Dell Storage Integration Tools for VMware
バージョン 6.0 管理者ガイド
規制モデル： 680-131-004
April 2020
Rev. C
メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2020 Dell Inc. またはその関連会社。。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他の商標
は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
本書について
本ガイドは、Dell Storage Integration Tools for VMware（DSITV）のインストールと、Replay Manager Service for VMware（RMSV）お
よび Dell StoragevSphere Client Plugin の設定の手順について説明しています
変更履歴
文書番号：680-131-004
リビジョン 日付 説明
A 2020 年 3 月 イニシャル リリース
B 2020 年 4 月 VMware vCenter Server のサポートを明確化
C 2020 年 6 月 サポート対象の VMware バージョンを更新
対象読者
本ガイドは、Dell Storage Center、Dell Storage Manager、および Replay Manager について中級～上級レベルの知識を有する IT 技術
者を対象としています。また、VMware vSphere Client、VMware vCenter、および VMware ESXi の管理作業に精通していることを
前提としています。
関連する出版物
Dell ストレージ製品で使用されるクライアント アプリケーションについては、次のマニュアルをご利用いただけます。
• VMware vSphere 5.x–6.x
での
Dell Storage SC Series
のベスト
プラクティス
ユーザーが VMware vSphere を Storage Center と統合する際に利用できる設定例、ヒント、推奨設定、およびその他のストレー
ジ ガイドラインが示されています。このマニュアルでは、VMware と Storage Center 機能（Dynamic Capacity、Data
Progression、Data Reduction など）の連携に関してよくある質問への回答を参照できます。
• Dell Storage vSphere Client Plugin
管理者ガイド
vSphere Client Plugin を使用して Storage Center を VMware vSphere Client で管理する方法が説明されています。
• Dell Storage Manager
管理者ガイド
Dell Storage Manager の設定および管理の手順が解説されています。Dell Storage Manager を使用すると、レプリケーションやデ
ィザスター リカバリー（DR）サイトのセットアップや監視など、エンタープライズ レベルで複数の Storage Center を管理でき
ます。また、システムから提供される各種のパフォーマンス レポートや、カスタム レポートの作成機能もあります。
• Replay Manager
管理者ガイド
Replay Manager のインストール方法および、サーバー上のデータに対するソフトウェアを使用したバックアップと復元の方法が
説明されています。
デルへのお問い合わせ
デルでは、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。サポートとサービスは国お
よび製品によって異なり、お住まいの地域では一部のサービスがご利用いただけない場合があります。
セールス、テクニカルサポート、またはカスタマサービスに関する問題についてデルにお問い合わせ頂く場合は、Dell.com/support
にアクセスしてください。
• カスタマイズされたサポートを受けるには、サポートページでお使いのシステムのサービスタグを入力し、送信 をクリックして
ください。
• 一般的なサポートについては、サポートページで製品リストを参照し、お使いの製品を選択してください。
前書き
1 DSITV のインストール....................................................................................................................5
DSITV の概要.........................................................................................................................................................................5
ソフトウェア要件................................................................................................................................................................5
DSITV の展開.........................................................................................................................................................................5
DSITV のセットアップ........................................................................................................................................................6
DSITV 仮想アプライアンスの時刻設定.....................................................................................................................6
DSITV へのログイン.......................................................................................................................................................7
DSITV の設定................................................................................................................................................................... 7
