© 2018 Roland Corporation
デ ー タ・リスト
※ 図は TD-17 です。
2
目次
DRUM KIT
3
KIT 画面3
CLICK
3
COACH
4
TIME CHECK4
QUIET COUNT4
WARM UPS4
SONG
5
INSTRUMENT
6
ASSIGN6
LEVEL 7
TUNING 7
MUFFLING 7
USER SAMPLE8
OTHER 9
AMBIENCE 9
MULTI FX 1 0
PAD EQ1 0
VOLUME1 0
MIDI NOTE1 1
SETUP
1 2
Bass/Treble1 2
Pad Settings 1 2
Hi-Hat Settings1 4
MIDI 1 5
LCD1 6
USB1 6
AUTO OFF 1 6
System Info1 6
マルチ・エフェクト・パラメーター
1 7
DELAY（ディレイ）1 8
TAPE ECHO（テープ・エコー）1 8
REVERSE DELAY（リバース・ディレイ）1 8
3TAP PAN DELAY（3 タップ・パン・ディレイ）1 8
OD
0
DELAY（オーバードライブ→ディレイ）1 9
DS
0
DELAY（ディストーション→ディレイ）1 9
CHORUS（コーラス）1 9
SPACE-D（スペース D）1 9
OD
0
CHORUS（オーバードライブ→コーラス）1 9
DS
0
CHORUS（ディストーション→コーラス）1 9
PHASER A（フェイザー A）2 0
PHASER B（フェイザー B）2 0
STEP PHASER（ステップ・フェイザー）2 0
FLANGER（フランジャー）2 0
REVERB（リバーブ）2 1
LONG REVERB（ロング・リバーブ）2 1
SUPER FILTER（スーパー・フィルター）2 1
FILTER+DRIVE（フィルター +ドライブ）2 1
AUTO WAH（オート・ワウ）2 2
OD/DS
0
TWAH（オーバードライブ／ディストー
ション → タッチ・ワウ ）2 2
LOFI COMPRESS（ローファイ・コンプレス）2 2
DISTORTION（ディストーション）2 2
OVERDRIVE（オーバードライブ）2 2
SATURATOR（サチュレーター）2 2
T-SCREAM（T- スクリーム）2 3
BIT CRUSHER（ビット・クラッシャー）2 3
ISOLATOR（アイソレーター）2 3
RING MODULATOR（リング・モジュレーター）2 3
PITCH SHIFTER（ピッチ・シフター）2 3
AUTO PAN（オート・パン）2 3
キ ット ・ リ スト
2 4
キット・リスト（VAD306）
2 5
イン スト・リスト
2 6
ユーザー・サンプル・リスト
3 1
ソング ・リスト
3 1
キ ット の 構 成
3 2
3
DRUM KIT
KIT 画面
1
［DRUM KIT］ボタンを押します。
KIT 画面が表示されます。
パラメーター
値
説明
XSTICK
OFF、ON
スネアのパッドで、クロス・スティック音を鳴らす（ON）／鳴らさない（OFF）かを設定します。
MIX VOL（［F2］ボタン）
Audio In -INF ～ +6.0dB
MIX IN 端子と Bluetooth（*1）で接続した機器の入力音量
Click -INF ～ +6.0dB
クリックの音量
Song -INF ～ +6.0dB
曲の音量
Guide Track -INF ～ +6.0dB
ガイド・トラックの音量
*1 TD-17-L を除く
CLICK
1
［CLICK］ボタンを押します。
CLICK 画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
テンポ 20 ～ 260 テンポ
［F3］ボタン OFF、ON クリック を オ ン ／ オ フしま す 。
MENU（［F1］ボタン）
Beat 1～9 クリックの拍子（1 小節の拍数）
Rhythm Type
ˇ
～
˜
クリックの間隔
Sound
METRONOME、CLICK、VOICE、
BEEP 1、BEEP 2、TEK CLICK、
STICKS、CLAVES、WOOD
BLOCK、COWBELL、AGOGO、
TRIANGLE、TAMBOURINE、
MARACAS、CABASA
クリックの音色
Pan L30 ～ CENTER ～ R30 クリックの定位
MIX VOL（［F2］ボタン）
KIT 画面の MIX VOL（［F2］ボタン）と共通のパラメーターです。
4
COACH
1
［COACH］ボタンを押します。
COACH MENU 画面が表示されます。
2
ファンクション・ボタンを押して、練習メニューを選びます。
3
［F2］（MENU）ボタンを押します。
練習メニューの設定画面が表示されます。
TIME CHECK
パラメーター 設定値 説明
SETUP タブ
Score
採点の結果を、画面に表示させるかどうかを設定します。
OFF 採点しません。タイミングのチェックだけをします。
ON（4、8、16、32meas）
採点の結果を画面に表示します。
また、採点までの間に練習する小節数を指定します。
Grade
採点基準を設定します。
EASY 標準
HARD より厳しくタ イ ミン グ を チェックしま す 。
Display 1
Display 2
画面にタイミング・グラフを表示するパッドを選びます。
Gauge
LEFT BEHIND タイミング・グラフの左が BEHIND（遅い）で表示されます。
LEFT AHEAD タイミング・グラフの左が AHEAD（早い）で表示されます。
CLICK タブ
CLICK の MENU（［F1］ボタン）（P.3）と共通のパラメーターです。
QUIET COUNT
パラメーター 設定値 説明
SETUP タブ
Measures 2、4、8、16（小節） 「クリック発音」と「Quiet」の繰り返し区間の長さ（小節）を設定します。
Quiet
Measures で設定した小節のうち、Quiet にする小節の長さを設定します。
RANDOM Quiet の区間が毎回ランダムに設定されます。
1、2、4
設定した長さ（小節）が Quiet の区間に設定されます。
※ Measures で設定した値の半分より大きい値を設定することはできません。
CLICK タブ
CLICK の MENU（［F1］ボタン）（P.3）と共通のパラメーターです。
WARM UPS
パラメーター 設定値 説明
SETUP タブ
Duration
時間を選びます。
5 MINS 所要時間：5 分（Change-Up：2 分、Time Check：3 分）
10 MINS 所要時間：10 分（Change-Up：3 分、Auto Up/Down：3 分、Time Check：4 分）
15 MINS 所要時間：15 分（Change-Up：5 分、Auto Up/Down：5 分、Time Check：5 分）
Grade
採点基準を設定します。
EASY 標準
HARD より厳しくタ イ ミン グ を チェックしま す 。
Max Tempo ステップ 2：Auto Up/Down での、テンポの上限値を設定します。
CLICK タブ
CLICK の MENU（［F1］ボタン）（P.3）と共通のパラメーターです。
5
1
［SONG］ボタンを押します。
SONG 画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
