Precision T7500

Dell Precision T7500 ユーザーマニュアル

  • こんにちは!Dell Precision T7500 サービスマニュアルの内容を理解しています。このマニュアルには、ハードウェアの交換方法、トラブルシューティング、仕様、および診断に関する情報が含まれています。Precision T7500に関するご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • コンピュータの電源を切る方法は?
    静電気対策はどうすればいいですか?
    Dell Diagnostics の実行方法は?
    メモリの最大容量は?
    搭載可能なドライブの種類は?
Dell Precision T7500 サービスマニュアル
コンポーネントの取り付けと取り外し
部品の追加および交換
仕様
Diagnostics(診断)
メモリについて
システム基板について
セットアップユーティリティ
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 手順に従わない場合は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
DELL™nシリーズコンピュータをご購入いただいた場合、本書のMicrosoft®Windows®OSについての説明は適用されません。
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2009 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
DellInc.の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書で使用されている商標について:Dell、DELLロゴ、Dell、Precisionは、DellInc.の商標です。インテル、Xeonは、IntelCorporationの登録商標です。Bluetooth
は、BluetoothSIG,Inc.が所有する登録商標であり、デルは許可を受けて使用します。Blu-rayDiscは、Blu-rayDiscAssociationの商標です。Microsoft、Windows
WindowsServer、MS-DOS、Aero、WindowsVistaおよびWindowsVistaのスタートボタンは、米国およびその他の国におけるMicrosoftCorporationの商標または登録
商標です。
本書では、上記記載以外の商標および会社名が使用されている場合があります。それらの商標や会社名は、一切DellInc.に帰属するものではありません。
モデルDCDO
2009年4月Rev.A00
コンポーネントの取り付けと取り外し
Dell Precision T7500 サービスマニュアル
コンピュータ内部の作業を始める前に
奨励するツール
コンピュータの電源を切る方法
コンピュータ内部の作業の後で
コンピュータ内部の作業を始める前に
コンピュータへの損傷を防ぎ、ご自身を危険から守るため、次の安全に関する注意事項に従ってください。特に指示がない限り、本書に記
されている各手順では、以下の条件を満たしていることを前提とします。
作業を開始する前に」の手順を既に完了していること。
コンピュータに同梱の安全に関する情報を読んでいること。
コンポーネントを交換、または別途購入している場合は取り外し手順と逆の順番で取り付けできること。
警告: コンピュータ内部の作業を始める前に、お使いのコンピュータに同梱のガイドに記載されている、安全にお使いいただくた
めの注意事項をお読みください。安全にお使いいただくためのベストプラクティスの追加情報については、規制順守ホームページ
(www.dell.com/regulatory_compliance)を参照してください。
注意: コンピュータの修理は、認可された技術者のみが行ってください。デルに認可されていない修理(内部作業)による損傷
は、保証の対象となりません。コンピュータに付属している『システム情報ガイド』の安全にお使いいただくための注意事項を読
み、その指示に従ってください。
注意: 静電気放電を避けるため、静電気防止用リストバンドを使用するか、またはコンピュータの裏面にあるコネクタなどの塗装
されていない金属面に定期的に触れて、静電気を身体から逃してください。
注意: コンポーネントやカードの取り扱いには十分注意してください。カードのコンポーネントや接点には触れないでください。
カードを持つ際は縁を持つか、金属製の取り付けブラケットの部分を持ってください。プロセッサ-などのコンポーネントは、ピン
