Dell Storage SC8000 取扱説明書

ブランド: Dell

モデル: Storage SC8000

タイプ: 取扱説明書

このマニュアルも適しています

Storage Center 7.4 リリースノート

本書では、Storage Center 7.4 の新しい機能、拡張機能、修正された問題、および既知の問題について説明します。

現在のバージョン： 7.4.10

以前のバージョン： 7.4.2

トピック：

• 文書のリビジョン履歴

• 互換性

• Storage Center 7.4.10 の新機能

• Storage Center 7.4.2 の新機能

• Storage Center7.4 の機能の可用性とライセンス

• Storage Center7.4 の拡張性

• 修正された問題

• 既知の問題

• 制限

• サポートリソース

文書のリビジョン履歴

文書番号：680-021-022

リビジョン日付説明

A 2019 年 8 月 Storage Center 7.4 のイニシャルリリース

B 2019 年 10 月 SCOS-58743 を「既知の問題」に追加

C 2020 年 1 月 SCOS-55504 を「修正された問題」から削除し、SCOS-59639 および

SCOS-55685 を「既知の問題」に追加。自動フェールオーバー付き Live

Volume をサポートするハイパーバイザープラットフォームを追加

D 2020 年 2 月 Storage Center 7.4.10 に対応した更新

互換性

Storage Center 7.4 と互換性があるストレージシステムを以下に示します。

• SC9000

• SC8000

• SC7020F

• SC7020

• SC5020F

• SC5020

• SC4020

• SCv3000 シリーズ

• SCv2000 シリーズ

メモ:

Storage Center 7.4 では、速度が混在する形での拡張エンクロージャーのケーブル接続がサポートされています。SC400、

SC420、および SC420F 拡張エンクロージャーは、SC200 および SC220 拡張エンクロージャーとケーブル接続できます。

文書番号： 680-021-022

Rev. D

2020 - 02

Storage Center 7.4 リリースノート 1

Storage Center 7.4.10 の新機能

Storage Center 7.4.10 では次の機能が追加および改善されました。

容量レポートの改善

Storage Center 7.4.10 では容量レポートの改善が行われており、これは Storage Manager Client および Unisphere Web インターフェイ

スで確認できます。

Storage Center 7.4.2 の新機能

Storage Center 7.4.2 では,次の機能が追加および強化されました。

CloudIQ サポート

CloudIQ は、Web ブラウザーを使用してストレージシステムのパフォーマンス、容量、構成、健全性をリモートで監視する機能を提

供します。

CloudIQ の基本サポートは、Storage Center 7.3 に導入されました。

Storage Center7.4 は CloudIQ を完全にサポートしています。これには、CloudIQ にストレージシステムを登録するプロセスを簡素化

する自動化されたオンボーディング機能が含まれます。

自動フェールオーバー付き Live Volume のサポート

Storage Center 7.4 では、自動フェールオーバー機能付きの Live Volume が VMware vSphere 6.7 でサポートされます。

自動フェールオーバー機能付きの Live Volume は、次のハイパーバイザープラットフォームでもサポートされます。

• Windows Server 2012 Hyper-V

• Windows Server 2012 R 2 Hyper-V

• Windows Server 2016 Hyper-V

• VMware vSphere 5.5

• VMware vSphere 6.0

• VMware vSphere 6.5

パフォーマンスの向上

Storage Center7.4 では、Storage Center ソフトウェアのパフォーマンスが向上しています。

SSL 証明書の改善

SSL 証明書の処理が改善され、次の機能が有効になりました。

• チェーン接続された SSL 証明書のインポート

• ワイルドカード証明書

Unisphere を使用した Storage Center の初期設定

Storage Center 7.4 の Unisphere Web インターフェイスを使用して、次のストレージシステムの初期設定を実行できます。

• SC9000

• SC7020F

• SC7020

• SC5020F

• SC5020

• SCv3000 シリーズ

2 Storage Center 7.4 リリースノート

Storage Manager 2019 R1

Storage Center 7.4 を実行するストレージシステムを管理するには、Storage Manager 2019 R1 以降が必要です。

Veeam スナップショットの統合

Storage Center 7.4 には、Veeam Backup および Replication 9.5 とのスナップショット統合のサポートが含まれています。

Storage Center 向けの Veeam Backup および Replication Plug-in は、Veeam Web サイトからダウンロードできます。

