RIDGID TruSense 技術搭載シースネイクマイクロリール APX ユーザーマニュアル

TM

CA

警告

機を使用する前に、取

扱説明書をよくお みく

ださい。取扱説明書の

内容を理せずに使用す

ると、感電や火災、けが

を負う場合があります。

microREEL コンパクト C40の使用に

関するサポートおよび追加の情報は

support.seesnake.com/ja/microreel

にアクセスするか、このQRコードをス

キャンしてご覧ください。

取扱説明書

シースネイク

2 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

序章

規制に関する声明 ��3

安全に関する注意 ��3

一般的な安全上の注意事項

作業場所での注意事項 ��4

電気に関する注意事項 ��4

作業者の安全に関する注意 ��4

機器の使用とお手入れに関する注意 ��5

バッテリーの使用と取扱い ��5

作業前の点検 ��6

See󴉤Snake󴉤microREEL󴉤概要

説明 ��7

仕様 ��8

コンポーネント ��9

機器の安全に関する注意事項

microREEL の安全性に関する情報 �� 10

操作方法

配置 ��10

microREELケースを開ける ��11

ドラムの取り付け ��11

検査の概要 ��12

パイプガイド ��13

micro CA-350検査カメラ ��13

スリップリングアセンブリの取り外し ��13

microREEL󴉤CAキーパッド󴉤

microREEL CA Keypad ��14

メンテナンスとサポート

クリーニング作業に関する注意事項 ��16

コンポーネントのメンテナンス ��16

保管方法 ��16

サポート ��16

点検と修理 ��16

廃棄方法 ��16

付録

付録A: プッシュケーブルの再挿入 ��17

*オリジナル説明書 – English英語

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 3

序章

本取扱説明書に記載されている警告、注意、

指示事項に、起こりうるすべての条件・状態が含

まれているわけではありません。󴉤本機器を使用

するにあたって、作業者自身が良識や注意と

いった要因を考慮する必要があります。󴉤

規制に関する声明

EC適合宣言書(999-995-232�10)は、

必要に応󴍳て本取扱説明書に添付文

書として追加されます。

このデバイスは、FCC規則第15部に準拠

しています。操作には次の2つの条件が適

用されます。 (1) このデバイスが有害な干

渉を引き起こすことはありません。 (2) このデ

バイスは、望ましくない動作を引き起こす可

能性のある干渉を含め、受信した干渉を

受け入れる必要があります。

UK Importer

Ridge Tool UK (RIDGID)