ではなく縁を持つようにしてください。
注意: ケーブルを外す際には、ケーブルそのものを引っ張らず、コネクタまたはそのプルタブを持って引き抜いてください。ケー
ブルによっては、ロックタブ付きのコネクタがあるケーブルもあります。このタイプのケーブルを取り外すときは、ロックタブを押
し込んでケーブルを抜きます。コネクタを抜く際には、コネクタピンを曲げないようにまっすぐ引き抜いてください。また、ケーブ
ルを接続する際は、両方のコネクタの向きが合っていることを確認してください。
メモ: お使いのコンピュータの色および一部のコンポーネントは、本書で示されているものと異なる場合があります。
コンピュータの損傷を防ぐため、コンピュータ内部の作業を始める前に、次の手順を実行します。
1. コンピュータのカバーに傷がつかないように、作業台が平らであり、汚れていないことを確認します。
2. コンピュータの電源を切ります(「コンピュータの電源を切る方法」を参照)。
注意: ネットワークケーブルを外すには、まずケーブルのプラグをコンピュータから外し、次にネットワークデバイスから外しま
す。
3. コンピュータからすべてのネットワークケーブルを外します。
4. コンピュータ、および取り付けられているすべてのデバイスをコンセントから外します。
5. システムのコンセントが外されている状態で、電源ボタンをしばらく押して、システム基板の静電気を除去します。
6. コンピュータカバーを取り外します(「カバーの取り外し」を参照してください)。
注意: コンピュータ内部の部品に触れる前に、コンピュータ背面の金属部など塗装されていない金属面に触れて、身体の静電気を
除去してください。作業中も、塗装されていない金属面に定期的に触れて、内蔵コンポーネントを損傷するおそれのある静電気を除
去してください。
奨励するツール
本書で説明する操作には、以下のツールが必要です。
小型のマイナスドライバ
プラスドライバ
小型のプラスチックスクライブ
フラッシュBIOSアップデートプログラムのCD(デルサポートサイトsupport.jp.dell.comを参照してください)
コンピュータの電源を切る方法
注意: データの損失を防ぐため、開いているすべてのファイルを保存してから閉じ、実行中のすべてのプログラムを終了してか
ら、コンピュータの電源を切ります。
1. 次の手順でOSをシャットダウンします。
Windows Vista の場合:
スタート をクリックし、スタートメニューの右下角にある矢印(下図参照)をクリックして、シャットダウンをク
リックします。
Windows XP の場合:
スタート
®
終了オプション
®
電源を切る の順にクリックします。
OSのシャットダウン処理が完了すると、コンピュータの電源が切れます。
2. コンピュータとすべての周辺機器の電源が切れていることを確認します。OSをシャットダウンした際にコンピュータおよび取り付
けられているデバイスの電源が自動的に切れなかった場合は、電源ボタンを6秒以上押し続けて電源を切ります。
コンピュータ内部の作業の後で
交換(取り付け)作業が完了したら、コンピュータの電源を入れる前に、外付けデバイス、カード、ケーブルなどを接続したか確認してく
ださい。
1. コンピュータカバーを取り付けます(「カバーの取り外し」を参照してください)。
2. 電話線、またはネットワークケーブルをコンピュータに接続します。
注意: ネットワークケーブルを接続するには、最初にネットワークデバイスにケーブルを差し込み、次にコンピュータに差し込み
ます。
3. コンピュータ、および取り付けられているすべてのデバイスを電源に接続します。
4. コンピュータの電源を入れます。
5. DellDiagnosticsを実行して、コンピュータが正しく動作することを確認します。「DellDiagnostics」を参照してください。
部品の追加および交換
Dell Precision T7500 サービスマニュアル
カバー
バッテリー
ハードドライブ
ハードドライブケージ
前面ファンアセンブリ
メモリエアフローカバー
拡張カード
プロセッサーファン
デュアルプロセッサーライザーガイド
PSU
シャーシイントルージョンスイッチ
ドライブベゼル
ハードドライブファン
オプティカルドライブ
背面ファン
メモリ
ヒートシンクとプロセッサー
デュアルプロセッサーライザー(オプション)
I/Oパネル
システム基板
仕様
Dell Precision™ T7500 サービスマニュアル
プロセッサー
システム情報
メモリ
ビデオ
オーディオ
拡張バス
ドライブ
コネクタ
コントロールとライト
電源
サイズと重量
環境
