Dell M8428-k はじめに 109 の 192
MHWKY A01
スイッチモジュールのファブリックチャネル部分を NPIV モードにするか、またはフルファブリックモードにするかを決
定します。この設定は、スイッチモジュールの FOS 部分のための設定処理に影響を与えます。
NPIV アグリゲータモードでは、ファブリックオペレーティングシステムコマンドの限られたサブセットのみが利用
可能となり、すべてのファブリック関連のサービスリクエストはファブリックスイッチに転送されます。
スイッチモードが Access Gateway mode enabled(Access Gateway モードが有効)に設定されているとき、F_Ports は、
E_Ports ではなく N_Ports として Enterprise ファブリックに接続します。したがって、集合ネットワークアダプタ
(CNA)に接続されている内蔵ポートが、スイッチモジュールの FCoE ポートにログイン可能となるように、外部
FC
ポートのうち少なくとも 1 個を外部 FC スイッチファブリックに接続する必要があります。
集合ネットワークスイッチ CLI を使用して、スイッチの動作モードを確認します(スイッチモジュールは
Access Gateway モードが有効になった状態で出荷されます)。
Admin アカウント(デフォルトパスワード:password)を使用して、SSH または Telnet 接続経由でスイッチモジュールに
ログオンします。
ag —modeShow コマンドを入力して、モジュールが NPIV モードであることを確認できます。
ag —modeShow
工場出荷時のデフォルトの応答メッセージは次のとおりです。
Access Gateway mode is enabled.(Access Gateway モードが有効です)
NPIV アグリゲータモードからフルファブリックモードへの切り替え
お使いの集合ネットワークスイッチが現在 NPIV モード(工場出荷時のデフォルト設定)に設定されている場合、Access
Gateway モードを無効にすることで、フルファブリックモードを有効にすることができます。モードを切り替えると、モ
ジュールは自動的にフルファブリックモードで再起動します。
NPIV モードを無効にすると、スイッチが無効になり再起動するために動作が中断します。NPIV モードを有効または無効
にする前に、現在の設定内容を常にバックアップするようにしてください。NPIV を有効にすると、セキュリティおよび
ゾーンのデータベースがクリアされます。NPIV を無効にすると、F_Port to N_Port のマッピングがクリアされます。
コマンドラインインタフェース(CLI)を使用したフルファブリックモードへの切り
替え
次の手順を完了して、CLI を使用した NPIV モードの有効化を行います(スイッチ GUI の詳細メニューにも NPIV モードを
切り替える方法が提供されています。詳細については、『Dell M8428-k ハードウェアリファレンスマニュアル』を参照し
てください)。
1. デフォルトの管理者アカウントを使用して、ログインします。
Login: admin
Password: password
2. 次のコマンドを入力して、スイッチを無効にします。
switchDisable
3. スイッチ設定をバックアップします。詳細は、111 ページの「設定のバックアップ」を参照してください。
4. 次のコマンドを入力して、フルファブリックモードを有効にします。
ag ––modeDisable
スイッチモジュールが自動で再起動し、フルファブリックモードでオンラインになります。ポートマッピングや
フェールオーバー、フェールバックといった NPIV パラメータは、自動的に削除されます。
ag —modeShow コマンドを入力して、モジュールが NPIV モードであることを確認できます。
ag ––modeShow
次のような応答メッセージが表示されます。
Access Gateway mode is NOT enabled.(Access Gateway モードは有効化されていません)