SPEED（［SLOW］［FAST］ボタン）50 ～ 150%
ソング（オーディオ・ファイル）の再生スピードを変更します。
※ ソングを変更すると 100% に戻ります。
GUIDE（［F3］ボタン）*1 OFF、ON
ガ イド・トラック を 再 生し ま す 。
ガイド・トラックをミュートするときは、［F3］ボタンを押してチェックをはずします。
MIX VOL（［F2］ボタン）
KIT 画面の MIX VOL（［F2］ボタン）（P.3）と共通のパラメーターです。
*1 曲に対応するガイド・トラックがある場合のみ
メモ
［F1］ボタンを押すたびに、内蔵曲／ SD カードのオーディオ・ファイル／ SD カードに録音した曲（エクスポートした録音データ）を切り替えることができます。
SONG
6
INSTRUMENT
ASSIGN
1
［ASSIGN］ボタンを押します。
INST ASSIGN 画面が表示されます。
インスト・グループ名
イ ン スト 名
2
設 定 す る パ ッド を 選 び ま す 。
3
［ ］［ ］ボタンでインスト・グループまたはインストにカーソルを合わせ、ダイヤルで選びます。
4［DRUM KIT］ボタンを押して、KIT 画面に戻ります。
パラメーター 設定値 説明
イン スト
000 ～ 310（プリセット）
U001 ～ U100（ユーザー・サンプル）
イ ン スト 番 号
参照
インストについて、詳しくは「インスト・リスト」（P.26）をご覧ください。
Snare Buzz（［F2］ボタン）*1 OFF、1 ～ 8 スネアへの共鳴
Strainer Adj.（［F2］ボタン）*1
LOOSE1 ～ 3、MEDIUM1 ～ 3、
TIGHT1 ～ 3
スナッピー（響き線）の張り
SUB（［F3] ボタン）
サブ・インスト（レイヤー）を選んだり、設定したりすることができます。
SUB ON（［F2］ボタン） OFF、ON サブ・インストをオン／オフします。
SUB INST
000 ～ 310（プリセット）
U001 ～ U100（ユーザー・サンプル）
サ ブ ・イ ン スト 番 号
参照
インストについて、詳しくは「インスト・リスト」（P.26）をご覧ください。
Layer Type
サブ・インストを、どのように鳴らすかを設 定します。
MIX
叩く
強さ
音量
常にメイン・インスト（A）とサブ・インスト（B）を重ねて鳴らします。
FADE1
叩く
強さ
音量
「Fade Point」以上の強さで叩いたときだけ、サブ・インスト（B）
を重 ね て鳴らします 。
FADE2
叩く
強さ
音量
「Fade Point」以上の強さで叩いたとき、その強さに応じてサブ・
インスト（B）を重ねて鳴らします。
127 以上で、メイン・インスト（A）とサブ・インスト（B）が同じ
音量になります。
SWITCH
叩く
強さ
音量
「Fade Point」未満の弱さではメイン・インスト（A）を、「Fade
Point」以上の強さではサブ・インスト（B）を、切り替えて鳴らします。
Fade Point 1 ～ 127
サブ・インストを鳴らし始める打撃の強さを設定します。
「1」に設定すると、どんな強さで叩いてもサブ・インストが鳴ります。
「127」に設定すると、一番強く叩いたときだけサブ・インストが鳴ります。
※ Layer Type が「MIX」のときは無効です。
InstVolume -INF ～ +6.0dB サブ・インストの音量
Pitch*1 -4800 ～ 4800 インストのピッチ（セント単位）
Decay*1 1 ～ 100 余韻の長さ
Tuning*1 -100 ～ 100 ヘ ッド の チ ュ ー ニ ン グ
Muing*1
マフリング（ミュート）の設定
設定値については、MUFFLING（P.7）をご覧ください。
Snare Buzz*1 OFF、1 ～ 8 スネアへの共鳴
Strainer Adj.*1
LOOSE1 ～ 3、MEDIUM1 ～ 3、
TIGHT1 ～ 3
スナッピー（響き線）の張り
Size*1 1.0 ～ 40.0 ハイハット／シンバルの直径
Fixed*1 NORMAL、FIXED1 ～ 4
ハイハットの開き具合
「NORMAL」以外を選んだ場合、ハイハット・ペダルの踏み込み量にかかわらず、ハイハットの
開き具合は変化しません。
*1 対応するインストのみ設定することができます。詳しくは「インスト・リスト」（P.26）をご覧ください。
メモ
［F1］（H&R ON）ボタンにチェックが入っていると、ヘッド部とリム部などのインストをセットで選ぶことができます。選んだインストに応じて、推奨のインストがセットで
選ばれます。
7
INSTRUMENT
LEVEL
1
［LEVEL］ボタンを押します。
INST LEVEL 画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
VOLUME タブ
Volume -INF ～ +6.0dB 各パッドの音量
PAN タブ
Pan L30 ～ CENTER ～ R30 各パッドの定位
メモ
［F1］（H&R ON）ボタンを押して「ON」にすると、ヘッド部とリム部などを同時に設定できます。
TUNING
1
［TUNING］ボタンを押します。
INST TUNING 画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
TUNING*1 -100 ～ 100 ヘッド の チ ュ ー ニ ン グ
SIZE*1 1.0 ～ 40.0 ハイハット／シンバルの直径
PITCH*1 -4800 ～ 4800 インストのピッチ（セント単位）
*1 対応するインストのみ設定することができます。詳しくは「インスト・リスト」（P.26）をご覧ください。
メモ
［F1］（H&R ON）ボタンを押して「ON」にすると、ヘッド部とリム部などを同時に設定できます。
MUFFLING
1
［MUFFLING］ボタンを押します。
INST MUFFLING 画面が表示されます。
パラメーター 設定値 説明
MUFFLING*1
マフリング（ミュート）の設定
OFF、TAPE1 ～ 4、BLANKET1
～ 3、WEIGHT1、2
インスト・グループが KICK のインストを選んでいるとき
OFF、TAPE1 ～ 7、DONUT1、2 インスト・グループが SNARE、CROSS STICK のインストを選んでいるとき
OFF、TAPE1 ～ 5、FELT1 ～ 4 インスト・グループが TOM のインストを選んでいるとき
OFF、TAPE1 ～ 19 インスト・グループが RIDE、CRASH、SPLASH/CHINA のインストを選んでいるとき
FIXED*1 NORMAL、FIXED1 ～ 4
ハイハットの開き具合
「NORMAL」以外を選んだ場合、ハイハット・ペダルの踏み込み量にかかわらず、ハイハットの
開き具合は変化しません。
DECAY*1 1 ～ 100 余韻の長さ
*1 対応するインストのみ設定することができます。詳しくは「インスト・リスト」（P.26）をご覧ください。
メモ
［F1］（H&R ON）ボタンを押して「ON」にすると、ヘッド部とリム部などを同時に設定できます。
8
INSTRUMENT
USER SAMPLE
1
［USER SAMPLE］ボタンを押します。
2
ダイヤルを回して、設定するユーザー・サンプルにカーソルを合わせます。
3
［F2］（MENU）ボタンを押します。
