ENERMAX Digifanless 550W 仕様

  • こんにちは!ENERMAX DIGIFANLESS EDF550AWN電源ユニットのユーザーズマニュアルの内容を理解しています。この電源ユニットの機能、仕様、安全対策、トラブルシューティングなど、ご質問にお答えします。お気軽にご質問ください!
  • メンテナンスは誰が実施できますか?
    保証はどのくらいの期間ですか?
    保証が適用されないケースは?
    UPSを使用する場合、どのような点に注意すべきですか?
    モジュラーケーブルはどのようなものを使用するべきですか?
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取扱説明書 (JP)
ご挨拶
この度は ENERMAX 電源ユニットをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。電源ユニットを
設置する前に、本マニュアルをよくお読みの上、正しくお使いください。
コンピュータは非常に壊れやすいシステムで、故障なく最適な動作を続けるには特定の条件が必要になり
ます。コンピュータの故障を避け、寿命を延ばすために、次の推奨事項に留意してください。
コンピュータをラジエーターやその他の熱を発生する装置の近くに置かない。
コンピュータを磁気が発生する装置の近くに置かない。
コンピュータを湿気や埃、振動のある環境に置かない。
コンピュータを直射日光にさらさない。
PC ファンを追加してコンピュータを十分に冷却する
複数の AC 延長ケーブルを使って、電源を取る場合は、同じ延長ケーブル内でレーザープリンタ、ラ
ジエーター等、他の高電力消費装置を使用したり、延長ケーブルの安全電流負荷基準を超えることの
ないようにしてください。
追加 UPS(無停電電源装置)を経由して電源を取る場合、接続デバイスの電力供給のため、十分なワ
ット数とVA出力の UPS を選んでください。
型番 最高電力推測(W/VA)
EDF550AWN 600W / 1000VA
* 同じ UPS からモニターやプリンターなどの高電力消費装置を接続する場合、UPS の容量は更に大きな
ものを使用してください。電力低下の原因となります。
* VA とワット数を間違えないよう、また、不十分な容量の UPS を使用されないようご注意ください。UPS
バッテリーモード時にシステムが動作しない原因となります。
* ENERMAX が推奨する UPS は、バッテリー運転時に正弦波出力が可能なものです
部品名
#1 適切なエアフローを確保するため、通気面を塞がないでください
#2 システムアセンブリまたはメンテナンスを行う場合、AC コードを AC インレットから取り外すまたは
I/O スイッチ“O”位置(オフ)にする。
#3 通常の AC コードは抜けてしまう心配があります。 ENERMAX 電源独自の「コードガード」は AC
ードをしっかりと固定させ、抜け落ちにより、PC がシャットダウンして
しまうことを防止します。
(unit: mm)
ハニカム構造
# 1
I/O スイッチ: 電源 I/O(オン/オフ)
スイッチ (I=ON, O=OFF)
# 2
AC インレット
# 2
コードガード
#3
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電源ユニットをケース底面に設置し(通
面が上)、I/O スイッチを「O」にして下さい
コードガードの両端を電源の AC コード
接続口上部に設置してください。
AC コードを AC インレットに差し込
んでください。
AC コードを抑えながらコードガードを
セットし、しっかりと固定してください。
1. コードガードはコードガード対応 ENERMAX 電源ユニット専用です。非対応の電源
ユニットには取り付けることが出来ません。
2. システムを組みなおしたりメンテナンスを行う際は I/O スイッチを”O”にし、AC
コードを抜いてください
ケーブルとコネクタ
コネクタ誤挿入防止設計です。そして、簡単にデバイスに接続できるように設計されます。もし、簡単に
挿入することができないなら、コネクタが正しい方向に挿入されているかどうかをお確かめください。コ
ネクタを強引に差し込んだり、改造したりしないでください電源や PC コンポーネントの故障の原因にな
り、保証が無効になります。
下記の図はモジュラーソケットのレイアウトと DC レール分配の説明です。
ブラックソケットが 3.3V/5V/12V または周辺機器
専用モジュラーケーブル用です。
レッドソケットがグラフィックカード、
CPU/GPU、RAM 専用モジュラーケーブル用です。
このポートはデジタルシグナルをマザーボードに送信するためのものです。
接続することにより、ソフトウェアコントロールが可能となります詳しくはマニュアルの ZDPMS
項目をご参照ください。
* 電源ユニット本体側の 16 ピン(CPU 用)コネクタと 20 ピン(マザーボード用)コネクタを必ず接続してく
ださい。
* 本製品は各ラインに保護回路を搭載した 12V 多系統設計です。一つの 12V ラインに多数のハードを接
続すると保護回路が作動し、システムがシャットダウンする可能性があります。そのような場合は、
ハードの接続を他ラインの 12V に分散させることにより最大の安全性と安定性、最高のパフォーマ
スを得ることが出来ます。
5 ピンブラックソケッ
12 ピンレッドソケッ
(この面を上に)
ZDPMS ポート:
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コネクタ類
24P メインボード
新世代の ATX / BTX PC、およびデュアル CPU EEB / CEB サーバー / ワーク
ステーションボードをサポートします。
4+4P (8P) CPU +12V、コンバインモード
8 ピン構成では、マルチ CPU サーバー / ワークステーションシステムと、
一部のシングル CPU PC システムをサポートします。
4+4P (8P) CPU +12V、スプリットモード
4 ピン構成では、ほとんどのシングル CPU システムをサポートします。
また、一部のマルチ CPU を使用したサーバー / ワークステーションシステムでは、
この拡張 4 ピンコネクタを使用するものもあります。
