フリーホイール部の交換
最初に図の手順でハブ軸を抜き取ってください。フリーホイール部側からの分解はできません。
■
(1)(2)(3)
分解
5mm アレンキー
5mm アレンキー
左側締め付けトルク :
15 ~ 17 N・m
{150 ~ 170 kgf・cm}
※リップ部が外側です。
シール
ハブ軸
A
B
玉押し
玉押し保持間座
フリーホイール部
フリーホイール部当り面間座
シールは分解しない
でください。
フリーホイール部
取付ボルト
グリス塗布
DURA-ACE グリス
(Y-04110000)
ご注意:
シール部の脱着は変形に十分気をつけて慎重に行ってください。再組立時には シールの表裏を確認し、奥の当りまで組みつけてください。
●
玉押しをガタがなくなるまでハブ軸に締付けます。玉押しのローレットと玉押し保持間座のローレットを合わせながら、玉押し保持間
●
座の A 部と、ハブ軸の B 部を合わせてください。
ハブ軸を抜き取った後、フリーホイール部内のフリーホイール部取付ボルトを取り外し、フリーホイール部を交換してください。
■
ご注意 :
フリーホイール部交換時はフリーホイール部取付けボルトもあわせて交換してください。ゆるみやかじりつきの原因になりますので、フ
リーホイール部取付けボルトのねじ部には必ずグリスを塗布してください。フリーホイール部の分解、及び油、グリスの注入はトラブル
の原因となりますので行わないでください。
分解
14mm アレンキー
締め付けトルク :
45 ~ 50 N・m
{450 ~ 500 kgf・cm}
安全の為に必ずお守りください
警告
乗車前にはスポークの折れ、ゆるみ、リム面のへこみ、キズ、割れなどがないかどう
●
か車輪を点検し、これらの症状がある場合は使用しないでください。
ボトムリンク式サスペンションフォークはサスペンションの作動によりハブ軸とブ
●
レーキシューの間隔が変化します。ブレーキをかけた時にブレーキシューとスポーク
が接触する恐れがありますので組み合わせて使用しないでください。
クイックレリーズの使用方法を誤りますと車輪の脱落等により重傷を負うことがあり
●
ます。クイックレリーズの取扱い説明書を十分にお読みください。
車輪は舗装路用に設計されています。未舗装路で使用されると車輪の変形あるいは破
●
損により転倒の恐れがあります。
乗車前に車輪が固定されていることを確認してください。転倒して大怪我をすること
●
があります。
バルブ穴反対側についているくぼみは、リムの摩耗表示目安です。このくぼみが見え
●
なくなったら使用を止めてください。使用し続けると、リムが破損し、転倒して怪我
をする場合があります。
製品を取付ける際は、必ず取扱い説明書等に示している指示を守ってください。
●
その際、シマノ純正部品の使用をお勧めします。
またボルト、ナット等が緩んだり、製品が破損しますと、突然に転倒して重傷を負う
場合があります。
取扱い説明書はよくお読みになった後、大切に保管してください。
●
注意
タイヤは表示されている適切な空気圧で使用してください。
●
突然のパンクにより転倒等の恐れがありますので、リムには高圧に耐えうるリムテー
●
プを使用してください。
注意
当社、R55HC(ハイパフォーマンス)シューはウエットでの効きを高める材料を使用
●
していますが、リムの摩耗は早くなります。
R55HC シューとの組み合わせによるリムの摩耗は当社では保証いたしません。
シマノ製純正のスポーク、ニップルを使用してください。ハブ体のスポーク挿入部分
●
を破損する恐れがあります。
乗車前にはブレーキシューの表面に金属片等が付着していないかどうか確認してくだ
●
さい。ブレーキをかけた時にリムにキズがつく恐れがあります。
ニップルはスポークテンションを上げるために径を大きくして回転させやすい様に
●
なっていますが、スポークテンション調整の場合は締め過ぎないようご注意ください。
締めすぎると、リムが破損する恐れがありますので、慎重に作業してください。
(認定店に調整を依頼されることをお勧めします)
使用上の注意:
車輪の回転が重たくなった場合はグリスアップを行ってください。
●
ハブの内部には注油は行わないでください。グリスが流れ出します。
●
別売品の専用スポークレンチがあります。
●
初期フレが出た場合か、使用開始から 1,000Km 走行を目安に認定店でのスポークテン
●
ション調整をお勧めいたします。
別売りスポークプロテクター (CP-WH23)がございます。自転車専門店にご相談くだ
●
さい。
別売りリフレクターがございます。(キャットアイ製)自転車専門店にご相談ください。
●
モデルナンバー 規格 色
RR-550-WUWSW JIS / CPSC 白
RR-550-WUASW AS アンバー
RR-317-WUASW DIN アンバー
通常の使用において自然に生じた摩耗及び品質の劣化は保証いたしません。