USER SAMPLE MENU 画面が表示されます。
4
ダイヤルでメニューを選び、［ENTER］ボタンを押します。
メニュー 説明
Import オーディオ・ファイルをユーザー・サンプルとして、本機に取り込みます。
Play Type ユーザー・サンプルの発音方法を設定します。
Adjust Start/End
ユーザー・サンプルの発音範囲を設定することができます。
Rename ユーザー・サンプルの名前を変更します。
Delete ユーザー・サンプルを削除します。
Renumber
ユーザー・サンプルの番号を前に詰め
ます。
Optimize ユーザー・サンプル領域を最適化します。
Delete All すべてのユーザー・サンプルを削除します。
参照
各メニューの操作については、『取扱説明書』をご覧ください。
パラメーター 設定値 説明
Play Type
Play Type
ユーザー・サンプルの発音方法を設定します。
ONESHOT MONO パッドを叩いたとき、鳴っている音を消してから発音します。音を重ねずに発音します。
ONESHOT POLY 同じパッドを連打したとき、音が重なって発音します。
LOOP ALT
ユーザー・サンプルを繰り返し鳴らします（ループ）。
パッドを叩くたびに、発音と停止を交互に繰り返します。
Adjust Start/End
ZOOM（［
］［ ］ボタン） –
波形表示をズーム・イン／アウトします。
［F3］ボタン押して「X」を選び（「ZOOM-X」が表示）、［ ］［ ］ボタンを押すと、横軸方向
でズーム・イン／アウトします。
［F3］ボタン押して「Y」を選び（「ZOOM-Y」が表示）、［
］［ ］ボタンを押すと、縦軸方向
でズーム・イン／アウトします。
START（ダイヤル）*1 0 ～ 07937742
スタート・ポイント（ユーザー・サンプルの発音を始める位置）を調節します。
［F2］ボタンを押して「S」を選び（「START」が表示）、ダイヤルを回します。
END（ダイヤル）*1 257 ～ 07937999
エンド・ポイント（ユーザー・サンプルの発音を終える位置）を調節します。
［F2］ボタンを押して「E」を選び（「END」が表示）、ダイヤルを回します。
*1 エンド・ポイントをスタート・ポイントの前に設定することはできません。
スタート・ポイントとエンド・ポイントを同じ値に設定することはできません。
スタート・ポイントとエンド・ポイント共に、ユーザー・サンプルの波形の長さ以上の値に設定することはできません。
9
INSTRUMENT
OTHER
1
［OTHER］ボタンを押します。
OTHER MENU 画面が表示されます。
2
［ ］［ ］ボタンとファンクション・ボタンで、メニューを選びます。
3
選んだメニューに応じて、 設定します。
メニュー 説明
AMBIENCE 残響音を調節します。
MULTI FX キット全体のエフェクトを設定します。
PAD EQ パッドごとの音質（イコライザー）を調節します。
VOLUME キット全体の音量を設定します。
NAME キットの名前を変更します。
MIDI NOTE パッドを叩いたときに送受信する MIDI 情報を設定します。
COPY キットの設定をコピーしたり、工場出荷時のキットの設定に戻したりできます。
SAVE/LOAD キットの設定を SD カードに保存したり（バックアップ）、本機に書き戻したり（ロード）することができます。
参照
各メニューの操作については、『取扱説明書』をご覧ください。
AMBIENCE
パラメーター 設定値 説明
［F3］ボタン OFF、ON ルーム・アンビエンスをオン／オフします。
SEND（［F2］ボタン） -INF ～ +6.0dB
パッドごとにルーム・アンビエンスのかかり具合を設定する画面に移動します。
［F1］（H&R ON）ボタンを押して「ON」にすると、ヘッド部とリム部などを同時に設定できます。
Type
BEACH、LIVING ROOM、BATH
ROOM、STUDIO、GARAGE、
LOCKER ROOM、THEATER、
CAVE、GYMNASIUM、DOME
STADIUM、BOOTH A、BOOTH
B、STUDIO A、STUDIO B、
BASEMENT、JAZZ CLUB、
ROCK CLUB、BALLROOM、
GATE、CONCERT HALL、
SPORTS ARENA、EXPO HALL、
BOTTLE、CITY、SPIRAL
部屋の残響の種類
Room Size
TINY、SMALL、MEDIUM、
LARGE、HUGE
部屋の大きさ
Room Shape 0 ～ 100 部屋の形、残響の長さ
Wall Type
CURTAIN、CLOTH、WOOD、
PLASTER、CONCRETE、GLASS
壁の材質
※ PLASTER：石膏板
Mic Position
NEXT DOOR、LOW FLOOR、
LOW、MID LOW、MID、
MID HIGH、HIGH、CEILING A、
CEILING B
マイク・ポジションによる音色変化
Level -INF ～ +6.0dB ルーム・アンビエンスの音量
10
INSTRUMENT
MULTI FX
パラメーター 設定値 説明
［F3］ボタン OFF、ON マ ル チ ・ エ フェクトを オ ン ／ オ フし ま す 。
SEND（［F2］ボタン） -INF ～ +6.0dB
パッドごとにエフェクトのかかり具合を設定する画面に移動します。
［F1］（H&R ON）ボタンを押して「ON」にすると、ヘッド部とリム部などを同時に設定できます。
Type、パラメーター
マルチ・エフェクトの種類
参照
マルチ・エフェクトについては、「マルチ・エフェクト・パラメーター」（P.17）をご覧ください。
PAD EQ
パラメーター 設定値 説明
［F3］ボタン OFF、ON パッド・イコライザーをオン／オフします。
LOW Freq 20Hz ～ 1kHz 低域の基準周波数
LOW Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
MID Freq 20Hz ～ 16kHz 中域の基準周波数
MID Q 0.5 ～ 8.0
周波数帯の幅
値を大きくするほど幅が狭くなります。
MID Gain -15 ～ +15dB 中域の増幅／減衰量
HIGH Freq 1kHz ～ 16kHz 高域の基準周波数
HIGH Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
メモ
5
［F1］（H&R ON）ボタンを押して「ON」にすると、ヘッド部とリム部などを同時に設定できます。
5
［F2］ボタンを押すたびに、LOW ／ MID ／ HIGH の選択が切り替わります。
VOLUME
パラメーター 設定値 説明
Kit Volume
-INF ～ +6.0dB
キットの音量
Xstick Volume クロス・スティックの音量
Pedal HH Volume ペダル・ハイハットの音量
HH Open/Close Balance -5 ～ +5
オープン／クローズの音量バランス
値を小さくすると、ハイハットがオープンのときに演奏する音量が、クローズのときに演奏する
音量よりも小さくなります。値を大きくすると、ハイハットがオープンのときに演奏する音量が、
クローズのときに演奏する音量よりも大きくなります。
11
INSTRUMENT
MIDI NOTE
パラメーター 値 説明
Note No.