44 Baker Street

London W1U 7AL, UK

安全に関する注意

本取扱説明書と製品本体において、安全に関する

重要な内容を知らせるために記号や表示が使用さ

れています。本項ではこれらの記号や表示をより良く

ご理解いただけるように記載しています。

この記号は、安全に関する警告記号で

す。怪我を負う危険があることを警告して

います。怪我や死亡につながる危険を

避けるため、この記号が記載された文章

に従ってください。

危険

この表示は、危険を示します。記載内容を無視する

と、死亡または大けがを負うことがあります。

警告

この表示は、警告を示します。記載内容を無視する

と、死亡または大けがを負う可能性があります。

注意

この表示は、注意を示します。記載内容を無視する

と、軽度または中度の怪我を負う可能性があります。

注記

この表示は、施設の保護に関する事項が

記載されていることを示します。

このマークは機器を使用する前に取扱

説明書をよくお読みくださいという意味を

示しています。取扱説明書には機器を

操作する上で、安全および適切な使用

法に関する重要な情報が記載されて

います。

このマークは、機器の持ち運びや使用に

おいて、側面がカバーされている安全メガ

ネ、またはゴーグルを使用すると、目の怪

我につながるリスクを少なくすることができ

るという意味を示しています。

このマークは感電の危険を示しています。

4 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

• 湿度の高い場所での機器使用が避けられな

い場合は、󴉤 漏電遮断器（GFCI）で保護された

電源を使用してください。󴉤GFCIを使用すると、

感電の危険を減らすことができます。

作業者の安全に関する注意

• 常に作業に集中し、常識的な判断力をもって機

器を操作してください。󴉤 疲労、薬物、アルコー

ル、医薬品の影響を受けた状態で機器を

操作しないでください。たとえ一瞬でも

操作中に注意を怠ると、重傷を負う原因

になり得ます。

• 適切な衣服を着用してください。緩めの衣服、

またはアクセサリーの着用はおやめくだ

さい。緩めの衣服、アクセサリー、長い髪

は作動中の部品に巻き込まれることがあ

ります。

• 衛生状態を良好に保ってください。排水検査機

の使用後は、管内の内容物に触れた手や

身体各部は、熱いせっけん水で洗浄してく

ださい。内容物は毒性や感染性がある場

合があります。汚染防止のため、排水検

査機取扱い中の食事や喫煙は控えてくだ

さい。

• 排水管内での機器操作は、必ず正しい防護具

を使用して行ってください。排水管は化学物質

や菌、その他有害物質などの感染症を引

き起こす物質を含んでいる場合があり、火

傷やその他の怪我や病気につながる恐

れがあります。適切な身体保護用品とし

て、安全メガネは常に着用し、必要に応じ

て防じんマスク、ヘルメット、耳栓やイヤ

ーマフ、排水清掃用グローブあるいは手

袋、ラテックスあるいはゴム手袋、保護面、

ゴーグル、安全作業服、防毒マスク、つま

先に鉄の入った安全靴などを併用してく

ださい。

• 排水管清掃機および管内検査カメラを同時に

使用する際は、RIDGIDの排水管清掃機用グ

ローブを着用してください。排水管清掃ケーブル

にからまったり、手を怪我する原因となり

ますので、専用グローブ以外の手袋や布

切れなどで回転しているケーブルをつか

まないでください。ラテックスあるいはゴ

ム手袋を着用する場合は、必ずその上か

らRIDGID排水清掃機用の専用グローブ

を着用してください。また損傷している排水

管清掃機用グローブは使用しないでください。

一般的な安全上の注意事項

警告

安全に関する警告と説明を全てお読みくださ

い。󴉤警告や指示を守らない場合、感電、火災、大け

がに至ることがあります。󴉤

本取扱説明書を保存してください！

作業場所での注意事項

• 作業場所は常に清潔で明るくしてください。󴉤物が

散乱していたり、暗い場所での作業は事

故につながります。

• 可燃性の液体や気体、粉塵などで爆発の危

険がある環境で機器を使用しないでください。機

器の使用で火花が発生して、ガスや粉塵

に引火する場合があります。

• 機器の使用中は、子供や部外者を近寄らせ

ないでください。󴉤 注意散漫になると、機械の

操作を誤ることがあります。

• 車に注意してください。道路上あるいは道路脇

で作業するときは、通行中の車に注意して

ください。視認性の高い作業服あるいは

反射ベストを着用してください。

電気に関する注意事項

• パイプ、ラジエーター、コンロ、冷蔵庫などの接地表面

と身体が接触しないようにしてください。身体が接

地すると感電する危険が高まります。

• 機器を雨にさらしたり、濡らしたりしないでください。機

器内部に水が入り込むと、感電する危険

が高まります。

• 各電気接続部分は乾燥した状態にし、地面か