DSITV のアップデート.........................................................................................................................................................8
DSITV の現在バージョンの表示.................................................................................................................................. 8
DSITV のアップデートの確認...................................................................................................................................... 9
DSITV へのアップデートのインストール.................................................................................................................. 9
ダークサイトにおける DSITV のアップデート....................................................................................................... 10
DSITV の再起動....................................................................................................................................................................11
2 Replay Manager Service for VMware............................................................................................ 12
RMSV のデータ移行........................................................................................................................................................... 12
RMSV の設定....................................................................................................................................................................... 12
3 Dell Storage vSphere Client Plugin............................................................................................... 14
Dell Storage vSphere Client Plugin のインストール.......................................................................................................14
vSphere Client Plugin の削除............................................................................................................................................. 14
付録 A: DSITV アプリケーションのトラブルシューティング................................................................. 16
RMSV のトラブルシューティング.................................................................................................................................. 16
RMSV の再スタート..................................................................................................................................................... 16
RMSV ログファイルの保存........................................................................................................................................ 16
vSphere Client Plugin のトラブルシューティング........................................................................................................ 17
プラグインの概要および表示されたモニターページが無効............................................................................... 17
自動フェールオーバーを適用すると Live Volume を有効にできない................................................................. 17
vSphere Client Plugin ログ ファイルの表示............................................................................................................. 17
TLS に関連する登録の失敗.........................................................................................................................................17
目次
4 目次
DSITV のインストール
DSITV の概要
