PowerEdge 1800

Dell PowerEdge 1800 ユーザーガイド

  • こんにちは!Dell PowerEdge 1800システムの情報アップデートに関するドキュメントを読みました。このドキュメントには、複数のモニタ設定、BIOS、ストレージコントローラ、DRACなどの重要な情報が記載されています。PowerEdge 1800に関するご質問にお答えしますので、お気軽にご質問ください!
  • Windows Server 2003で複数モニタと表示されるのはなぜですか?
    BIOSを以前のバージョンに戻すことはできますか?
    内蔵SATA 2sコントローラからCERC SATA 6チャンネルにアップグレードするにはどうすればよいですか?
    DRAC 4P拡張カードを使用する場合、モニタはどこに接続する必要がありますか?
    Windows Server 2003でビデオハードウェアアクセラレーションを有効にするにはどうすればよいですか?
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Dell™ PowerEdge™ 1800 システム
アップデート情報
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明してい
ます。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示します。
略語について
略語の説明は、『ユーザーズガイド』の「用語集」を参照してください。
____________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2005 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書で使用されている商標について:DellDELL ロゴ、PowerEdge、および Dell OpenManage Dell Inc. の商標です。
Red Hat Red Hat, Inc. の登録商標です。Microsoft および Windows Microsoft Corporation の登録商標です。
Windows Server Microsoft Corporation の商標です。
本書では、必要に応じて上記記載以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、
これらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に所属するものではありません。
2005 2 P/N X6447 Rev. A03
アップデート情報 39
本書では、以下のトピックについて、ご使用のシステムに関するアップデート情報を提供
します。
画面のプロパティ内の複数のモニタ
BIOS
バージョン
A01
IDE
コントローラケーブルへのセカンド
IDE
デバイスの追加
内蔵
SATA 2s
のコントローラから
CERC SATA 6
チャネルへのアップグレードにおける
注意点
DRAC 4P
拡張カードに関するビデオとケーブル接続の注意点
Microsoft
®
Windows Server™ 2003
オペレーティングシステムでのビデオハードウェ
アアクセラレータ機能の有効化
Microsoft Windows Server 2003
オペレーティングシステムインストール時のフラッ
トパネルディスプレイで発生するビデオ問題の修正
システムのスタンバイモードにおける電源ファンのパフォーマンス
Dell OpenManage™ Array Manager 3.6
のインストール
シングルメモリモジュールの取り付け
PERC 4/DC
コントローラの使い方
内蔵
SATA
コントローラ
RAID
アレイの作成方法
Red Hat
®
Enterprise Linux
Dell OpenManage Server Assistant
、および内蔵
SATA
コントローラを
RAID
構成で使用する方法
Microsoft Windows
®
2000
オペレーティングシステムを実行しているデュアルプロ
セッサシステムに
Server Assistant
を使用して
Fast Ethernet
ドライバをインストール
する方法
画面のプロパティ内の複数のモニタ
ご使用のシステムには、背面パネルにビデオコネクタが
1
つ装備されています。システム
にインストールされているビデオドライバは、さまざまな
Dell™
システムで使用できるよ
うに設計されており、一部のシステムには正面および背面パネルのビデオコネクタが装備
されています。そのため、
Microsoft Windows Server 2003
オペレーティングシステムの
場合は、システムが複数のモニタで表示を行うように設定されていることが報告されます。
ディスプレイの設定を確認するには、次の手順を実行します。
1
デスクトップを右クリックし、
プロパティ
をクリックします。
2
設定
タブをクリックし、ディスプレイモードが
(Multiple Monitors) on RADEON
7000 SERIES
RADEON 7000 SERIES
上の(複数のモニタ))に設定されていること
を確認します。
40 アップデート情報
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ビデオドライバにより、
Windows Server 2003
はシステムのビデオコネクタに接続されて
いるモニタを表示し、「デフォルトモニタ」を
2
つのビデオコネクタを装備したシステム用