プラグインは、次の Storage Center オブジェクトをサポートしていません。

• FluidFS ボリューム

• Live Volume

• VVol

Windows Server 2019

Storage Center 7.4 では、Windows Server 2019 を実行しているホストのサポートが追加されました。

Storage Center7.4 の機能の可用性とライセンス

コアライセンス、およびライセンスが必要なオプション機能のサポートは、ストレージシステムによって異なります。

SC9000 の機能とライセンス

SC9000 ストレージシステムでは、次のライセンス機能およびオプションの付加価値バンドルを使用できます。

ライセンス/バンドルライセンス機能

コアソフトウェアバンドル

• データ削減（圧縮と重複排除）

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• Multi-VLAN タグ付け

• 仮想ポート

• ボリュームの QoS

• VVol

オプションライセンス

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

ストレージ最適化バンドル

• Data Progression

• 高速トラック

ストレージプロテクション

バンドル

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

総機能バンドル

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

Storage Center 7.4 リリースノート 3

ライセンス/バンドルライセンス機能

• ストレージ最適化バンドル

• ストレージプロテクションバンドル

SC8000 の機能とライセンス

SC8000 ストレージシステムでは、次のライセンス機能を使用できます。

ライセンス/バンドルライセンス機能

コアソフトウェアバンドル

• データ削減（圧縮と重複排除）

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• Multi-VLAN タグ付け

• 仮想ポート

• ボリュームの QoS

• VVol

オプションライセンス

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

SC7020F および SC5020F の機能とライセンス

SC7020F および SC5020F オールフラッシュストレージシステムでは、次のライセンス機能がサポートされています。

ライセンス/バンドルライセンス機能

総機能バンドル

• Data Progression

• データ削減（圧縮と重複排除）

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• Multi-VLAN タグ付け

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

• 仮想ポート

• ボリュームの QoS

• VVol

4 Storage Center 7.4 リリースノート

SC7020 および SC5020 の機能とライセンス

SC7020 および SC5020 ストレージシステムでは、次のライセンス機能およびオプションの付加価値バンドルがサポートされてい

ます。

ライセンス/バンドルライセンス機能

コアソフトウェアバンドル

• データ削減（圧縮と重複排除）

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• Multi-VLAN タグ付け

• 仮想ポート

• ボリュームの QoS

• VVol

オプションライセンス

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

ストレージプロテクション

バンドル

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

ストレージ最適化バンドル

• Data Progression

• 高速トラック

総機能バンドル

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

• ストレージ最適化バンドル

• ストレージプロテクションバンドル

SC4020 の機能とライセンス

SC4020 ストレージシステムでは、次のライセンス機能およびオプションの付加価値バンドルがサポートされています。

ライセンス/バンドルライセンス機能

コアライセンス

• データ削減（圧縮と重複排除）

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• Multi-VLAN タグ付け

• 仮想ポート

• ボリュームの QoS

• VVol

Storage Center 7.4 リリースノート 5

ライセンス/バンドルライセンス機能

オプションライセンス

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

パフォーマンス / 最適化バ

ンドル

• Data Progression

• 高速トラック

リモートデータプロテクシ

ョンバンドル

クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

Live Volume でのリモート

データプロテクションバン

ドル

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

SCv3000 シリーズの機能とライセンス

次のライセンス機能およびオプションの付加価値バンドルは、SCv3000 シリーズのストレージシステムでサポートされています。

ライセンス/バンドルライセンス機能

コアソフトウェアバンドル

• データ圧縮

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• 仮想ポート

• ボリュームの QoS

• VVol

オプションライセンス

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• リプレイマネージャー

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

ストレージプロテクション

バンドル

• Live Volume および自動フェイルオーバーを伴う Live Volume

• クロスプラットフォームレプリケーションを含む、Remote Instant Replay（レプリケーション）

• リプレイマネージャー

ストレージ最適化バンドル

• Data Progression

• 高速トラック

総機能バンドル

• SED FIPS Secure Data

• Storage Manager Chargeback

• ストレージ最適化バンドル

• ストレージプロテクションバンドル

SCv2000 シリーズの機能とライセンス

SCv2000 シリーズのストレージシステムでは、次のライセンス機能がサポートされています。

6 Storage Center 7.4 リリースノート

ライセンス/バンドルライセンス機能

コアライセンス

• Dell Storage Manager

• Dynamic Capacity

• ダイナミックコントローラ

• ライブ移行

オプションライセンス

• フレックスポート

• ローカルデータプロテクション

• Data Instant Replay（スナップショット）

• 手動リプレイ（スナップショット）

• リモートデータ保護（非同期レプリケーションのみ）

Storage Center7.4 の拡張性

以下の拡張性ガイドラインは、Storage Center 7.4 に適用されます。

ストレージシステムの拡張性ガイドライン

次の拡張性ガイドラインは、Storage Center 7.4 を実行している SC9000、SC8000、SC7020F、SC7020、SC5020F、SC5020、

SC4020、SCv3000 シリーズ、SCv2000 シリーズの各ストレージシステムに適用されます。

表 1. デュアルコントローラのストレージシステムの拡張性ガイドライン

ストレージシステム

（コントローラあたりのメモ

リ）

Raw（512 KB

ページ）

アドレス可能

（512 KB ページ）

Raw（2 MB

ページ）

アドレス可能

（2 MB ページ）

Raw（4 MB

ページ）

アドレス可能

（4 MB ページ）

SC9000（128 GB または 256

GB）

1500 TB 1000 TB 6000 TB 4000 TB 12,000 TB 8000 TB

SC8000（64 GB） 750 TB 500 TB 3000 TB 2000 TB 3000 TB 2000 TB

SC7020F または SC7020（128

GB）

1000 TB 650 TB 4000 TB 2600 TB 8000 TB 5200 TB

SC5020F または SC5020（64

GB）

540 TB 350 TB 2160 TB 1400 TB 4320 TB 2800 TB

SC4020（16 GB） 263 TB 175 TB 1054 TB 700 TB 1054 TB 700 TB

SCv3000 シリーズ（16 GB） 250 TB 169 TB 1000 TB 675 TB 2000 TB 1350 TB

SCv2000 シリーズ（8 GB） 168 TB 112 TB 672 TB 450 TB 該当なし該当なし

メモ: Storage Center 7.2 および Storage Center 7.1 のリリースノートでは、ページサイズが 512 KB の SC4020 でサポートさ

れる最大ストレージ容量が、物理容量 500 TB、論理容量 400 TB になっていました。ページサイズが 512 KB の SC4020 でサ

ポートされる最大ストレージ容量は正しくは、物理容量 263 TB、論理容量 175 TB です。

Storage Center 拡張性ガイドライン

次の拡張性ガイドラインは、Storage Center 7.4 を実行しているストレージシステム用として最も推奨される設計ガイドラインで

す。

表

2. Storage Center 拡張性ガイドライン - SC9000、SC8000、SC7020F、SC7020、SC5020F、SC5020、SC4020 の各ストレー

ジシステム向け

Storage Center オブジェクト最大サポート

ドライブ

• SC9000 – 1024 ドライブ（合計数）、192 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

• SC8000 – 960 ドライブ（合計数）、168 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

Storage Center 7.4 リリースノート 7

Storage Center オブジェクト最大サポート

• SC7020F または SC7020 – 606 ドライブ（合計数）、192 ドライブ（SAS チェーンごとのドラ

イブ数）

• SC5020F または SC5020 – 222 ドライブ（合計数）、192 ドライブ（SAS チェーンごとのドラ

イブ数）

• SC4020 – 192 ドライブ（合計数）、168 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