DSITV は、Replay Manager Service for VMware（RMSV）および Dell Storage vSphere Client Plugin を VMware vSphere に統合します。
• Replay Manager Service for VMware（RMSV）は、VMware 仮想マシンおよびデータストアの一貫したスナップショットを保証し
ます。RMSV の設定については、「RMSV の設定」を参照してください。
• Dell Storage vSphere Client Plugin は VMware vCenter のプラグインで、VMware vSphere Client を使用して Dell ストレージを管理
する機能をストレージ管理者に提供します。Dell Storage vSphere Client Plugin を VMware vCenter Server にインストールするに
は、「vSphere Client Plugin のインストール」を参照してください。
• VMware ソフトウェアのインストールおよび設定の詳細については、www.vmware.com/support を参照してください。
ソフトウェア要件
このセクションでは、DSITV コンポーネントのソフトウェア要件について説明します。
表 1. Replay Manager Service for VMware（RMSV）
製品 バージョン
Storage Center 7.2.x、7.3.x、7.4.x
Replay Manager エクスプローラー 7.8、8.0、8.0.1
VMware ESXi 6.5、6.7、7.0
VMware vCenter Server 6.5、6.7、7.0
表 2. Dell Storage vSphere Client Plugin
製品 バージョン
Dell Storage Manager 2018 R1、2019 R1
Storage Center 7.2.x、7.3.x、7.4.x
VMware ESXi 6.5、6.7、7.0
VMware vCenter Server（vCSA） 6.5、6.7、7.0
メモ: Microsoft Windows vCenter Server はサポートされていません。
メモ: DSITV バージョン 5.1 以降では、FluidFS はサポートされていません。
メモ: Dell Storage Manager Data Collector は、Dell Storage vSphere Client Plugin にも必要です。Data Collector のインス
トールの詳細については、『
Dell Storage Manager インスト
ー
ル ガイド
』を参照してください。
DSITV の展開
DSITV 仮想アプライアンスは、OVA（Open Virtual Appliance）ファイルとして提供されます。OVA ファイルの名前は
DSITV-06.00.00.XXX.ova で、OVF テンプレートの導入ウィザードを使用して VMware vCenter Server に導入されます。
手順
1. vSphere Client を起動して、VMware vCenter Server に接続します。
2. ［メニュー］、［VM およびテンプレート］の順に選択します。
3. ［アクション］ > ［OVF テンプレートの導入］を選択します。
1
DSITV のインストール 5
OVF テンプレートの導入 ウィザードが開きます。
4. .ova ファイルの場所を指定します。
• ［URL］を選択して、ファイルの場所を入力します。
• ［ローカル ファイル］、［ファイルを選択］の順に選択して、.ova ファイルを指定します。
5. ［次へ］をクリックします。
6. 仮想マシンの名前を入力して、場所を選択します。
• （オプション）［名前］フィールドで、仮想アプライアンスの名前を変更します。
• （オプション）［インベントリーの場所］ペインで、仮想アプライアンスを導入するフォルダーを選択します。
7. ［次へ］をクリックします。
［コンピューティング リソースの選択］ページが開きます。
8. 仮想アプライアンスを導入するホストまたはクラスターを選択します。
9. ［次へ］をクリックします。
［詳細の確認］ページが開きます。
10. OVF テンプレートの詳細を確認し、［次へ］をクリックします。
［ライセンス契約］ページが開きます。
11. ライセンス契約を読み、［承諾］をクリックします。
12.［次へ］をクリックします。
［ストレージ］ページが開きます。
13. 仮想ディスクのフォーマットを選択します。
• ［シック プロビジョン Lazy Zeroed］ - ディスク サイズはディスクの作成時に確立されます。データがディスクに書き込ま
れるときに、物理ディスク上の既存データはオンデマンドでゼロ化されます。
• ［シック プロビジョン Eager Zeroed］ - ディスク サイズはディスクの作成時に確立されます。仮想ディスクが作成される
ときに、物理ディスク上の既存データはゼロ化されます。
• ［シン プロビジョン］ - ディスク サイズは、コンテンツのサイズを収容できる大きさにされます。
14. リストから VM ストレージ ポリシーを選択します。
15.［次へ］をクリックします。
［ネットワークの選択］ページが開きます。
16. DSITV 仮想マシン ファイルの宛先ネットワークを選択します。
17.［IP 割り当ての設定］を選択します。
18.［次へ］をクリックします。
［終了準備完了］ページが開きます。
19. テンプレートの設定を確認し、［完了］をクリックします。
次の手順
DSITV が展開されている Storage Center ボリュームに毎日のスナップショット プロファイルを割り当て、DSITV 仮想アプライアン
スを復元できるようにします。
DSITV のセットアップ
DSITV を展開した後、DSITV 仮想アプライアンスで時刻を設定してから仮想アプライアンスにログオンし、タイム ゾーンとネット
ワークを設定します。
DSITV 仮想アプライアンスの時刻設定
ESXi ホストの時刻が正しいことを確認し、ESXi ホストと時刻を同期するように DSITV 仮想アプライアンスを設定します。
手順
1. vSphere Client を起動して、VMware vCenter Server に接続します。
2. ［メニュー］ > ［ホストとクラスター］を選択します。
［ホストとクラスター］ビューが開きます。
3. 左側のナビゲーション ペインで ESXi ホストを選択して、［設定］タブをクリックします。
4. ［編集］をクリックします。
［時刻設定の編集］ページが開きます。
5. 時刻または日付が正しくない場合
a. 時刻設定を手動で行うか、NTP を使用するかを選択します。
6 DSITV のインストール
b. 手動で設定する場合は、現在の日付と時刻を入力します。
c. NTP 設定を使用する場合は、使用するサーバー（複数可）を入力し、［NTP サービスの開始］を選択して、［NTP サービス ス
タートアップ ポリシー］を選択します。
6. ［OK］をクリックします。
