KTM 2024 SX-E 2, SX-E 2 取扱説明書

  • KTM SX-E 2 電動バイクのオーナーズマニュアルの内容を読み込みました。このマニュアルには、安全な運転方法、適切なメンテナンス、バッテリーの充電方法、そして車両の様々な機能に関する詳細な説明が記載されています。 SX-E 2 についてご不明な点がありましたら、お気軽にご質問ください。
  • SX-E 2 の走行モードはどのように変更できますか?
    バッテリーの充電方法は?
    車両のメンテナンスはどのように行いますか?
    車両の安全な運転方法について教えてください。
OWNER'S MANUAL 2024
SX‑E 2
ART. NO. 3214926ja
KTM をお買い上げ頂いた皆様に
*3214926ja*
3214926ja
17.11.2023
KTMをお買い上げ頂いた皆様に
このたびは KTM のモーターサイクルをお買い上げ頂き、ありがとうございます。最新のスポーツモーターサイ
クルを手に入れられたお客様そしてお子様に、これを十分満喫頂くため、適切なメンテナンスと手入れを行う事
をお願いしています。
お子様に安全で楽しい走行をお楽しみ下さい。
お持ちのモーターサイクルのシリアルナンバーを下記に記して下さい。
車両識別番号 ( 頁 13) 正規ディーラー店スタンプ
エンジンナンバー ( 頁 13)
注意 - オーナーズマニュアルをよくお読みになり、車両を取り扱う際には常に注意を払い、不明な点がある場
は KTM 正規ディーラーにお問い合わせください。
このオーナーズマニュアルは技術的な指示書であり、安全性に関する重要なテーマを説明し、最も重要な機能を
説明しています。このオーナーズマニュアルは個人のお客様を対象としたものです。このオーナーズマニュアル
は商業活動を行っている人物を対象としたものではありません。
本オーナーズマニュアルは、公開時点現在、当該モデルシリーズの最新仕様に基づいて作成されています。しか
し、車両の更なる改良により、製品と若干の差異が生じる可能性があります。
ここに記載された内容について、当社は何ら義務を負わないものと致します。KTM Sportmotorcycle GmbH は、
記載された技術内容、価格、色、形、部品、サービス内容、構造、装備などにつき予告および理由の開示なく変
更、代替品なく抹消、地域の状況に合わせ変更、並びに特定モデルの生産を予告なく停止する権利を有するもの
とします。商品入手の可否、写真イラスト並びに記載内容との差異、印刷ミス並びに誤記に対し、KTM は一切
の責任を負いかねます。写真に使用されているモデルには、一部量産製品にはない特殊装備が施されています
© 2023 KTM Sportmotorcycle GmbH, Mattighofen オーストリア
無断複写転載を禁じます。
一部または全部並びにその種類を問わず、複製複写には必ず著作者の書面による許可を要します。
ISO 9001(12 100 6061)
国際品質管理規格 ISO 9001 に基づき、KTM では、到達しうる最高の製品品質を実現するための
品質保証プロセスを導入しています。
発行: TÜV Management Service
KTM Sportmotorcycle GmbH
Stallhofnerstraße 3
5230 Mattighofen, オーストリア
以下のモデルがこの書類の内容に該当します。
SX‑E 2 (F3001X4, F3075X4)
2
目次
1 表示方法 ............................................................ 4
1.1 本書の表示マークについて................... 4
1.2 使用文字種について ............................. 4
2 安全の手引き..................................................... 5
2.1 使用目的に応じた使用環境................... 5
2.2 誤使用 ................................................... 5
2.3 注意 / 警告表示 ..................................... 5
2.4 危険度 ................................................... 5
2.5 改造に関する警告 ................................. 6
2.6 使用時の安全性..................................... 6
2.7 転倒または事故..................................... 7
2.8 保護服 ................................................... 7
2.9 車両エンジン、リチウムイオン電池で
の作業 ................................................... 7
2.10 環境....................................................... 7
2.11 オーナーズマニュアル.......................... 8
2.12 火事の危険............................................ 8
3 重要な注意事項 ................................................. 9
3.1 注意ステッカー..................................... 9
3.2 メーカー保証、法定保証....................... 9