ら離してください。濡れた手で機器やプラグを

触ると感電のリスクが高まることがありま

す。

• コードは丁寧に扱ってください。󴉤コードを引っ張

って機器を移動したり、プラグを抜き差し

したりしないでください。熱、極端な低

温、油、鋭い刃、作動中の部品の近くにコ

ードを近づけないでください。コードが

損傷していたり、ねじれていたりすると、

感電のリスクが高まります。

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 5

機器の使用とお手入れに関する注意

• 機器に無理な力をかけないでください。󴉤必ず用

途に合った機器を使用してください。作

業をより良く安全にするために、用途に合

った機器を使用してください。

• 電源スイッチでオン/オフの切り替えができない状

態の機器を使用しないでください。電源スイッ

チ制御ができない機器は危険です。必ず

修理を行ってください。

• 調整作業や付属品の交換、また機器を保管す

る場合は、電源プラグやバッテリーパックを外してくだ

さい。このような予防措置を講じることで、

怪我をする危険を軽減することができま

す。

• 使用中ではない機器は子供の手の届かない

場所に保管し、機器の取扱いに詳しくない人に

操作をさせないでください。取扱い方法を知ら

ずに機器を操作すると危険です。

• 機器の保守点検を実施してください。可動部

品が位置ずれしていたり、動かなくなって

いないか、なくなっていたり、損傷のある

部品はないかなど、機器操作に影響する

恐れのある状態がないか確認してくださ

い。損傷が見つかった場合は、必ず修理

してから機器を使用してください。事故

の多くは、適切な保守点検が行われてい

ない機器を使用したことが原因で発生し

ます。

• 無理な姿勢で作業をしないでください。作業は

常に足元を安定させ、バランスを保ちな

がら行ってください。バランスのよい姿勢

で操作すると、予期しない状況において

も機器をうまく制御できます。

• 機器や付属品は、作業の条件や内容を考慮

し、また本取扱説明書の指示に従って使用してく

ださい。用途以外の目的に機器を使用する

と危険です。

• 付属品は機器メーカーが推奨するものだけを使

用してください。適合する機器以外の機器に

付属品を使用すると危険の原因になるこ

ともあります。

• 取っ手部分は乾燥した、清潔な状態に保ち、油

分が付かないようにしてください。取っ手部分を

清潔にすることで機器の操作がより良く

できます。

• 使用中は液晶画面を衝撃から保護してくださ

い。液晶画面前面への衝撃はガラス破損

および表示の完全故障を引き起こすこと

があります。

バッテリーの使用と取扱い

• 機器を使用する際は、指定のバッテリーパックのみ

を使用してください。󴉤 他のバッテリーパックを

使用すると怪我や火災につながる危険性

があります。

• 充電には製造者が指定する充電器のみを使

用してください。特定のバッテリー用の充電器

を別のバッテリーパックに使用すると火

災の危険性があります。

• 充電器の使用中はカバーをしないでください。正

しく作動するには、適度な換気が必要で

す。使用中に充電器をカバーすると、火事

につながる危険性があります。

• バッテリーや充電器は、説明書に従って湿気のな

い適温の場所で使用、保管してください。高温ま

たは低温、湿気のある場所でバッテリー

を使用、保管すると、液漏れや感電、火傷

につながる危険性があります。

• 伝導性のある物を使ってバッテリーパックの精査を

行わないでください。バッテリー端末装置がシ

ョートすると、火花、火傷、感電の原因とな

ります。バッテリーパックを使用していな

いときは、クリップ、小銭、鍵、釘、ネジ、端

末装置同士をつなげることができるその

他の金属に近づけないようにしてくださ

い。バッテリー端末がショートすると、火

傷や火事につながる恐れがあります。

• バッテリーを乱暴に扱うと、液体が漏れる可能性

があります。その場合は液体に触れないよう

にしてください。万が一液体に触れた場

合は、水でよく洗い流してください。液体

が目に入ってしまった場合は、早急に医

師に相談してください。バッテリーからの

液体は、皮膚の炎症や火傷の原因となり

ます。

• バッテリーパックは正しい方法で廃棄してくださ

い。バッテリーパックは高温にさらされる

と破裂の原因になります。廃棄の際には

燃やさないでください。バッテリーの廃

棄については、国の規制に従ってくださ

い。適用される規制にはすべて従ってく

ださい。

6 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

作業前の点検

警告

感電やその他の原因による大けがのリスクを軽減し、

機器の損傷を防󴍫ために、使用前に毎回全ての機

器を点検し、問題を修復してください。󴉤

全ての機器を点検するために、以下の手順に従って

ください：