0（C -）～ 127（G 9） 各パッドが送受信する MIDI ノート・ナンバー
OFF ノート・メッセージを送受信しない
※ 他と同じノート・ナンバーを選ぶと、ノート・ナンバーの右側に「＊」が表示されます。
メモ
［F3］（DEFAULT）ボタンを押すと、すべての値が初期値に戻ります。
ハイハットが送受信する MIDI ノート・ナンバー
項目 説明
HI-HAT OPEN <BOW>
HI-HAT OPEN <EDGE>
オープン・ハイハット（ボウ、エッジ）が送受信する MIDI ノート・ナンバー
HI-HAT CLOSE <BOW>
HI-HAT CLOSE <EDGE>
クローズド・ハイハット（ボウ、エッジ）が送受信する MIDI ノート・ナンバー
HI-HAT PEDAL ペダル・ハイハットが送受信する MIDI ノート・ナンバー
スネアが送受信する MIDI ノート・ナンバー
パラメーター 説明
SNARE <HEAD>
SNARE <RIM>
ヘッド・ショットとリム・ショットが送受信する MIDI ノート・ナンバー
SNARE <XSTICK> クロス・スティックが送受信する MIDI ノート・ナンバー
複数のパッドに同じノート・ナンバーを設定した場合
外部 MIDI 機器から TD-17 の内部音源を鳴らす場合、受信したノート・ナンバーが複数のパッドに設定されていたときは、MIDI NOTE No. 画
面で最上位に表示されるパッドのインストが鳴ります。ヘッドとリムでノート・ナンバーが重複しているときは、ヘッドのインストが鳴ります。
メモ
発音しないパッドには、ノート・ナンバーの右側に「＊」が表示されます。
例：
SNARE の <HEAD> と <RIM>、TOM3 <HEAD> に「38（D 2）」を指定した場合、ノート・ナンバー 38（D 2）を受信すると、SNARE
<HEAD> のインストが鳴ります。
12
SETUP
本機全体の音質やパッドなどの設定をします。
1
［SETUP］ボタンを押します。
SETUP MENU 画面が表示されます。
2
ダイヤルでメニューを選び、［ENTER］ボタンを押します。
3
選んだメニューに応じて、 設定します。
メニュー 説明
Bluetooth*1 Bluetooth の設定をします。
SD Card SD カードにデータをバックアップします。
Bass/Treble 低音／高音のかかりかたを調節します。
Pad Settings パッドの設定をします。
Hi-Hat Settings ハイハットの設定をします。
MIDI 本機全体の MIDI の設定をします。
LCD ディスプレイのコントラストを調節します。
USB USB の設定をします。
AUTO OFF AUTO OFF の設定をします。
System Info プログラムのバージョンを表示します。
Factory Reset 工場出荷時の状態に戻します。
*1 TD-17-L では設定できません。
参照
各メニューの操作については、『取扱説明書』をご覧ください。
Bass/Treble
パラメーター 設定値 説明
BASS タブ、TREBLE タブ
Type SHELV（Shelving）、PEAK イコライザーのかかりかた
Q
0.5 ～ 8.0
（Type が「PEAK」の場合のみ）
周波数帯の幅
値を大きくするほど幅が狭くなります。
Freq
20Hz ～ 1kHz（BASS）
1kHz ～ 16kHz（TREBLE）
基準周波数
メモ
BASS ／ TREBLE の効き具合は、［BASS］／［TREBLE］つまみで調節します。
Pad Settings
パラメーター 設定値 説明
TYPE タブ
Pad Type 「Pad Type 一覧表」（P.15）参照
接続したパッドのタイプを選びます。
※ タイプを変更すると、Pad Settings の各パラメーターはタイプに応じた値に変更されます
（XTalk Cancel、XStick Adj を除く）。
13
SETUP
パラメーター 設定値 説明
BASIC タブ
Pad Type 「Pad Type 一覧表」（P.15）参照
Sensitivity 1～32
パッドの感度を調節し、叩く強さと音量のバランスを調節します。
値を大きくすると感度が高くなり、パッドを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくす
ると感度が低くなり、パッドを強く叩いても小さな音量で鳴ります。
Threshold 0～31
パッドの最低感度
ある一定以上の強さで叩いたときだけトリガー信号を読
み込むように設定します。これにより、パッドが周囲の
振動を拾うのを防ぐことができます。次の図で、B の信
号は鳴りますが A と C は鳴りませ ん 。
パッドを叩きながらスレッショルドの値を徐々に上げてい
きます。パッドを弱めに叩いて、音が欠けるようであれ
ば少し値を下げます。これを繰り返してちょうどよい設
定にします。
Curve
パッドの叩く強さに対する音量変化
LINEAR
LINEAR
音量
叩く強さ
標準的な設定です。叩く強さと音量
の変化が最も自然になります。
EXP1、EXP2
EXP2EXP1
音量
叩く強さ
EXP2EXP1
音量
叩く強さ
「LINEAR」に比べ、強めに叩くとき
の音量変化が大きくなります。
LOG1、LOG2
LOG2LOG1
音量
叩く強さ
LOG2LOG1
音量
叩く強さ
「LINEAR」に比べ、弱めに叩くとき
の音量変化が大きくなります。
SPLINE
SPLINE
音量
叩く強さ
叩く強さによる音量変化が極端につ
きます。
LOUD1、LOUD2
LOUD2LOUD1
音量
叩く強さ
LOUD2LOUD1
音量
叩く強さ
叩く強さによる音量変化が少なく、
演奏しやすい音量が保てます。ドラム・
トリガーを利用するときなど、安定し
た発音が得られます。
ADVANCED（［F3］ボタン）
SCAN タブ
Pad Type 「Pad Type 一覧表」（P.15）参照
Scan Time 0 ～ 4.0ms
トリガー信号の検出時間
ドラム・パッドの種類やドラム・トリガー固有の性質により、トリガー
信号波形の立ち上がり時間が微妙に異なるため、同じ強さで叩
いても弱く鳴ったり、強く鳴ったりすることがあります。このよう
な場合に、トリガー信号の検出時間（スキャン・タイム）を調節
することで、叩いた強さを正確に検出することができます。
パッドを同じ強さで叩きながらスキャン・タイムの値を「0」から
徐々に上げていき、一番大きな音量で安定して発音する値にしま
す。その値で強弱をつけてパッドを叩き、適切な音量変化が得られることも確認してください。
※ 値を大きくすると発音までの時間が長くなります。できるだけ小さい値に設定してください。
