PowerEdge T610

Dell PowerEdge T610 ユーザーガイド

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アップデート情報
プロセッサの取り付け
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます。
注意: 手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能
性があることを示しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示
しています。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2009 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい
ます。
本書に使用されている商標:Dell
および
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ていることがあります。Dell Inc. はデル以外の商標や社名に対する所有権を一切否認し
ます。
2009 4 Rev.A00
プロセッサの取り付け 43
プロセッサの取り付けに関するアップデート
情報
プロセッサの取り外し
警告: システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、
トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システム
に付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、
本項の作業を開始してください。
1
システムをアップグレードする前に、
support.dell.com
から最新
バージョンのシステム BIOS をダウンロードし、圧縮されたダウン
ロードファイルに説明されている手順に従い、システムにアップ
デートをインストールします。
2
システムおよび接続されているすべての周辺機器の電源を切り、
電源コンセントから外します。システムを
AC
電源から外したら、
電源ボタンを
3
秒間押し続け、残っている電気を排出してからカ
バーを取り外します。
メモ: システム内部のコンポーネントの取り外しや取り付けを行う際
には、静電マットと静電ストラップを常に使用することをお勧めします。
3
システムカバーを開きます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「システムカバーの取り外し」を参照してください。
4
冷却用エアフローカバーを取り外します。『ハードウェアオーナーズ
マニュアル』の「冷却用エアフローカバーの取り外し」を参照して
ください。
警告: ヒートシンクとプロセッサは、システムの電源を切った後もしば
らくは高温です。ヒートシンクとプロセッサが冷えるのを待ってから作業
してください。
注意: プロセッサを取り外すこと以外の目的で、ヒートシンクをプロ
セッサから取り外さないでください。ヒートシンクは適切な温度条件を保
つために必要な部品です。
5
ヒートシンクリリースレバーの
1
つを外すか、またはヒートシンク
の角からネジを外します。お使いのシステムに即した正確な図は、
『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してください。
1-1
を参照してください。
6
ヒートシンクとプロセッサの接続が緩むまで、
30
秒ほど待ちます。
44 プロセッサの取り付け
7
もう
1
つのヒートシンクリリースレバーを外します。
8
ヒートシンクをプロセッサから注意深く持ち上げ、裏返し(サーマ
ルグリースが付いた側を上)にして取っておきます。
1-1. ヒートシンクの取り付けと取り外し
注意: プロセッサは強い圧力でソケットに固定されています。リリー
スレバーはしっかりつかんでいないと突然跳ね上がるおそれがあります
ので、ご注意ください。
1
ヒートシンク
2
リリースレバー(2
メモ: 実際のヒートシンクは、上図とは形状が異なる場合があります。お使
いのシステムに即した正確な図は、『ハードウェアオーナーズマニュアル』
を参照してください。
1
2
プロセッサの取り付け 45
9
プロセッサのソケットリリースレバーを親指で押し下げてタブの下
から引き出し、レバーをロック位置から外します。レバーを上方向
90
度持ち上げて、プロセッサをソケットから外します。図
1-2
参照してください。
10
プロセッサシールドのタブを持ち、シールドを上方向に開いて、
プロセッサが取り出せる状態にします。図
1-2
を参照してください。
1-2. プロセッサの取り外し
注意: プロセッサを取り外す際には、ZIF ソケットのピンを曲げないよう
に気をつけてください。ピンを曲げるとシステム基板が破損して修復でき
ない場合があります。
1
ソケットリリースレバー
2
プロセッサ
3
プロセッサシールド
4
ZIF ソケット
1
2
3
4
46 プロセッサの取り付け
11
プロセッサをソケットから慎重に取り外し、ソケットに新しいプロ
セッサを取り付けられるように、リリースレバーは立てたままにし
ておきます。
プロセッサを取り外したら、再利用、返品、または一時的な保管の
ために、静電気防止パッケージに入れます。プロセッサの底部に触