1 。機器の電源をオフにしてください。

2 。全てのコード、ケーブル、コネクターを

抜いて、損傷あるいは変化がないか確

認してください。

3 。付着している汚れ、油分、その他の不純

物をきれいにすることで、点検しやすく、

持ち運びや使用する際に手のすべりを

防ぎます。

4 。機器を点検して、安全・正常な操作に支

障をきたすような破損、損耗、欠如、位

置ずれ、動作不能箇所その他異常がみ

らないか確認してください。

5 。各機器の取扱説明書に従って、全ての

機器が良好に使用できる状態であるか

点検してください。

6 。下記に関して作業場所を確認してくだ

さい：

• 十分な明るさがあること。

• 引火性の液体、蒸気、または埃がないこ

と。もしあれば、取り除くまでその場所で作

業しないでください。機器は、防爆仕様で

はありません。電気の接続により火花を

発生させることがあります。

• 水気や障害物がない平らで安定した

作業者用のスペースがあること。水中に

立った状態で本機を操作しないでくださ

い。

7 。作業をするのに何が必要かを確認し

て、必要な器材を決定してください。

8 。作業場所を確認し、必要であれば通行

人を遮るための柵を設置してください。

製品の安全性に関する詳細と警告について

は、10ページを参照してください。

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 7

説明

RIDGID® See Snake® microREEL™は、イメージン

グ機能が強化されたポータブルでカスタマイズ可能な

診断カメラリールです。

より剛性の高いプッシュケーブルを備えたmicroREEL

は、38mmから102mm [1�5インチから4インチ] の長

いパイプを検査するのに理想的です。付属のキックスタ

ンドを使用すれば、ケーブルを押したり取り出したりする

際にmicroREELを最適な位置にセットできるので、さら

に安定します。

microREELはカメラヘッドにゾンデを内蔵しており、ユーテ

ィリティロケーティングレシーバーで位置を特定し、パイプ内

の関心のあるポイントを見つけることができます。

付属のハイダイナミックレンジ（HDR）センサーは、カメラの

ダイナミックレンジを拡大し、同󴍳画像の中の明るい部

分と暗い部分をより大きな比率で同時に表示できる

ようにします。これにより、照明条件が厳しい場合でもパ

イプ内をより明確に視認できます。

microREEL APX

microREELは、すべてのSeeSnakeモニターと互換

性があります。CSx Via™モバイル検査装置は、スリッ

プリングキャビティを介してmicroREELに簡単に接続

できます。

See Snake microREEL 概要

自動画像反転

microREEL APXはSeeSnake CSxシリーズの装置

に接続すると、カメラがパイ内で回転するにつれ画面

の画像を反転させ、上下の方向が一定に保たれる

ようにします。画面上のアイコンは、画像に対する垂直

方向を示します。

TruSense®テクノロジー

microREEL APXには、TruSenseテクノロジー対応の

カメラが付属しています。TruSenseテクノロジーは、カメラ

ヘッドと接続されたCSxシリーズの装置間で双方向コ

ミュニケーションリンクを確立させます。

TiltSense傾斜計はカメラの傾斜角を測定し、CSxシ

リーズのWi-Fi対応モニターに表示して、パイプ内に置

かれたカメラの角度の指標を提供するので便利で

す。

microREEL CA

microREEL CAは、付属のCA-350ドッキングハンドル

とアダプターを使って、RIDGID micro CA-350のハン

ドヘルドモニターと連携します。キーパッドを使ってケーブル

の距離、ジョブ、顧客情報をオーバーレイすることができ、カ

メラの照度を調節したり、ゾンデのオン・オフを切り替えた

りすることも可能です。

8 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

仕様

重量 5�8 kg [12�7 lbs]

寸法

長さ 337 mm [13�3 in]

幅224 mm [8�8 in]

高さ 411 mm [16�2 in]

ドラムの直径 305 mm [12 in]

カメラ

長さ 26 mm [1 in]*

37 mm [1�5 in]**

直径 25 mm [1 in]

解像度 640 × 480 ピクセル

ゾンデ

タイプ Integrated

周波数 512 Hz

カウンター

タイプ

APX: TruSense カ

ウンター

CA: キーパッド付き統合

カウンター

データコミュニケーション APX: 双方向

CA: 一方通行

プッシュケーブル

長さ 30 m [100 ft]

直径 6�7 mm [0�27 in]

グラスファイバー芯の

直径 3 mm [0�12in]