メモ: 提供される内容は地域により異なる場合があります。お使いのタブレット PC の構成に関する詳細を確認するには、スター
Windows XP では スタート ボタン ® ヘルプとサポート の順にクリックし、タブレット PC の情報を表示するオプショ
ンを選択します。
プロセッサー
プロセッサータイプ デュアルコア インテル® Xeon® プロセッ
サー 5500 シリーズ
クアッドコア インテル® Xeon® プロセッ
サー 5500 シリーズ
システム情報
システムチップセット インテル 5500/5520
データバス幅 64 ビット
メモリ
メモリモジュールコネクタ 6
12 個(オプションのライザーを使用)
メモリモジュールの容量 1 GB2 GB4 GB8 GB16 GB
メモリタイプ
DDR3 1066 MHz SDRAM
DDR3 1333 MHz SDRAM
DDR3 800 MHz も搭載可能)
最小メモリ
1 GB
最大メモリ
96 GB
192 GB(オプションのライザーを使用)
ビデオ
ビデオタイプ
外付け PCI Express 2.0 x162 スロット)
メモ: PCIe x16 グラフィックカードスロッ
トを使用して、フルハイト、フルレングスの
グラフィックカード 2 枚をサポートします。
オーディオ
オーディオタイプ アナログデバイス ADI1984A
拡張バス
バスのタイプ
PCI Express 2.0
PCI 2.3
PCI-X 2.0A
SATA 1.0 および 2.0
eSATA 2.0
SAS
USB 2.0
バス速度 133 MB/ 秒(PCI
x1 スロット双方向速度 - 500 MB/ 秒(PCI
Express
x16 スロット双方向速度 - 8 GB/ 秒(PCI
Express
1.5 Gbps および 3.0 GbpsSATA
480 Mbps ハイスピード、12 Mbps フルス
ピード、1.2 Mbps
ロースピード(USB
PCI Express 2.0 x16 スロット 2 個(ビデ
オ)
コネクタピン 164 ピン
コネクタデータ幅(最大) PCI Express 16 レーン(各方向)
PCI Express 2.0 x8 スロット 2 個(物理的
には x16 コネクタ)
コネクタピン 164 ピン
コネクタデータ幅(最大) PCI Express 8 レーン(各方向)
PCI Express 2.0 x4 スロット 1 個(物理的
には x16
コネクタピン 164 ピン
コネクタデータ幅(最大) PCI Express 4 レーン(各方向)
PCI スロット 1
コネクタピン 120 ピン
コネクタデータ幅(最大) 32 ビット
PCI-X スロット 1
コネクタピン 188 ピン
コネクタデータ幅(最大) 64 ビット
ドライブ
外部アクセス用 5.25 インチドライブベイ 4 基(3.5 インチ
フレックスベイにも対応)
内部アクセス用 3.5 インチドライブベイ 4
利用可能なデバイス 最大 3 台の 5.25 インチドライブ: SATA
DVD ROMSATA DVD+/-RW スーパーマ
ルチドライブ /Blu-ray™ ドライブ
3.5 インチ USB メディアカードリーダー 1
台または 3.5 インチフロッピーディスクドラ
イブ 1
最大 5 台の 3.5 インチ SATA ハードドライ
ブ、または 4 台の SAS ハードドライブ
コネクタ
外付けコネクタ
ビデオ (ビデオカードによる)
DVI コネクタ
ディスプレイポート
ネットワークアダプタ RJ-45 コネクタ
USB
USB 2.0 準拠
内部コネクタ 2
前面 2
背面 6
シリアル 9 ピンコネクタ 1 個、16550C 互換
パラレル 25 ピンコネクタ 1
eSATA
7 ピン eSATA コネクタ 1
オーディオ ステレオ対応(5.1 チャネル対応)
メモ: 5.1 チャネル対応はアドインカードで
のみ対応
PS/2
6 ピンミニ DIN コネクタ 2
システム基板コネクタ
シリアル ATA
7 ピン SATA コネクタ 3
SAS
7 ピン SAS コネクタ 4
内蔵 USB デバイス 10 ピンコネクタ 2 個(2 個の USB ポートに
対応)
ファン:
ハードディスクドライブファン 5 ピンコネクタ 1
前面ファン
7 ピンコネクタ 1
背面ファン
5 ピンコネクタ 1
カードケージファン 7 ピンコネクタ 1
PCI
120 ピンコネクタ 1
PCI-X
188 ピンコネクタ 1
PCI Express x16
164 ピンコネクタ 2
PCI Express x8
164 ピンコネクタ 2 個(物理的には x16
ネクタ)
PCI Express x4
164 ピンコネクタ 1
前面パネルコントロール 10 ピンコネクタ 1