のプレースホルダとして予約します。
モニタのリストを表示するには、次の手順を実行します。
1
デスクトップを右クリックし、
プロパティ
をクリックします。
2
設定
タブをクリックし、
詳細設定
ボタンをクリックします。
3
モニタ
タブをクリックします。
システムに接続してあるモニタが
モニタの種類
リストボックスに表示されます。
メモ: システムにリモートアクセスカード(RAC)を取り付けている場合、RAC 3 台目の
ビデオデバイスとして モニタの種類 リストボックスに表示されます。さらに別のモニタの種
類がある場合は、モニタの種類 リストボックスのスクロールボタンを使って表示します。
メモ: Windows Server 2003 がモニタの種類を識別できない場合、モニタは「プラグアンドプ
レイモニタ」として識別されます。
BIOS バージョン A01
システム
BIOS
のバージョン
A01
には、以前のバージョンにはない新しい機能が追加され
ました。このため、
BIOS
を以前のバージョンにフラッシュバックすると、システムに予期
せぬ動作を引き起こす原因になります。この理由で、システムを以前の
BIOS
バージョンに
戻すことはお勧めできません。
IDE コントローラケーブルへのセカンド IDE デバイスの
追加
システム基板には
IDE
コントローラと
IDE
コネクタが
1
つずつ装備されており、コネクタ
は通常、
5.25
インチドライブベイに取り付けられている
IDE
オプティカルデバイスの接続
に使用されます。セットアップユーティリティには
IDE
コントローラを有効または無効に
するオプションがあり、プライマリマスターオプティカルデバイスは、セットアップユー
ティリティで起動順序を表示させて確認することができます。
IDE
テープバックアップドライブなどのセカンド
IDE
デバイスが
5.25
インチ周辺機器ベイ
に取り付けられ、
IDE
ケーブルのスレーブコネクタに接続されている場合、セカンドデバイ
スの詳細はオペレーティングシステムでしか表示できず、セットアップユーティリティで
は確認できません。
アップデート情報 41
内蔵 SATA 2s のコントローラから CERC SATA 6 チャネル
へのアップグレードにおける注意点
現在、内蔵
SATA 2s
コントローラをデュアルハードドライブ構成で使用していて、
CERC
SATA 6
チャネル拡張カード
RAID
アレイにアップグレードする場合は、最初に内蔵
SATA
2s
構成を無効にし、取り外す必要があります。
注意: 内蔵 SATA 2s コントローラを有効に設定した状態で CERC 6 チャネル SATA RAID アレイ
を使用する構成はサポートされておらず、シャットダウン中にオペレーティングシステムが
誤動作するなど、予期せぬ結果を招く場合があります。
現在、内蔵
SATA 2s
コントローラの構成を使用していて、
CERC SATA 6
チャネルの構成に
アップグレードする場合は、次のガイドラインに従ってください。
1
内蔵
SATA 2s
コントローラが使用しているハードドライブからデータをバックアップ
します。
CERC SATA 6
チャネルアップグレードと共に使用できるように、ハードドライブを再初
期化する必要があります。
2
セットアップユーティリティで内蔵
SATA 2s
コントローラを無効にします。
詳細については、『ユーザーズガイド』の「セットアップユーティリティの使い方」
を参照してください。
3
内蔵
SATA 2s
コントローラのシステム基板コネクタとハードドライブからケーブルを
取り外します。
4
CERC SATA 6
チャネルアップグレードと共に追加のハードドライブを購入した場合は、
そのハードドライブを取り付けます。
詳細については、『インストール
&
トラブルシューティング』の「ドライブの取り付
け」を参照してください。
5
CERC SATA 6
チャネルアップグレードを取り付け、設定を行います。
詳細については、『インストール
&
トラブルシューティング』の「拡張カード」、およ
CERC SATA 6
チャネルアップグレードに付属のマニュアルを参照してください。
6
手順
1
でバックアップしたデータをハードドライブ上の新しいアレイに復元します。
42 アップデート情報
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DRAC 4P 拡張カードに関するビデオとケーブル接続の注
意点
ご使用のシステムに
Dell Remote Access Controller 4P
DRAC 4P
)拡張カードが取り付け
られている場合、モニタはシステムの内蔵ビデオコネクタではなく、
DRAC 4P
カード上の
ビデオコネクタに接続する必要があります。
DRAC 4P
カード上のビデオコネクタの位置に
ついては、
Dell Remote Access Controller 4 User's Guide
Dell Remote Access
Controller 4
ユーザーズガイド)を参照してください。
また、
DRAC 4P
カードをシステムに追加する場合、カードはスロット
4
に取り付けてくだ
さい。カードに付属のインタフェースケーブルは、カードからシステム基板上の
RAC
コン
トローラに接続してください。システム基板上の
RAC
コネクタの位置については、『イン
ストール
&
トラブルシューティング』の「
System Board Connectors
(システム基板のコ
ネクタ)を参照してください。
Microsoft Windows Server 2003
オペレーティングシステ
ムでのビデオハードウェアアクセラレータ機能の有効化