最小曲げ半径 64 mm [2�5 in]

適用管径󴉤§38 ～ 101 mm

[1�5 ～ 4 in]

システムケーブル長 3 m [10 ft]

仕様

操作環境

温度 ‡0°C ～ 46°C

[32°F ～ 115°F]

保管温度 -20°C ～ 70°C

[-4°F ～ 158°F]

保護等級

（モニターなし） IP×5

相対湿度 5 ～ 95%

高度 4,000󴋻m [13,123󴋻ft]

カメラの防水性能 100󴋻m まで防水

[328�1󴋻ft]

* レンズからスプリングまで計測�

** レンズからスレッド末端まで計測�

§ 実際の適用管径は、管種・管内状況により異

なります �

‡ カメラは極端な温度でも機能することがありますが、

画質の変化

が生󴍳る場合があります �

標準付属品

• See Snake microREEL

• ボールガイド

• 取扱説明書

• microCA-350アダプターアクセサリー

（microREEL CAモデル）

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 9

コンポーネント

カメラクリップ

キャリーハンドル

TruSense

カウンター

(microREEL APX）

プッシュケーブル

ガイド

CA-350ディスプレイクレードル

(CA-350は含まれていません）

カウンターキーパッド

(microREEL CA）

ケーブルラップ

インターコネク

トケーブル

シリアル番号ラベル

キックスタンド

スリップリング

モジュール

ケースラッチ

CA-アダプター

10 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

操作方法

配置

microREELを配管入口付近に設置し、表示を見な

がらプッシュケーブルの操作が可能です。 microREEL

が使用中に傾かないように、キックスタンドを使用して位

置を決めます。

機器の安全に関する注意事項

警告

この章には、microREEL に関する重要な安全情報

が含まれています。感電、火災、その他の重大な傷害

の危険を軽減するために、ご使用前に次の注意事

項をよくお読みください。

警告事項が載っている全書類や取扱説明

書は後で参照できるように必ず全て保管してく

ださい！

microREEL の安全性に関する情報

• 本取扱説明書、デジタル録画モニターの取扱説

明書、およびご利用になる他の機器の説明書を

ご使用前によく読み理解してください。指示に従わ

ない場合、機器の損傷や大けがにつながる恐れ

があります。後で参照できるように、取扱説明書は

本機と一緒に保管してください。

• 水中での機器の操作は感電のリスクを高めま

す。作業者あるいは機器が水に浸かった状態で、

本システムを操作しないでください。

• 機器は、高電圧に対する保護や絶縁に対応す

るようには設計されていません。高電圧が存在す

る環境で機器を使用しないでください。

• 機器の損傷を防いでけがのリスクを軽減するた

めに、装置に機械的な衝撃を与えないでください。

機械的な衝撃を与えることで、機器が損傷したり

大けがのリスクが高くなります。

• 排水管内での機器操作は、必ず正しい防護

具を使用して行ってください。危険な化学物質や

細菌を含む可能性のある排水管を検査すると

きは、ラテックスあるいはゴム手袋、ゴーグル、保護面、

防毒マスクな󴎄の適切な身体保護用品を着用

してください。汚れや他の異物から目を保護するた

めに、必ず目の保護具を着用してください。

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 11

microREELケースを開ける

警告

ラッチを外してmicroREELケースを開ける前に、カメラが

完全にドラム内にあることを確認してください。カメラをカメ

ラクリップに収納したままmicroREELケースを開けない

でください。カメラがドラム内にない場合、プッシュ󴉤 ケーブ

ルがほどけて損傷や重大な怪我を引き起こす可能

性があります。

microREEL ケースを開けて、カメラの配線、ドラムの交

換、プッシュケーブルの巻き戻し、システムのメンテナンスと

清掃を行います。

1. 本体を水平な場所に置き、仰向けに置きます。

2. microREELの両側にあるケースのラッチを外し

