Comfort 370

Marantec Comfort 370, Comfort 360, Comfort 380 取扱説明書

  • こんにちは!Marantec コンフォート 360, 370, 380 ガレージドア電動開閉システムの取扱説明書の内容を理解しています。設置方法からメンテナンス、トラブルシューティングまで、この製品に関するご質問にお答えします。お気軽にご質問ください!
  • 設置前に確認すべきことは?
    高速プログラミングとは?
    負荷感知自動遮断機能とは?
    光電センサーの検査方法は?
取り扱い説明書
版: 10.2014
ガレージドア電動開閉システム
コンフォート 360, 370, 380
J
·
2 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
目次
1. 一般的な安全注意事項 ........................3
1.1 使用目的に適った使用 .................3
1.2 ターゲットグループ ....................3
1.3 保証 ..............................3
2. 標準装備 ....................................4
3. ドア設備 .....................................5
4. 施工 ........................................6
4.1 施行準備 ...........................6
4.2 駆動ユニットの取り付け .................6
4.3 制御装置の接続 .....................10
4.4 施工終了 ..........................11
5. 始動 .......................................12
5.1 制御装置の概要 .....................12
5.2 状態の表示 ........................13
5.3 工場出荷時の設定 ...................13
5.4 高速プログラミング ....................13
5.5 機能検査 ..........................14
5.6 特殊プログラミング ....................15
6. 操作 .......................................22
6.1 リモコン ...........................22
6.2 ロック解除 .........................23
7. 整備 ......................................24
8. 取り外し ...................................24
9. 廃棄 ......................................24
10. 故障の除去 .................................24
11. 付録 .......................................26
11.1 技術データ ........................26
11.2 組み込み適合宣言 ...................27
この文書について
原本取扱説明書
製品の一部。
必ず読み、保管してください。
本書は著作権上保護されています。
複写複製は、たとえ抜粋でも、当社の許諾をお求め下さ
い。
技術的な進歩のための内容変更をすることがあります。
記載寸法の単位は、すべてミリメートルです。
表示は寸法通りではありません。
シンボルの説明
༱㝜䟵
直接、死亡または重傷につながる危険に対する安全注意事
項。
㆑࿈䟵
死亡または重傷につながるかもしれない危険に対する安全
注意事項。
Ἰណ䟵
軽度から中程度の負傷につながるかもしれない危険に対す
る安全注意事項。
ᣞᦤ
製品の損傷または破壊につながるかもしれない危険に対す
る安全注意事項。
䜷䝷䝌䝱䞀䝯
実行しなければならないチェックに対する指摘。
ཤ↯ᣞ♟
注意しなければならない別の文書への参照指示。
行為の要求
リスト、一覧表
この文書の他のページへの参照指示
) 工場出荷時の設定
༱㝜䟵
重要な安全指示
注意-人の安全のために、すべての指示を守ることが死活に
かかわるくらい重要です。
この指示を保管してください。
安全な施工のための重要指示
注意-間違った施工をすると、重大な怪我につながる危険が
あります。すべての施工指示を守ってください。
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 3
1. 一般的な安全注意事項
༱㝜䟵
資料を守らないとき、生命の危険があります。
この文書の中の安全注意事項を守ってください。
1.1 使用目的に適った使用
電動開閉システムは、ドアの開閉のためにのみ使用するよう
に決められています。
人や物を決してドアを使って持ち上げないでください。
コンフォート 360, 370, 380 の製品に対して次のことが通用しま
す:
運転は、乾燥した空間でしか行ってはなりません。
次の記載事項を守ってください:
最大牽引力
最大押し力
最大ドアサイズ
最大ドア重量
„11.1 技術データ“
製品は、プライベートな使用範囲に対して予定されていま
す。
製品は、重量が均一化された、墜落防止機能が付いたセ
クショナルドアやスイングアップするドアに対してのみ適して
います。
1.2 ターゲットグループ
施工、接続、始動
資格のある教育を受けた専門担当者
操作、検査、整備:
ドア設備の経営者
資格のある教育を受けた専門担当者に対する要求
一般的な、また特殊な安全規則と事故防止規則の知識
関連する電気技術規則の知識
適切な安全装備の使用と手入れについての教育
電気専門工による十分な教育と監督
電気が原因で起きうる危険を認識する能力
次の規格を適用する際の知識
- EN 12635 („門扉-施工と使用“)
- 12453 („門扉-電動門扉の使用安全-要求“)