ディスクフォルダ 10 ディスクフォルダ

サーバ

• 500 サーバ（サーバの合計数には物理サーバ、仮想サーバ、サーバクラスタが含まれる）

• 500 サーバフォルダ

• 1000 サーバの HBA イニシエータポート（HBA イニシエータポートの合計数には SAN に表示で

きるすべての物理 / 仮想ポートが含まれる）

ボリューム

• 最大ボリュームサイズ 500 TB（またはアドレッシング可能な最大ストレージ容量、いずれか

小さい方）

• 2000 ボリューム

• 500 ボリュームフォルダ

重複排除 1 PB データ採集の制限（SC4020 - 500 TB データ採集の制限）

Data Instant Replay（スナップシ

ョット）

• スナップショット：

• SC9000 - 32,000 のスナップショット

• SC8000 - 16,000 のスナップショット

• SC7020F または SC7020 - 16,000 のスナップショット

• SC5020F または SC5020 - 8000 のスナップショット

• SC4020 - 8000 のスナップショット

• 1000 のスナップショットプロファイル

• 100 のスナップショット履歴プロファイル

• 200 整合性グループ

• 100 ボリューム（コンシステンシーグループごと）

• SC5020F または SC5020 – 50 ボリューム（コンシステンシーグループごと）

• SC4020 – 40 ボリューム（コンシステンシーグループごと）

レプリケーション

• ソースレプリケーション：

• SC9000 - 1000 のソースレプリケーション

• SC8000 - 500 のソースレプリケーション

• SC7020F または SC7020 - 1000 のソースレプリケーション

• SC5020F または SC5020 - 500 のソースレプリケーション

• SC4020 - 500 のソースレプリケーション

• 2000 ターゲットレプリケーション

• SC4020（ファイバチャネルフロントエンドポート搭載）– 1000 レプリケーション

• SC4020（iSCSI フロントエンドポート搭載）– 230 レプリケーション

Live Volume

• 500 Live Volume

• 自動フェールオーバー機能を備えた 150 個の Live Volume

QoS プロファイル

• 100 ボリュームの QoS プロファイル

• 100 グループの QoS プロファイル

• グループの QoS プロファイルごとに 100 ボリューム

シンインポート 10 ボリューム（最大同時インポート）

表 3. Storage Center 拡張性ガイドライン - SCv3000 シリーズのストレージシステム向け

Storage Center オブジェクト最大サポート

ドライブ

• SCv3000 – 208 ドライブ（合計数）、192 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

• SCv 3020 – 222 ドライブ（合計数）、192 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

8 Storage Center 7.4 リリースノート

Storage Center オブジェクト最大サポート

ディスクフォルダ 10 ディスクフォルダ

サーバ

• 250 サーバ（サーバの合計数には物理サーバ、仮想サーバ、サーバクラスタが含まれる）

• 250 サーバフォルダ

• 500 サーバの HBA イニシエータポート（HBA イニシエータポートの合計数には SAN に表示で

きるすべての物理 / 仮想ポートが含まれる）

ボリューム

• 最大ボリュームサイズ 500 TB（またはアドレッシング可能な最大ストレージ容量、いずれか

小さい方）

• 1000 ボリューム

• 500 ボリュームフォルダ

Data Instant Replay（スナップシ

ョット）

• 4000 のスナップショット

• 1000 のスナップショットプロファイル

• 100 のスナップショット履歴プロファイル

• ボリュームごとに 100 スナップショット

• 200 整合性グループ

• 整合性グループごとに 25 ボリューム

レプリケーション

• 250 ソースレプリケーション

• 1000 ターゲットレプリケーション

Live Volume

• 250 Live Volume

• 自動フェールオーバー機能を備えた 150 個の Live Volume

QoS プロファイル

• 100 ボリュームの QoS プロファイル

• 100 グループの QoS プロファイル

• グループの QoS プロファイルごとに 100 ボリューム

シンインポート 10 ボリューム（最大同時インポート）

表 4. Storage Center 拡張性ガイドライン - SCv2000 シリーズのストレージシステム向け

Storage Center オブジェクト最大サポート

ドライブ

• SCv2000 – 168 ドライブ（合計数）、156 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

• SCv2020 – 168 ドライブ（合計数）、144 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

• SCv2080 – 168 ドライブ（合計数）、84 ドライブ（SAS チェーンごとのドライブ数）

ディスクフォルダ 4 ディスクフォルダ

サーバ

• 100 サーバ（サーバの合計数には物理サーバ、仮想サーバ、サーバクラスタが含まれる）

• 100 サーバフォルダ

• 200 サーバの HBA イニシエータポート（HBA イニシエータポートの合計数には SAN に表示で

きるすべての物理 / 仮想ポートが含まれる）

ボリューム

• 最大ボリュームサイズ 500 TB（またはアドレッシング可能な最大ストレージ容量、いずれか

小さい方）

• 1000 ボリューム

• 500 ボリュームフォルダ

Data Instant Replay（スナップシ

ョット）

メモ: Data Instant Replay

はライセンスが必要な機能

です。

• 2000 のスナップショット

• 1000 のスナップショットプロファイル

• 100 のスナップショット履歴プロファイル

• ボリュームごとに 100 スナップショット

• 100 整合性グループ

• 整合性グループごとに 25 ボリューム

レプリケーション

• 124 ソースレプリケーション

• 1000 ターゲットレプリケーション

Storage Center 7.4 リリースノート 9

Storage Center オブジェクト最大サポート

QoS プロファイル

• 100 ボリュームの QoS プロファイル

• 100 グループの QoS プロファイル

• グループの QoS プロファイルごとに 100 ボリューム

シンインポート 10 ボリューム（最大同時インポート）

修正された問題

次の項では、Storage Center 7.4 で解決された問題について要約しています。

アラートとレポートに関連する修正された問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 5. Storage Center 7.4.10 で修正されたアラートとレポートの問題