ます。

3�

ケースラッチ

フロントケースを慎重に開き、カメラヘッドをプッシュケ

ーブルドラム内に配置します。

4� カメラヘッドをケース前面のプッシュケーブルガイドを

通して外に出します。

5� カメラヘッドをクリップに固定します。

6� ケースを閉󴍳て再度留めます。

ドラムの取り付け

microREEL ケースを使用すると、別のプッシュケーブ

ルとカメラの組み合わせが必要な場合にドラムを交

換できます。󴎄ちらの microREEL ドラムも、SeeSnake

microDrain™ および nanoReel™ システムのドラ

ムと同様に、microREEL ケースに取り付けることができ

ます。

ドラムを取り付けるには、次の手順に従います。

1� microREELケースを開けてドラムを取り外します。

2� 使用するドラムをmicroREELケースにセットします。

3� 製品名のラベルが上を向くようにしてください。

4� ドラムを回して、自由に回転することを確認します。

5� ケースを閉󴍳てロックします。

12 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

検査の概要

管内検査を実行するには、シースネイクモニターをリール

に接続し、システムの電源を入れ、プッシュケーブルを管

内に押し込み、画面を観察します。

メディアへの記録、ゾンデの位置確認、プッシュケーブル

のトレース、レポートの配信な󴎄の高度な検査オプション

については、モニターに付属の取扱説明書を参照して

ください。

モニターへの接続

コネクターガイドピンをソケットに合わせ、コネクターをまっす

ぐに押してインターコネクトケーブルをモニターに接続しま

す。

注記

外側のロッキングスリーブのみを回して締め

てください。絶対にコネクターを曲げたり、ね󴍳っ

たりしないでください。

ガイドピン

外側のロッキングスリーブ

ソケット

CSx󴉤への接続

CSx󴉤Via󴉤Wi-Fi󴉤検査デバイスは、スリップリング󴉤キャビテ

ィを介して󴉤 microREEL󴉤 に接続できます。スリップリング󴉤

アセンブリをマイクロリールから取り外し、CSx󴉤 ビアをスリッ

プリング 󴉤 キャビティに取り付けます。

CSx󴉤Via󴉤のインストール手順の詳細については、オペレ

ータ 󴉤 マニュアルを参照してください。

カメラの回収

プッシュケーブルをゆっくりと一定の力でパイプから引き

出し、少しずつドラムに戻します。プッシュケーブルを引き出

しながらペーパータオルか布で拭き取ります。

注記

過度な力を加えたり、無理な角度から引

っ張ったりしないでください。プッシュケーブルを

一気に、あるいは無理やりドラムに戻そうと

すると、輪になったり、よじれたり、破損する可

能性があります。

コネクターの突起部

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 13

パイプガイド

パイプガイドは、カメラをパイプの中心に置き、画質を向

上させ、レンズをきれいに保つ働きがあります。できる限り

パイプガイドを使用して、カメラシステムの摩耗を軽減し

てください。

micro CA-350検査カメラ

microREELCAは、CAモデルに付属しているmi-

cro-CA350アダプターを取り付けると、RIDGIDmi-

croCA-350検査カメラで使用できるようになります。

microCA-350をmicroREELに接続する手順につ

いては、付属のmicroCA-350アダプターの説明書を

参照するか、support.seesnake.com/ca350をご

覧ください。

スリップリングアセンブリの取り外し

1� レポートモニターからシステムケーブルを外し、ドッキ

ングシステムからモニターを取り外します。

2� システムケーブルをケーブルラップから外します。

3� フレームケーブルアンカーをフレームから外し、システ

ムケーブルをフレームフックから外します。

4� スリップリングダイヤルを反時計回りに回してロッ

クを解除します。

5� まっすぐに引き抜きます

。

注記

スリップリングダイヤル内のコンタクトピン

に触らないでください。コンタクトピンに力を

加えることで破損する恐れがあります。

14 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

