Casio EX-Z1200 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
68 動画を撮影する
動画を撮影する
撮影前に、動画の画質を選びます。動画の画質とは、再生したと
きの画像のきめ細かさや滑らかさ、美しさを示す目安です。画質
を高品位にすると美しく撮影できますが、撮影できる時間は短
くなります。
動画の撮影可能時間は、最大10分となります。10分を超える
と、自動的に撮影は終了します。
1. 撮影モードにして【MENU】を押す
2.“画質設定”タブ→ 画質”と選び、Xを押
3.STで希望の画質を選び、【SET】を押す
画質を“UHQワイド”または“HQワイド”に設定すると、
液晶モニターに“”が表示されます。
動画の形式
撮影した動画は、MOV形式、H264/AVC準拠で記録されます。
本機で撮影した動画は、パソコンにコピーしてQuickTime 7で
再生することができます。
動画のサイズ
1分間撮影した動画のファイルサイズは、おおよそ以下のとおり
です。
動画の画質を決める
画質(pixels転送レート フレームレート
UHQ
640×480 約5.8メガビット/秒 20フレーム/秒
UHQワイド
848×480 約7.0メガビット/秒 20フレーム/秒
HQ
640×480 約2.8メガビット/秒 20フレーム/秒
HQワイド
848×480 約3.4メガビット/秒 20フレーム/秒
Normal
640×480 約1.4メガビット/秒 20フレーム/秒
LP
320×240 約
845
キロビット/秒 20フレーム/秒
画質 サイズ
UHQ 約42.3MB
UHQワイド 約51.1MB
HQ 約20.3MB
HQワイド 約24.7MB
Normal 約10.2MB
LP 約6.2MB
動画を撮影する 69
動画とともに音声も記録されます。音声はモノラルです。
1. 撮影モードにして【SET】を押す
2.STで操作パネルの1番上の項目(撮影モード)
選ぶ
3.WX(ムービー)を選び、【SET】を押す
液晶モニターに“”が表示されます。
4. シャッターを押して撮影
を開始する
撮影中は、“”が表示
されます。
5. もう一度シャッターを押
して撮影を終了する
動画の撮影可能時間は、
1回の撮影で最大10分ま
でです。シャッターを押
す前に10分を超えると、自動的に撮影は終了します。
た、シャッターを押す前にメモリーがいっぱいになると、
撮影は終了します。
ムービーベストショットを利用した動画撮影
ムービーベストショット(73ページ)を利用して、カメラが提案
するシーンを選ぶだけできれいな動画を撮影できます(たとえ
ば、ムービーベストショットの“夜景を写します”を選んでから
動画を撮影すると、夜景を明るく撮影できます)
動画撮影時の手ブレ軽減
動画を撮影するとき、手ブレを軽減しながら撮影することがで
きます(91ページ)ただし、ブレ軽減できるのは手ブレだけで、
被写体ブレには効果がありません。また、画角が狭くなります。
動画を撮影する(ムービー)
撮影時間
撮影
能な残り時
70 動画を撮影する
動画撮影時のご注意
フラッシュは使えません。
音声も同時に記録されますの
で、次の点に注意してくださ
い。
指などでマイクをふさが
ないでください。
録音の対象がカメラから
遠くに離れると、きれいに
録音されません。
撮影中にボタン操作をすると、操作音が録音されることが
あります。
極端に明るい被写体を撮影しようとすると、液晶モニターの
画像に、縦に尾を引いたような光の帯が表示される場合があ
ります(スミア現象)が、故障ではありません。この帯は動画に
そのまま記録されます。
使用するメモリーカードによっては、記録時間がかかるため、
コマ落ちする場合があります。このとき、“”“”が点
滅します。このため、最大転送速度が10MB/s以上のメモリー
カードの使用をおすすめします。
動画撮影中は光学ズームは動作しません。デジタルズームの
み使用できます。シャッターを押す前であれば、光学ズームは
使用できます(49ページ)
アップで撮影したり、高倍率ズームにしたとき、被写体のブレ