問題説明

SCOS-58783 Storage Center 7.4.2 にアップデートした後、1378 W の低ライン PSU を搭載した SCv3000 シリー

ズまたは SC5020 ストレージシステムで、PSU が誤ったワット数を報告しているというアラート

が表示される場合があります。

SCOS-58505 ［Storage Center 設定］ダイアログボックスの［SMTP サーバー］設定ページで［サーバーのテス

ト］リンクをクリックしたとき、送信される E メールに［共通件名行］フィールドのテキストが

使用されません。

SCOS-56791 RemoveOustandingTrap 関数のインデックスの不備が原因で、SNMP サブエージェントがリセット

されることがあります。

SCOS-55750 Storage Center に新しいドライブをインストールすると、ドライブの使用経過年数が 136 年であ

るという誤った内容がレポートされることがあります。

表 6. Storage Center 7.4.2 で修正されたアラートとレポートの問題

問題説明

SCOS-55661 コントローラーの再起動時に、コントローラーから syslog サーバー設定ファイルが削除される場合

があります。

SCOS-55390 Storage Center アラートサブシステムのスレッド化の問題のため、コントローラーがリセットさ

れる場合があります。

SCOS-51965 Storage Center を SC280、SCv360、SCv420 拡張エンクロージャーに接続する際に 4 メートルを

超える Dell SAS ケーブルを使用すると、Storage Center で誤ったアラートが生成されることがあ

ります。SC280、SCv360、SCv420 拡張エンクロージャーでは、4 メートルを超える Dell SAS ケー

ブルを使用しても問題ありません。

SCOS-51847 Storage Center ログには、多くの不要なメッセージ（Lock ownership reacquired while

lock outstanding, lock 'RAID Device Table Lock）が含まれている可能性がありま

す。

SCOS-54175 作成時間のない Storage Center アラートは CloudIQ には表示されません。

SCOS-50002 メッセージ「Exiting SCSIVolume::CASet」の数が多すぎる場合は、Syslog に表示されることがあり

ます。

SCOS-49321 SC7020、SC5020、SCv3000 シリーズのストレージシステムで、未設定の iSCSI ポートに対して

iSCSI ポートダウンアラートが発生する場合があります。

SCOS-48807 デュアルコントローラーストレージシステム内のコントローラーの時刻が一致していないと、一

部の Data Progression 機能が正常に実行されない可能性を示す Storage Center システムアラート

が追加されました。

SCOS-48350 Storage Center の顧客による編集が可能な名前が、Storage Center の E メールアラートの件名行

に含まれるようになりました。

10 Storage Center 7.4 リリースノート

データ削減に関連する修正された問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 7. Storage Center 7.4.2 で修正されたデータ削減の問題

問題説明

SCOS-54988 Data Progression 中に、セカンダリーストレージデータが、失われたスペースとして、誤って回復

される可能性があります。

SCOS-54249 重複除外ディクショナリーの増加を妨げる問題が原因で、重複除外を実行しているストレージシ

ステムの重複除外率が低くなる可能性があります。

SCOS-54180 最適化ページが多いボリュームのあるストレージシステムで、メモリーの枯渇の問題のためにコ

ントローラーがリセットされる場合があります。

SCOS-54104 ストレージシステムが Storage Center 7.3.4 以降にアップデートされた後、データ最適化重複排除

対応属性が FALSE に設定されるため、ストレージシステムで重複排除が失敗する場合がありま

す。

SCOS-52707 重複除外ディクショナリーが大きくなりすぎると、16 GB のメモリーがある SC8000 コントロー

ラーがリセットされる可能性があります。

SCOS-49144 メモリから誤ってテーブルエントリが読み込まれたことが原因でペイロードチェックサムにエラ

ーが発生すると、Data Progression が実行を停止するか、Storage Center がリセットされる場合が

あります。

SCOS-49069 まれに、ページプールの統合プロセスがアクティブになっている場合、ストレージシステム上で

レイテンシの増大が発生する場合があります。

SCOS-48236 再ストライプ統計は、コピーが完了する 5 分以内の時間枠では正しくない可能性があります。

ハードウェアに関連する修正された問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 8. Storage Center 7.4.10 で修正されたハードウェアの問題

問題説明

SCOS-59862 SED を搭載したストレージシステムで、システムのパワーサイクルの完了後、初期化に失敗する

ことがあります。

SCOS-59486 MVLAN フォールトドメインおよび iSCSI QRQ ポートを装備したコントローラーで、iSCSI QRQ ポ

ートロジックの問題が原因となって、起動に失敗することがあります。

SCOS-59111 SCv3000 シリーズおよび SC5020 ストレージシステムの iSCSI QRQ インターフェイスが、

Storage Center 7.4.2 へのアップデート後、繰り返しリセットされることがあります。

SCOS-58697 Chelsio iSCSI HBA とのリソース競合の問題が原因で、コントローラーがリセットされることがあ

ります。

SCOS-54645 Chelsio T5 または T6 iSCSI HBA を Dell Networking スイッチに接続すると、リンクアップ障害が

発生することがあります。

表 9. Storage Center 7.4.2 で修正されたハードウェアの問題

問題説明

SCOS-56774 ポート 2 が有効になっている Chelsio T3 iSCSI HBA を使用するストレージシステムでは、HBA が

誤ったポート上のリモートイニシエーターに TCP リセットコマンドを送信することがあります。

SCOS-56549 親フォルダーを保護対象外から保護対象に変更したときに自己暗号化ドライブ（SED）が管理中

であった場合、Storage Center が SED を暗号的に消去する可能性があります。

SCOS-56536 暗号消去が実施された後、Storage Center によるドライブの初期化が行われる前に、Storage

Center が T10-PI ドライブからデータの読み取りを試みた場合、読み取りエラーが発生することが

あります。

Storage Center 7.4 リリースノート 11

問題説明

SCOS-55569 T420 ドライバーを搭載した Chelsio iSCSI HBA を使用するストレージシステムで、iSCSI 接続タイ

ムアウトを回避するため、SG ペイロードプールサイズの上限が 768 MB から 1 GB に増やされま

した。

SCOS-55572 Chelsio T3 iSCSI HBA を使用するストレージシステムでは、iSCSI ドライバーメモリーの割り当て

が事前に定義されたしきい値を超えた場合に、接続の問題が発生する可能性があります。

SCOS-52053 分散スペアモードになっている Storage Center で、SC460 または SCv360 拡張エンクロージャー

に対して、間違ったディスクスペアが選択される可能性があります。

SCOS-49124 BMC ファームウェアの問題により、SC4020 および SCv2000 シリーズシリーズのストレージシス

テムで断続的なバッテリー障害が発生する可能性があります。

ライセンス、SupportAssist、アップデートに関連する修正さ

れた問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 10. Storage Center 7.4.2 で修正されたライセンス、SupportAssist、アップデートの問題