microREEL CAキーパッド

ゾンデキー

距離キー日付/時刻キー

下矢印キー

メニュー/ 戻るキー

テキストキー

LED照度調整キー

上矢印/編集キー

右矢印キー

ゼロ/選択キー

左矢印キー

microREEL CA Keypad

キー目的

メニュー/ 戻るキーメインメニューを開き、メニューと画面を終了します �

ゼロ/選択キー

強調表示されたメニュー項目を選択するか、長押し（3秒以

上）してシステムのゼロ点を設定します。プッシュケーブル全長の

仮ゼロ点を測定する場合は、再び1秒間押します。もう一度

押すと、全長測定に戻ります。

ゾンデキーゾンデのオン・オフを切り替えます。オンの場合、キーの上のLED

が点灯します �

LED照度調整キーカメラのLED照度を調節します。押して照度レベルを操作す

るか、1回押して矢印キーで照度を調整します �

上矢印/編集キー

メニューの選択肢の変更とテキスト内のカーソルの移動を行

います。押して強調表示されたテキストを編集します。画面上

のテキストを編集する手順については、「画面上のテキスト」セク

ションを参照してください

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 15

microREEL CA Keypad

キー目的

左/右矢印キーメニューの選択肢の変更とテキスト内のカーソルの移動を

行います

下矢印キーメニューの選択肢の変更とテキスト内のカーソルの移動を

行います�

テキストキー * オン・オフを切り替えて、プリセットテキストやカスタムテキストの表

示・非表示を変更します

日付/時刻キー* オン・オフを切り替えて、検査の日時の表示・非表示を変更

します �

距離キー* オン・オフを切り替えて、搭載カウンターの測定値の表示・非表

示を変更します

*オンにすると、この機能がモニターの録画ビデオに表示され、検査レポートに含まれます�

16 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

メンテナンスとサポート

クリーニング作業に関する注意事項

システムは布切れかやわらかいナイロンブラシで洗浄

してください。必要に応󴍳て、中性洗剤または消毒剤を

使用することができます。システムの部位に関わらず、溶

剤や高圧水で洗浄しないでください。

コンポーネントのメンテナンス

カメラヘッド

カメラの引っかき傷は、カメラの性能にほとん󴎄影響しま

せん。カメラの傷を取り除くためにスクレーパーを使用した

り、サンドペーパーで磨かないでください。

プッシュケーブル

プッシュケーブルをドラムに押し戻しながら布で拭き取り、

傷や摩耗がないか実際に目で確認してください。外

部被覆が損傷または磨耗している場合は、プッシュケ

ーブルを交換または修理してください。

保管方法

コンパクト C40は湿気の少ない安全な場所に-10°C

から70°Cで保管してください。機器は、子供やその使用

目的を知らない人の手の届かない場所に施錠保

管してください。

サポート

サポートやシステムの使用に関する追加情報は、

support.seesnake.com/ja/microreel/をご覧

ください。

点検と修理

不適切な点検や修理は、カメラリールを安全にお使

いいただけなくなる原因になります。

カメラリールの点検や修理は、必ずRIDGID認定修

理センターで行ってください。最寄りのRIDGID修理セン

ターを見つけたい場合、またはサービスや修理のご質

問は下記までお問い合わせください。

点検および修理は、リジッド正規代行店が行います。

下記までご連絡ください。

正規修理代行店

コア・エレクトロニックシステム

リジッド製品修理センター

〒224-0026

神奈川県横浜市都筑区南山田町4105

株式会社コア•エレクトロニックシステム

リジッド製品修理センター

TEL : 045-534-8243

FAX : 045-624-9123

（祝祭日を除く月曜日か

ら金曜日 9:00 ~ 17:00)

その他製品に関するお問い合わせは下記までご

連絡ください。

日本エマソン株式会社リッジ事業部

〒140-0002

東京都品川区東品川1-2-5

リバーサイド品川港南ビル5階

TEL：(03)5769-6953 (代)

FAX：(03)4496-4286

(祝祭日を除く月曜日から金曜日9：30

～17:00)