が目立つため手ブレにご注意ください。三脚を使用すること
をおすすめします。
カメラの撮影範囲外ではピントが合わず、ぼけた画像になり
ます。
動画は静止画の撮影時に比べ、画角が狭くなります。
マイク
C
動画を撮影する 71
シャッターを1回押すと、その前後の4秒間が動画として記録さ
れます。
シャッターを押す前の4秒も記録されるので、子供のちょっと
したしぐさなど、撮りのがしたくないシーンをしっかり記録
できます。
決定的シーンの静止画がほしいときは、ショートムービーで
撮影し、そこから気に入ったシーンをモーションプリント機
(129ページ)で静止画にする、という使いかたもできます。
1. 撮影モードにして【SETを押す
2.STで操作パネルの1番上の項目(撮影モード)
選ぶ
3.WX“ (ムービー)または“ (ムービーベス
トショット)を選び、【SET】を押す
液晶モニターに“”または“”が表示されます。
4.【BS】を押す
5.STWX“ショートムービー”のシーンを選
び、【SET】を押す
シャッターを押す前後約4秒の動画を撮影できます。
6. カメラを被写体に向け、シャッターを押す
後半4秒間の動画が記録され、撮影は終了します。
早めに撮影を終了したいときは、もう一度シャッターを押
します。
᥾ᛵ
シャッターを押す前から、動画の記録は始まっています。
メラをしっかり被写体に向けておいてください。ここだ、
思ったときにシャッターを押します。シャッターを押すと、
押した後の撮影時間が4、3、2、1とカウントダウン表示
されます。
短時間の動画を撮影する(ショートムービー)
シャッター
記録される動画
撮影開始
4秒 4秒
C
72 動画を撮影する
パストムービーは、シャッターを押して撮影開始、もう一度
シャッターを押して撮影終了する点は普通のムービーと同じで
すが、撮影を開始する約5秒前から動画が記録されます。決定的
シーンの撮りのがしを防ぐことができます。
1. 撮影モードにして【SETを押す
2.STで操作パネルの1番上の項目(撮影モード)
選ぶ
3.WX“ (ムービー)または“ (ムービーベス
トショット)を選び、【SET】を押す
液晶モニターに“”または“”が表示されます。
4.【BS】を押す
5.STWX“パストムービー”のシーンを選び、
【SET】を押す
この状態で、パストムービーの撮影ができます。
6. カメラを被写体に向け、シャッターを押して撮影を開
する
7. もう一度シャッターを押して撮影を終了する
シャッターを押す前にメモリーがいっぱいになると、撮影
は終了します。
᥾ᛵ
シャッターを押す約5秒前から動画の撮影が始まっていま
すので、シャッターを押す前もしっかりとカメラを構えて
いてください。
撮影開始前のシーンも動画に記録する
(パストムービー)
シャッター
記録される動画
撮影開始
約5秒
シャッター
撮影終了
C
撮りたいシーンを選んで撮影す(ベストショット) 73
撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット)
逆光で人物を撮影したら顔が黒く写ってしまった、またはサッ
カーの試合を撮影したら選手の姿がブレて写ったなど、被写体
や撮影条件によっては望みどおりの写真が撮れないことがあり
ます。そのようなときは、本機に収録している撮影シーンから、
望みのイメージに合ったシーンを選んでみてください。
撮影シーンの例
シーンを選ぶ
1. 撮影モードにして【BS】を押す
ベストショットモードまたはムービーベストショット
モードになり、以下のようなシーン一覧が表示されます。
“人物を写します” “風景を写します”
“夜景を写します” “人物と夜景を写します”
設定されている撮影モード 表示されるシーン一覧
(静止画)
ベストショットモードの
シーン一覧
(ベストショット)
A (絞り優先)
S (シャッター速度優先)
M (マニュアル露出)
(ボイスレコード)
(ムービー) ムービーべストショット
モードのシーン一覧
ムービーベストショット
(現在選択されているシーン)
シーン番号シーン名
ベストショットモードのシーン一覧