問題説明

SCOS-54886 Phone Home デーモンが再帰ループに入ると、Storage Center が CloudIQ への SupportAssist 診断

データの送信を停止する場合があります。

SCOS-54088 以前交換された障害のあるディスクは、アップデートチェックの実行時に無視されないため、

Storage Center アップデートチェックによってアップデートブロッカーが報告される場合があり

ます。

SCOS-53468 Storage Center 6.7 から Storage Center 7.2 以降にストレージシステムをアップデートした後、OS

定義のマップがロードされない場合があります。

SCOS-52506 Storage Center ユーザーのパスワードが 16 文字を超える場合、サービスに影響するアップデート中

に Storage Center ユーザーの認証に失敗することがあります。

レプリケーションおよび Live Volume に関連する修正された

問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 11. Storage Center 7.4.10 で修正されたレプリケーションおよび Live Volume の問題

問題説明

SCOS-58967 Storage Center 7.4.2 にアップデートした後、レプリケーション時の null ポインターエラーの発生

が原因で、コントローラーがリセットされることがあります。

SCOS-56743 Live Volume Auto Failover の同期後に復元ポイントからリカバリーを実行すると、拡張したボリ

ュームのサイズが拡張前のボリュームのサイズに戻る可能性があります。

SCOS-56503 ボリュームのインデックス値が Storage Center の Live Volume の値と同じである場合、整合グルー

プスナップショットプロファイルの Storage Center ボリュームへの適用が失敗します。

表 12. Storage Center 7.4.2 で修正されたレプリケーションおよび Live Volume の問題

問題説明

SCOS-51239 Live Volume がレプリケーションに変換された後、レプリケーションの編集ダイアログボックスで

ストレージを最下ティアへのストレージのレプリケーションチェックボックスを選択しても、レ

プリケーションには影響しません。最下ティアへのストレージのレプリケーションチェックボ

ックスを選択しても、Live Volume に変換されず、レプリケーションに変換しなおされたレプリ

ケーションは機能します。

SCOS-49585 Live Volume の作成に失敗した後、ボリュームの削除に失敗する場合があります。

12 Storage Center 7.4 リリースノート

問題説明

SCOS-2474 コントローラーのフェールオーバー中にコピー/ミラー/スワップまたはレプリケーションを削除す

ると、スナップショット予約が削除されない状態になる可能性があります。

セキュリティに関連する修正された問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 13. Storage Center 7.4.10 で修正されたセキュリティの問題

問題説明

SCOS-59261 HTTP Strict Transport Security（HSTS）Max Age 指令が、6 か月から 1 年に延長されました。

SCOS-58472 カスタム SSL 証明書の共通名でワイルドカード文字が使用されている場合、ストレージシステム

を Storage Center 7.3.11 へアップデートした後に、Web サーバーを起動できません。

表 14. Storage Center 7.4.2 で修正されたセキュリティの問題

問題説明

SCOS-55131 Storage Center によって生成された自己署名 SSL 証明書は、有効期間が 825 日以下ではないた

め、セキュリティの脆弱性として識別されていました。

SCOS-48576 セキュリティスキャンにより、Storage Center 管理インターフェイスの Apache ソフトウェアに

脆弱性がある可能性が示されました。

ストレージ管理に関連する修正された問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表 15. Storage Center 7.4.10 で修正されたストレージ管理の問題