7. ［メニュー］ > ［VM およびテンプレート］を選択します。
［仮想マシンとテンプレート］ビューが開きます。
8. DSITV 仮想アプライアンスを選択して、
（［設定の編集］）をクリックします。
設定の編集 ダイアログボックスが表示されます。
9. ［VM オプション］タブをクリックして、［VMware ツール］オプションを展開します。
10.［ゲストの時刻をホストと同期する］チェック ボックスがオンになっていることを確認します。
11. ［OK］をクリックします。
DSITV へのログイン
vSphere Client を使用して DSITV にログインします。
手順
1. vSphere Client を起動して、VMware vCenter Server に接続します。
2. ［メニュー］ > ［VM およびテンプレート］を選択します。
［仮想マシンとテンプレート］ビューが開きます。
3. DSITV 仮想アプライアンスを選択して、
（［コンソールを開く］）をクリックします。
4. 仮想アプライアンスが実行されていない場合は、
（［電源オン］）をクリックします。
5. ログイン プロンプトが表示されたら、DSITV のログイン認証情報を入力します。
ログインすると、CLI メニューが表示されます。
################################################################
# Welcome to Dell Storage Integration Tools for VMware #
# Version - 06.00.00.XXX #
################################################################
Item Status
---------------------------------------------------- ------
1. Set the time zone (Current: UTC) .................... Unset
2. Configure network (eth0) ............................ Unset
3. Configure RMSV ...................................... Unset
4. Register vSphere Client Plugin with vCenter
5. Unregister vSphere Client Plugin with vCenter
11. Restart Replay Manager for VMware (RMSV)
12. Reboot appliance
13. Change root password
14. Customer support
15. Update appliance
16. Logout
Enter selection [1 - 16]:
a. ログイン プロンプトで「root」と入力し、Enter を押します。
b. パスワード プロンプトで「Fluid」（大文字と小文字を区別）と入力し、Enter を押します。
ログインすると、DSITV コマンドライン インタフェース（CLI）プロンプトが表示されます。
DSITV の設定
初めて DSITV にログインした後、タイムゾーンおよびネットワーク設定を設定します。また、デルではこの時点で DSITV のルート
パスワードを変更することをお勧めします。
DSITV のインストール 7
DSITV のタイム ゾーン設定
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで、「1」と入力して Enter を押します。
3. 地理的な位置を使用してタイム ゾーンを指定します。
4. 正しいタイム ゾーンが表示されたら、「1」と入力し、Enter を押して変更を保存します。
5. タイム ゾーンを設定したら、Enter を押してメイン メニューに戻ります。
DSITV のネットワーク設定
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで、「2」と入力して Enter を押します。
3. DSITV のホスト名を入力し、Enter を押します。
4. 管理ネットワークの DSITV の IP アドレスを入力し、Enter を押します。
5. 管理ネットワークのネットワーク マスクを入力し、Enter を押します。
6. 管理ネットワークのゲートウェイ IP アドレスを入力し、Enter を押します。
7. 管理ネットワークの DNS サーバーの IP アドレスを入力し、Enter を押します。
8. 2 台目の DNS サーバーを指定するには、管理ネットワークの DNS サーバーの IP アドレスを入力し、Enter を押します。それ以外
は Enter を押してこの手順をスキップします。
9. 前の手順で入力した値が画面に表示されたら、「y」と入力し、Enter を押して変更を保存します。
10. ネットワーク設定を完了したら、Enter を押してメイン メニューに戻ります。
（オプション）DSITV の root パスワード変更
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで、「13」と入力して Enter を押します。
3. 新しい root パスワードを入力し、Enter を押します。
4. 新しい root パスワードをもう一度入力し、Enter を押します。
5. root パスワードを変更したら、Enter を押してメイン メニューに戻ります。
DSITV のアップデート
DSITV 仮想アプライアンスのアップデートされたバージョンが使用可能になると、仮想アプライアンスからインストールできます。
DSITV がダーク サイトにインストールされている場合は、次の項を参照してください：ダークサイトにおける DSITV のアップデー
ト 、p. 10
DSITV の現在バージョンの表示
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで「15」と入力し、Enter を押します。次のオプションが表示されます。
-------------------------------------------
1. Appliance version
2. Check for updates
3. Install update
4. Return to main menu
Enter selection [1 - 4]:
8 DSITV のインストール
3. 「1」と入力し、Enter を押します。仮想アプライアンスの現在のバージョンが表示されます。
4. Enter を押して、仮想アプライアンスのアップデート メニューに戻ります。
DSITV のアップデートの確認
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで「15」と入力し、Enter を押します。次のオプションが表示されます。
-------------------------------------------