3.3 油脂類、ケミカル類.............................. 9
3.4 スペアパーツ、アクセサリー ............... 9
3.5 サービス................................................ 9
3.6 写真..................................................... 10
3.7 カスタマーサービス ........................... 10
3.8 電源..................................................... 10
3.9 低温での運転 ...................................... 10
4 各部の名称 ...................................................... 11
4.1 各部の名称 右前方 ( 代表写真)......... 11
4.2 各部の名称 右後方 ( 代表写真)......... 12
5 シリアルナンバ............................................ 13
5.1 車両識別番号 ...................................... 13
5.2 フレームステッカー ........................... 13
5.3 エンジンナンバー ............................... 13
6 操作各部 .......................................................... 14
6.1 前輪ブレーキレバー ........................... 14
6.2 スロットルグリップ ........................... 14
6.3 後輪ブレーキレバー ........................... 14
6.4 オン / オフキー ................................... 14
6.5 ハンドルバーのマグネットスイッ
チ ........................................................ 15
6.6 三角スタンド ...................................... 15
7 マルチファンクション装置 ............................. 16
7.1 マルチファンクション装置................. 16
7.2 走行モード表示................................... 16
7.3 充電状況表示 ...................................... 17
8 運転操作の前に ............................................... 18
8.1 運転操作の前に................................... 18
9 運転上の注意事............................................ 20
9.1 運転操作の前に必ず行う点検メン
テナンス作業 ...................................... 20
9.2 車両を始動する................................... 20
9.3 走行モードを変更する........................ 21
9.4 発進..................................................... 21
9.5 ブレーキをかける ............................... 21
9.6 停止と駐車.......................................... 22
9.7 輸送..................................................... 22
10 サービスプラン ............................................... 24
10.1 補足情報.............................................. 24
10.2 サービスプラン................................... 24
11 シャーシの調整 ............................................... 25
11.1 シャーシの基本設定を運転者の体重
に応じて確認する ............................... 25
11.2 ショックアブソーバーのスプリング
プリロードを調節する .................... 25
11.3 ハンドルバーの位置を調節する ...... 26
12 シート高 .......................................................... 27
12.1 シート高の調節方法 ........................... 27
12.2 シート高をショックアブソーバーで
調節する .......................................... 27
12.3 フロントフォークで調節する ......... 28
12.4 フレーム上のフットレストサポート
を調節 ............................................. 29
13 サービス作業シャーシ .................................... 30
13.1 車両をリフトスタンドでジャッキ