デフォルトでは、ビデオハードウェアアクセラレータ機能は
Microsoft Windows
Server 2003
オペレーティングシステムによって低次のレベルに設定されています。ご使用
のシステムのビデオコントローラは拡張機能をサポートしており、ビデオハードウェアア
クセラレータを
最大
の設定にする必要があります。ビデオハードウェアアクセラレータを
最大に設定しないでシステムを動作させると、特定の条件下でシステムが不安定になるこ
とがあります。ビデオハードウェアアクセラレータを設定するには次の手順に従います。
1
スタート
をクリックし、
コントロールパネル
をポイントし、次に
画面
をクリックし
ます。
ディスクトップを右クリックし、プロパティ
をクリックしても同じです。
2
画面のプロパティ
ウィンドウ内の
設定
タブをクリックし、次に
詳細設定
をクリック
します。
3
トラブルシューティング
タブをクリックし、ハードウェアアクセラレータのスライダ
最大
にします。
4
OK
をクリックし、もう一度
OK
をクリックします。
ビデオドライバを再インストールまたはアップデートした場合、または
Windows Server
2003
を再インストールした場合は、ビデオハードウェアアクセラレータ機能をもう一度
設定にします。
アップデート情報 43
Microsoft Windows Server 2003 オペレーティングシステ
ムインストール時のフラットパネルディスプレイで発
生するビデオ問題の修正
メモ: 以下の情報は、特定のフラットパネルディスプレイが接続され、かつ、セットアップ
ユーティリティでコンソールリダイレクションが有効に設定されているシステムに、
Microsoft Windows Server 2003 オペレーティングシステムをインストールする場合にのみ適用
されます(コンソールリダイレクションはデフォルトでは無効です)CRT モニタが接続され
たシステム、またはそのほかのオペレーティングシステムをインストールするシステムは、
対象外です。
Microsoft Windows Server 2003
オペレーティングシステムのインストール中に、ある特
定の条件下で、一部のフラットパネルディスプレイの画面が乱れることがあります。原因
は、セットアップユーティリティでコンソールリダイレクションが有効になっているため
です(コンソールリダイレクションはデフォルトでは無効です)
コンソールリダイレクションは、システムのシリアルポートにターミナルを接続してシス
テム管理を行う機能です。
Windows Server 2003
は、コンソールリダイレクションが有効
であることを検出すると、インストール画面を
VT100
互換ターミナルとして低解像度のテ
キストモードに最適化します。一部のフラットパネルディスプレイは、この表示モードに
同期できません。
問題を修正するには、システムを再起動し、セットアップユーティリティに入り、コン
ソールリダイレクションを無効にします。その後、
Windows Server 2003
オペレーティン
グシステムのインストールが完了したら、必要に応じてセットアップユーティリティに入
りコンソールリダイレクションを有効にします。
システムのスタンバイモードにおける電源ファンのパ
フォーマンス
電源装置には内蔵冷却ファンが付いています。システムがシステムスタンバイモードに
入っても、電源ファンはオンのままです。これは正常な動作であり、ファンは引き続き電
源装置を冷却することができます。実にはシステムスタンバイモードに入ってオフの
であるにもかからず、ファンが動作しているため、システムが動作しているように
る場合があります。
44 アップデート情報
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Dell OpenManage Array Manager 3.6 のインストール
Dell OpenManage Array Manager 3.6
はシステムに付属しています。
Array Manager
は、
ハードウェアおよびソフトウェアの
RAID
ソリューションを実装し、大企業および中小企
のストレージ環境を理解しているシステム管理者向けに設計されています。
Array
Manager
をインストールするには、次の手順を実行します。
1
CD
ドライブに『
Dell OpenManage CD
』を入します。
Dell OpenManage
インストールアプリケーションが自動的に起動します。
2
Array Manager 3.6
だけをインストールする場合は、
Dell OpenManage
インストー
ルアプリケーションを了します。
3
CD
上の
am\setup
ディレクトリに動します。
4
setup.exe
をクリックします。
5
画面の示に従います。
Array Manager
support.dell.com
からダウンロードしてインストールすることもでき
ます。
シングルメモリモジュールの取り付け
メモリモジュールを
1
取り付ける場合は、かならずソケット
DIMM1_B
に取り付け
ます。この構成では
2
ウェイインタリーブはサポートされません。メモリモジュールの詳
細については、『インストールトラブルシューティング』を参照してください。
PERC 4/DC コントローラの使い方
PowerEdge™ Expandable RAID Controller 4/DC
PERC 4/DC
のチャネル
0
が、シス
テム内の内蔵
SCSI
コントローラ用として適合しています。
PERC 4/DC
コントローラが装備
された状態でデルから出されているシステムは、チャンネル