74 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット
2.STWXで枠を移動し、シーンを選ぶ
STを押していくと画面が切り替わり、別のシーン
一覧が表示されます。
ズームレバーを【】または【】にスライドさせると、
選んだシーンの説明画面が表示されます。この画面で、
んな設定になるかを確認できます(75ページ)ズームレ
バーを【】または【】にスライドさせると一覧に戻
ります。
3.【SET】を押して、選んだシーンに決める
撮影できる状態に戻ります。
別のシーンに切り替えるまで、同じシーンの設定で撮影
されます。
別のシーンを選び直すには、手順1からの操作を繰り返し
ます。
4. シャッターを押して撮影する
Վᐎ
【SET】を押して操作パネルの1番上の項目(撮影モード)
選び、 (ベストショット)または (ムービーベスト
ショット)に設定することもできます(42ページ)
᥾ᛵ
“夜景を写します”“花火を写します”ではシャッター速度
が遅くなります。このシーンでは画像にノイズが発生する
ため、自動的にノイズ低減処理をしています。このため、
影が終わるまでの時間がシャッター速度に比べて長くなり
ます。その間はキー操作をしないでください。また、手ブレ
を防ぐため、三脚の使用をおすすめします。
本機にはオークションサイトへの出展品を撮影する“オー
クション”のシーンを収録しています。このシーンで撮影し
た画像は専用のフォルダに記録されますので、パソコンで
簡単に検索することができます(177ページ)
シーンに使用されているサンプル画像は本機で撮影された
ものではありません。
被写体の条件によっては、充分な効果が得られなかったり、
正しく撮影されない場合があります。
選んだシーンの設定内容は変更することができますが、
シーンを選び直したり、電源を入れ直すと、設定内容は初期
状態に戻ります。変更した内容を何度も使いたいときは、
スタム登録してください(75ページ)
撮りたいシーンを選んで撮影す(ベストショット) 75
自分好みの設定をベストショットに登録する
(カスタム登録)
うまく撮れた静止画や動画の設定内容をベストショットモード
に登録して、同じ設定で撮影することができます。
1. 撮影モードにして【BS】を押す
静止画を登録するときは、撮影モードを (静止画)
(ベストショット)A(絞り優先)S(シャッター速
度優先)M(マニュアル露出)/ (ボイスレコード)
に設定して、【BS】を押してください。
動画を登録するときは、撮影モードを (ムービー)
(ムービーベストショット)に設定して、【BS】を押し
てください。
2.STWX“BEST SHOT”(新規登録)のシーン
を選び、【SET】を押す
3.WXで登録したい静止画または動画を選ぶ
4.ST“登録”選び、【SET】を押す
登録したシーンには、“マイベストショット”という名前が
付きます。
᥾ᛵ
内蔵メモリーをフォーマット(146ページ)すると、カスタ
ム登録したシーンファイルは消えてしまいます。
シーンの説明画面での操作
選んだシーンの設定内容を見
たいときは、シーン一覧で
ズームレバーをスライドさせ
てください。
説明画面では、以下の操作が
できます。
一覧表示に戻るズームレバーをスライドさせる
次の(前の)シーンを表示するWXを押す
表示中のシーンに決めて撮影できる状態に戻る
【SET】を押す
Վᐎ
シーンの説明画面で【SET】を押して撮影できる状態に
戻った場合、【BS】を押すと、選んだシーンの説明画面が
表示されます。
76 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット
Վᐎ
静止画を登録すると静止画専用のシーンに、動画を登録す
ると動画専用のシーンになります。それぞれ静止画を撮る
とき、動画を撮るときにのみ有効となります。
各シーンの設定状態はメニューをたどり、各機能の設定内
容を表示させることにより、確認できます。
登録したシーン番号は、登録した順に、U1, U2, U3・と な
ります。
静止画で登録される設定内容は下記の通りです。