メールアドレス：RIDGID-CS@emerson�com

http://www�ridgid�jp

廃棄方法

本システムの部品にはリサイクルが可能な有価物が

含まれています。お近くのリサイクル専門業者にお問

い合わせください。部品の廃棄は、適用される規制に

従って行ってください。さらに詳しい情報に関しては、お近く

の廃棄物管理機関にお問い合わせください。

EC加盟国：電気機器は、家庭ゴミと

一緒に廃棄しないでください！

電気電子廃棄物に関する欧州ガ

イドライン2012/19/EUおよび適用さ

れる国内法では、使用できなくなった

電気機器は個別に回収し、環境に

やさしい方法で廃棄される必要があ

ります。

バッテリーの廃棄

EC加盟国：不良または使用済みのバッテリーはガイ

ドライン2006/66/ECに従ってリサイクルしてください。

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 17

付録

付録A:󴉤プッシュケーブルの再挿入

NOTICE

注記󴉤-󴉤プッシュケーブルをドラムに

巻き取る際には、無理な力を加

えないでください。プッシュケーブル

を一気に、あるいは無理やりドラ

ムに戻そうとすると、輪になったり、よじ

れたり、破損する可能性がありま

す。

プッシュケーブルがドラムからほどけてしまった場合は、次

の手順に従ってプッシュケーブルを再度挿入してくださ

い。󴉤

1� プッシュケーブルを再度挿入する前に、ケースにド

ラムを取り付けます。

2� スペースがある場合は、地面でプッシュケーブル

全体を伸ばしてまっすぐにします。

3� 両手を使ってプッシュケーブルをドラムに巻き取り

始めます。プッシュケーブルをまっすぐに伸ばすこと

ができない場合は、細心の注意を払いながらプ

ッシュケーブルを巻き取ってください。プッシュケーブル

が曲がったり、何かの上や下に引っかかったりしな

いようにしてください。

ッシュケーブルがね󴍳れたり曲がったりした場合は、巻き

取りを中止してね󴍳りをほ󴎄いてから作業を続けてくだ

さい。

4� プッシュケーブルを巻き取ったら、ドラムがケース内で

回転することを確認します。プッシュケーブルの破

損を避けるため、プッシュケーブルを巻き取る際に

は、ドラムが滞りなく回転するように、片手で調整

できるようにしておいてください。

5� カメラヘッドをプッシュケーブルガイドにゆっくり通しま

す。

カメラヘッドを交換する場合は、プッシュケーブルが曲が

ったり破損したりしないように、ケーブルのスプリングがある

部分だけを引き上げてください。

18 – 日本語 – microREEL APX / microREEL CA

microREEL APX / microREEL CA – 日本語 – 19

米国で印刷 2022/11/02

744-034-0355-00-0A

この取扱説明書の情報󴍧正確であることを保証するため、ありとあらゆる努力を重ねてきまし

た。 Ridge Tool Companyとその関連会社は、予告なしにこの取扱説明書に記載されている

ハー󴏗ウェア、ソフトウェア、あるいはその両方の仕様を変更できる権利を保有しています。本製品に

関する最新およ󴎎追加情報は下記のサイトで󴍯覧になれます。 www.RIDGID.com 製品向

上の結果、この取扱説明書にある写真、その他の（図な󴎄の）表示や説明と実際の製品に違

い󴍧あること󴍧あります。

RIDGIDとRIDGIDロ󴏂はアメリカ合衆国やその他の国で登録されているRidge Tool

Companyの商標です。文書内で言及されているその他全ての登録済み、未登録の商標や

ロ󴏂に対する財産権は各所有者󴍧所有しています。サー󴏗パーティー製品について言及している

場合は、情報提供のみを目的としているもので、承認あるいは推奨しているものではありません。

WWW.RIDGID.COM

Ridge Tool Company Ridge Tool Europe NV (RIDGID)

400 Clark Street Ondernemerslaan 5428

Elyria, Ohio 44035-6001 3800 Sint-Truiden

USA Belgium

1-800-474-3443 +32 (0)11 598 620

RIDGID TruSense 技術搭載 シースネイク マイクロリール APX ユーザーマニュアル

RIDGID TruSense 技術搭載 シースネイク マイクロリール APX ユーザーマニュアル

その他のドキュメント

RIDGID TruSense 技術搭載シースネイクマイクロリール APX ユーザーマニュアル

RIDGID TruSense 技術搭載シースネイクマイクロリール APX ユーザーマニュアル