10 HARMONY V100/ V60 クイックス タートガ イド 11
HARMONY V100/V60 はじめに
ステップ 3: はじめに
概要
この ”クイッ クス タートガ イド ” で は 、ユ ニ ッ
トの セ ットアップ 方 法 お よび 、機 能 に つい
ての 簡 潔 なご 紹 介をします。
接続
お使いのシステムにユニットを接続する際
は、本マニュアル冒頭に記載されている接
続例をご参照の上おこなってください。
ソフトウェア セットアップ
USB 接 続 により、ユニットからオーディ
オ 2 チャンネルをコンピューターへ送信
し、DAW などに録 音 することが で きます。
また、コンピューターのオーディオ再生を
2 チャンネル 分 受 信 で きま す。
ユニットとコンピューターの連携に
は、PC コンピューターの場 合は Windows ド
ライバーがインストールされている必要が
あります。Mac OS の 場 合 、ド ラ イ バ ー は 不
要です。
当 社 ウェブ サイトで Windows 用ドライバー
の 最 新 版 を ご 確 認 く だ さ い 。ド ラ イ バ ー に
付 属 する インストール 手 順 にした が ってく
ださい。
USB ケーブルでお使 いのコンピューターと
ユ ニ ッ ト を 接 続 後 、電 源 を 入 れ る と 、コ ン
ピューターに USB オー ディオ 機 器として認
識されます。
録音する場合は入力機器、プレイバックを
出力する場合は出力機器として選択しま
す。USB コンピューター接 続は 、ファームウ
ェアのアップデートか、コンピューターから
のプレイバック / コンピューター への 録 音
時 の み に 必 要となります。
コンピューターへの 録 音には 、Harmony V60/
V100 ユニット上で 実 行され る全 処 理 が 含
ま れ ま す 。コ ン ピ ュ ー タ ー か ら の プ レ イ バ
ックには 、マスター 音 量 以 外 のユ ニット上
の処 理 は作用しません 。
ハードウェアセットアップ
お 使 い の シ ス テ ム の 接 続 を 、フ ッ ト ス イ ッ チ
も含め全て済ませます。
シ ン プ ル な シ ス テ ム で は 、マ イ ク 入 力
(MIC IN) にマイクロフォンを、ギター入力
(GUITAR IN) にギターを接続します。
お使いのマイクにファンタム電源が必要か
ど う か を 確 認 し ま す 。マ イ ク の 種 類 に よ っ
て 、フ ァ ン タ ム 電 源 に よ り 損 傷 す る 場 合 が
ありますのでご注意ください。
マイク入力およびギター入力の音量コント
ロールと、マスター音量を下げます。
必 ず 付 属 の 電 源 コ ー ド を 使 用 し 、ユ ニ ッ ト
を AC 電源に接続します。 外部サウンドシ
ス テ ム( 使 用 す る 場 合 )の 電 源 は ま だ 入 れ
ないでください。
フットスイッチ 操 作
割り当てたいコントロールを回しながら /
押しながら、フットスイッチを踏むことで、
フットスイッチに割り当てます。
い くつ か の コ ント ロ ー ル 類 を グ ル ープとし
て選択できます。例えば、フットスイッチを
踏み込んだ状態で、以下を押します:
REVERB と ECHO
CHORUS、REVERB および ECHO
MUTE および TALK
注:
HARMONY (ハーモニー): いずれかのフットス
イッ チ を 長 押 しし 、HARMONY を 押 す か 、ま
た は セ レ ク タ ー を 回 す と 、フ ッ ト ス イ ッ チ に
よるボイシングの有効 / 無効切り替えが可
能 に なります。
ECHO (エコー): フットスイッチの割り当て
後、フットスイッチを長 押しして任意のテン
ポでタップすることで、 TAPE( テ ープ )お
よび DIGITAL(デジタル)リピートレートを調
節します。
マイクロフォン 部
下記の手順で、ボーカルメイキングを開始
しましょう。
1. 背面パネルの電源スイッチを入れ
ます。
2. 音 量( VOLUME) を 少 し だ け 上 げ て 、マ イ
クロフォンに向かって喋ったり、歌った
り し ま す 。マ ス タ ー ( MASTER)音 量 を 適
切なレ ベ ルに 調 節します。
3. アンチフィードバック(ANTI-FEEDBACK)
を 押 し て 、ボ ー カ ル フ ィ ー ド バ ッ ク の リ
スクを 低 減します。
4. 処理される前の状態の声を確認するに
は 、ト ー ク( TALK)を 押 し ま す 。
5. ハ ー モ ニ ー( HARMONY)ス イ ッ チ を オ フ
に し 、リ バ ー ブ ( REVERB)お よ び エ コ ー