アップする.......................................... 30
13.2 車両をリフトスタンドから降ろす...... 30
13.3 フォークレッグを取り外す ............. 30
13.4 フォークレッグを取り付ける ......... 31
13.5 ロアートリプルクランプを取り外
.................................................... 32
13.6 ロアートリプルクランプを取り付け
.................................................... 33
13.7 ステアリングヘッドベアリングの遊
びを点検する ...................................... 35
13.8 ステアリングヘッドベアリングの遊
びを調節する .................................. 35
13.9 ステアリングヘッドのベアリングを
グリスアップす ........................... 36
13.10 フェンダーをレースナンバープレー
トと一緒に取り外す ........................... 36
13.11 フェンダーとレースナンバープレー
トを取り付ける................................... 37
13.12 左のサイドカバーを取り外す ............. 38
13.13 左のサイドカバーを取り付ける ......... 38
3
13.14 右のサイドカバーを取り外す ............. 38
13.15 右のサイドカバーを取り付ける ......... 39
13.16 ショックアブソーバーを取り外
.................................................... 39
13.17 ショックアブソーバーを取り付け
.................................................... 40
13.18 ショックアブソーバーのゴムパッド
と取付穴を点検する ........................... 41
13.19 シートを取り外す ............................... 41
13.20 シートを取り付ける ........................... 42
13.21 フレームを点検する ........................ 42
13.22 スイングアームを点検する ............. 42
13.23 グリップゴムを点検する .................... 43
14 ブレーキシステ............................................ 44
14.1 前輪ブレーキレバーの遊びを点検す
る ........................................................ 44
14.2 前輪ブレーキレバーの基本位置を調
節する ................................................. 44
14.3 ブレーキディスクを点検する ............. 44
14.4 前輪ブレーキのブレーキフルードの
レベルを点検する ............................... 45
14.5 前輪ブレーキのブレーキフルードを
補給する .......................................... 46
14.6 前輪ブレーキのブレーキパッドと
パッドピンを点検する........................ 47
14.7 前輪ブレーキのブレーキパッドを交
換する ............................................. 48
14.8 後輪ブレーキレバーの遊びを点検す
る ........................................................ 50
14.9 後輪ブレーキレバーの基本位置を調
節する ............................................. 51
14.10 後輪ブレーキのブレーキフルードの
レベルを点検する ............................... 51
14.11 後輪ブレーキのブレーキフルードを
補給する .......................................... 52
14.12 後輪ブレーキのブレーキパッドと
パッドピンを点検する........................ 53
14.13 後輪ブレーキのブレーキパッドを交
換する ............................................. 54
15 車輪、タイヤ ................................................... 57
15.1 前輪を取り外す ............................... 57
15.2 前輪を取り付け ........................... 57
15.3 後輪を取り外す ............................... 58
15.4 後輪を取り付け ........................... 59
15.5 タイヤの状態を点検する .................... 61
15.6 タイヤ空気圧を点検する .................... 62
16 LV トラクションバッテリー、充電器 ............. 63
16.1 充電器を設置する ............................... 63