顔認識、フォーカスモード、EVシフト、ホワイトバランス、
フラッシュモード、ISO感度、測光方式、ダイナミックレン
ジ、美肌処理、フラッシュ光量、フラッシュアシスト、フィル
ター、シャープネス、彩度、コントラスト
動画で登録される設定内容は下記の通りです。
フォーカスモード、EVシフト、ホワイトバランス、フィル
ター、シャープネス、彩度、コントラスト
あらかじめカメラに収録されているシーン以外に、最大
999件まで登録できます。
カスタム登録したシーンは、内蔵メモリー内の「SCENE」
(静止画用)または「MSCENE」(動画用)フォルダに保存さ
れます(177ページ)
マイベストショットを削除す
自分で登録(カスタム登録)したマイベストショットは以下の手
順で削除することができます。
1. 撮影モードにして【BS】を押す
撮影モードが (静止画)/ (ベストショット)
A(絞り優先S(シャッター速度優先)M(マニュアル
露出)/ (ボイスレコード)のときは、静止画専用の
シーン一覧になります。
撮影モードが (ムービー)/ (ムービーベスト
ショット)のときは、動画専用のシーン一覧になります。
2. ズームレバーをスライドさせて、説明画面を表示させる
3.WXで削除したいマイベストショットを選ぶ
4.【▼】()を押す
5.ST“解除”選び、【SET】を押す
選択したマイベストショットが削除され、次のシーン(マイ
ベストショットまたは新規登録)が表示されます。
6.WXで別のシーンを選び、【SET】を押す
撮影できる状態に戻ります。
C
撮りたいシーンを選んで撮影す(ベストショット) 77
暗い場所で撮影するとき、カメラの感度を上げることにより、
ラッシュを使わなくても画像が暗くなるのを防ぐことができます。
1. 撮影モードにして【BS】を押す
2.STWX“高感度のシーンを選び、【SET】
押す
3. シャッターを押して撮影する
次に別のシーンを選ぶまで“高感度のシーン設定で撮影で
きます。
᥾ᛵ
フラッシュが自動で発光した、または強制発光やソフト発
光に設定した場合、高感度撮影機能は働きません。
“高感度”のシーンで撮影した画像は、多少ざらついた感じ
がしたり解像感がやや劣る場合があります。
極端に暗い環境では、思ったように明るく撮影できない場
合があります。
シャッター速度が遅くなる撮影をする場合、手ブレを防ぐ
ために三脚を使用してください。
撮影時の明るさに応じて、撮影した画像にノイズが発生す
るため、自動的にノイズ低減処理を行う場合があります。
の場合、撮影が終了するまでの時間が長くなります。
フラッシュなしで明るく撮影する
通常の撮影
(フラッシュ発光時)
感度を上げた撮影
78 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット
名刺や書類、ホワイトボードなどの撮影時に、撮影の立ち位置の
都合によって正面からは撮影できない場合があります。ビジネ
スショットのシーンを選べば、斜めから撮影した画像を正面か
ら撮影したかのように補正して撮影することができます。
ベストショットに2つのビジネスショットのシーンが用意され
ています。
ビジネスショットのシーンを選ぶ
1. 撮影モードにして【BS】を押す
2.STWX“名刺や書類を写します”また“ホ
ワイトボードなどを写しますのシーンを選び、【SET】
を押す
次に別のシーンを選ぶまでビジネスショットでの撮影がで
きます。
ビジネスショットで撮影する
1. ビジネスショットのシーン
を選んだ後、シャッターを
押す
補正確認画面が表示されま
す。
赤い枠内が補正される領域
です。黒い枠が表示される場
合、黒い枠は別の補正領域候補を示しています。別の補正領
域候補が表示されない場合は手順3に進んでください。
補正候補が検出できない場合は、補正確認画面が表示さ
れず、「この画像は補正できませんでした」というメッ
セージが表示されます。その後、補正されずに画像が保存
されます。
名刺や書類などを撮影する(ビジネスショット)
“名刺や書類を写します” “ホワイトボードなどを
写します”
補正処理前 補正処理後
