Dell PowerEdge 2800 ユーザーガイド

タイプ
ユーザーガイド
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Dell™ PowerEdge™ システム
プロセッサアップグレードイ
ンストールガイド
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回
避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
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本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2004 2007 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書に使用されている商標:DellDELL ロゴ、および PowerEdge Dell Inc. の商標です。
Intel および Xeon Intel Corporation の登録商標です。
本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、
それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。
2007 5 P/N F6587 Rev. A01
プロセッサアップグレードインストールガイド 33
本書には、システム内のプロセッサの追加または交換に関する情報が記載されています。将来の動
作速度や機能性の向上に対応できるように、システムにセカンドプロセッサを追加したり、プロ
セッサを交換したりすることができます。
注意: システムシャーシの前面に「II」のラベルがある場合、お使いのシステムは、デュアルコア
Intel
®
Xeon
®
2.8 GHz プロセッサ(4 MB L2 キャッシュ内蔵)にアップグレードでき
ます。プロセッサが入手可能かどうかについて、および、お使いのシステムで可能なアップグレード
オプションについては、www.dell.com および support.dell.com を参照してください。
注意: プロセッサを追加または交換する前に、システムの最新の BIOS 情報をデルサポートサイト
support.dell.com で確認し、必要に応じて BIOS をアップグレードしてください。
各プロセッサとそれぞれのキャッシュメモリは、システムボードの
ZIF
ソケットに取り付けられた
PGA
Pin Grid Array
)パッケージに格納されています。次項では、プライマリプロセッサソケット
またはセカンドプロセッサソケットのどちらかにプロセッサを取り付け、または交換する方法につ
いて説明します。
メモ: シングルプロセッサシステムの場合は、プライマリプロセッサソケットにプロセッサを取り付
ける必要があります。
メモ: コンポーネントの取り外しと取り付けの詳しい手順は、『インストール&トラブルシューティ
ング』を参照してください。
プロセッサの追加または交換
注意: セカンドプロセッサの動作速度は、プライマリプロセッサと同じにする必要があ
ります(該当する場合)
システム基板には、プライマリプロセッサ用の
ZIF
ソケット以外に、セカンドプロセッサ用の
ZIF
ソケットが搭載されていることもあります。
プロセッサアップグレードキットには、次の部品が同梱されています。
プロセッサ
ヒートシンク(該当する場合)
サーマルグリース
アップグレードキットには、冷却ファンが付属している場合もあります。
警告: この手順を行う前に、『製品情報ガイド』の安全にお使いいただくための注意をお読みくだ
さい。
1
ベゼルを取り付けている場合は、ベゼルを取り外します。
2
システムおよびシステムに接続されているすべての周辺機器の電源を切り、コンセントから
AC
電源コードを外します。
3
システムカバーを開きます。
4
プロセッサ冷却ファンを取り付けている場合は、それを取り外します。
5
センターファンブラケットを取り外すか、またはメモリモジュールエアフローカバーを持ち上
げて取り外します(該当する場合)
34 プロセッサアップグレードインストールガイド
注意: プロセッサとヒートシンクは高温になることがあります。プロセッサが充分に冷えるのを待っ
てから作業してください。
注意: ヒートシンクを取り外すとき、プロセッサがヒートシンクに接着していたためにソケットから
外れる場合があります。ヒートシンクは、プロセッサがまだ温かいうちに取り外してください。
6
プロセッサの増設は次の手順で行ってください。
a
セカンドプロセッサソケットの位置を確認します。
b
ヒートシンク保持レバーの
1
つの端に設けられたタブを押してレバーを外し、
垂直位置まで起こします。
c
もう
1
つのヒートシンク保持レバーについても同じ操作を繰り返します。
d
手順
7
に進みます。
プロセッサをアップグレードする場合は、次の手順を行います。
a
ヒートシンク保持レバーの
1
つの端に設けられたタブを押してレバーを外し、
垂直位置まで起こします。図
1-1