16.2 LV トラクションバッテリーを取り
す ........................................................ 64
16.3 LV トラクションバッテリーを取り
ける..................................................... 64
16.4 LV トラクションバッテリーを充電
る ........................................................ 65
17 清掃、手入れ ................................................... 66
17.1 洗車をする.......................................... 66
18 保管 ................................................................. 67
18.1 車両の保管.......................................... 67
18.2 LV トラクションバッテリーの保管 .... 67
18.3 保管後、運転操作の前に..................... 68
19 仕様一覧 .......................................................... 69
19.1 エンジン.............................................. 69
19.2 シャーシ.............................................. 69
19.3 電装系 ................................................. 70
19.4 タイヤ ................................................. 70
19.5 フロントフォーク ............................... 70
19.6 ショックアブソーバー........................ 70
19.7 締付けトルク、シャーシ..................... 71
20 油脂類.............................................................. 73
21 ケミカル類 ...................................................... 74
索引 ......................................................................... 77
1 表
4
1.1 本示マつい
以下、使用されている表示マークについて説明します。
予想される正常な反応を示します。例: 特定の作業ステップや機能実行の結果。
想定外の異常な反応を示します。例: 特定の作業ステップや機能実行の結果。
専門知識や技術知識を必要とする作業を示しています。お子様の安全のため、これら作業は
KTM 正規ディーラーで行って下さい。特別な訓練を受けた専門技術者が必要な専用ツールを
使って、お客様の車両を最適な状態にメンテナンス致します
参照頁を示します ( 詳細については記載の頁を参照して下さい)。
補足情報や役に立つ情報を示します。
確認ステップの結果を示します。
必要に応じた再加工を含む作業の終わりについて示します。
1.2 使種に
以下、使用されている文字種について説明します。
固有固有名詞を示します。
名前®登録商標を示します。
マーク ™ トレードマークを示します。
下線を引いた用語 車両の技術的詳細を参照または用語解説にある専門用語を示します。
安全の手引き 2
5
2.1 使に応使用環
この車両は、運転手の体重が規定範囲内である場合通常レクリエーションの目的で想定される使用環境に耐え
られるような設構造となっています
これは若い世代にオフロードスポーツに慣れ親しんでもらうための車両です。
この車両は公共道路から隔たれた場所でのみ運転可能です。
このリチウムイオン電池はこの車両でのみ使用してください
注意
– オフロードスポーツとの出会いをできるだけ安全で楽しいものにするために、運転技術コースに参加するこ
とをお勧めしています。
2.2 誤使
車両は使用目的に従った方法でのみ使用してください。
使用目的に従わない場合、人、車両、そして環境への危険の原因となります。
使用目的に従った使用、また定義されている使用環境の範囲外で車両を使用した場合、それは誤使用とみなされ
ます。
油脂類およびケミカル類がそれぞれの使用に適した仕様条件を満たしていない場合も誤使用とみなされます。
2.3 意 / 警
上記の注意 / 警告表示を必ず守って下さい。
車両には様々な注意 / 警告表示のラベルが貼付されています。注意 / 警告表示のラベルを剥がさないで下
さい。これら表示がないと危険が認識できず、お客様ご自身並びに周囲の方々が怪我をされる恐れがあ
ります。
2.4 危
適切に対応しないと死亡や後遺症を残す重傷につながる恐れのある危険を示します。
適切に対応しないと場合によっては軽傷につながる恐れのある危険を示します。
適切に対応しないと車両または部品に重大な損傷をもたらす危険を示します。
適切に対応しないと環境汚染につながる危険を示します。
2 安全の手引き
6
2.5 改する
安全な運行を保証することができなくなるという理由から、車両に構造的、電気的、電子的な改造を行ってはい
けません。
認められていない改造と変更の例
1 リチウムイオン電池(LV トラクションバッテリー)またはエンジンを開けること。
2 正しくメンテナンスが行われていない状態で車両またはリチウムイオン電池を使用すること。