撮りたいシーンを選んで撮影す(ベストショット) 79
2.WXで補正領域を選ぶ
3.ST補正”を選び、【SETを押す
補整された画像が保存されます。
補正せずに保存するときは、“キャンセル”を選びます。
᥾ᛵ
被写体が液晶モニターに収まるような構図で撮影してくださ
い。被写体が液晶モニターからはみ出すと補正できません。
被写体と背景が同色の場合、補正できません。被写体と背景
の境界がはっきりするような構図で撮影してください。
ビジネスショットで撮影中は、デジタルズームは使用でき
ません。光学ズームのみ使用できます。
ビジネスショットでは、大きな撮影サイズに設定しても2M
(1600×1200 pixels)の画像として撮影されます。ただ
し、撮影サイズの設定が2M(1600×1200 pixels)よりも
小さい場合には、設定されている通りのサイズで撮影され
ます。
1つの撮影画像から、さまざまなサイズの証明写真を簡単に作成
することができます。
作成される証明写真のサイズは下記の通りです。
30×24mm、40×30mm、45×35mm、50×40mm、
55×45mm
“証明写真”のシーンを選ぶ
1. 撮影モードにして【BS】を押す
2.STWX“証明写真”のシーンを選び、【SET】
を押す
次に別のシーンを選ぶまで“証明写真”のシーン設定で撮影
ができます。
“証明写真”のシーンで撮影する
1. 液晶モニターに表示される
フレームに被写体を合わ
せ、シャッターを押して仮
撮影する
この操作で撮影した画像
は、手順3を行うまではカ
メラに保存されません。
証明写真を撮影する
80 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット
2.
液晶モニターに表示されるフレームに被写体を合わせる
顔が楕円形の枠いっぱいに収まるように調整してくださ
い。また、頭のラインと顎のラインからはみ出ないように調
整してください。
3.【SET】を押す
撮影した画像がカメラに保存されます。
᥾ᛵ
保存される画像サイズは、撮影サイズの設定内容に関わら
ず、5M(2560×1920 pixels)となります。
証明写真を印刷する
証明写真用に保存された画像を印刷すると、複数のサイズの証
明写真が1枚の用紙にレイアウトされて印刷されますので、必要
なサイズの写真を切り抜いてご使用ください。
᥾ᛵ
実際に印刷されるサイズは、目的のサイズより多少大きめ
のサイズとなります。
この画像を印刷する際は、必ず用紙サイズを“はがき”に設
定してください(150ページ)他の用紙サイズで印刷する
と、適切なサイズの証明写真になりません。
この画像を印刷する際は、必ずプリンター側を“フチなし”
に設定してください。詳しくはプリンターの取扱説明書を
ご覧ください。
STWX:被写体を上下左右に移動
ズームレバー :被写体を拡大/縮小
頭のライン
楕円形の枠
顎のライン
C
撮りたいシーンを選んで撮影す(ベストショット) 81
古く色あせた写真を撮影し、あせた色を補正することにより、
い写真を最新のデジタル写真として蘇らせることができます。
よみがえりショット機能で撮影する前に
写真が液晶モニターに収まるような構図で撮影してくださ
い。
写真と背景の境界がはっきりするような構図で、できるだけ
画面いっぱいに撮影してください。
写真表面に光の反射が写り込まないように撮影してくださ
い。
縦向きで撮影された写真は、必ず写真が横向き(横長の状態)
になるような構図で撮影してください。
Վᐎ
写真の撮影時に、被写体に対してカメラが傾いていると、
「台形歪み」(長方形の被写体が遠近の関係で台形として
写ってしまう状態)が生じます。本機は写真の輪郭を検出
し、画像を自動的に補正するため、撮影時の多少の台形歪み
を気にする必要はありません。
よみがえりショットのシーンを選ぶ
1. 撮影モードにして【BS】を押す
2.STWX“古い写真を写します”のシーンを選
び、【SET】を押す
次に別のシーンを選ぶまで“古い写真を写します”のシーン
設定で撮影ができます。
よみがえりショット機能で撮影する
1. シャッターを押して、写真