問題説明

SCOS-58492 読み取り障害状態で RAID の再構築を再試行すると、Storage Center がエクステントコピーのア

カウントに失敗します。

SCOS-58292 大量の MC セッションを有するストレージシステムを Storage Center 7.2.51 から Storage Center

7.3 にアップデートすると、MC セッションがタイムアウトになり、コントローラーがリセットさ

れることがあります。

SCOS-56490 PagePoolDevice が削除エラーにマークされていることが原因で、RAID の再ストライプが完了しな

いことがあります。

SCOS-56041 SED の管理中に新しい SED ドライブが保護対象のディスクフォルダーから保護対象外のディス

クフォルダーに移動された場合、コントローラーがリセットされることがあります。

SCOS-55888 重複排除の統計情報が正しくない場合、誤ったエラー処理によってコントローラーがリセットさ

れることがあります。

SCOS-55685 操作を実行する要求がスタックしている場合、Storage Center でディスクオブジェクトの削除ま

たはディスクオブジェクトのディスクフォルダーの変更に失敗する場合があります。

SCOS-50357 セカンダリーストレージデバイスを破棄する際にセカンダリーストレージデバイスのプルーニ

ング判定が行われた場合、コントローラーがリセットされることがあります。

SCOS-20076 履歴がセカンダリーストレージから分離されている場合、セカンダリーストレージのページ読み

取り中にコントローラーがリセットされることがあります。

表 16. Storage Center 7.4.2 で修正されたストレージ管理の問題

問題説明

SCOS-58375 4096 バイト以上のセクターサイズのドライブを搭載したデュアルコントローラーストレージシ

ステムでは、I/O アライメントの問題によってページプールの障害が発生したために、コントロ

ーラーのフェールオーバーが発生しない場合があります。

Storage Center 7.4 リリースノート 13

問題説明

SCOS-58210 デュアルコントローラーストレージシステムでは、メモリー割り当ての問題のためにコントロー

ラーがリセットループに入っている可能性があります。

SCOS-57359 Storage Center が関連付けられた仮想化ボリュームまたはハイパーボリュームに NULL ポインタ

ーを返すと、コントローラーがリセットされた可能性があります。

SCOS-56244 メモリーリークが原因でコントローラーがリセットされた可能性があります。

SCOS-56076 メタデータのページングに問題があるため、コントローラーがリセットされた可能性があります。

SCOS-55944 容量の不足している残りのデバイスのみが削除されると、Storage Center でディスクの空き容量

アラートをクリアしようとして失敗した可能性があります。

SCOS-55897 フォールトドメインごとに 2 ポートのデュアルコントローラーストレージシステムで、お客様が

次の処置を実行すると、ボリュームがアクセス不能になる場合があります。

1. お客様が、フォールトドメイン内のコントローラーポートに接続されているスイッチポート

を無効にします。

2. お客様が Storage Center でポートの再バランス調整を実行します。

3. お客様が、手順 1 のポートと同じフォールトドメインにある他のコントローラーポートに接続

されているスイッチポートを無効にします。

4. お客様がステップ 1 からスイッチポートを再度有効にします。

5. お客様がステップ 3 からスイッチポートを再度有効にします。

SCOS-55835 コントローラーは、遅延キューから IORP をキュー解除するときに Storage Center が NULL ポイン

ターをスキップできないため、複数の日に同時にリセットされる場合があります。

SCOS-55713 ユーザーがテキスト「Default」で始まる名前を持つグループタイプのトラフィックプロファイル

を作成した場合、Storage Center にビューボリュームを作成することはできません。

SCOS-55468 Storage Center バージョン 7.1 以前から Storage Center にアップデートされているデュアルコン

トローラーストレージシステムでは、スクラブ RAID デバイスがアップデート中に誤ったリードソ

ロモン属性を採用する場合があります。

SCOS-55306 DPM デフラグと Data Progression が同時に実行されていると、Data Progression が一時停止され、

再開できない場合があります。

SCOS-55267 SNMP が、SC7020、SC5020、および SCv3000 シリーズのストレージシステムの電源装置および

冷却ファンモジュールに関する情報を取得できません。

SCOS-55147 Storage Center に存在しなくなったサブコンポーネントと通信しようとするバックグラウンドプ

ロセスが原因で、コントローラーがリセットされる場合があります。

SCOS-55136 SCv2000 シリーズおよび SC4020 ストレージシステムで、キャッシュツーフラッシュ復元エラー

のためにコントローラーがリセットされた可能性があります。

SCOS-54981 デュアルコントローラーストレージシステムでは、SCSI ターゲットは、他のコントローラーでア

クティブなボリュームに対する永続的な予約要求を処理できません。

SCOS-54737 元々は Storage Center 5.5 以前で導入されたストレージシステムでは、ページプールデバイスの

再ストライピングの完了に時間がかかる場合があります。

SCOS-54696 使用可能なディスク容量が少ないストレージシステムを、分散スペアリングをサポートしない

Storage Center のバージョンから、分散スペアリングをサポートする Storage Center のバージョン

にアップデートする場合、使用可能な容量がなければ、Storage Center はより多くのスペア容量

を作成しようとする可能性があります。

SCOS-54626 Storage Center は、容量最適化としてマークされているページプールデバイスの削除に失敗する

場合があります。

SCOS-54597 コントローラーは、メモリーアカウンティングルーチンのエラーのためにリセットされた可能性

があります。

SCOS-54592 デバイスを交換するティアに新しいデバイスを作成するための十分な容量がない場合、RAID 再

ストライプが動かなくなることがあります。

SCOS-54172 複数のディスクへの書き込みが同時に失敗すると、Storage Center RAID デバイスが劣化する場合

があります。

SCOS-54122 ドライブがストレージシステムに追加されると、ページプールデバイスがプルーニング用に正し

くマークされない可能性があります。

14 Storage Center 7.4 リリースノート

問題説明

SCOS-54101 DPM/PPM の失われた部分ページ数が多すぎると、RAID 再ストライプが進行できない場合があり

ます。

SCOS-53504 ストレージシステムが http リクエストを送信できない接続問題によって、初期化されていない

http リクエストの削除に問題があると、コントローラーがリセットされる場合があります。

SCOS-53429 Storage Center の SNMP 設定が変更され、SMTP サブエージェントデーモンが再起動されたとき

に表示される、次のログメッセージが変更されました。

Warning,Daemon,,snmpSubagent: (((((((((((((SIGTERM)))))))))))))