3 使用目的の範囲外で車両またはリチウムイオン電池を使用すること。
4 損傷のあるリチウムイオン電池を使用すること。
2.6 使安全
事故の危険性 お子様の身体的および精神的な状態が整っていない場合、危険性が極めて高いものとな
ります。
子供には危険を軽視し、または認識することができない傾向があります。
– お子様は自転車の走行を習得していなければなりません。
– お子様は車両が転倒した場合、自分の力で再び起こせなければなりません。
– お子様はまた規則やお客様および他の監督者の指示に従わねばならない事を、きちんと理解してい
る必要があります。
– 大人の監督者がいない場合、決して車両を走行させてはいけないことをお子様にしっかりと指導し
てください。
– 走行モードがお子様の走行能力、走行条件に適したものであるかを確認してください。
– お子様に無理をさせないでください。
条件が揃っており、お子様に十分な運転技術とやる気があるかをご判断ください。お子様に練習
コースを修了させてください。
– お子様が身体的および精神的に適した状態にあり、操作各部すべてに安全に手が届く場合にのみ、
運転を許可するようにして下さい。
火傷の危険性 一部の部品は運転中に熱くなります
– 車両部品が冷めるまでエンジン、リチウムイオン電池、ダンパー、ブレーキシステムなどの部品には
触らないでください。
– 車両部品を十分に冷ましてから作業を実行してください。
この車両は低電圧電動バイクです。そのため、電気モーターの使用に関連するいくつかの安全性及びお手入れに
関する手引きを確認してください。
スロットルグリップが閉じられた状態で車両は、大幅に減速することなく走行を続けます速度は転がり抵抗と
空気抵抗に応じて低下します。
この車両にはマニュアルトランスミッションが装備されていないため、クラッチもありません。
燃焼エンジンを使った従来の駆動方式では用途、外気温、冷却面の汚れに応じて運転温度が上昇します。エンジ
ン、リチウムイオン電池、または電子系統の温度が許容運転温度を超えると、出力が抑えられます。このシステ
ムは過熱による損傷から車両を保護するためのものです。全ての部品が正常な作動温度に達し、車両が再始動さ
れると再び全ての出力を活用できるようになります。
車両は法規定に従った安全で環境への配慮を心掛けながら完璧に整備された状態でのみ運転してください。
安全性を損なうような不具合がある場合には、すぐに KTM 正規ディーラーで処置を受けて下さい。
車両に貼付されている注意/警告ステッカーを確認し、説明してください(次章の説明を参照)
安全の手引き 2
7
2.7 転は事
車両が横に倒れると、車両は運転可能状態から運行可能状態に切り替わります。車両を再び運転可能状態に切り
替えるには、車両を立て、スロットルグリップを基本位置を通過させ閉めます。
転倒後に運転操作をする前には使用開始時同様の点検を行って下さい。
2.8 保
怪我の危険性 不足および欠陥のある保護服の着用は安全面での危険性を高めます。
– 走行時は必ずヘルメット、ブーツ、手袋、プロテクターが取り付けられたズボンやジャケットなどの
保護服をお子様が着用していることを確認してください。
– お子様には必ず損傷等がなく、法規則に従った保護服を使用して下さい。
– お子様の手本となるよう、ご自身が運転される際も適切な保護服を着用して下さい。
2.9 車エンムイ池で
人体への危険 通電部品での作業には感電の危険があります。
通電部品での作業を行う人員には特別なトレーニング、資格、ツールが必要になります。
ここに記載 / 説明されていない全ての作業は、訓練を受けた KTM 専門スタッフにお申し付けくださ
い。
電気モーターもリチウムイオン電池(LV トラクションバッテリー)も決して開けてはいけません。
人体への危険 車両は運転可能状態でも静かです。
車両での作業中にスロットルグリップに誤って触れると、車両がコントロールできないような動きを始
めます。
車両での作業を始める前には常に、車両をオン / オフキーでオフにし、オフ状態が維持されているこ
とを確認してください。
車両での作業を開始する前に、LV トラクションバッテリーを車両から取り外し、マグネットスイッ
チをホルダーから取り外します。
– 車両での作業中に、車両に他の人物がアクセスできないような措置を講じてください。
2.10 環
他者の権利を尊重し、法律の枠内で責任感を持った車両の運転を心がけることにより、バイクスポーツの未来を
確保し、ほとんどの争議や問題を回避することができます。
油類やケミカル類、古くなった部品は各国の法律および規則を遵守し廃棄してください
リチウムイオン電池(LV トラクションバッテリー)の廃棄には各国のそれに該当する法律やガイドラインに
従ってください
環境に優しい LV トラクションバッテリーの廃棄は正規 KTM ディーラーが無償で承っています
モーターサイクルは古い車両の廃棄に関する EU 指令の対象ではないので、法的な規定はありません。KTM 正
規ディーラーにお気軽にお尋ね下さい
充電器などの電気機器は家庭用一般ごみとして廃棄してはいけません。電気機器は適切な業者を通して廃棄し
てください。不明な点は、地方自治体またはお客様の正規 KTM ディーラーまでお問い合わせください。
2 安全の手引き
8
2.11 オナーュア
注意
– お子様が初めてツーリングに出る前に、必ずこのオーナーズマニュアルを全頁注意して読んで下さい。車両
の操作や取り扱い、サービスのために有用なヒントや情報が盛り込まれています。これを熟読し車両を最適
な状態に調整しご自身またお子様を怪我から守ってください。
– 必要な時にいつでも確認できるよう、オーナーズマニュアルは端末などに保存しておいて下さい。
車両について、ここに記載されていない情報をお求めの場合やご不明な点がありましたら、KTM 正規ディー
ラーまでお問い合わせ下さい。
– オーナーズマニュアルはモーターサイクルの重要な部品の一部です。転売する際、オーナーズマニュアルは