を参照してください。
1-1 ヒートシンクの取り外しと取り付け
b
ヒートシンクとプロセッサの接続が緩むまで、
30
秒ほど待ちます。
ヒートシンク(標準)
ヒートシンク保持レバー(2
プロセッサアップグレードインストールガイド 35
c
もう
1
つのヒートシンク保持レバーを開きます。
d
ヒートシンクがプロセッサから離れない場合は、ヒートシンクを慎重に少し右回りと左回
りに交互に回転させると、プロセッサから外れます。ヒートシンクをプロセッサから無理
に外そうとしないでください。
e
ヒートシンクを持ち上げてプロセッサから離し、サーマルグリースが汚れないようにヒー
トシンクを裏返しにして置きます。
f
プロセッサがソケットから外れるまで、ソケットリリースレバーをまっすぐに引き上げま
す。図
1-2
を参照してください。
1-2 プロセッサの取り外しと取り付け
g
プロセッサをソケットから取り外したら、ソケットに新しいプロセッサを取り付けられる
ように、リリースレバーは立てたままにしておきます。
7
新しいプロセッサをパッケージから取り出します。
マイクロプロセッサのピンが
1
本でも曲がっている場合は、『インストール
&
トラブルシュー
ティング』の「困ったときは」を参照して、テクニカルサポートにお問い合わせください。
プロセッサ
プロセッサのピン 1 の角
ZIF ソケット
ソケットリリースレバー
ソケットのピン 1 の角
36 プロセッサアップグレードインストールガイド
8
プロセッサのピン
1
の角と
ZIF
ソケットのピン
1
の角を合わせます。図
1-2
を参照してく
ださい。
メモ: プロセッサを正しく取り付けるには、ピン 1 の角を識別する必要があります。
プロセッサのピン
1
の角には、金色の小さな三角形の印が付いています。この角を、同じく三
角形の印のついた
ZIF
ソケットの角に合わせます。
9
プロセッサをソケットに取り付けます。
注意: プロセッサの取り付けが間違っていると、電源を入れたときにプロセッサとシステムが完全に
損傷してしまうおそれがあります。プロセッサをソケットにはめ込む際は、プロセッサのピンすべて
を対応する穴に正しく挿入します。ピンを曲げないように注意してください。
a
プロセッサソケットのリリースレバーが一番上の位置まで引き上げられていることを確認
します。
b
プロセッサの
1
番ピンの角とソケットの位置を合わせ、プロセッサをソケットに軽く載
せて、プロセッサのすべてのピンがソケットの穴と揃っていることを確認します。
プロセッサとソケットの位置が合っていれば、軽く押すだけで自然とソケットに収まり
ます。
メモ: システムは ZIF プロセッサソケットを使用しているので、強く押し込まないでくだ
さい(プロセッサの位置がずれている場合、無理に押し込むとピンを曲げてしまうことが
あります)
c
ソケットにプロセッサを正しく置き、ソケットリリースレバーを元の位置にカチッとはま
るまで下ろしてプロセッサを固定します。
10
ヒートシンクを取り付けます。
a
プロセッサのアップグレードを行う場合は、糸くずの出ない清潔な布を使って、ヒートシ
ンクからサーマルグリースを拭き取ります。
メモ: 取り付けるのは 手順 6 で取り外したヒートシンクです。
プロセッサを増設する場合は、プロセッサアップグレードキットに同梱されている新しい
ヒートシンクを用意します。
b
サーマルグリースをプロセッサ上面に均等に塗布します。
c
ヒートシンクをプロセッサの上に置きます。図
1-1
を参照してください。
d
2
本あるヒートシンク保持レバーの
1
つをロック位置まで下げて固定します。
1-1
を参照してください。
e
もう
1
つのヒートシンクの保持レバーについても同じ操作を繰り返します。
プロセッサアップグレードインストールガイド 37
11
センターファンブラケットを取り付けるか、またはメモリモジュールエアフローカバーを取り
付けます(該当する場合)
12
プロセッサを増設した場合は、新しいプロセッサ用のプロセッサ冷却ファンを取り付けます。
13
プロセッサ冷却ファンを取り外していた場合は、それを取り付けます。
14
システムカバーを閉じます。
15
システムと周辺機器の電源ケーブルをコンセントに接続し、電源を入れます。
システムが起動すると、新しいプロセッサの存在を検知し、セットアップユーティリティのシ
ステム設定情報を自動的に変します。
16
<F2>
を押してセットアップユーティリティを起動し、プロセッサの情報が新しいシステム設
定と一しているか確認します。
セットアップユーティリティの使い方については、『ユーズガイド』を参照してください。
17
システム
Diagnostics
診断)プログラムを行し、新しいプロセッサが正しく動作すること
を確認します。
Diagnostics
診断)の行、およびプロセッサの問のトラブルシューティングについては、
『インストール
&
トラブルシューティング』の「システム診断プログラムの行」を参照して
ください。
18
ベゼルを取り外した場合は、ベゼルを取り付けます。
38 プロセッサアップグレードインストールガイド
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