前面パネル USB 10 ピンコネクタ 1
前面パネルオーディオ HDA ヘッダー 10 ピンコネクタ 1
プロセッサー コネクタ 1
オプションのライザー上に 2 個目のコネクタ
メモリ 240 ピンコネクタ 6
オプションのライザー上に 240 ピンコネクタ
6
プロセッサー電源 4 ピンコネクタ 1
オプションのライザー上に 2 個目の 4 ピンコ
ネクタ
電源 24 ピンコネクタ 1
コントロールとライト
コンピュータの前面
電源ボタン 押しボタン
電源ライト 黄色のライト黄色の点灯は取り付けられて
いるデバイスに問題が発生していることを示
します。黄色の点滅は内部の電源の問題を示
します。
緑色のライト緑色の点滅はスリープ状態、
緑色の点灯は電源投入状態を示します。
ドライブアクティビティライト 緑色のライト緑色の点滅は、コンピュータ
がハードドライブまたは CD/DVD との間で
データの読み書きを行っていることを示しま
す。
ネットワークリンクライト 緑色のライト緑色の点灯は、アクティブな
ネットワークに接続されていることを示しま
す。
消灯システムがネットワークに接続されて
いないことを示します。
コンピュータの背面
リンク保全ライト(内蔵ネットワークアダプ
タ上)
消灯コンピュータはネットワークへの物理
的な接続を検出していません。
緑色ネットワークとコンピュータが 10
Mbps の速度で正しく接続されていることを
示します。
橙色ネットワークとコンピュータが 100
Mbps の速度で正しく接続されていることを
示します。
黄色ネットワークとコンピュータが 1000
Mbps の速度で正しく接続されていることを
示します。
ネットワークアクティビティライト(内蔵ネッ
トワークアダプタ上)
黄色の点滅ライト
電源
DC 電源ユニット
ワット数
1100 W
電圧 100 240 VAC50 60 Hz12.0 A
コイン型バッテリー 3 V CR2032 コイン型リチウムバッテリー
サイズと重量
縦幅
56.50 cm
横幅
21.60 cm
奥行き
55.30 cm
重量 24.90 kg 以上
環境
温度範囲
動作時 10 35°C
保管時 -40 65°C
相対湿度(最大) 20 80 パーセント(結露しないこと)
最大耐久震度
動作時 0.0002 G²/Hz 5 350 Hz
保管時 0.0002 G²/Hz 5 350 Hz
最大耐久衝撃
動作時 パルス持続時間 2 ミリ秒 +/- 10 パーセント
40 G +/- 5 パーセント(51 cm/ 秒に相
当)
保管時 パルス持続時間 2 ミリ秒 +/- 10 パーセント
105 G +/- 5 パーセント(127 cm/ 秒に
相当)
高度(最大)
動作時 -15.2 3,048 m
保管時 -15.2 10,668 m
空気中浮遊汚染物質レベル G2 またはそれ未満(ISA-S71.04-1985
定義による)
Diagnostics(診断)
Dell Precision T7500 サービスマニュアル
DellDiagnostics
電源ボタンライトコード
Diagnostic(診断)ライトコード
POST前のDiagnostic(診断)ライトパターン
POSTDiagnostic(診断)ライトパターン
ビープコード
Dell Diagnostics
Dell Diagnostics を使用する前に
作業を始める前に、これらの手順を印刷しておくことをお勧めします。
メモ:DellDiagnosticsソフトウェアはDellコンピュータでのみ機能します。
メモ:DriversandUtilities
ディスクはオプションなので、出荷時にコンピュータに付属していない場合があります。
セットアップユーティリティを起動し(「セットアップユーティリティの起動」を参照)、コンピュータの設定情報を参照して、テストす
るデバイスがセットアップユーティリティに表示され、アクティブであることを確認します。
ハードドライブまたはDriversandUtilitiesディスクからDellDiagnosticsを起動します。
Dell Diagnostics をハードドライブから起動する場合
1. コンピュータの電源を入れます(または再起動します)。
2. DELLロゴが表示されたら、すぐに<F12>を押します。
メモ: 診断ユーティリティパーティションが見つからないことを知らせるメッセージが表示された場合は、DriversandUtilitiesディ
スクからDellDiagnosticsを起動してください。
キーを押すタイミングが遅れてOSのロゴが表示されてしまったら、Microsoft®Windows®デスクトップが表示されるのを待