上のメッセージが次のように変わります。

SNMP Sub-agent daemon is restarting to reflect the updated

configuration

SCOS-53078 デュアルコントローラーストレージシステムが Storage Center 7.2 から Storage Center 7.3 にア

ップデートされると、不適切なキャッシュフラッシュによって、コントローラーのフェールオー

バー中にコントローラーが動かなくなる可能性があります。

SCOS-53073 SCv3000 シリーズ、SC5020、SC5020F、SC7020、および SC7020F ストレージシステムでは、

IPMI over LAN を使用した Storage Center と iDRAC 間の通信によって、iDRAC が 24 時間ごとにリ

セットされる場合があります。

SCOS-53017 メモリーの解放中に CPU が過剰に使用されたために、コントローラーがリセットされた可能性が

あります。

SCOS-51852 ストレージシステムが Storage Center 7.2 以前から Storage Center 7.3 にアップデートされると、

ストレージシステムで、スペアの最適化機能が自動的に有効になる場合があります。

SCOS-51777 ストレージシステムが Storage Center 7.2.51 以前から Storage Center 7.3 にアップデートされる

と、コントローラーが応答しなくなった場合、デュアルコントローラー SC9000 ストレージシス

テムが予期せずリセットされることがあります。

SCOS-51737 コントローラーのスクラブエラーの合計数は、コントローラーのリセット後は維持されません。

SCOS-51692 大容量ストレージシステムの場合、Data Progression が完了するまでに数日かかることがありま

す。

SCOS-50562 IPMI null ポインターエラーのため、コントローラーがリセットされる場合があります。

SCOS-49760 ストレージシステムは、ボリューム IORP メモリーリークのために、使用可能なメモリーの 90%

以上を消費している可能性があります。

SCOS-49035 ディスクのリリースがキャンセルされたときに、Disk Initializer の管理ステータスが正しくリセッ

トされていません。

SCOS-48764 進行状況の情報のメンテナンスが不適切なために、再ストライプがループに詰まり、先に進まな

いことがあります。再ストライプ完了時間の見積もりを改訂。

SCOS-19650 Storage Center が緊急モードになっていて、スナップショット機能のライセンスがない場合、

Storage Center で容量管理 Replay（スナップショット）を期限切れにすることはできません。

ユーザーインタフェースに関連する修正済みの問題

以下の問題は、Storage Center 7.4 で修正されました。

表

17. Storage Center 7.4.10 で修正されたユーザーインターフェイスの問題

問題説明

SCOS-59533 Mac OS X 10.x MPIO および VMware ESXi 7.0 が、Storage Center のサーバーオペレーティング

システムリストに追加されました。

Storage Center 7.4 リリースノート 15

表 18. Storage Center 7.4.2 で修正されたユーザーインターフェイスの問題

問題説明

SCOS-58275 ストレージシステムでは、HTTP クライアントリクエストがループしているため、CPU 使用率が

100%になる場合があります。

SCOS-55290 Storage Manager Client および Unisphere Web インターフェイスに、ストレージティアの正確な重

複除外と圧縮統計情報が表示されません。

SCOS-53443 Storage Center が DNS サーバーと通信できない場合、Unisphere Web インターフェイスを使用して

Storage Center に接続しようとすると失敗することがあります。

SCOS-52572 多くのサーバーがあるクラスターに Live Volume がマップされている場合、まれに Storage

Manager Client で Live Volume がレプリケーションとして誤って表示されることがあります。

SCOS-51215 iSCSI インターフェイスが Storage Center フォールトドメインから削除されても、iSCSI インター

フェイスの IP アドレスは解放されません。

SCOS-50682 Storage Manager Client および Unisphere Web インターフェイスに SC460 または SCv360 拡張エ

