、
それぞれにデータが入っていないことを確認します。オペレーティングシステム用の物
理ディスクはすべて同じタイプで、サイズの最小要件を満たしている必要があります。
• オペレーティングシステムの起動処理の間に PERC BIOS に入り、外部設定がないこと、ド
ライブのデータがすべて消去されていること、ドライブがサイズの最小要件を満たしてい
ること、正常に機能していてアクセス可能な状態であることを確認してください。詳細に
ついては、support.dell.com/manuals で PERC のマニュアルを参照してください。
Error: -5005 がオペレーティングシステムのボリュームを作成
中に発生する
説明 オペレーティングシステム用スロットのドライブに既存の外部設定があります。
回避策 /
解決方法
この問題には、次のような対策を行います。
オペレーティングシステムの起動処理中に PERC BIOS に入り、次を確認します。
• 外部構成がないこと
• ドライブのすべてのデータが消去されていること
• ドライブがサイズの最小要件を満たしており、正常に機能していてアクセス可能な状態
であること
詳細に関しては、support.dell.com/manuals で PERC マニュアルを参照してください。
7
Error: -5006 がオペレーティングシステムのボリュームを作成
中に発生する
説明
PowerVault オペレーティングシステム再インストールメディアが見つかりません。
回避策 /
解決方法
この問題を回避するには、次のいずれかの手順を実行します。
• オペレーティングシステムの再インストールメディアが光学式ドライブに入っているこ
とを確認します。ドライブにメディアが挿入されている場合は、ドライブに問題がある
可能性があります。ドライブのトラブルシューティングについては、
support.dell.com/
manuals で『
Hardware Owner’s Manual
』（ハードウェアオーナーズマニュアル）を参照し
てください。
• ドライブが機能していることを確認してください。オペレーティングシステムの再イン
ストールメディアを使用して PowerVault NAS を再起動し、プロセスを再び開始します。
Error: -5007 がオペレーティングシステムのボリュームを作成
中に発生する
説明
NAS オペレーティングシステムによって使用されていない LUN ID 0 を持つ既存の仮想ディスクが
見つかりました。PowerVault NAS システムのオペレーティングシステムは仮想ディスク 0 上にあ
る必要があります。
回避
策 / 解
決方法
この問題を回避するには、オペレーティングシステム再インストールを続行するため、現在ある
LUN ID 0 の仮想ディスクを削除する必要があります。
1. 可能な場合、仮想ディスク 0 のデータをすべてバックアップします。
2. システムを再起動し、POST 中に PERC コントローラ BIOS を起動します。PERC コントローラ
BIOS の起動についての詳細は、support.us.dell/manuals で PERC ユーザーズガイドを参照してく
ださい。.
3. LUN ID 0 の仮想ディスクを削除します。
4. オペレーティングシステム再インストールメディアを使用して PowerVault NAS を再起動しま
す。
サードパーティ製ツールとユーティリティのエラー
説明 このエラーは、サードパーティ製のツールとユーティリティが原因で発生します。
回避策 /
解決方法
この問題を回避するには、エラーメッセージの手順に従います。エラーが解決できない場合は、
デルへお問い合せください。
この問題を解決するには、デルへお問い合せください。『
Hardware Owner’s Manual
』（ハードウェ
アオーナーズマニュアル）のお問い合せの項を参照してください。
提供されたパッケージが NAS アプライアンスソフトウェア
ではない。
説明
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウィザード）用に提供され
たパッケージが、認証された NAS アプライアンスソフトウェアではありません。
8
回避策 / 解
決方法
support.dell.com からダウンロードしたパッケージが、お使いのシステム対応であることを確認
してください。
PowerVault NAS アプライアンスソフトウェアを NAS システ
ムにインストールできない。
説明
システム用に誤った NAS アプライアンスソフトウェアが提供されています。
回避策 / 解決
方法
support.dell.com にアクセスし、システムに適切な NAS アプライアンスソフトウェアをダウ
ンロードします。
再インストールエラーメッセージが LCD に表示されたままに
なる
説明
オペレーティングシステムが正常に再インストールされるまで、LCD に最後のエラーメッセージ
が表示されたままになります。
回避策 /
解決方
法
この問題を解決するには、ユーザーが定義した文字列をデフォルトオプション、またはユーザー
定義文字列に変更します。
BIOS に入り、Embedded Server Management（内蔵サーバー管理）画面を選択します。オプション
をデフォルトに変更するか、新しい文字列を入力します。
ログ表示コンソールに誤った日付けが表示される。
説明 オペレーティングシステムの再インストール中に、ログ表示コンソールに誤った日付けが
表示されます。
回避策 / 解決方
法
これは既存の問題で、システムには影響ありません。
9
10
2
展開に関する問題
以下の項では、展開に関するさまざまな問題について説明します。
デフォルトのパスワードがない。
説明 システムのデフォルトパスワードが見つかりません。
回避策 / 解決方法 お使いの PowerVault ストレージソリューション用デフォルトパスワードは Stor@ge! で
す。
PERC カードによるエラー。
説明