ち、その後コンピュータをシャットダウンして(「コンピュータの電源を切る方法」を参照)もう一度やり直します。
3. 起動デバイスのリストが表示されたら、Boot to Utility Partition(ユーティリティパーティションから起動)をハイライト表示し
て<Enter>を押します。
4. DellDiagnosticsのMain Menu(メインメニュー)が表示されたら、実行するテストを選択します。
Drivers and Utilities ディスクからの Dell Diagnostics の起動
1. DriversandUtilitiesディスクを挿入します。
2. コンピュータをシャットダウンして、再起動します。
DELLロゴが表示されたら、すぐに<F12>を押します。
キーを押すタイミングが遅れてWindowsのロゴが表示されてしまったら、Windowsデスクトップが表示されるまで待ち、その後コ
ンピュータをシャットダウンしてもう一度やり直します。
メモ: 次の手順は、起動順序を1回だけ変更します。次回の起動時には、コンピュータはセットアップユーティリティで指定した
デバイスから起動します。
3. 起動デバイスのリストが表示されたら、Onboard or USB CD-ROM Drive (オンボードまたはUSBのCD-ROMドライブ)をハイラ
イト表示し、<Enter>を押します。
4. 表示されたメニューのBoot from CD-ROM(CD-ROMから起動)オプションを選択し、<Enter>を押します。
5. 1」と入力してメニューを起動し、<Enter>を押して続行します。
6. 番号の付いたリストからRun the 32 Bit Dell Diagnostics(32ビットDellDiagnosticsを起動)を選択します。複数のバージョンが
リストにある場合は、お使いのコンピュータに対応したバージョンを選択します。
7. DellDiagnosticsのMain Menu(メインメニュー)が表示されたら、実行するテストを選択します。
Dell Diagnostics のメインメニュー
1. DellDiagnosticsがロードされるとMainMenu(メインメニュー)が表示されるので、実行するオプションのボタンをクリックし
ます。
オプション 機能
ExpressTest(ク
イックテスト)
デバイスのクイックテストを実行します。通常このテストは10~20分かかり、お客様の操作は必要ありません。最初
にExpress Test(クイックテスト)を実行すると、問題を迅速に特定できる可能性が高まります。
Extended
Test(拡張テス
デバイスの全体的なチェックを実行します。このテストは通常1時間以上かかり、質問に定期的に応答する必要があり
ます。
ト)
CustomTest(カ
スタムテスト)
特定のデバイスをテストします。実行するテストをカスタマイズできます。
Symptom
Tree(症状ツ
リー)
これまでに検出された最も一般的な症状がリスト表示され、問題の症状に基づいたテストを選択することができます。
2. テスト実行中に問題が検出されると、エラーコードと問題の説明を示したメッセージが表示されます。エラーコードと問題の説明を
書き留め、画面の指示に従います。
3. Custom Test(カスタムテスト)またはSymptom Tree(症状ツリー)オプションでテストを実行する場合は、適切なタブをク
リックします(詳細については、次の表を参照してください)。
タブ 機能
Results(結果) テストの結果、および発生したすべてのエラーの状態が表示されます。
Errors(エラー) 検出されたエラー状態、エラーコード、問題の説明が表示されます。
Help(ヘルプ) テストの説明が表示されます。また、テストを実行するための要件が表示される場合もあります。
Configuration(構
成)
選択したデバイスのハードウェア構成が表示されます。
DellDiagnosticsでは、セットアップユーティリティ、メモリ、および各種内部テストからすべてのデバイスの構成情
報を取得して、画面の左側ペインのデバイスリストに表示します。デバイスリストには、コンピュータに取り付けら
れたすべてのコンポーネント名、またはコンピュータに接続されたすべてのデバイス名が表示されるとは限りませ
ん。
Parameters(パラ
メータ)
テストの設定を変更して、テストをカスタマイズすることができます。
4. DriversandUtilities
ディスクからDellDiagnosticsを実行している場合は、テストが終了したらディスクを取り出します。
5. テスト画面を閉じ、MainMenu(メインメニュー)画面に戻ります。DellDiagnosticsを終了してコンピュータを再起動するに