れないでください。プロセッサは側面の端以外に触れないでくだ
さい。
プロセッサを取り外したままにする場合は、システムの正常な冷却
状態を維持するために、プロセッサのダミーとヒートシンクのダ
ミーを
CPU2
ソケットに取り付ける必要があります。ダミーの取り
付け方は、プロセッサの取り付けと同様です。「プロセッサの取り付
け」を参照してください。
プロセッサの取り付け
警告: システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、
トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システムに
付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、
本項の作業を開始してください。
メモ: シングルプロセッサ構成では、必ず CPU1 ソケットを使用してくだ
さい。
1
セカンドプロセッサを初めて増設する場合は、ヒートシンクのダ
ミーとプロセッサのダミーを空のプロセッサソケットから外します。
ダミーの取り外し方は、プロセッサの取り外しと同様です。「プロ
セッサの取り外し」を参照してください。
2
プロセッサを梱包材から取り出すときは、プロセッサの端だけを持
ちます。プロセッサの底部に触れないでください。側面の端を持ち、
慎重に扱ってください。プロセッサの下に手の平をかざしてシステ
ムまで移動します。
3
システム基板ソケット上のピン
1
インジケータの位置を確認します。
4
プロセッサ上面のピン
1
インジケータの位置を確認します。ピン
1
インジケータは、プロセッサの上面にある三角マークです。図
1-4
を参照してください。
注意: プロセッサの取り付け位置が間違っていると、システム基板また
はプロセッサが完全に損傷してしまうおそれがあります。ソケットのピン
を曲げないように注意してください。
プロセッサの取り付け 47
5
ピン
1
同士を合わせ、プロセッサをソケットに水平に置きます。
1-3
および
1-4
を参照してください。
注意: プロセッサは強く押し込まないでください。プロセッサの位置が
合っていれば、簡単にソケットに入ります。
6 プロセッサの切り込みを ZIF ソケットのソケットキーに合わせ
ます。
1-4
を参照してください。
7
ロセッサをソケットに取り付けます。プロセッサを水平に保ち
(図 1-3 を参照)、ソケットにまっすぐに挿入します。
プロセッ
サは、プロセッサシールドで所定の位置に固定できるように、ピン
を合わせて軽く載せます。
1-3. プロセッサをソケットに対して平行に保つ
48 プロセッサの取り付け
1-4. プロセッサをソケットキーに合わせる
8
プロセッサとソケットが正しく揃い、装着されたことを確認します。
9
プロセッサシールドを閉じます。図
1-5
を参照してください。
10 所定の位置に収まるまで、ソケットリリースレバーを下ろします。
1-5
を参照してください。
1
ソケットリリースレバー
2
プロセッサ
3
プロセッサシールド
4
プロセッサの切り込み(2
5
ソケットキー(2
6
ZIF ソケット
7
ピン 1 インジケータ(2
6
1
2
4
3
5
7
プロセッサの取り付け 49
1-5. プロセッサの取り付け
11
ヒートシンクを取り付けます。
メモ: 消費電力の大きいプロセッサの場合は、キットに交換用の
ヒートシンクが入っていることがあります。新しいヒートシンクは、
外見は同じでも熱放散仕様が改善しているので、必ず使用してくだ
さい。
a
糸くずの出ないきれいな布で、ヒートシンクからサーマルグリー
スを拭き取ります。
注意: 塗布するサーマルグリースの量が多すぎると、接触するグリース
の過剰からプロセッサソケットが汚れるおそれがあります。
b
プロセッサキットに含まれているグリース塗布器を開け、新しい
プロセッサの上部中央にサーマルグリースを残さず塗布します。
c ヒートシンクをプロセッサの上に置きます。
1-1
を参照して
ください。
d ヒートシンクリリースレバーを閉じるか、または
ヒートシン
クの角にネジを取り付けます。お使いのシステムに即した正確な
図は、『ハードウェアオーナーズマニュアル』を参照してくだ
さい。
1-1
を参照してください。
1
ソケットリリースレバー
2
プロセッサ
3
プロセッサシールド
1
2
3
50 プロセッサの取り付け
12
冷却用エアフローカバーを取り付けます。『ハードウェアオーナーズ
マニュアル』の「冷却用エアフローカバーの取り付け」を参照して
ください。
13
システムカバーを閉じます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「システムカバーの取り付け」を参照してください。
14
システムおよび周辺機器を電源コンセントに接続し、システムの電
源をオンにします。
15
<F2>
を押してセットアップユーティリティを起動し、プ
報が新しいシステム設定と一致していることを確認します。『ハード
ウェアオーナーズマニュアル』の「セットアップユーティリティの
使い方」を参照してください。
16
システム診断プログラムを実行し、新しいプロセッサが正しく動作
することを確認します。
17
Diagnostics
(診断)の実行方法については、『ハードウェアオーナー
ズマニュアル』の「システム診断プログラムの実行」を参照してく
ださい。
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