6+2P (8P) PCI Express、コンバインモード
8 ピン構成の PCI Express グラフィックカード用。
6+2P (8P) PCI Express、スプリットモード / 6P PCI Express
# 2
6 ピン構成の PCI Express グラフィックカード用。
SATA 電源コネクタ
# 1
SATA/SAS ドライブ用。
4P Molex 電源コネクタ
# 2
IDE/SCSI/SAS ドライブまたは、4 ピン電源ソケットを必要とする一部 AGP
ラフィックカード用。
FDD 電源コネクタ
フロッピーディスクドライブ用。
#1 一部の SATA ドライブは、SATA 4PMolex 2 種類を接続することが可能です。そのようなドライ
ブの場合、一種類の電源コネクタのみを接続してください。ドライブの取扱説明書を参照してください。
#2 2 枚以上のグラフィックスカードを使用する場合はマザーボードへの負荷が高くなる可能性がありま
す。そのため、4ピン Molex/FDD 用コネクタ/PCI EXPRESS コネクタなどの拡張コネクタが搭載さ
ているマザーボードをお選びください。それらのコネクタを接続することにより、電源を含めたシステ
ム全体を過負荷から守ります。上記を行わなかった場合のシステムや電源への損傷に関しましてはメー
カー保証対象外となります。システムや電源への損害を防ぐため、マザーボード付属のユーザーマニュ
アルを参照し、正しいシステム構成を構築してください。
モジュラーケーブル
付属されている正規の ENERMAX モジュールケーブルだけを使用してください。それ以外のケーブルは
互換性がない可能性があり、電源ユニットやシステムへの損傷をもたらす恐れがあり、保証対象外とな
ります
24P MB & 4+4P (8P) CPU
24 ピンマザーボード、8 ピン(4+4 ピン)CPU 用モジュラーケーブル
2 x 6+2P (8P) PCI-E
1枚2 枚の高性能の PCI Express グラフィックカードをサポート。 (6 ピンか
8 ピン PCI-E コネクタが必要。)
4 x SATA ドライブ
ODD HDD などの 4 SATA/SAS ドライブ用モジュラー
ケーブル。
4 x 4P Molex (IDE/SCSI) ドライブ &
1 x FDD コネクタ
IDE/SCSI/SAS ドライブまたはその他の周辺機器用モジュラーケーブル & 1
FDD 電源コネクタ用モジュラーケーブル。
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ZDPMS データリンク
電源ユニットとマザーボードを接続し、モニターコントロール機能を有効にする
モジュラーケーブル。ZDPMS ソフトウェアのインストールが必要です)
モジュラーケーブルの取り付け/取り外し
モジューラーケーブルを電源ユニットに取り付けます
モジュラーケーブルの 5 ピン/12 ピンコネクタと電源ユニットのモジュラーソケットの表面に
は、白い矢印のマークがあります。
正しく接続するステップは簡単です:
1. 黒いコネクタは黒いソケットに、赤いコネクタは赤いソケットに接続してください。
2. 矢印マークが向かい合うように接続してください。
3. Step1 2 を確認してください。
電源ユニットからモジュラーケーブルを取り外します
モジュラーケーブルの上下にある爪を押して開きます。
開いた状態で電源ユニットのソケットから引き抜いてください。
簡単に取り外すことができます。
システムの起動
電源を入れる前に、以下のことを再度ご確認ください。
1. メイン電源コネクタ 24 ンは適切に接続されているか。
2. CPU +12V 電源コネクタ(4 ピンあるいは 8 ピンの構成)は適切に接続されているか、また 4 ピン
Molex 電源コネクタ(MB に必要される場合)は適切に接続されているか。
3. その他の電源コネクタは適切に接続されているか。
4. AC コードは適切にコンセントと電源ユニット AC インレットに接続されているか。
5. PC のサイドパネルは閉じているか。
6. I/O スイッチが「I」に設定されており、PC の起動準備が完了しているか。
保護、安全、およびセキュリティ
ENERMAX 電源ユニットには、いくつかの保護機能が搭載されています。異常な状況で、電源やその他の
コンピュータ コンポーネントへの危険を回避するために、自動的に電源が切れるようになっています。
護機能が働いたとき、ほとんどの場合、コンポーネントの不具合やユーザーの不注意が原因です。このよ
うな場合、いったん電源を切り、各デバイスとの接続を外して、コンピュータ デバイスや作業環境に不具
合がないか確認してください。
1. 電源ユニットの I/O スイッチをOにします。またはコンセントや電源ユニットの AC 入力の AC
コードを取り外します。
2. 電源ユニットに触って温度を確認します。非常に高温になっている場合は、ケースのファンや
電源ユニットのファンの不具合や、コンピュータの不適切な置き場所 (本マニュアルの冒頭に
ある推奨事項を確認してください) が原因で熱くなった可能性があります。
3. 電源ユニットの熱が冷めるまでしばらく待ちます。
4. AC コードをコンセントおよび電源ユニットの AC 入力に再度、接続します
5. 電源ユニットの I/O スイッチを「I」にします。
6. 全てのファンが作動していることを確認します。
7. 問題の原因であると考えられるコンポーネント(MBGPUHDD、電源ユニットなど)のメーカー
各社のテクニカル サポートに連絡します。
ご質問やサポートが必要な場合、ご購入元または ENERMAX 販売代理店、当社サポートにお問い合わせく
ださい。
安全上のご注意
危険防止のため、電源ユニットを開けることは絶対におやめください。
無断で電源ユニットを開けると保証対象外となりサポート受付が不可能となります。
本書に記載されている事項は事前通告無しに変更されることがあります。
© 2014 すべての著作権は ENERMAX Technology Corporation にあります。
ENERMAX からの書面による許可なく本書の複写、転載を禁じます。
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