Retrig Cancel 1～16
トリガー信号の減衰検出
市販のドラム・トリガーを取り付けたスネア・ドラムなどを叩
いたときに、波形が乱れているため次の図の A 点でも誤っ
て発音してしまうことがあります（リトリガー）。
この現象は特に波形の消え際で起こりやすいものです。リト
リガー・キャンセルは、この波形の乱れを検出して、リトリガー
が起こらないようにします。
パ ッド を 叩 き な が ら 、リトリ ガ ー し な く な る ま で リトリ ガ ー・キ ャ
ンセルの値を上げます。
値を大きくするとリトリガーしなくなりますが、速く連打したときに音が抜けやすくなります。リト
リガーが起こらないことを確認しながら、できるだけ小さい値に設定してください。
メモ
マスク・タイムでもこのような 2 度鳴りの症状が出ないようにすることができます。マスク・
タイムがトリガー信号を受信してから設定した時間内は次のトリガー信号を検出しなくなるの
に対して、リトリガー・キャンセルはトリガー信号レベルの減衰を検出し、打撃されたときのト
リガー信号か、鳴らす必要のないトリガー信号かを判別します。
Threshold
Scan Time
時間
時間
14
SETUP
パラメーター 設定値 説明
Mask Time 0 ～ 64ms
2 度鳴りの防止
特にキック・トリガーで、鳴らした直後に再度ビーター
がヘッドに触れると、ダブル・トリガー（1 度鳴らすつも
りなのに 2 度鳴ってしまう）の原因になります。マスク・
タイムはこれを防ぐための機能で、設定した時間内に再
度起こったトリガー信号を無視します。
パッドを叩きながらマスク・タイムの値を調節します。
キック・トリガーの場合はキック・ペダルを踏みながら、
バウンシング（ビーターの跳ね返りによる発音）しなく
なるまでマスク・タイムの値を上げます。
値を大きくすると、速く連打したときに音が抜けやすくなります。できるだけ小さい値に設定し
てください 。
メモ
パッドを 1 度しか叩いていないのに 2 度以上音が鳴ってしまうときは、リトリガー・キャンセ
ルを調節してください。
XTalk Cancel 1～80
同じスタンドにパッド（またはドラム・トリガーを取り付けたアコースティック・ドラム）を複数取
り付けたとき、叩いた振動で、他のパッド（またはドラム・トリガー）が誤発音（クロストーク）
するのを防ぎます。たとえば、パッド A を叩いたときにパッド B が誤発音してしまうときは、パッ
ド B の XTalk Cancel 値を大きくして、クロストークがなくなるように調節します。値をあまり
大きくすると、パッド A とパッド B を同時に叩いたときに、パッド B の音が抜けやすくなります。
RIM タブ *1
Pad Type 「Pad Type 一覧表」（P.15）参照
Rim Gain 0 ～ 3.2
リムやエッジを叩く強さと音の大きさのバランスを調節します。
値を大きくすると、リムを弱く叩いても大きな音量で鳴ります。値を小さくすると、リムを強く
叩いても小さな音量で鳴ります。
Head/Rim Adj 0～80
ヘ ッド ・ ショット と リ ム ・ ショット の 鳴 り や す さ
ヘッドを強打したときにリムの音が鳴ってしまう場合は、値を大きくします。
オープン・リム・ショットをしたときにヘッドの音が鳴ってしまう場合は、値を小さくします。
弱打でリム・ショットをしたときにヘッドの音が鳴ってしまう場合は、値を小さくします。
メモ
ヘッド・ショットをしたときにリム・ショットの音が鳴る場合や、リム・ショットをしたときにヘッド・
ショットの音が鳴る場合は、Head/Rim Adj の値を少しずつ変更し、効果を確認しながら値
を設定してください。極端な値に設定すると、ヘッド・ショット時にリム・ショットの音が出るなど、
演奏とは異なる音が鳴ってしまいます。
XStick Adj*2 0 ～ 127
クロス・スティック音とオープン・リム・ショット音が切り
替わる強さを設 定します。
値を大きくするとクロス・スティックの音が鳴らしやすくな
ります。「0」にすると、クロス・スティック奏法をしたと
きにもオープン・リム・ショットの音が鳴ります。
XStick Adj
リム・
ショット 音
叩く強さ
強い弱い
音量
小
大
クロス・
ス ティック 音
ExtNoiseCancel OFF、1 ～ 5
ドラム・トリガーを取り付けていないドラムを叩いたときの音、または外部からの音や振動によっ
てドラム・トリガーが誤って発音することを防ぎます（ノイズ・キャンセル）。
専用接続ケーブルの「SNR」、「TOM1」、「TOM2」、「TOM3」や、TRIGGER IN 端子（AUX）
に接続した当社推奨のステレオ・ケーブルを、ドラム・トリガー「RT-30K」や「RT-30HR」に
接続したとき、このノイズ・キャンセル機能を使うことができます。
※ 「RT-30H」はノイズ・キャンセル機能に対応していません。
*1 対応のパッド・タイプのみ設定することができます。詳しくは「Pad Type 一覧表」（P.15）をご覧ください。
*2「SNR」に接続されているパッドのみ設定できます。
Hi-Hat Settings
パラメーター 設定値 説明
Pad Type 「Pad Type 一覧表」（P.15）参照
Pedal HH Sens -10 ～ +10 フット ・ ス プ ラッシ ュ の 鳴 り や す さ
Mask Time
時間
発音しない
15
SETUP
Pad Type 一覧表
使 用 す る パ ッド Pad Type リ ム ・ ショット ベ ル ・ ショット チョーク奏 法
KD-A22 KDA22
KD-180L KD180L
KD-140 KD140
KD-120 KD120
KD-85 KD85
KD-10 KD10
KD-9 KD9
KD-8 KD8
KD-7 KD7
KT-10 KT10
KT-9 KT9
PDA120L PDA120L
(
PDA100L PDA100L
(
PD-128 PD128
(
PD-125X PD125X
(
PD-125 PD125
(
PD-108 PD108
(
PD-105X PD105X
(
PD-105 PD105
(
PD-85 PD85
(
PDX-100 PDX100
(
PDX-12 PDX12
(
PDX-8 PDX8
(
PDX-6 PDX6
(
PD-8 PD8
( (
使 用 す る パ ッド Pad Type リ ム ・ ショット ベ ル ・ ショット チョーク奏 法
VH-11 VH11
( (
VH-10 VH10
( (
CY-16R-T CY16RT
( ( (
CY-15R CY15R
( ( (
CY-14C-T CY14CT
( (
CY-14C CY14C