●
ご使用方法
SI-4GH0A-002
WH-7900-C50-CL
車 輪
SI-4GH0A-002-00
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0570-031961
Fax. 072-243-7847
機能を充分に発揮させるために、次のラインナップによる使用を推奨いたします。
対応タイヤサイズ
クリンチャータイヤ
700C (19C – 25C)
チェーン 10 段 CN-7901
カセットスプロケット 10 段 CS-7900
このホイールは 8 段、9 段、10 段に対応しています。(ジュニア用以外の 10 段スプロケットの場合は
付属の 1 mm スペーサーをご使用ください)
チェーン、カセットスプロケットなどの組み合わせについてはテクニカルインフォメーションにより
ご確認ください。
仕様
シリーズ DURA-ACE
モデルナンバー WH-7900-C50-CL
段数 8 / 9 / 10
リムサイズ 700C (622 × 15C)
リム幅 20.8 mm
カセットスプロケット
で囲んだスプロケットは固定されています。
モデルナンバー CS-7900
スプロケット構成
11T - 21T
11T - 23T
11T - 25T
11T - 27T
11T - 28T
12T - 23T
12T - 25T
12T - 27T
11T, 12T, 13T, 14T, 15T, 16T, 17T, 18T, 19T, 21T
11T, 12T, 13T, 14T, 15T, 16T, 17T, 19T, 21T, 23T
11T, 12T, 13T, 14T, 15T, 17T, 19T, 21T, 23T, 25T
11T, 12T, 13T, 14T, 15T, 17T, 19T, 21T, 24T, 27T
11T, 12T, 13T, 14T, 15T, 17T, 19T, 21T, 24T, 28T
12T, 13T, 14T, 15T, 16T, 17T, 18T, 19T, 21T, 23T
12T, 13T, 14T, 15T, 16T, 17T, 19T, 21T, 23T, 25T
12T, 13T, 14T, 15T, 16T, 17T, 19T, 21T, 24T, 27T
スポークの交換
図のようにスポークをハブに通して、
取付けてください。
スポーク
ニップル
フロント側は破損の恐れがあるため、スポークの頭を
ハブ体の溝にきちんとおさめてください。
※ 1 インナーリング
※ 2 ハブキャップ
※ 2 ハブキャップ
※ 1 インナーリングはハブ体のツメの内側へ完全におさまる
ように取付けてください。
※2 ハブキャップの取付けは、ツメがインナーリングに完全
におさまるよう、カチッと音がするまで押し込み、手で
はずれないか確認してから使用してください。
スポークの編み方
図のように編んでください。
(前用)
前用は左右共にラジアル組みに
なっています。
(後用)
後用は左右共にタンジェント組みに
なっています。
スポークテンション値
前用 後用
1000 ~ 1400 N
(100 ~ 140 kgf)
右(ギア)側 左側
1200 ~ 1500 N
(120 ~ 150 kgf)
600 ~ 900 N
(60 - 90 kgf)
※この数値は目安です。
HG ギアの取付け
各ギアとも刻印のある面
をトップ側にし、フリー
ホイール部の A 部(溝幅
が広いところ)とギアの
凸部の広いところをあわ
せてセットして下さい。
A
a
c
-
1
4
T
幅広部
1 ヶ所だけ
溝幅が広い。
HG ギアの取付けは専用工具
(TL-LR15)でロックリングを
締め付けます。
締め付けトルク :
30 ~ 50 N・m
{300 ~ 500 kgf・cm}
HG ギアの交換は専用工具(TL-
LR15)と TL-SR21 でロック
リングを取り外ます。
ロックリング
工具
(TL-SR21)
TL-LR15
分解
フリーハブに CS-7900(10
段)を取付ける場合は図の
位置にスペーサーを取付け
てください。
11T - 21T, 11T - 23T
11T - 25T, 11T - 27T, 11T - 28T
12T - 23T, 12T - 25T, 12T - 27T
スペーサー ギア間座 ロックリング
ロックリング
ロックリング
ギア間座
ギア間座
スペーサー
スペーサー
この取扱い説明書は、ご購入された自転車に装着されているシマ
ノ製自転車部品の取扱い方法を説明しています。ご購入された自
転車及びシマノ製自転車部品以外に関するご質問は、ご購入先ま
たは自転車製造元へのお問い合わせをおすすめいたします。
※ 取扱い説明書は以下にてご覧いただけます。
http://techdocs.shimano.com