を撮影する
写真の輪郭確認画面を表
示し、続けて撮影した元画
像を保存します。ただし、
写真の輪郭が検出できな
い場合は輪郭確認画面が
表示されず、エラーメッ
セージが表示されます
(195ページ)
2.WXで輪郭候補を選ぶ
古く色あせた写真を蘇らせる
(よみがえりショット)
82 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット
3.ST“決定”を選び、【SET】を押す
画像の一部を切り抜く操作(トリミング)に入り、液晶モニ
ターに画像を切り抜くための枠が表示されます。
補正せずに保存するときは、“キャンセル”を選びます。
4. ズームレバーをスライドさ
せて枠を拡大/縮小し、
正する画像の大きさを決め
5.STWXで切り抜きたい部分に枠を移動して補
正する画像の位置を決め、【SET】を押す
あせた色を自動的に補正し、画像を保存します。
画像の周囲に余白を付けたくない場合は、撮影した写真
よりも補正画像を小さく指定してください。
【MENU】を押すと色の補正を中止し、撮影した元画像を
保存します。
᥾ᛵ
よみがえりショット機能で撮影中は、デジタルズームは使
用できません。光学ズームのみ使用できます。
下記の場合は、撮影した写真の認識ができません。
撮影した写真が液晶モニターからはみ出した場合
写真と背景が同色の場合
よみがえりショットでは、大きな撮影サイズに設定しても
2M(1600×1200 pixels)の画像として撮影されます。
ただし、撮影サイズの設定が2M(1600×1200 pixels)
りも小さい場合には、設定されている通りのサイズで撮影
されます。
写真の退色度合いにより、補正の効果が表れない場合があ
ります。
撮りたいシーンを選んで撮影す(ベストショット) 83
複数のフレーム毎に撮影を行い、最終的にレイアウトした画像
のみを記録する機能です。
1. 撮影モードにして、【BS】を押す
2.STWXレイアウトショット”(2枚撮影
たは“レイアウトショット”(3枚撮影)を選び、【SET】
押す
3.WXで背景の色を変え
4.
シャッターを押して撮影す
1枚目を撮影し終わると、
の写真が撮影できる状態に
なりますので、2枚目以降も
同様にシャッターを押して
撮影してください。
撮影中に【SETを押すと、
配置されている状態の画
面と現在撮影している画
像のみ画面を切り替える
ことができます。
【MENU】を押すと撮影済みの画像が消え、1枚目の撮影に
戻ります。
レイアウト上のすべての写真を撮影しないと、写真は保
存されません。
᥾ᛵ
保存される画像は、レイアウトされた画像のみです。
画像サイズは自動的に5M(2560×1920 pixels)に固定さ
れ、保存されます。
ISO感度は“オート”に、AFエリアは“スポット”に自動的に
固定されます。
レイアウトショットでは、下記の機能が使用できません。
デジタルズーム
セルフタイマー
連写
複数の写真を組み合わせて撮影する
(レイアウトショット)
レイアウトショット
(2枚撮影)
レイアウトショット
(3枚撮影) フレーム
84 撮りたいシーンを選んで撮影する(ベストショット
動きのある被写体に追従し、被写体が中心にある写真を撮るこ
とができます。
1. 撮影モードにして【BS】を押す
2.STWXオートフレーミング”選び、
【SET】を押す
3. 撮影したい被写体にフォー
カスフレームを合わせて
シャッターを半押ししたま
まにする
フォーカスフレームとトリ
ミング枠が被写体の動きに
追従します。
シャッターを半押しして
いる間、被写体にピントを
合わせ続けます。
4. シャッターを全押しして撮影す
トリミング枠で囲まれた部分のみ保存されます。
᥾ᛵ
保存される画像はトリミング枠で囲まれた部分のみです。
画像サイズは自動的に5M(2560×1920 pixels)に固定さ
れ、保存されます。
オートフレーミングでは、下記の機能が使用できません。
タイムスタンプ
セルフタイマー
通常連写、高速連写、フラッシュ連写
動きの速い被写体には、正しく追従しないことがあります。