( (
CY-13R CY13R
( ( (
CY-12C CY12C
( (
CY-12R/C CY12R/C
( ( (
CY-8 CY8
( (
CY-5 CY5
( (
BT-1
BT1
BT1 SENS*1
RT-30K RT30K
RT-30HR RT30HR
(
RT-30H
RT30H SN*2
RT30H TM*3
RT-10K RT10K
RT-10S RT10S
(
RT-10T RT10T
*1 BT-1 使用時に、より弱打の感度を向上させることができますが、周囲からの振
動などで誤発音しやすくなります。
*2 RT-30H をスネアに取り付けたときに選びます。
*3 RT-30H をタムに取り付けたときに選びます。
MIDI
パラメーター 設定値 説明
BASIC タブ
MIDI Channel 1 ～ 16Ch 送受信チャンネル
MIDI Tx/Rx Sw OFF、ON MIDI データ送受信のオン／オフ
Program Change Tx OFF、ON プログラム・チェンジの送信のオン／オフ
Program Change Rx OFF、ON プログラム・チェンジの受信のオン／オフ
Local Control OFF、ON
パッドの演奏情報と本機の音源部の接続オン／オフ
通常は「ON」にしておきます。「OFF」にすると、パッドの演奏情報は本機の音源部に接続さ
れません。
Cymbal Choke Shot OFF、ON
チョークしながらパッドを打撃する奏法の対応を切り替えます。
「ON」のときは、チョークしながら打撃すると、発音後すぐにミュートされます。「OFF」のとき
は、チョークしながら打撃しても、発音後すぐにはミュートされません。
SYS EX タブ
Device ID 17 ～ 32
デバイス ID の設定
この設定は、2 台以上の本機に別々のデータを同時に送信するときにだけ必要な設定です。そ
れ以外の場合は設定を変更しないでください。
Transmit Edit Data OFF、ON
本体の設定変更を、システム・エクスクルーシブ・メッセージとして送信する（ON）／送信し
ない（OFF）を設定します。
Receive Exclusive OFF、ON システム・エクスクルーシブ・メッセージを受信する（ON）／受信しない（OFF）を設定します。
THRU タブ
Bluetooth*1 OFF、ON(MIDI OUT)
Bluetooth MIDI で受信した演奏情報を、MIDI OUT 端子に送信するか（ON（MIDI OUT））、
送信しないか（OFF）を設定します。
USB OFF、ON(MIDI OUT)
本機の USB COMPUTER 端子から受信した演奏情報を、MIDI OUT 端子に送信するか
（ON（MIDI OUT））、送信しないか（OFF）を設定します。
*1 TD-17-L では設定できません。
Local Control の使いかた
DAW と、パッドの演奏情報や本機の音源部を合わせて使う場合、Local Control（ローカル・コントロール）を
「OFF」にします。
「パッドの演奏情報
0
DAW
0
本機の音源部」の順につなぐことを考えると、パッドの演奏情報と本機の音源
部は内部で接続されているため、通常はこのような接続は不可能です。しかし、Local Control を「OFF」に
すると、パッドの演奏情報と本機の音源部は独立して扱うことができるので、図のような接続で DAW と合わせ
て使うことができます。
DAW
音源部
Local Control：OFF
パッド
本機
16
SETUP
LCD
パラメーター 設定値 説明
LCD Contrast 1～16 ディス プ レ イ の コ ント ラ スト
LCD Brightness 1～16 ディスプレイの 明るさ
USB
パラメーター 設定値 説明
USB Input Gain -36 ～ +12dB 入力レベルの調節
USB Output Gain -24 ～ +24dB 出力レベルの調節
USB Driver Mode
本機専用 USBドライバーと、OS 標準のドライバーを切り替えます。
メモ
本体の電源を入れなおすと有効になります。
GENERIC
OS 標準のドライバーを使用します。
USB MIDI のみに限定されます。
VENDOR
ローランドが提供している本機専用のドライバーを使用します。
USB MIDI と USB オーディオが使用できます。
AUTO OFF
パラメーター 設定値 説明
Auto O
OFF、10 MINS、30 MINS、
4 HOURS
一定時間がたつと自動で電源が切れるようにします。自動で電源を切る必要がない場合は、
「OFF」に設定します。
System Info
パラメーター 設定値 説明
Program Ver. プログラムのバージョン
17
マルチ・エフェクト・パラメーター
マルチ・エフェクトには 30 種類のエフェクト・タイプがあります。エフェクト・タイプの中には 2 種類以上のエフェクトを直列に接続したものも
あります。
エ フェクト・ タ イ プ ページ
DELAY
P.18
TAPE ECHO
P.18
REVERSE DELAY
P.18
3TAP PAN DELAY
P.18
OD
0
DELAY
P.19
DS
0
DELAY
P.19
CHORUS
P.19
SPACE-D
P.19
OD
0
CHORUS
P.19
DS
0
CHORUS
P.19
PHASER A
P.20
PHASER B
P.20
STEP PHASER
P.20
FLANGER
P.20
REVERB
P.21
LONG REVERB
P.21
SUPER FILTER
P.21
FILTER+DRIVE
P.21
AUTO WAH
P.22
OD/DS
0
TWAH
P.22
LOFI COMPRESS
P.22
DISTORTION
P.22
OVERDRIVE
P.22
SATURATOR
P.22
T-SCREAM
P.23
BIT CRUSHER
P.23
ISOLATOR
P.23
RING MODULATOR
P.23
PITCH SHIFTER
P.23
AUTO PAN
P.23
音符について
エフェクト・パラメーターの中には、音符が設定できるものがあります（Rate や Delay Time といったパラメーターが該当します）。
3 連 64 分音符 64 分音符 3 連 32 分音符 32 分音符
3 連 16 分音符 付点 32 分音符 16 分音符 3連8分音符
付点 16 分音符 8 分音符 3連4分音符 付点 8 分音符
4 分音符 3連2分音符 付点 4 分音符 2 分音符
3 連全音符 付点 2 分音符 全音符 3 連倍全音符
付点全音符 倍全音符
ご注意 !