ンクロージャー設定が正しく表示されません。

SCOS-48963 Data Collector で最小パスワード日数要件が有効になっている場合、パスワードを変更しようとす

ると、パスワードが［最小日数］の設定を満たしていない場合にコマンドが失敗します。

SCOS-44778 Storage Center で NTP が設定されていない場合、コントローラー間の時刻に不一致があると、ユ

ーザーが Storage Manager Client または Unisphere Web インターフェイスを使用して Storage

Center にログインできなくなる可能性があります。

既知の問題

次の項では、Storage Center 7.4 の既知の問題を要約しています。

アラートとレポートに関連する既知の問題

以下の既知の問題は、アラートおよびレポート関連の問題です。

表 19. 既知のアラートとレポートの問題

問題説明

SCOS-38226 まれに、状態が修正されると、同期 Live Volume の自動フェイルオーバーアラートがクリアされな

いことがあります。

対策：Storage Manager を使用して手動でアラートの確認および消去を行います。

データ削減に関連する既知の問題

以下の既知の問題は、データ削減関連の問題です。

表 20. 既知のデータ削減の問題

問題説明

SCOS-13237 データ削減の対象となるデータの量が 256 ページ未満の場合、ストレージタイプのデータ削減の統

計情報が誤っている可能性があります。

対策：なし

ハードウェアに関連する既知の問題

以下の既知の問題は、ハードウェア関連の問題です。

16 Storage Center 7.4 リリースノート

表 21. 既知のハードウェアの問題

問題説明

SCOS-52646 BIOS または起動前シーケンスの問題により、SC9000 コントローラーの起動サイクルが応答を停

止したり、数回再起動したりする場合があります。

対策：コントローラーから両方の電源ケーブルを外し、1 分待ってから、コントローラーに電源ケ

ーブルを再度接続して、SC9000 コントローラーのコールドブートを実行します。

SCOS-49735 SCv3000 シリーズ、SC5020、または SC7020 ストレージシステムで、XL710 メザニンカードの

Intel ブランドの SFP+モジュールのポートが、アップとダウンの無限ループに陥ることがありま

す。

対策：XL710 メザニンカードでは、Intel ブランドの SFP+モジュールではなく、Dell ブランドの

SFP+モジュールを使用してください。

レプリケ

ーションおよび Live Volume に関連する既知の問題

以下の既知の問題は、レプリケーションおよび Live Volume 関連の問題です。

表 22. 既知のレプリケーションと Live Volume の問題

問題説明

SCOS-55072 ボリュームがセカンダリーストレージシステムに正常にライブ移行された後に Windows ホスト

が再起動すると、ホストがボリュームにアクセスできない場合があります。

対策：テクニカルサポートに連絡してください。

SCOS-41280 Windows 2016 クラスターソリューション内の Storage Center でクラスター共有ボリューム（CSV）

を使用すると、Windows ホストの 1 つがそのピアとそのクォーラム監視の両方から隔離されたイ

ンフラストラクチャ障害状態にあるときに I/O エラーが発生する場合があります。

対策：冗長物理スイッチを使用して I/O 障害の可能性を低減します。

SCOS-17981 サーバーをクラスターから削除する前に、Storage Manager を使用してクラスターから削除する

と、サーバーマッピングが完全には削除されない場合があります。

対策：最初にオペレーティングシステムを介してクラスターからサーバーを削除します。サーバー

の再起動後に、Storage Manager を使用してサーバーオブジェクトを削除します。

サーバーを 1 つの Storage Center からのみ削除した場合、またはボリュームのマッピングを 1 つの

Storage Center でのみ解除した場合、プライマリーボリュームとセカンダリーボリューム間の永

続的な予約の整合性が維持されなくなる場合があります。

対策：クラスターから任意のサーバーを削除する場合、またはボリュームのマッピングを解除する

場合は、次の手順に従ってください。

1. Storage Center で変更を行う前に、サーバーをクラスターから削除するか、サーバー側のボリ

ュームのマッピングを解除します。

2. 両方の Storage Center でサーバーを削除するか、両方の Storage Center のボリュームのマッピ

ングを解除します。

SCOS-14322 Live Volume を作成し、レプリケーションパスがコントローラーごとに 1 つのみの場合、one path

to disk アラートが生成されます。

対策：なし

ENHTKR-90 ボリュームをインポートしたとき、Storage Manager の LUN 番号に 0 を選択できません。

対策：ボリュームをインポートした後に、ボリュームの LUN 番号を 0 に変更します。

ストレージ管理に関連する既知の問題

以下の既知の問題は、ストレージ管理関連の問題です。

Storage Center 7.4 リリースノート 17

表 23. 既知のストレージ管理の問題

問題説明

SCOS-59639 IPMI/KCS ドライバーエラーによってタイムアウトが発生したため、コントローラーがリセットさ

れた可能性があります。

対策：各コントローラーの iDRAC（BMC）の IP アドレスを、ルーティングできないアドレス

（0.0.0.0 など）に設定します。

SCOS-40588 Storage Manager Data Collector を使用してストレージシステムに接続し、レガシーモードで iSCSI

フォールトドメインを設定すると、「Unable to access controller port

information」というエラーが発生し、iSCSI フォールトドメインのポートが 1 ポートだけになる

場合があります。

対策：Storage Manager Client を使用して直接ストレージシステムに接続してから、レガシーモー

ドで iSCSI フォールトドメインを設定してください。

SCOS-22150 まれに、SC7020 または SC5020 ストレージシステム上のコントローラーのフェールオーバーによ

ってセキュアコンソールアクセスが妨げられる場合があります。

対策：テクニカルサポートに連絡してください。

SCOS-22026 HBA またはサーバーオブジェクトをボリュームからマッピング解除する前に削除すると、サーバ

ーからボリュームへのアクセスが失われ、コントローラーのフェールオーバーが正しく完了できな

い場合があります。

対策：テクニカルサポートに連絡してください。

HPEM-541 まれに、SC7020 アップデートが正常に完了せず、アップデートが依然として必要であることが

Storage Center によって示される場合があります。

対策：テクニカルサポートに連絡してください。

ユーザー管理に関連する既知の問題

以下の既知の問題は、ユーザー管理関連の問題です。

表 24. 既知のユーザー管理の問題

問題説明

SCOS-11192 Storage Center は、代替 DNS サフィックスを使用するように設定されたディレクトリサービス

ユーザーを認証できません。

対策：なし

ベンダーに関連する既知の問題

以下の既知の問題は、ベンダー関連の問題です。

表 25. ベンダーの既知の問題

問題説明

SQAI-9 FCoE および QLogic 8262 コンバージドネットワークアダプタ（CNA）を使用している ESXi 5.5

（アップデート 3B）ホストが原因で、コントローラのフェールオーバー中にホストのエラーが発生

する場合があります。

対策：アダプターの QLogic ファームウェアをアップデートしてください。QLogic のファームウェ

アは、https://www.dell.com/support/home/us/en/19/Drivers/DriversDetails?driverId=6RGDW で入

手できます。

SQAI-3 NIC モードで CNA を使用していると、ソフトウェア FCoE のタイムアウトが発生することがあり

ます。

対策：アダプターの QLogic ファームウェアをアップデートしてください。QLogic のファームウェ

アは、https://www.dell.com/support/home/us/en/19/Drivers/DriversDetails?driverId=6RGDW で入

手できます。

18 Storage Center 7.4 リリースノート

問題説明

SQAI-2 Emulex FC/FCoE HBA ドライバーのバージョン 11.0.x.x を実行している ESXi 5.5 または 6.0 ホスト

が、コントローラーのフェールオーバー時にリセットすることがあります。

対策：ESXi 5.5、6.0、6.5 の Dell 最新のカスタムイメージにアップデートしてください。

SQAI-1 Emulex LPe12002 ブートコードバージョン 7.00a2 と Linux サーバー RHEL 6.8、SLES 12、XenServer

7.0 では、SAN からの Fibre Channel ブートが動作しません。

対策：Emulex 12002 ブートコードのバージョンを 11.20a8 以降にアップデートしてください。

SCOS-27133 サーバーの iSCSI イニシエーターで割り込みモデレーションがデフォルトまたは有効に設定され

ていると、SC7020 のオンボード 10 Gb Ethernet ポートに対するサーバーの帯域幅が読み取り時に

大幅に減少します。

対策：Windows Server の場合、『Dell EMC SC Series ストレージ：Microsoft マルチパス I/O のベス

トプラクティス』の説明に従って、iSCSI カードの割り込みモデレーションを無効にします。

Windows 以外のオペレーティングシステムの場合は、オペレーティングシステムのマニュアルを

参照して、割り込みモデレーション設定の変更手順を確認します。たとえば Linux の場合、

ethtool ユーティリティーを使用して割り込みモデレーションの設定を変更します。

制限

Storage Center 7.4 には、次の制限事項があります。

ポータブルボリューム

Storage Center7.4 はポータブルボリュームをサポートしていません。

ポータブルボリュームは、Storage Center 7.2 以前でサポートされています。

サポートリソース

次の項では、Storage Center ストレージシステムの使用に関する詳細情報を検索するためのリソースを提供します。

Storage Center のアップデート情報

テクニカルサポートに連絡して、Storage Center 7.4 へのアップデートが必要な Storage Center ソフトウェアのバージョンを確認し

てください。

メモ: Storage Center および Storage Manager ソフトウェアの両方を更新する場合は、まず Storage Manager ソフトウェアを

アップデートしてから、Storage Center ソフトウェアをアップデートしてください。Storage Center ソフトウェアの新しいバ

ージョンを実行しているストレージシステムは、Storage Manager ソフトウェアの旧バージョンでは管理できません。

Dell Storage SC8000 取扱説明書

ブランド: Dell

モデル: Storage SC8000

タイプ: 取扱説明書

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