1. Appliance version
2. Check for updates
3. Install update
4. Return to main menu
Enter selection [1 - 4]:
3. 「2」と入力し、Enter を押します。
• アップデートが見つからない場合は、次のメッセージが表示されます。
No available updates found
• アップデートが見つかった場合は、アップデートのバージョン番号が表示されます。
4. Enter を押して、仮想アプライアンスのアップデート メニューに戻ります。
DSITV へのアップデートのインストール
前提条件
注意: DSITV をアップデートする前に、スケジュールされたバックアップまたは復元操作が進行中でないことを確認してくだ
さい。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで「15」と入力し、Enter を押します。次のオプションが表示されます。
-------------------------------------------
1. Appliance version
2. Check for updates
3. Install update
4. Return to main menu
Enter selection [1 - 4]:
3. 「3」と入力し、Enter を押します。
• アップデートが見つからない場合は、次のメッセージが表示されます。
No available updates found
• アップデートが見つかった場合は、アップデートのバージョン番号が表示され、アップデートがインストールされます。
4. Enter を押して、仮想アプライアンスのアップデート メニューに戻ります。
5. 「16」と入力し、Enter を押して DSITV からログアウトします。
6. ログイン プロンプトが表示されたら、DSITV に再度ログインします。
次の手順
1. アップデートをインストールした後、DSITV アプライアンスを再起動します。バージョン番号は、アップデートの直後には更新
されないことがあります。このアクションは、バージョン番号も更新します。
DSITV のインストール 9
2. DSITV アプライアンスを再起動した後、DSITV アプライアンスの CLI メニューから vSphere Client Plugin を登録解除し、再登録
します。この操作により古いプラグインが削除され、新しいプラグインが vCenter に登録されます。
3. Replay Manager サービスがインストールされているサーバーに Replay Manager エクスプローラーがインストールされている場合
は、DSITV アップデートが完了した後、Replay Manger サービスを再起動します。
ダークサイトにおける DSITV のアップデート
DSITV がインターネットにアクセスできないサイトにインストールされている場合、DSITV のアップデートをデルテクニカルサポー
トから取得する必要があります。その後で内蔵ウェブサーバを使用してアップデートを使用できるようにするか、または仮想アプ
ライアンスに直接コピーすることができます。
ウェブサーバーへのアップデートのコピー
手順
1. 最新の DSITVUpdate.zip ファイルを取得するには、デル テクニカル サポートにお問い合わせください。
2. DSITVUpdate.zip ファイルのコンテンツを、Web サーバーのルート ディレクトリーにある dsitvupdate という名前のフォ
ルダーに抽出します。
たとえば、Web サーバーのルート ディレクトリーが C:\inetpub\wwwroot の場合は、zip ファイルのコンテンツを
C:\inetpub\wwwroot\dsitvupdate に抽出します。
3. Web ブラウザーを使用して http:// web_server_address/dsitvupdate/manifest/manifest-latest.xml に移動
し、アップデートへのアクセスを確認します。
4. DSITV にログインします。
5. 「99」と入力し、Enter を押してインタラクティブ シェルにアクセスします。
6. /etc/hosts ファイルを開きます。
7. hosts ファイルの末尾に次のエントリーを追加します。
citv.compellent.com[IP_address_of_web_server]
8. 変更を hosts ファイルに保存し、「exit」と入力して CLI に戻ります。
9. 「DSITV のアップデート 、p. 8」の説明に従って、アップデートをインストールします。
仮想アプライアンスへのアップデートのコピー
手順
1. 最新の DSITVUpdate.zip ファイルを取得するには、デル テクニカル サポートにお問い合わせください。
2. インターネットにアクセスできるコンピューターを使用して、仮想アプライアンスのオペレーティング システムである CentOS
リリース 6.7 用の解凍ツールをダウンロードします。
3. セキュア コピー（SCP）を使用して DSITVUpdate.zip ファイルをコピーし、ローカル コンピューターから仮想アプライアン
スに RPM ファイルを解凍します。
4. DSITV にログインします。
5. 「99」と入力し、Enter を押してインタラクティブ シェルにアクセスします。
6. 次を実行して、解凍ツールをインストールします。
rpm -ivh [unzip_package_name].rpm
7. ルート ディレクトリーに、DSITVUpdate.zip という名前のディレクトリーを作成します。
mkdir dsitvupdate
8. 更新ファイルを DSITVUpdate.zip ディレクトリーに解凍します。
unzip DSITVUpdate.zip -d dsitvupdate
9. /opt/vmware/var/lib/vami/update/provider/provider-deploy.xml ファイルを開きます。
10. 文字列 http://citv.compellent.com/を検索し、file://root/dsitvupdate に変更します。
10 DSITV のインストール
11. 変更を provider-deploy.xml ファイルに保存し、「exit」と入力して CLI に戻ります。
12. 「DSITV のアップデート 、p. 8」の説明に従って、アップデートをインストールします。
DSITV の再起動
前提条件
注意: DSITV を再起動する前に、スケジュールされたバックアップまたは復元操作が進行中でないことを確認してください。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで、「12」と入力して Enter を押します。
3. 「y」と入力し、Enter を押します。次のメッセージが表示されます。
Broadcast message from root...
The system is going down for reboot NOW!