このエラーは PERC カードが原因で発生します。
回避策 / 解決方法 この問題を解決するには、support.dell.com/manuals で PERC マニュアルを参照してくださ
い。
PowerVault システムでファイアウォールの例外。
説明
これらは PowerVault NAS システムで設定されたデフォルトのファイアウォール設定です。
次のポートはデフォルトでオープンとなっています。
• UDP ポート = 80： http
• UDP ポート = 111： ポートマップ UDP
• UDP ポート = 162： SNMP
• UDP ポート = 1071
• UDP ポート = 137： NetBIOS 名
サービス — UDP ポート = 138： NetBIOS
データグラムサービス：
• UDP ポート = 328：
• UDP ポート = 6389：
• UDP ポート = 1205：
• UDP ポート = 1062：
• UDP ポート = 2730：
• TCP ポート = 80： IIS
• TCP ポート = 135： RPC
• TCP ポート = 3260： ISCSI
• TCP ポート = 111： ポートマップ TCP
• TCP ポート = 25： ストレージプロセッサ
11
• TCP ポート = 4244： DCOM/RPC
• TCP ポート = 137： NetBIOS TCP
• TCP ポート = 139： NetBIOS セッション
サービス：
• TCP ポート = 445： SMB over TCP
• TCP ポート = 3389： リモートデスクトップ
• TCP ポート = 2463
•
回避策 / 解決方
法
これは設計どおりの正常な動作です。
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初
期設定ウィザード
）が英語以外の言語をインストールしない。
説明
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウィザード）がシステムに言語
を正しくインストールできませんでした。英語以外の言語パックのインストール中にエラーが発
生しました。
回避
策 / 解
決方法
次の手順を実行して言語パックを再インストールします。
1. スタート → コントロール パネル → 時計、言語、および地域 → 表示言語の変更をクリック
します。
地域と言語のオプションウィンドウが表示されます。
2. キーボードと言語タブで、言語のインストール または アンインストールを選択して必要な言
語をインストールします。
3. 表示言語のインストールを選択し、MUI ファイルがある C:\dell\mui\
<country_abbreviation>
を参
照します。
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初
期設定ウィザード） が繰り返し起動する。
説明
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウィザード）で、英語以外の
言語パックのインストールに失敗した後、連続して起動エラーが発生しています。
回避策 /
解決方
法
次の手順を実行して言語パックを再インストールします。
1. スタート → コントロール パネル → 時計、言語、および地域 → 表示言語の変更をクリック
します。
地域と言語オプションウィンドウが表示されます。
2. キーボードと言語タブで、言語のインストール または アンインストールを選択して必要な言
語をインストールします。
3. 表示言語のインストールを選択し、MUI ファイルがある C:\dell\mui\
<country_abbreviation>
を参
照します。
12
3
管理に関する問題
以下の項では管理に関するさまざまな問題について説明します。
デスクトップに間違ったシステム情報が表示される。
説明 デスクトップ上の情報が実際のシステム情報と一致しません。
この問題は、Dell Desktop System Information Utility（Dell デスクトップシステム情報ユーティリティ）
が自動的に更新されないために発生します。システムの実行中にユーザーが変更を加えると、そ
の変更はリアルタイムでは反映されない場合があります。
回避
策 / 解
決方法
この問題を回避するには、次の方法のいずれかを実行します。
• ログオフしてログインします。
• Dell Desktop System Information Utility（Dell デスクトップシステム情報ユーティリティ）を実
行します。
• システムを再起動します。
iSCSI 仮想ディスク用の専用ボリュームにディスク領域が不
十分。
説明
iSCSI 仮想ディスクまたはデバイス用の専用ボリュームでディスク領域が不足しています。iSCSI
LUN に新しく作成されたボリュームでディスク領域が足りなくなっているという警告またはメッ
セージが表示されます。
回避
策 / 解
決方法
このメッセージは情報の表示のみです。
システムは .vhd ファイルがそれが入っているボリュームと同じサイズであることを確認します。
この問題は Microsoft iSCSI ソフトウェアターゲットアーキテクチャが原因で発生します。
ディスク上の実際の空き容量を確認するには、ディスクに接続されているクライアントの容量を表
示してください。
Single Instance Storage（SIS）および File Server Resource
Manager （FSRM） が誤ったディスク容量を表示する。
説明
SIS がボリュームで有効になっている場合、そのボリュームで使用されているディスク容量を
FSRM がユーザーに不正確に報告する場合があります。
回避策 / 解
決方法
これはオペレーティングシステムの設計上の特徴で、ファイルが SIS 一般格納場所に移動され
た場合に発生します。
13
マウントポイントがないボリュームに SIS をインストールで