その場合は、シャッターの半押しをやめ、再度撮影したい被
写体にフォーカスフレームを合わせ直してシャッターを半
押ししてください。
“オートフレーミング”では、画像サイズが“5M(2560×
1920 pixels)になりますが、画像に劣化が生じない範囲
は、3倍となります(50ページ)
被写体を自動的に追従して撮影する
(オートフレーミング)
トリミング枠
フォーカスフレーム
よりよい撮影のための設定 85
よりよい撮影のための設定
ピント合わせの方法には、以下の5種類があります。これらをフォーカスモードといいます。最初はオートフォーカスモードが選択され
ています。
ピントが合う距離はレンズの表面からの距離です。
ピントの合わせかたを変える
フォーカス
モード 説明 ピントが合う距離
オート
フォーカス
シャッター半押しで自動的にピントが合います。
オートフォーカスモードは動画撮影時は使用できません。
自動調整
(約40cm~∞(無限遠)
最短距離は光学ズームの位置で変わります。
マクロ
(接写)
近くのものを撮影するときに使用します。
動画撮影時のマクロモードは固定焦点となります。
自動調整
(約6cm~約50cm)
最短距離は光学ズームの位置で変わります。
パン
フォーカス
パンフォーカスモードは、動画撮影時のみ使用できます。
比較的広い範囲にピントが合うように固定されます。
距離固定
ピントの合う範囲は光学ズームの位置で変わります。
無限遠 ピントは無限遠に固定されます。景色などの遠景の撮影に
使用します。
無限遠
マニュア
ルフォーカス
手動でピントを合わせることができます。 ピントを合わせることができる範囲は光学ズームの
倍率で変わります。
光学ズーム倍率 範囲
1倍 約6cm~∞
3倍 約30cm~∞
86 よりよい撮影のための設定
フォーカスモードは次の手順で変えます。
1. 撮影モードにして【MENU】を押す
2.“撮影設定”タブ→“フォーカス方式”と選び、Xを押す
3.STでフォーカス
式を選び、【SET】を押す
液晶モニターに、設定した
フォーカスモードが表示さ
れます。
各フォーカスモードでの
撮影方法は次の項以降で
説明します。
自動でピントを合わせる(オートフォーカス)
1. ピントを合わせたい被写体をフォーカスフレームの中
に入れて、シャッターを半押しする
ピント合わせが行われます。
ピントが合ったかどうかは動作確認用ランプとフォーカス
フレームの点灯のしかたによって分かります。
2. シャッターを全押しして撮影する
フォー
スモードのアイコン
状況 動作確認用ランプ フォーカスフレーム
ピント合わせ完了 緑点灯 緑点灯
ピント合わせでき
ない 緑点滅 赤点灯
フォーカスフレーム
動作確認用ランプ
よりよい撮影のための設定 87
᥾ᛵ
オートフォーカスモードは動画撮影時は使用できません。
自動的にパンフォーカスモードになります。
Վᐎ
被写体がオートフォーカスの範囲よりも近距離にあり、
ントが合わない場合には、自動的にマクロの範囲までピン
ト調整します(オートマクロ)
オートフォーカス撮影時に光学ズームを行うと、画面上に
下記のような撮影可能な距離の範囲が表示されます。
例:A F c m -
※ には数字が入ります。
近くを撮影する(マクロ)
1. シャッターを半押ししてピントを合わせる
ピントの合わせかたはオートフォーカスモードと同じです。
2. シャッターを全押しして撮影する
᥾ᛵ
マクロ(接写)でフラッシュ撮影すると、フラッシュの光が
レンズ部にさえぎられて、画像にレンズ部の影が映し込ま
れることがあります。
動画撮影時のマクロモードは固定焦点となります。
Վᐎ
被写体がマクロの範囲より遠距離にあり、ピントが合わな
い場合には、自動的にオートフォーカスの範囲までピント
調整します(オートマクロ)
マクロ(接写)撮影時に光学ズームを行うと、画面上に下記の
ような撮影可能な距離の範囲が表示されます。
:cm - cm
※ には数字が入ります。
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Casio EX-Z1200 取扱説明書

タイプ
取扱説明書