は、MainMenu(メインメニュー)画面を閉じます。
電源ボタンライトコード
Diagnostic(診断)ライトでシステムの状態をより詳しく把握できるようになりました。ただし、従来の電源ライトによる状態表示も引き
続きサポートされています。電源ライトによる状態表示は、次の表の通りです。
電源ライト
の状態
説明
消灯
電源が入っていないときは、ライトは消灯しています。
黄色で点滅
コンピュータ起動時の初期段階のライトの状態です。
電源は入っていますが、POWER_GOOD信号はまだアクティブではありません。
ハードドライブのライトが点灯しない場合は、PSUの交換が必要な可能性があります。
ハードドライブのライトが点灯している場合は、オンボードレギュレータまたはVRMに問題がある可能性がありま
す。Diagnostic(診断)ライトで詳しい情報を確認します。
黄色で点灯
コンピュータ起動時の第2段階のライトの状態です。POWER_GOOD信号はアクティブで、PSUの状態は良好で
す。Diagnostic(診断)ライトで詳しい情報を確認します。
緑色で点滅
システムはS1またはS3の省電力状態です。どちらの状態であるかは、Diagnostic(診断)ライトを確認して判断します。
緑色で点灯
システムはS0状態で、稼働しているコンピュータの通常の電力状態です。
オペコードのフェッチが始まると、BIOSはライトをこの状態にします。
Diagnostic(診断)ライトコード
システムがNoPost/NoVideoの症状を示した場合の診断用に、前面コントロールパネルに4つの単色ライトが備わっています。このライト
でランタイムエラーを把握することはできません。
ライトにはそれぞれ点灯と消灯の状態があります。最も重要なライトが1番で、その他のLEDは順に2、3、4番となっています。POST
後、通常の動作状態では4つのライトすべてが点灯します。その後、BIOSによって制御がオペレーティングシステムに引き渡されると消
灯します。
POST 前の Diagnostic(診断)ライトパターン
状態
ライトパターン
(1、2、3、4)
ライトの状態
電源
ライ
状態の概
状態の説明
Pb0a
1-消
2-消
3-消
4-消
システム
電源未接
システムがACに接続されていないか、PSUがシステム基板に接続され
ていないか、またはコントロールパネルがシステム基板に接続されてい
ません。
Pb0b
1-消
2-消
3-消
4-消
ACPI
S0、通常
の動作
システムに問題はありません。この状態は実際にはBIOSによって制御
されています。また、S0eと同じ状態でもあります。
Pb0c
1-消
2-消
3-消
4-消
ACPIS1 Windowsのスタンバイ状態です。
Pb1
1-消
2-消
3-消
4-消
ACPIS4
または
S5
休止状態またはソフトオフです。システムは電源に接続されています
が、電源が入っていないか、またはWindowsのスタンバイ状態になっ
ています。
Pb2
1-消
2-消
3-点
4-消
-
(予約済
み)
(予約済み)
Pb3
1-消
2-消
3-点
4-点
ACPIS3 Windowsのスタンバイ状態(STR)です。
Pb4
1-消
2-緑色で点灯
3-消
4-消
-
(予約済
み)
(予約済み)
Pb5
1-消
2-緑色で点灯
3-消
4-緑色で点灯
-
(予約済
み)
(予約済み)
Pb6
1-消
2-緑色で点灯
3-緑色で点灯
4-消
-
(予約済
み)
(予約済み)
Pb7
1-消
2-点
3-点
4-点
ACPI
S0、BIOS
に制御を
移行
システムは稼働しています。BIOSは稼働していません。この状態
は、POST状態への移行状態です。
Pb8
1-緑色で点灯
2-消
3-消
4-消
-
(予約済
み)
(予約済み)
Pb9
1-点
2-消
3-消
4-点
非システ
ム基板レ
ギュレー
タ障害
VRM、ビデオライザー、メモリライザーなどのプラグインコンポーネン
トで電源障害が検出されています。
Pb10
1-点
2-消
3-点
4-消
PSU障害
PSUが故障しているか、またはPSUケーブルが主電源レールでショー
トしている可能性があります(PS_ONアサート済み、PS_PWRGOOD
未アサート)。
Pb11
1-点
2-消
3-点
4-点
PSUケー
ブル障害
PSUケーブルすべてがシステム基板に適切に接続されていない可能性が
あります(PS_ONアサート済み、主電源レール未検出)。
Pb12
1-点
2-点
3-消
4-消
システム
基板レ
ギュレー
タ障害
オンボードのシステム基板レギュレータのいずれかで電源障害が検出さ
れています。この障害は、故障したシステム基板コンポーネントや、調