きない。
説明
ドライブ文字やフォルダマウントポイントなどのマウントポイントなしでボリュームに SIS をイ
ンストールした場合、次の例に似たメッセージが誤って表示され、操作が失敗します。
SIS has been initialized on volume '\\?\Volume{f2eb8ac f-0ad7-49b3-
bd92- b93ce5680c85}\'. Restarting the Groveler service...（SIS がボリュー
ム
'\\?\Volume{f2eb8ac f-0ad7-49b3-bd92- b93ce5680c85}\' で初期化されまし
た。
Groveler サービスを再起動しています...）
回避策 /
解決方
法
この問題を回避するには、ボリュームで SIS を有効化する前に、ボリュームに有効なマウントポ
イントを割り当てます。
ドライブ文字が変更された後、Groveler サービスがボリュー
ムを認識しない場合がある。
説明
SIS では、SIS を使用しているすべてのボリュームにドライブ文字またはフォルダマウントポイン
トが割り当てられている必要があります。ディスク管理をしようして SIS ボリュームのマウント
ポイントまたはドライブ文字を変更した場合、新しい設定が Groveler サービスによってすぐに認
識されないことがあります。Groveler サービスは 1 時間以内に変更を適用し、完全な機能性を回復
します。
回避策 /
解決方
法
この問題を解決するには、コマンドプロンプトで sisadmin.exe /I と入力します。
ファイアウォールをオフにする。
説明 ファイアウォールをオフにするには、次の手順を実行してください。
回避策 /
解決方法
1. Server Manager を起動し、Configuration（設定）スナップインへ移動します。
2. スナップインを展開し、Windows Firewall with Advance Security（アドバンスセキュリティ
付き Windows ファイアウォール）を右クリックします。
3. Properties（プロパティ）を選択し、必要なファイアウォールをオフにします。
14
4
アップデートに関する問題
以下の項はアップデートに関するさまざまな問題について説明します。
提供された PowerVault NAS アップデートパッケージが NAS
アプライアンスソフトウェアではない。
説明
PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウィザード）用に提供され
たパッケージは、認証された NAS アプライアンスソフトウェアパッケージではありません。
回避策 / 解
決方法
support.dell.com からダウンロードしたパッケージが、お使いのシステム対応であることを確認
してください。
PowerVault NAS アップデートパッケージを NAS システムに
インストールできない。
説明
システム用に誤った NAS アプライアンスソフトウェアが提供されています。
回避策 / 解決
方法
support.dell.com にアクセスし、システムに適切な NAS アプライアンスソフトウェアをダウ
ンロードします。
Dell OpenManage Server Administrator がシステムから検出され
ない。
説明
Dell OpenManage Server Administrator をシステムで見つけることができません。
回避策 /
解決方法
この問題を回避するには、 support.dell.com から OpenManage Server Administrator の最新バージョ
ンをダウンロードしてください。
1. インストーラを起動して、画面の指示に従います。
2. OpenManage Server Administrator のインストール後、システムを再起動します。
3. システム起動後に、 PowerVault NAS Initial Configuration Wizard（PowerVault NAS 初期設定ウ
ィザード） が起動します。
4. 初期設定手順を完了します。
15
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2
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3
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4
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5
-
6
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7
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8
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-
12
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13
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Dell PowerVault NX3300は、中小企業やリモートオフィスに最適なエントリーレベルのネットワークアタッチドストレージ（NAS）アプライアンスです。2つのギガビットイーサネットポートを備え、最大12台のハードドライブ（最大192TBの総ストレージ容量）をサポートします。NX3300は、ファイル共有、バックアップ、仮想化、クラウドストレージなど、さまざまなストレージニーズに対応した包括的な機能を提供します。使いやすいWebベースの管理インターフェイスを備え、セットアップと管理が簡単です。NX3300は、信頼性、パフォーマンス、拡張性に優れた手頃な価格のNASソリューションをお探しの企業に最適です。