ディレイ・タイムの値を音符に設定した場合、テンポを遅くするとディレイ・タイムが一定の長さ以上変わらなくなります。ディレイ・タイム
には上限値があり、タイム値を音符に設定してテンポを遅くすると、この上限を超えてしまい、それ以上の値にはならなくなるためです。そ
れぞれの上限の時間は、音符以外の数値で設定できる最大値です。
18
マルチ・エフェクト・パラメーター
DELAY（ディレイ）
ステレオ仕様のディレイです。
パラメーター 設定値 説明
Tempo Sync
L、R
OFF、ON
左／右のディレイ音のディレイ・タ
イムの値を音符で設定する（ON）
／しない（OFF）を設定します。
Delay L、R
Time
1～ 1300msec、
音符
原音が鳴ってから左／右のディレイ
音が鳴るまでの遅延時間
Phase Left、
Right
NORMAL、
INVERSE
左／右のディレイ音の位相
NORMAL：非反転
INVERSE：反転
Feedback
Mode
NORMAL、
CROSS
ディレイ音を戻す入力先
NORMAL：左／右のディレイ音を
そのまま戻します。
CROSS：左／右のディレイ音を交
互に入れ替えて戻します。
Feedback -98 ～ +98%
ディレイ音を入力に戻す割合
（マイナス：逆相）
HF Damp
200 ～ 8000
Hz、BYPASS
入力に戻すディレイ音の高域成分を
カットする基準周波数
（BYPASS：カットしない）
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
TAPE ECHO（テープ・エコー）
リアルなテープ・ディレイ・サウンドが得られる、バーチャル・テー
プ・エコーです。ローランド RE-201 スペース・エコーの、テープ・
エコー部のシミュレートです。
パラメーター 設定値 説明
Mode
S、M、L、S+M、
S+L、M+L、
S+M+L
使用する再生ヘッドの組み合わせ
遅れ時間の異なる、3 個のヘッドの
中から選びます。
S：ショート
M：ミド ル
L：ロング
Repeat Rate 0 ～ 127
テー プ・スピ ード
値を大きくすると、ディレイ音の間
隔が短くなります。
Intensity 0 ～ 127 ディレイ音の繰り返し量
Bass -15 ～ +15dB エコー音の低域の増幅／減衰量
Treble -15 ～ +15dB エコー音の高域の増幅／減衰量
Head S Pan L64 ～ R63
ショート／ミドル／ロングの再生
ヘッドごとの定位
Head M Pan L64 ～ R63
Head L Pan L64 ～ R63
Tape
Distortion
0～5
テープ独特の歪みを付加する量
測定器で測るとわかるような微妙な
音色変化を再現します。値を大きく
すると、歪みが深くなります。
W/F Rate 0 ～ 127
ワウ・フラッター（テープの劣化や
回転ムラによる、複雑なピッチの揺
れ）の速さ
W/F Depth 0 ～ 127 ワウ・フラッターの深さ
Level 0 ～ 127 出力音量
REVERSE DELAY（リバース・ディレイ）
入力された音のリバース音をディレイ音として付加するリバース・
ディレイ で す 。 リバ ー ス・ディレイ の 直 後 に は タップ ・ディレイ が
接続されています。
パラメーター 設定値 説明
Threshold 0 ～ 127
リバース・ディレイがかかり始める
音量
Tempo Sync
Rev
OFF、ON
リバ ー ス・ディレイ の ディレイ・ タイ
ムの値を音符で設定する（ON）／
しない（OFF）を設定します。
RevDelay Time
1～ 1300msec、
音符
リバース・ディレイに音が入力され
てからディレイ音が鳴るまでの遅延
時間
RevDelay
Feedback
-98 ～ +98%
ディレイ音をリバース・ディレイの
入力に戻す割合（マイナス：逆相）
RevDelay HF
Damp
200 ～ 8000Hz、
BYPASS
リバース・ディレイ音の高域成分を
カットする基準周波数
（BYPASS：カットしない）
RevDelay Pan L64 ～ 63R リバース・ディレイ音の定位
RevDelay Level 0 ～ 127 リバース・ディレイ音の音量
Tempo Sync
Delay1 ～ 3
OFF、ON
タップ・ディレイのディレイ・タイム
の値を音符で設定する（ON）／し
ない（OFF）を設定します。
Delay1 ～ 3
Time
1～ 1300msec、
音符
タップ・ディレイに音が入力されて
からディレイ音が鳴るまでの遅延
時間
Delay 3
Feedback
-98 ～ +98%
ディレイ音をタップ・ディレイの入力
に戻す割合（マイナス：逆相）
Delay HF
Damp
200 ～ 8000Hz、
BYPASS
タップ・ディレイ音の高域成分をカッ
トする基準周波数
（BYPASS：カットしない）
Delay 1 Pan、
Delay 2 Pan
L64 ～ 63R タップ・ディレイ音の定位
Delay 1 Level、
Delay 2 Level
0 ～ 127 タップ・ディレイ音の音量
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
3TAP PAN DELAY
（ 3 タップ ・パ ン・ディレイ ）
中央、左、右の 3 方向にディレイ音が鳴らせます。
パラメーター 設定値 説明
Tempo Sync L、
R、Center
OFF、ON
左／右／中央のディレイ音のディ
レイ・タイムの値を音符で設定する
（ON）／しない（OFF）を設定し
ます。
Delay L、R、
Ctr Time
1～ 2600msec、
音符
原音が鳴ってから左／右／中央の
ディレイ音が鳴るまでの遅延時間
Center
Feedback
-98 ～ +98%
ディレイ音を入力に戻す割合
（マイナス：逆相）
HF Damp
200 ～ 8000Hz、
BYPASS
入力に戻すディレイ音の高域成分を
カットする基準周波数
（BYPASS：カットしない）
Left、Right、
Center Level
0 ～ 127 左／右／中央のディレイ音の音量
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
19
マルチ・エフェクト・パラメーター
OD
0
DELAY
（オーバードライブ→ディレイ）
パラメーター 設定値 説明
Overdrive
Drive
0 ～ 127
歪み具合
音量も変化します。
Overdrive Pan L64 ～ 63R 歪ませた音の定位
Tempo Sync OFF、ON
ディレイ の ディレイ・タ イ ム の 値
を音符で設定する（ON）／しない
（OFF）を設定します。
Delay Time
1～ 2600msec、
音符
原音が鳴ってからディレイ音が鳴る
までの遅延時間
Delay
Feedback
-98 ～ +98%
ディレイ音を入力に戻す割合
（マイナス：逆相）
Delay HF
Damp
200 ～ 8000Hz、
BYPASS
入力に戻すディレイ音の、高
域成分をカットする周波数
（BYPASS：カットしない）
Delay Balance
D100:0W ～
D0:100W
ディレイを 通した 音
（W）と通さない音（D）の音量バ
ランス
Level 0 ～ 127 出力音量
DS
0
DELAY
（ ディストー ション → ディレイ ）
設定項目は「OD
0
DELAY」とほぼ同じで、以下の 2 箇所だけ
異なります。
Overdrive Drive
0