(ECHO) も ”OFF” の 位 置 に し 、ボ ー カ ル 上
のアダプティブトーン(ADAPTIVE TONE)
とコレクションズ(CORRECTION)コ ン ト ロ
ー ル の 効 果 を 聞 い て 、確 認 し ま す 。
ボーカルハーモニー
1. ハ ー モ ニ ー( HARMONY)は、ハーモニー
イ ネ ー ブ ル( HARMONY ENABLE) スイッチ
ま た は ハ ー モ ニ ーフ ットスイッ チ で 有 効
に で き ま す 。ハ ー モ ニ ー 音 量( LEVEL)コ
ントロール を上げ て、8 種類の異なる
ボーカルハーモニーエフェクトの、ボー
カル への 効 果をご 確 認ください 。
2. 注意: ハーモニー(HARMONY)ス イ ッ チ
を押しながら電源をオンにした場合
は 、ハ ー モ ニ ー に 使 用 し て い る フ ッ ト ス
イッチ は全て、押している間だけ回路
が 繋 が る 、モ ー メ ン タ リ ー ス イ ッ チ と な
ります。
ボーカルリバーブ
1. リ バ ー ブ( REVERB)コ ン ト ロ ー ル を 調 節
し、ディレイタイムを伸ばしたり、OFF
(リバーブ無し) からルーム (ROOM)、
クラブ (CLUB)、およびホール(HALL)の
間 で 適 宜 調 節して、ボーカル にリバーブ
を付加します。ボーカルへの効果を確
認します。
ボーカルエコー
1. OFF (エコー無し) からテープ (TAPE)、
デ ジ タ ル( DIGITAL)お よ び ス ラ ッ プ
(SLAP) スタイルの間でエコーコントロ
ールを調節し、ボーカルにエコー(ECHO)
を付加します。ボーカルへの効果を確
認します。
2. テ ープ( TAPE)お よ び デ ジ タ ル( DIGITAL)
の 場 合 は 、タ ッ プ テ ン ポ( TAP TEMPO)ス
イ ッ チ を 押 し て 、リ ピ ー ト 回 数 を 調 節 し
ます。
ギター部
次の手順に従ってギターの使用を開始し
ます。
1. 背面パネルの電源スイッチをオンにし
ます。
2. 音 量( VOLUME)を 少 し 上 げ 、ギ タ ー を 弾
きます。マスター音量(MASTER)を 適 切
なレ ベル に調 節します。
ギターチューニング
1. ミ ュ ー ト( MUTE)ス イ ッ チ を 押 し て 、チ ュ
ーニング中にギターの音が出ないよう
にします。
2. 内 蔵クロマチックチューナーのディス
プ レ イ を 見 な が ら 、し っ か り と チ ュ ー ニ
ング を 合 わ せ ま す。
3. チューニングが 完 了したら、ミュートス
イッチ を 解 除 しま す。
4. アンチフィードバック( ANTI-FEEDBACK)
ス イ ッ チ を 押 し 、フ ィ ー ド バ ッ ク の 発 生
リスクを 低 減します。
5. お使いのギターのピックアップがピエ
ゾタイプの 場 合 、ボディレズ( BODYREZ)
スイッ チ を 使 用 して 音 色 の 自 然 さ を 復
元します。ボディレズ には 4 種 類のタイ
プがあり、各々異なる LED カラーとな
って い ま す:
OFF: (エフェクト無し)
赤色: (Bodyrez 1)
青色: (Bodyrez 2)
緑色: (Bodyrez 3)
6. 低域 (BASS)、中域 (MID) 、お よ び 高 域
(TREBLE) コントロールを適宜調節しま
す 。レ ベ ル 幅 は 非 常 に 広 い で す が 、
EQ は 微 調 整 に 使 用 し 、ブ ー ス ト よ り は
カットに使用すると良いでしょう。
ギターコーラス
1. OFF (コーラス無し)、デチューン
(DETUNE)、シルク (SILK) 、お よ び コ ロ ナ
(CORONA) の間でコーラス(CHORUS)コ ン
ト ロ ー ル を 調 節 し 、ギ タ ー に コ ー ラ ス
効果を付加します。 ギターへの効果
を確 認します。
ギターリバーブ
1. リ バ ー ブ コ ン ト ロ ー ル を 、ヴ ェ ニ ュ ー の
サ イ ズ が 大 き く 、デ ィ レ イ タ イ ム が 長 く
なっていく順 に OFF ( リ バ ー ブ 無 し ) 、ル
ーム (ROOM) 、ク ラ ブ( CLUB)お よ び ホ ー
ル( HALL)の 間 で 調 節 し て 、ギ タ ー に リ
バ ー ブ 効 果 を 付 加 し ま す 。ギ タ ー へ の
効 果 を 確 認しま す。
ギターエコー
1. エ コ ー( ECHO)コ ン ト ロ ー ル を 、OFF (エ
コ ー 無 し ) 、ま た は テ ー プ ( TAPE) 、デ ジ タ
ル( DIGITAL)お よ び ス ラ ッ プ( SLAP)等 の
ス タ イ ル の 間 で 調 節 し 、ギ タ ー に エ コ