新しい所有者が新たにダウンロードしなければなりません。
オーナーズマニュアルは、QR コードまたは納車証明書に記載されているリンクから何度もダウンロードす
ることができます。
オーナーズマニュアルは KTM 正規ディーラーで、または KTM ホームページKTM.comからダウンロードす
ることができます。印刷されたオーナーズマニュアルは、KTM 正規ディーラーから注文することもできま
す。
2.12 火の危
火事の危険 損傷のあるリチウムイオン電池には火事の危険があります
大きな物理的な損傷はセル間での短絡に繋がり、発火の危険となります。
リチウムイオン電池に大きな損傷が発生した場合、KTM カスタマーサービスに即座にご連絡くださ
い。
この車両に搭載されているリチウムイオン電池(LV トラクションバッテリー)は正常な状態では火事のリスク
を提示するものではありません。
しかし、車両に火災が発生した場合は、リチウムイオン電池を搭載した電気車両が燃えている旨を消防署に通知
してください。
重要な注意事項 3
9
3.1 注ッカ
M02200-10
このステッカーはスイングアームに貼られており、剥がし
てはならないものです。
ステッカーが破損していたり、剥されている場合は、
KTM 正規ディーラーにご連絡ください。
お子様が注意すべき情報は、走行開始前に説明する必要が
あります。
1オーナーズマニュアルを読みそれに従ってください
2説明書ダウンロードポータルへの QR コード
3最低年齢 6 歳
4保護服を着用
5お子様の監督要
6監督なしでお子様を走行させないでください
7道路を走らないでください
8同乗者を乗せないでください
9暗闇や夕暮れ時には運転しないでください
3.2 メ保証法定
サービスプランに規定された作業は必ず KTM の正規ディーラーで行い、KTM Dealer.netで証明を受けて下さ
い。これをしないと一切の保証請求が無効となります。また、車両の変更・改造に起因する直接・間接の損害は
メーカー保証の対象外です。
3.3 油
オーナーズマニュアルに記載されたケミカル類(例、燃料潤滑剤)または仕様に応じた油脂類を使用して下さ
い。
3.4 スーツアク
お子様の安全のため、KTM により承認または推奨された交換部品並びにアクセサリーのみを使用し、またこれ
ら部品の取り付けは KTM の正規ディーラーで行って下さい。それ以外の製品およびその使用に起因する損害に
ついて、KTM は一切その責任を負いかねます。
関連する説明文で (  )内に記載されているスペアパーツやアクセサリーもあります。KTM 正規ディーラーまで
お気軽にお問い合わせ下さい。
お手持ちの製品でご使用になれる最新KTM PowerPartsについては、KTM のホームページをご覧下さい。
KTM インターナショナルサイト: KTM.COM
3.5 サ
故障を避け、早期摩耗を防止するために、オーナーズマニュアルの記載に従ってサービス、手入れ、調整作業を
行ってくださいシャーシの調整を間違うとシャーシ部品の損傷や破損を引き起こす恐れがあります。
砂地やぬかるみ、濡れたコースやオフロードなど、過酷な環境で車両を使用すると駆動装置やブレーキシステ
ム、サスペンションなどで部品の磨耗を大幅に早める原因となります。その結果、次回サービス実施時期に達す
る前に点検や部品の交換が必要になる事があります。
規定のサービス実施時期を必ず守って下さい。これは、車両の寿命を長くするために非常に重要な事です。
走行距離と時間間隔は最初のインターバルで決定します。
3 重要な注意事項
10
3.6 写
注意事項に記載された写真には一部特別装備が施されています。
より分かりやすく表示および説明するために一部部品を取り外したり、記載していない場合があります。これら
の記述に関する取り外しは必ずしも必要ではありません。記載内容に留意して下さい。
3.7 カーサ
お手持ちの製品や KTM に関するご質問については、KTM 正規ディーラーまでお気軽にお問い合わせ下さい。
KTM 正規ディーラーの一覧は KTM のホームページに掲載されています。
KTM インターナショナルサイト: KTM.COM
3.8 電
W00484-10
この車両にはリチウムイオン電池 1(LV トラクションバッテリー)用バッテリーコンパートメントが搭載さ
れています。
LV トラクションバッテリーは電気モータ 2とマルチファンクション装置 3電力を供給します。
LV トラクションバッテリーを充電するにはホルダーから取り出す必要があります。
3.9 低運転
LV トラクションバッテリーの負担を軽減するために、部品の温度が低いときにはエンジン制御が出力を抑えま
す。
車両は問題なく運転することができます。LV トラクションバッテリーは出力制御で損傷を受けることはありま
せん。
LV トラクションバッテリーが車両の運行により暖機されます。LV トラクションバッテリーの温度が閾値を超
え、車両を再始動すると全出力を活用することができます。
称 4
11
4.1 部の 右前 ( 代表写)
W00533-10
1前輪ブレーキレバー ( 頁 14)
2ハンドルバーのマグネットスイッチ ( 頁 15)
3後輪ブレーキレバー ( 頁 14)
4 各
12
4.2 部の 右後 ( 代表写)
W00532-10
1マルチファンクション装置 ( 頁 16)
2スロットルグリップ ( 頁 14)
3車両識別番号 ( 頁 13)
4バッテリーコンパートメント
シリアルナンバー 5
13
5.1 車番号
W00483-10
シャリョウシキベツバンゴウ1はステアリングヘッドの右に刻
印されています
5.2 フステ
W00481-10
フレームステッカー 1は、フレームチューブの右側中央に取り
付けられている
5.3 エナン
W00482-10
エンジンナンバ1はエンジンの左側にあります。
6 操
14
6.1 前ーキ
W00472-11
前輪ブレーキレバー 1は右のハンドルバーに設置されています。