Distortion Drive、
Overdrive Pan
0
Distortion Pan
CHORUS（コーラス）
ステレオ仕様のコーラスです。フィルターを使ってコーラス音の
音質を調節できます。
パラメーター 設定値 説明
Filter Type OFF、LPF、HPF
フィルターの種類
OFF：フィルター未使用
LPF：Cuto 以上の高域をカット
HPF：Cuto 以下の低域をカット
Cuto Freq 200 ～ 8000Hz
フィルターで特定の周波数帯をカッ
トする場合の基準周波数
Pre Delay 0.0 ～ 100.0ms
原音が鳴ってからコーラス音が鳴る
までの遅延時間
Tempo Sync OFF、ON
揺れの周期を音符で設定する（ON）
／しない（OFF）を設定します。
Rate
0.05 ～
10.00Hz、音符
揺れの周期
Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
Phase 0 ～ 180deg コーラス音の広がり具合
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
SPACE-D（スペース D）
2 相のモジュレーションをステレオでかける多重コーラスです。
変調感はありませんが、透明感のあるコーラス効果が得られ
ます。
パラメーター 設定値 説明
Pre Delay 0.0 ～ 100.0ms
原音が鳴ってからコーラス音が鳴る
までの遅延時間
Tempo Sync OFF、ON
揺れの周期を音符で設定する（ON）
／しない（OFF）を設定します。
Rate
0.05 ～
10.00Hz、音符
揺れの周期
Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
Phase 0 ～ 180deg コーラス音の広がり具合
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
OD
0
CHORUS
（オーバードライブ→コーラス）
パラメーター 設定値 説明
Overdrive
Drive
0 ～ 127
歪み具合
音量も変化します。
Overdrive Pan L64 ～ 63R 歪ませた音の定位
Pre Delay 0.0 ～ 100.0ms
原音が鳴ってからコーラス音が鳴る
までの遅延時間
Tempo Sync OFF、ON
揺れの周期を音符で設定する（ON）
／しない（OFF）を設定します。
Rate
0.05 ～
10.00Hz、音符
揺れの周期
Chorus Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
Chorus
Balance
D100:0W ～
D0:100W
コーラスを通した音
（W）と通さない音（D）の音量バ
ランス
Level 0 ～ 127 出力音量
DS
0
CHORUS
（ディストーション→コーラス）
設定項目は「OD
0
CHORUS」とほぼ同じで、以下の 2 箇所だ
け異 なります。
Overdrive Drive
0
Distortion Drive、
Overdrive Pan
0
Distortion Pan
20
マルチ・エフェクト・パラメーター
PHASER A（フェイザー A）
ステレオ仕様のフェイザーです。原音に位相をずらした音を加え
てうねらせます。
パラメーター 設定値 説明
Mode
4-STAGE、
8-STAGE、
12-STAGE
フェイザーの段数
Manual 0 ～ 127 音をうねらせる基準周波数
Tempo Sync OFF、ON
うねりの周期を音符で設定する
（ON）／しない（OFF）を設定し
ます。
Rate
0.05 ～
10.00Hz、音符
うねりの周期
Depth 0 ～ 127 うねりの深さ
Polarity
INVERSE、
SYNCHRO
モジュレーションの左右の位相
INVERSE：左右逆相
モノ・ソースを使用したときに音の
広がりがでます。
SYNCHRO：左右同相
ステレオ・ソースを使用する
ときに選びます。
Resonance 0 ～ 127 フィードバック量
Cross
Feedback
-98 ～ +98%
フェイザー音を入力に戻す割合
（マイナス：逆相）
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
PHASER B（フェイザー B）
フェイザー A とは異なるアナログ・フェイザーをシミュレートした
ものです。
パラメーター 設定値 説明
Speed 0 ～ 100 うねりの周期
Depth 0 ～ 127 うねりの深さ
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
STEP PHASER（ステップ・フェイザー）
ステレオ仕様のフェイザーです。フェイザー効果が段階的に変化
します。
パラメーター 設定値 説明
Mode
4-STAGE、
8-STAGE、
12-STAGE
フェイザーの段数
Manual 0 ～ 127 音をうねらせる基準周波数
Tempo Sync
（Rate）
OFF、ON
うねりの周期を音符で設定する
（ON）／しない（OFF）を設定し
ます。
Rate
0.05 ～
10.00Hz、音符
うねりの周期
Depth 0 ～ 127 うねりの深さ
Polarity
INVERSE、
SYNCHRO
モジュレーションの左右の位相
INVERSE：左右逆相
モノ・ソースを使用したときに音の
広がりがでます。
SYNCHRO：左右同相
ステレオ・ソースを使用するときに
選びます。
Resonance 0 ～ 127 フィードバック量
Cross
Feedback
-98 ～ +98%
フェイザー音を入力に戻す割合
（マイナス：逆相）
Tempo Sync
（Step Rate）
OFF、ON
フェイザー効果の周期を音符で設定
する（ON）／しない（OFF）を設
定します。
Step Rate
0.10 ～
20.00Hz、音符
フェイザー効果の段階的変化の
周期
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
FLANGER（フランジャー）
ステレオ仕様のフランジャーです（LFO は左右同相）。
ジェット機の上昇音／下降音のような金属的な響きが得られます。
フィルターを使ってフランジャー音の音質を調節できます。
パラメーター 設定値 説明
Filter Type OFF、LPF、HPF
フィルターの種類
OFF：フィルター未使用
LPF：Cuto 以上の高域をカット
HPF：Cuto 以下の低域をカット
Cuto Freq 200 ～ 8000Hz
フィルターで特定の周波数帯をカッ
トする場合の基準周波数
Pre Delay 0.0 ～ 100.0ms
原音が鳴ってからフランジャー音が
鳴るまでの遅延時間
Tempo Sync OFF、ON
揺れの周期を音符で設定する（ON）
／しない（OFF）を設定します。
Rate
0.05 ～
10.00Hz、音符
揺れの周期
Depth 0 ～ 127 揺れの深さ
Phase 0 ～ 180deg フランジャー音の広がり具合
Feedback -98 ～ +98%
フランジャー音を入力に戻す割合
（マイナス：逆相）
Low Gain -15 ～ +15dB 低域の増幅／減衰量
High Gain -15 ～ +15dB 高域の増幅／減衰量
Level 0 ～ 127 出力音量
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