4. ログイン プロンプトが表示されたら、DSITV に再度ログインします。
DSITV のインストール 11
Replay Manager Service for VMware
Replay Manager Service for VMware（RMSV）は、Replay Manger と VMware vCenter との通信を可能にし、Dell Storage Center での
安定した VMware 仮想マシンとデータストアの Replay を実現します。
RMSV のデータ移行
以前のバージョンの DSITV からアップグレードするには、RMSV データを移行する必要があります。
RMSV の設定プロセス中に、DSITV 5.x で作成された RMSV データの DSITV 6.0 への移行を選択できます。DSITV で、次のいずれか
の条件に該当しない限り、データの移行を求めるプロンプトが表示されます。
• すでに DSITV 5.x から DSITV 6.0 にデータを移行している。
• 以前のデータを移行せずに DSITV 6.0 を設定することを選択した。
RMSV を設定すると、データ移行オプションが表示されなくなり、以前のリリースからデータを移行できなくなります。
メモ: 各復元ポイントは、データ移行が完了するまでにかかる時間を増やします。
移行完了後、次のデータが DSITV 6.0 にアクセスできるようになります。
• 定義済みの Storage Center のリスト
• E メール サービスの設定とスナップショットの通知メール
• ライセンス ステータスとシリアル ナンバーの情報
• ジョブ スケジュール
• バックアップ セットおよび復元ポイントのステータス レポート
• 関連する仮想マシンおよびデータストアのバックアップ データ
メモ: バージョン 5.0 より前の DSITV を実行している場合、まず DSITV 5.x にアップグレードする必要があります。その後、
上述のように DSITV 5.x から DSITV 6.0 にデータを移行できます。
RMSV の設定
Replay Manager が VMware vCenter と通信できるようにするには、VMware vCenter Server に関する情報を使用して RMSV を設定
する必要があります。
前提条件
注意: 複数の DSITV 仮想アプライアンス上で、RMSV の複数のインスタンスが単一の VMware vCenter Server と通信するよ
うに設定されている場合、VMware ESXi ホストでエラーが発生する可能性があります。RMSV の各インスタンスは、異なる
VMware vCenter Server と通信するように設定する必要があります。
• DSITV を展開し、タイムゾーンとネットワークを設定します。
• VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスを識別します。
• 管理者権限を持つ VMware vCenter ユーザーのユーザー名およびパスワードを識別します。
• RMSV データを DSITV 5.x から移行するかどうかを決定します。詳細については、「RMSV のデータ移行」を参照してください。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで「3」（［RMSV の設定］）と入力し、Enter を押します。
DSITV 5.x からアップグレードする場合、DSITV で RMSV 設定プロセスが開始され、既存の DSITV 5.x アプライアンスからデー
タを移行するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。データを移行する既存の DSITV 5.x アプライアンスがある場合
は、手順 3 に進みます。データの移行を求めるプロンプトが表示されたら、手順 4 に進みます。
3. データ移行を開始するには、プロンプトが表示されたら「y」と入力し、次の手順に進みます。
2
12 Replay Manager Service for VMware
メモ: すでに RMSV を設定している場合、または DSITV 5.x アプライアンスからの移行を終了している場合は、移行オプ
ションを使用できません。
a. データを移行する元の DSITV アプライアンスの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
DSITV はホストを認証し、接続を続行するかどうかを尋ねます。
b. 接続の続行の確認を求められたら、「yes」と入力します。
DSITV は、ホストを既知のホストのリストに追加し、そのホストの Replay Manager を停止して、RMSV データ ファイルのコ
ピーを開始します。
c. ファイルが移行されると、DSITV はそのホストの Replay Manager を無効にし、Replay Manager を再起動して、データ移行が
完了したことを示します。手順 4 に進みます。
4. VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスを入力し、Enter を押します。
5. 管理者権限を持つ VMware vCenter ユーザーのユーザー名を入力し、Enter を押します。
6. 管理者権限を持つユーザーのパスワードを入力し、Enter を押します。
7. パスワードを再入力し、Enter を押してパスワードを確認します。
8. 「11」と入力し、Enter を押します。
RMSV は VMware vCenter Server への接続を試みます。「Connected successfully」メッセージが表示された場合は、ステッ
プ 8 に進みます。「Connection to vCenter failed」メッセージが表示された場合は、サーバー情報を確認して、ステップ
4～7 を繰り返します。詳細については、「RMSV のトラブルシューティング」を参照してください。
メモ: サーバー証明書メッセージが表示された場合は、「y」と入力して Enter を押し、証明書を信頼します。