ー効果を付加します。ギターへの効果
を確 認します。
2. テ ープ( TAPE)お よ び デ ジ タ ル( DIGITAL)
スタイルのリピートレートは、タップテ
ン ポ ス イ ッ チ( TAP TEMPO)を 任 意 の テ ン
ポ で 押して 設 定しま す。
ルーパー部
1. マイク / オール / ギ タ ー( MIC/ALL/GUITAR)
ス イ ッ チ を 使 用 し て 、マ イ ク ロ フ ォ ン 、マ
イクロフォンおよびギター、ギターの 3
つ の 選 択 肢 か ら 、ル ープ( LOOP)の ソ ー
スを選び ます。
2. デ フ ォ ル ト で は 、ル ー パ ー( LOOPER)
フ ッ ト ス イ ッ チ で 、再 生 / 録 音( PLAY/
RECORD)ス イ ッ チ を 操 作 し ま す 。
3. 再生 / 録 音 ス イッ チ( PLAY/RECORD)は 初
回録音時またはオーバーダビング時に
は赤色に点灯し、フットスイッチ LED も
同 様 で す 。プ レ イ バ ッ ク 時 に は 緑 色 に
なります。
4. TAP TEMPO wスイッチ テンポの設定に
使用され、現在のテンポに合わせて点
滅 し ま す 。こ れ に よ り 、ECHO( エ コ ー )デ
ィ レ イ タ イ ム に 同 期 で き る た め 、現 在 の
ソングの拍子に合わないエコーの発生
を防ぐことが できま す。
テンポは、フットスイッチを下記の要
領で 使 用することでも変 更可能です:
VOCAL FX(ボーカルエフェクト)または
GUITAR FX( ギ タ ー エ フ ェ ク ト )フ ッ ト ス イ
ッチを、LED が 現在のテンポで点滅し
はじめるまで長 押しします。フットスイ
ッチ を 任 意 の テン ポ で タップ しま す。2
〜3 秒 間 の 後 、フ ッ ト ス イ ッ チ は 通 常 の
動 作に 戻ります。
ル ープ を 作 成 すると 、ル ープ 長 か ら
テン ポ を自 動 的 に 導 き出しま す。TAP
TEMPO スイッチ(ユニットのみ)をホー
ル ド す る と 、ル ープ 長 か ら の テ ン ポ 割
り出しを、以降の録音およびオーバー
ダブにおいて無効にします。再度ホー
ル ド す る と 、ル ープ 長 か ら の テ ン ポ 割
り出しに 戻ります。
注意: 両方の ECHO( エ コ ー )コ ン ト
ロールが、”デジタル”設定に比べ、
より時計回り方向に位置している場
合、TAP TEMPO スイッチ は オ フに なりま
す( SLAP ECHO -スラップエコー- 設定で
は 不 要 )。
5. ル ープ し た い シ ー ケ ン ス を 、演 奏 お よ
び / または 歌います。
6. 良 い タ イ ミ ン グ で 、再 生 / 録 音( PLAY/
RECORD)ボ タ ン 、ま た は 割 り 当 て た フ ッ
トスイッチを押し、録音を開始します。
7. 終 わ っ た ら 、再 生 / 録 音( PLAY/RECORD)
ボタンを 押して 録 音を 停止しま す。
す ると 録 音 し た ル ープ の 再 生 が 開 始 し
ます。
8. ル ープ が 納 得 行くも の で あ れ ば 、 再 生 /
録 音( PLAY/RECORD)ボ タ ン を 2 回押す
か 、停 止( STOP)ボ タ ン を 押 し て プ レ イ
バックを停止します。停止(STOP)ボ タ
ン が 赤 く な り 、フ ッ ト ス イ ッ チ LED が緑
色 に 点 滅 し て 、ル ープ が 録 音 さ れ て い
ることを示します。
9. 再生 / 録 音( PLAY/RECORD)を 1 度 押すと
い つ で も ル ープ を 開 始 で き 、2 度 押すと
停止します。
10. ル ープ レ ベ ル( LOOPER LEVEL)コ ン ト ロ
ー ル を 使 用 し て 、ラ イ ブ プ レ イ の 音 量
と比べながらループ再生音量を調節
します。
オーバーダビング
1. ル ープ を 再 生 し な が ら 、ル ープ に 追 加
したいシーケンスの演奏および / また
は 歌 唱 を 開 始 しま す。
2. 良いタイミング で再生 / 録 音( PLAY/
RECORD)ボ タ ン を 押 し 、オ ー バ ー ダ ビ
ン グ モ ー ド に し て 、現 在 の ル ー プ の ト
ップ に 追 加 するトラックを 録 音しま す
( 上 書 き で は な く 、追 加 し ま す )。
3. 再生 / 録 音( PLAY/RECORD)を 1 度 押して
オーバーダブ録音を停止すると、プレ
イバックが 開 始します。
4. さらにオーバー ダビング を重ねるに
は、手順 1~3 を繰り返します。