0
の接続で設定済みです。
この構成を変更しないでください。
PERC 4/DC
コントローラをシステムに追加する場合は、
コントローラに付属のケーブルを使用して
PERC 4/DC
コントローラのチャネル
0
SCSI
バックプレーンに接続する必要があります。
アップデート情報 45
内蔵 SATA コントローラ RAID アレイの作成方法
システムの内蔵
SATA
コントローラを使用している時に
RAID
アレイを簡単に作成するに
は、次の手順を実行します。
1
システムの電源を入れます。
2
次のメッセージが表示されたら、ただ
<F2>
します。
<F2> = Setup
詳細については、『ユーザーズガイド』の「セットアップユーティリティ」を参照して
ください。
3
セットアップユーティリティの
Integrated Devices
オプションで
RAID
を有効にし
ます。
4
RAID
ドライブの設定の詳細については、
CERC SATA 2s
のマニュアルを参照してくだ
さい。
CERC SATA 2s RAID
ドライバは、デルサポート
Web
サイト
support.dell.com
で入手で
きます。
Red Hat Enterprise LinuxDell OpenManage Server
Assistant、および内蔵 SATA コントローラを RAID 構成
で使用する方法
以下の条件すてがっている場合、
Red Hat Enterprise Linux
オペレーティングシステム
は、
Red Hat Enterprise Linux
メディアを使用しないとインストールできません。
Red Hat Enterprise Linux
のインストールに
Server Assistant
を使おうとしている。
セットアップユーティリティで内蔵
SATA
コントローラが有効に設定されている
(セットアップユーティリティの詳細については、『ユーザーズガイド』を参照してく
ださい)
これは、
RAID
構成で内蔵
SATA
コントローラを有効に設定した状態
Red Hat Enterprise
Linux
オペレーティングシステムのインストールをサポートする
RAID
ドライバが、現時点
では
Server Assistant
まれていないためです。したがって、上の条件がっている場
合は、
Server Assistant
Red Hat Enterprise Linux
オペレーティングシステムをインス
トールするオプションは用できません。
同オペレーティングシステムを
Red Hat Enterprise Linux
メディアからインストールする
方法については、
Red Hat Enterprise Linux
のマニュアルを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux
メディアからオペレーティングシステムをインストールした後
は、
Server Assistant
を使用して診断プログラムなど追加のユーティリティを必要に応じ
インストールすることができます。
46 アップデート情報
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Red Hat Enterprise Linux と内蔵 SATA コントローラを使用する RAID 構成の注意点
メモ: 以下の情報は、Red Hat Enterprise Linux を使用して RAID 構成で内蔵 SATA コントローラ
を使用する場合にのみ該当します。
注意: システムには、Red Hat Enterprise Linux の環境で内蔵 SATA コントローラ RAID 構成をサ
ポートする RAID ドライバがありません。セットアップユーティリティで RAID オプションが
有効に設定されている場合でも、RAID は有効になりません。RAID は、Red Hat Enterprise Linux
オペレーティングシステム内からのみ有効化と構成を行うことができます。
内蔵
SATA
コントローラを
Red Hat Enterprise Linux
といっしに使用する場合、
RAID
有効に設定し、構成する作は、システムレベルではできず、
Red Hat Enterprise Linux
ペレーティングシステムを通ての行うことができます。セットアップユーティリティ
RAID
オプションを選択し、有効に設定して、
<Ctrl><a>
RAID 0
または
RAID 1
の構
成を行うことはできますが、これをサポートする
RAID
ドライバがないため、
RAID
は有効
になりません。
RAID
を有効に設定して構成する方法については、
Red Hat Enterprise Linux
のマニュアル
を参照してください。
Microsoft Windows 2000 オペレーティングシステムを実
行しているデュアルプロセッサシステムに Server
Assistant を使用して Fast Ethernet ドライバをインストー
ルする方法
場合によっては、デュアルプロセッサを搭載し、
Microsoft Windows 2000
オペレーティン
グシステムを実行しているシステムに
Server Assistant
を使用して
Fast Ethernet
ドライバ
のインストールを試みると、
Plug and Play Detection
(プラグアンドプレイ検出)画面
でインストールが停止することがあります。この場合は、システムを再起動すれインス
トールは正常に完了します。
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