9. DSITV のホスト名または IP アドレス、および管理者権限を持つ VMware vCenter ユーザーのユーザー名とパスワードを使用して、
VMware vCenter Server を Replay Manager エクスプローラーに追加します。
Replay Manager への VMware vCenter Server の追加についての詳細は、『Replay Manager
管理者ガイド
』を参照してください。
メモ: Replay Manager エクスプローラーなどの Replay Manager 管理ツールは、DSITV 仮想アプライアンスと接続してい
るコンピューターにインストールする必要があります。
Replay Manager Service for VMware 13
Dell Storage vSphere Client Plugin
Dell Storage vSphere Client Plugin は VMware vCenter 用のプラグインで、ストレージ管理者が VMware vSphere Client を使用して Dell
ストレージを管理できるようにします。
Dell Storage vSphere Client Plugin のインストール
Dell Storage vSphere Client Plugin をインストールするには、VMware vCenter でプラグインを登録します。
前提条件
メモ: このバージョンの DSITV では、VMware vCenter Server アプライアンスのみがサポートされます。Microsoft Windows
vCenter Server はサポートされていません。
• DSITV を展開し、タイムゾーンとネットワークを設定します。
• VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスを識別します。
• 管理者権限を持つ VMware vCenter ユーザーのユーザー名およびパスワードを識別します。
• Dell Storage Manager Data Collector が、Storage Center と通信するようにしてください。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで、「4」と入力して Enter を押します。
3. VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスを入力し、Enter を押します。
4. 管理者権限を持つ VMware vCenter Server ユーザーのユーザー名を入力し、Enter を押します。
5. 管理者権限を持つユーザーのパスワードを入力し、Enter を押します。
6. 必要に応じて、パスワードを再度入力し、Enter を押してパスワードを確認します。
メモ: サーバー証明書メッセージが表示された場合は、「y」と入力して Enter を押し、証明書を信頼します。
7. DSITV のホスト名または IP アドレスを入力し、Enter を押します。
8. 「y」と入力して、Enter を押します。
9. vSphere Client Plugin がインストールされたら、Enter を押してメイン メニューに戻ります。
vSphere Client Plugin の管理および使用の詳細については、『Dell Storage vSphere Client Plugin
管理者ガイド
』を参照してくださ
い。
vSphere Client Plugin の削除
vSphere Client Plugin を削除するには、VMware vCenter からプラグインを登録解除します。
前提条件
• VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスを識別します。
• 管理者権限を持つ VMware vCenter ユーザーのユーザー名およびパスワードを識別します。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで、「6」と入力して Enter を押します。
3. VMware vCenter のホスト名または IP アドレスを入力し、Enter を押します。
4. 管理者権限を持つ VMware vCenter ユーザーのユーザー名を入力し、Enter を押します。
5. 管理者権限を持つユーザーのパスワードを入力し、Enter を押します。
6. 「y」と入力して Enter を押し、vSphere Client Plugin を削除します。
3
14 Dell Storage vSphere Client Plugin
7. vSphere Client Plugin が削除されたら、Enter を押してメイン メニューに戻ります。
8. VMware vCenter Web Client で変更を表示するには、ログアウトしてから再度ログインします。
Dell Storage vSphere Client Plugin 15
DSITV アプリケーションのトラブルシューティ
ング
DSITV アプリケーションに関連した問題は、次のようにして対処できます。
• Dell Replay Manager Service for VMware の問題のトラブルシューティングを行うには、RMSV トラブルシューティング手順を使
用します。
• Dell Storage vSphere Client Plugin の問題のトラブルシューティングを行うには、vSphere Client Plugin トラブルシューティング手
順を使用します。
RMSV のトラブルシューティング
Replay Manager が VMware vCenter Server に接続できない場合：
• VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスが正しいこと、および VMware vCenter Server ユーザーが管理者権限を持
っていることを検証します。「RMSV の設定 、p. 12」を参照してください。
• RMSV が実行されていることを検証します。「RMSV ログファイルの保存 、p. 16」を参照してください。