前輪ブレーキレバーで前輪ブレーキを作動します。
6.2 スルグ
W00472-10
スロットルグリップ1は右のハンドルバーに設置されています。
有効化後、車両は誤った加速を防ぐために一時的にスロットルグ
リップには反応しません。
スロットルグリップを有効化するには、スロットルグリップを基
本位置を通過させ閉めます。
この操作後、車両は運転可能な状態になります。
6.3 後ーキ
W00473-10
後輪ブレーキレバー 1は左のハンドルバーに設置されています。
後輪ブレーキレバーで後輪ブレーキを作動します。
6.4 ン / オ
W00473-11
オン / オフキー 1はハンドルバーの左側にあります。
走行モード ( 頁 16)はオン/オフキーで変更することも
できます。
確認すべき状態
車両はオフ– この状態では車両は無効化されています。
車両運行可能状態– この状態では車両はオフになっていま
す。
操作各部 6
15
6.5 ハンドルバーのマグネットスイッチ
W00473-12
赤いマグネットスイッチ1用のアダプターはハンドルバー左に
取り付けられています。
確認すべき状態
マグネットスイッチ がハンドルバーに取り付けられている
– ハンドルバーにマグネットスイッチが取り付けられている
と、車両を有効化し、走行することができます
マグネットスイッチ がハンドルバーから外されている– ハ
ンドルバーからマグネットスイッチが外されていると、車両
を有効化し、走行することはできません
人体への危険 転倒時に赤いマグネットスイッチがハン
ドルバーのアダプターに留まると、車両は即座に無効化さ
れません。
– マグネットスイッチが点灯時にアダプターから外れる
ように、マグネットスイッチのループが保護服または
手首に固定されていることを確認してください。
転倒などで赤いマグネットスイッチがハンドルバーのアダプター
から外れると、車両が無効化されます。
ンドルバーから赤いマグネットスイッチを外すことにより、
運行可能状態を簡単に無効化することができます。
6.6 三ンド
402001-10
三角スタンド 1の取付け部は、車両左側のスイングアームに設
置されています
三角スタンドは車両を立てるのに使用します。
三角スタンドは走行前に取り外してください。
7 マルチファンクション装置
16
7.1 マァンン装
マルチファンクション装置はハンドルバー左に設置されていま
す。
W00474-10
マルチファンクション装置各部の名称
1オン / オフキー ( 頁 14)
2ハンドルバーのマグネットスイッチ ( 頁 15)
3走行モード表示 ( 頁 16)
3充電状況表示 ( 頁 17)
7.2 走ド表
W00476-10
走行モード表示 1はハンドルバーの左側に設置されています
LED は異なる走行モードを示します。
走行モード表示
白 走行モード1
青 走行モード2
緑 走行モード3
赤 (点滅) 充電レベル低
赤/青(点滅) 車両が倒れている
理論上最高速度(無負荷)
走行モード 17 km/h
走行モード 220 km/h
走行モード 333 km/h
マルチファンクション装置 7
17
7.3 充表示
W00475-10
LED の色は走行モードに対応しています
充電レベルが最小になると、各色 LED が赤と交互に点滅します。
LED 点灯充電状態 100 % - 50 %
LED がゆっくり点充電状態 50 % - 15 %
LED が速く点滅:充電状態 15 % - 0 %
8 運転操作の前に
18
8.1 運の前
事故の危険性 お子様の身体的および精神的な状態が整っていない場合、危険性が極めて高いものとな
ります。
子供には危険を軽視し、または認識することができない傾向があります。
– お子様は自転車の走行を習得していなければなりません。
– お子様は車両が転倒した場合、自分の力で再び起こせなければなりません。
– お子様はまた規則やお客様および他の監督者の指示に従わねばならない事を、きちんと理解してい
る必要があります。
– 大人の監督者がいない場合、決して車両を走行させてはいけないことをお子様にしっかりと指導し
てください。
– 走行モードがお子様の走行能力、走行条件に適したものであるかを確認してください。
– お子様に無理をさせないでください。
条件が揃っており、お子様に十分な運転技術とやる気があるかをご判断ください。お子様に練習
コースを修了させてください。
– お子様が身体的および精神的に適した状態にあり、操作各部すべてに安全に手が届く場合にのみ、
運転を許可するようにして下さい。
怪我の危険性 不足および欠陥のある保護服の着用は安全面での危険性を高めます。
– 走行時は必ずヘルメット、ブーツ、手袋、プロテクターが取り付けられたズボンやジャケットなどの
保護服をお子様が着用していることを確認してください。
– お子様には必ず損傷等がなく、法規則に従った保護服を使用して下さい。
– お子様の手本となるよう、ご自身が運転される際も適切な保護服を着用して下さい。
転倒の危険性 前輪と後輪のトレッドが異なると走行性能に影響を及ぼします。
異なるトレッドのタイヤを使用すると車両のコントロールが大幅に難しくなります。
– 前輪と後輪に同様のトレッドのタイヤが装着されていることを確認してください
事故の危険性 本車両は同乗者を乗せるように設計されていません。
– 同乗者を乗せないようお子様に指導して下さい。
事故の危険性 ブレーキシステムは過熱状態では稼動しません。
ブレーキレバーを放さないままで走行すると、ブレーキパッドが常にこすられる状態になります。
– ブレーキをかけないときは、お子様がブレーキレバーから手を放しているかを確認してください。
事故の危険性 シャーシ部品に過負荷がかかると損傷や破損の原因となります。
– 運転者の最大許容体重を守って下さい
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