整電源レールでショートしているプラグインデバイスによって発生する
可能性があります(PS_ONアサート済み、PS_PWRGOODアサート済
み、SYS_PWRGOODデアサート済み)。
Pb13
1-点
2-点
3-消
4-点
不一致
CPU、VRM、PSU、メモリライザーなどの重要なシステムコンポーネン
トとハードウェア間で互換性のないものがあります。
Pb14
1-緑色で点灯
2-緑色で点灯
3-緑色で点灯
4-消
-
(予約済
み)
(予約済み)
Pb15
1-緑色で点灯
2-緑色で点灯
3-緑色で点灯
4-緑色で点灯
-
(予約済
み)
(予約済み)
POST Diagnostic(診断)ライトパターン
S0以外のすべてのPOSTコードでは、電源ライトの状態は常に緑色で点灯しています。電源ライトが緑色でない場合は、「POST前の
Diagnostic(診断)ライトパターン」を参照してください。
ライトパターン
(1、2、3、4)
ライトの状態
状態
状態の概要 状態の説明
S0a
1-消灯
2-消
3-消
4-消
OFF OFF
電源ライトは消灯しています。システムに電力が供給されていませ
ん。
S0e
1-消灯
2-消
3-消
4-消
ON
通常の動
作、ACPIS0
電源ライトは緑色で点灯しています。システムは正常に起動され、通
常どおり動作しています。
S1
1-消
2-消
3-消
4-点
RCM
リカバリ
モード
BIOSチェックサムエラーが検出され、システムはリカバリモードに
なっています。
S2
1-消
2-消
3-点
4-消
CPU CPU CPU設定動作が進行中か、またはCPU障害が検出されています。
S3
1-消
2-消
3-点
4-点
MEM メモリ
メモリサブシステム設定動作が進行中です。適切なメモリモジュール
が検出されましたが、メモリ障害が発生しています。
S4
1-消
2-点
3-消
4-消
PCI
PCIデバイ
PCIデバイス設定動作が進行中か、またはPCIデバイス障害が検出され
ています。
S5
1-消
2-点
3-消
4-点
VID
ビデオカー
ビデオサブシステム設定動作が進行中か、またはビデオサブシステム
障害が検出されています。
S6
1-消
2-点
3-点
STO 保管時
ストレージデバイス設定動作が進行中か、またはストレージサブシス
テム障害が検出されています。
4-消
S7
1-消
2-点
3-点
4-点
USB USB
USBサブシステム設定動作が進行中か、またはUSBサブシステム障害
が検出されています。
S8
1-点
2-消
3-消
4-消
MEM メモリ
メモリサブシステム設定動作が進行中です。メモリモジュール未検出
です。
S9
1-点
2-消
3-消
4-点
MBF
システム基
システム基板で重大な障害が検出されています。
S10
1-点
2-消
3-点
4-消
MEM メモリ
メモリサブシステム設定動作が進行中です。メモリモジュールは検出
されましたが、互換性がないか、または設定が無効です。
S11
1-点
2-消
3-点
4-点
PRV
その他のビ
デオ初期化
前の動作
ビデオの初期化前に行われるルーチンのシステム動作を示します。
S12
1-点
2-点
3-消
4-消
CFG
リソース設
システムリソース設定が進行中です。
S13
1-点
2-点
3-消
4-点
(予約済
み)
将来の使用のために予約されています。このパターンは、Dimension
システムのVisualOff状態を示していると見なされます。
S14
1-点
2-点
3-点
4-消
POV
その他のビ
デオ初期化
後の動作
ビデオの初期化後に行われるルーチンのシステム動作を示します。
S15
1-点
2-点
3-点
STD 起動の移行
POST処理の終了を示します。通常、POST処理が終了すると、ライト
はすぐにこの状態になります。OSに制御が移されると、ライトは消灯
4-点
し、S0e状態に移行します。
ビープコード
起動ルーチン中にモニタに表示できないエラーが発生すると、コンピュータは問題の識別に役立つビープコードを鳴らすことがあります。
ビープコードは音のパターンです。例えば、ビープ音が1回、1回、3回というパターン(コード1-1-3)で鳴った場合は、コンピュータが
NVRAM(不揮発性RAM)上のデータを読み取れないことを示します。システムの電源が切れ、電源を入れ直すとビープ音が鳴り続ける場
合は、BIOSが破損した可能性があります。
システムビープコード
ビープ
コード
説明
ビープ
コード
説明
1-1-2 CPUレジスタテストが進行中 2-4-3
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエラー
-ビットE
1-1-3
CMOSの読み取り/書き込みテストが進行中、または
エラー
2-4-4
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエラー
-ビットF
1-1-4 BIOSROMチェックサムが進行中、またはエラー 3-1-1 スレーブDMAレジスタテストが進行中、またはエラー
1-2-1 タイマーテストが進行中、またはエラー 3-1-2 マスターDMAレジスタテストが進行中、またはエラー
1-2-2 DMA初期化が進行中、またはエラー 3-1-3 マスターIMRテストが進行中、またはエラー
1-2-3
DMAページレジスタの読み取り/書き込みテストが
進行中、またはエラー
3-1-4 スレーブIMRテストが進行中、またはエラー
1-3-1 RAMリフレッシュ検証が進行中、またはエラー 3-2-2 割り込みベクタロードが進行中
1-3-2 RAMの最初の64Kのテストが進行中、またはエラー 3-2-4
キーボードコントローラテストが進行中、またはエ
ラー
1-3-3
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー(マルチビット)
3-3-1 CMOS電源障害およびチェックサムテストが進行中
1-3-4 RAMの最初の64Kのodd/evenロジックにエラー 3-3-2 CMOS設定の情報検証が進行中
1-4-1 RAMの最初の64Kのアドレスラインにエラー 3-3-3 RTC/キーボードコントローラが検出されない
1-4-2
RAMの最初の64Kのパリティテストが進行中、また
はエラー
3-3-4 スクリーンメモリテストが進行中、またはエラー
1-4-3 フェイルセーフタイマーテストが進行中 3-4-1 画面初期化テストが進行中、またはエラー
1-4-4 ソフトウェアNMIポートテストが進行中 3-4-2 画面のリトレーステストが進行中、またはエラー
2-1-1
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット0
3-4-3 ビデオROMの検索が進行中
2-1-2
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット1
4-2-1
タイマーチック割り込みテストが進行中、またはエ
ラー
2-1-3
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット2
4-2-2 シャットダウンテストが進行中、またはエラー
2-1-4
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット3
4-2-3 ゲートA20障害
2-2-1
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット4
4-2-4 プロテクトモードで予期しない割り込み発生
2-2-2
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット5
4-3-1
アドレス0FFFFh以上でRAMテストが進行中、または
エラー
2-2-3
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット6
4-3-2 バンク0にメモリが検出されない
2-2-4
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット7
4-3-3
インターバルタイマーチャネル2のテストが進行中、
またはエラー
2-3-1
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット8
4-3-4 内部時計のテストが進行中、またはエラー
2-3-2
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビット9
4-4-1 スーパーI/Oチップのエラー
2-3-3
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビットA
4-4-4 キャッシュテストエラー
2-3-4
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビットB
2-4-1
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビットC
2-4-2
RAMチップまたはデータラインの最初の64Kのエ
ラー-ビットD
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