これ以上のトラブルシューティングが必要な場合、デルテクニカルサポートでは、分析のために RMSV のログのコピーが必要にな
る場合があります。「RMSV ログファイルの保存 、p. 16」を参照してください。
RMSV の再スタート
CLI でオプション 11 を使用して RMSV を再起動し、起動することを確認します。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで「11」と入力し、Enter を押します。次のメッセージが表示されます。
Waiting 15 seconds for the service to restart
Starting replaymanager: [ OK ]
RMSV が停止され、再起動されます。
• [ OK ]が表示されると、RMSV の起動は成功です。
• [ Failed ]が表示されると、RMSV の起動は失敗です。
RMSV ログファイルの保存
CLI でオプション 14 を使用して、RMSV ログ ファイルを zip ファイルに保存します。
手順
1. DSITV にログインします。
2. CLI プロンプトで「14」と入力し、Enter を押します。次のオプションが表示されます。
1. Gather support information
2. Return to main menu
Enter selection [1 - 2]:
3. 「1」と入力し、Enter を押します。ログを含む zip ファイルは、仮想アプライアンスのルート ディレクトリーに保存されます。
4. セキュア コピー（SCP）を使用して、zip ファイルを仮想アプライアンスからローカル コンピューターにコピーします。
A
16 DSITV アプリケーションのトラブルシューティング
zip ファイルがローカル コンピューターにある場合は、デル テクニカル サポートに送信できます。
vSphere Client Plugin のトラブルシューティング
Dell ストレージ アイコンが表示されない
Dell ストレージ アイコンが vSphere Client の［管理］ペインに表示されない場合は、次の手順を実行します。
• VMware vCenter Server のホスト名または IP アドレスが正しいこと、および VMware vCenter Server ユーザーが管理者権限を持
っていることを確認します。「RMSV の再スタート 、p. 16」を参照してください。
• vSphere Client Plugin が実行されていることを確認します。「vSphere Client Plugin のインストール」を参照してください。
• vSphere Web Client サービスを再起動します。
○ Windows ベースの vCenter Server の場合は、［Server Manager］ > ［サービス］ > ［VMware vSphere Web Client サービ
ス］の順にアクセスし、vSphere Web Client サービスを再起動します。［再起動］を選択するとサービスが再起動します。
○ Linux ベースの vCenter Server アプライアンスの場合は、次のコマンドのいずれかを使用してサービスを再起動します。
▪ service vsphere-client restart
▪ /etc/init.d/vsphere-client restart
さらにトラブルシューティングが必要な場合、デル テクニカル サポートは、分析用に vSphere Web Client のログファイルのコピー
を必要とすることがあります。「vSphere Client Plugin ログ ファイルの表示 、p. 17」を参照してください。
プラグインの概要および表示されたモニターページが無効
vSphere Client Plugin のサマリー情報が表示されない場合があります。サマリー ページ（［サマリー］タブから［Dell ストレージ］タ
ブ）およびモニター ページ（［モニター］タブから［Dell ストレージ］タブ）の情報が空白で表示されます。
vCenter Server および Dell Storage Manager の設定で、［管理］タブに正しい認証情報が入力されていることを確認してください。
自動フェールオーバーを適用すると Live Volume を有効にで
きない
自動フェールオーバーおよびセカンダリボリュームの昇格を設定している Live Volume では、次の要件が満たされていない場合に失
敗することがあります。
• Type（タイプ） が Synchronous（同期）
• Synchronous（同期） モードは高可用性です
• ソースおよびターゲットの Storage Center がバージョン 6.7 以降
これらの要件を満たしているデータストアまたは RDM を選択します。必要に応じて、これらの要件を満たすようにデータストアを
変更するか、または新しいデータストアまたは RDM を作成します。
vSphere Client Plugin ログ ファイルの表示
詳細については、次の文書を参照してください。
このタスクについて
• vSphere Client Plugin のログ ファイルの表示方法については、VMware Knowledge Base の記事
「
Location of vSphere Web Client
5.x service logs
」（
2004090
）
を参照してください。
• ログ レベルの変更方法については、VMware Knowledge Base の記事
「
Enabling debug logging on the VMware vSphere 5.x/6.0 Web
Client service
」（
2011485
）
を参照してください。
TLS に関連する登録の失敗
vCenter Server の設定で TLS 1.0 が無効にされている場合、vSphere Client Plugin の登録が失敗する可能性があります。
DSITV アプリケーションのトラブルシューティング 17
-
1
-
2
-
3
-
4
-
5
-
6
-
7
-
8
-
9
-
10
-
11
-
12
-
13
-
14
-
15
-
16
-
17