- 12445 („門扉-電動門扉の使用安全-検査方法“)
門扉設備の経営者に対する要求:
取扱説明書の知識と保管。
一般的な安全規則と事故防止規則の知識
1.3 保証
この製品は、施工説明書の中であげられた指令や規格に基づ
き製造されます。 製品は、安全技術上、全く問題のない状態で
出荷されました。
次の場合において、メーカーは損傷に対して責任を負いませ
ん。製品と付属部品に対する保証は次の場合に消滅します:
この取扱説明書を守らないとき。
目的に反する使用や不適切な取り扱い。
資格のない従業員の投入。
製品の改造、あるいは変更。
メーカーによって製造されたものではない、あるいは許可さ
れていないスペアパーツの使用。
電池、蓄電池、ヒューズ、ランプは、保証の対象外です。
その他の安全注意事項は、ドキュメントのそれぞれ関連す
る段落に掲載されています。
„4. 施工“
„5. 始動“
„6. 操作“
„7. 整備“
„8. 取り外し“
4 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
2. 標準装備
製品は、様々な仕様で納入されます。表と標準装備をもとに、
お手元にあるのがどの種類かを調べてください。
国特有の相違があり得ます。
位置 駆動ユニット
1
1x
2
1x
3
1x
4
2x
5
1x
位置 金具 A B
6
2x 2x
7
1x 1x
8
2x 2x
9
1x 1x
10
2x 2x
11
1x
12
1x
13
1x
位置 結合エレメント - 01 A B
14
4x 4x
15
2x 2x
16
1x 1x
17
1x 1x
18
1x 1x
19
1x 1x
20
2x 2x
21
1x 1x
22
1x
23
1x
24
4x
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 5
位置 結合エレメント - 02
25
6x
26
6x
27
6x
位置 警告サインボード
28
1x
29
1x
位置 リモコン Multi-Bit bi·linked
30
1x 1x
31
1x
32
1x
33
1x
34
1x
35
1x
36
1x
3. ドア設備
概要
3 / 1
3
1
1
2
4
ドア設備は例として表現されており、ドアのタイプや装備によっ
て相違することがあります。模写された設備は、次のコンポーネ
ントから構成されています:
1 光電管センサー
2 キースイッチ
3 スタンド柱(コードスイッチ、トランスポンダーなどのため)
4 信号ランプ
ཤ↯ᣞ♟
付属品についての詳しい情報は、メーカーのインターネットサ
イトをご覧ください。
ドアセンサーや操作装置、安全エレメントの取り付けと配線の
際に、それぞれの取扱説明を考慮してください。
6 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
4. 施工
༱㝜䟵
感電による生命の危険!
配線工事を開始する前に、駆動の電源は完全に切ってく
ださい。 配線工事中は、必ず電源は切られたままである
ことを確認してください。
その地域特有の保護規定を守ってください。
電源配線と制御装置の配線は、必ず離してください。
制御装置の電圧は、 24 V DCです。
ᣞᦤ
駆動装置の不適切な取り付けによる資材損傷!
取り付けのエラーやドアとドア開閉装置の損傷を回避するた
めに、必ず、次の説明書の施工注意を守ってください。
ドアの作動状態が良好であることを確認してください:
-ドアはどの位置でも静止し続ける。
-ドアは簡単に動かすことができる。
-ドアは正しく開き、閉まる。
すべてのインパルス送信機や制御装置(例えば、ワイヤレ
ス コードスイッチ)は、ドアから見える位置に、ドアの可動
部品から十分離して、取り付けてください。
取り付けの高さは、最低でも1,5mとってください。
それぞれの建築物の下部構造に適した固定材料を使用
してください。
4.1 施行準備
施工の前に、必ず次の作業を行ってください。
標準装備
お手元にあるのがどの種類か、標準装備が全部そろってい
るかどうかを調べてください。
適切な駆動レールが利用可能であることを確認してくださ
い。
あなたの施工状況のために必要な付属品があるかどうかを
調べてください。
ガレージ
あなたのガレージが適切な電源と電源分離装置を有してい
るかどうか、調べてください。
ドア設備
不必要な部品(例えば、ロープ、チェーンやブラケットなど)
は全部、ドアの前から取り除いてください。
開閉装置の設置後に必要でない全ての設備は、作動しな
い状態にしてください。
第二の入り口のないガレージの場合:
故障の際に、ガレージに入ることができるように、ガレージド
アに非常ロック解除装置を装備してください。
ロック解除セットを使うとき:
ドアロックが正しく機能するかどうか、チェックしてください。
ドアロックは、決して、作動しない状態にしてはなりません。
ロック解除セットを使わないとき:
ドアロックを外すか、あるいは作動しない状態にしてくださ
い。
ཤ↯ᣞ♟
付属品を使用し、施工する際、それぞれに属している資料内
容を守ってください。
4.2 駆動ユニットの取り付け
4.2 / 1
4.2 / 2
A
ø 5 – 5,5
4x
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 7
ᣞᦤ
モーターユニットの損傷の危険!
無理やり力を入れないでください。 かみ合わせが損傷する危
険があります。
駆動レールを慎重にモーターユニットの上に取り付けてく
ださい。
4.2 / 3
A
1x
4x
B
1x
4x
4.2 / 4
1x
2x
B
ø 5 – 5,5
4x
8 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
㆑࿈䟵
落下する部品による重大な怪我の危険!
ドア開閉装置を固定するまで、落下しないように守ってく
ださい。
4.2 / 5
ᣞᦤ
ドアリーフの損傷の危険!
ドアが開く過程で一番高い所で測ったときに、ドアリーフの上
端が水平駆動レールの下端から10 - 50 mm下になければな
りません。
駆動レールのためのリンテル ジョイニング プレートをドアリ
ーフの上部の中央に取り付けてください。
4.2 / 6
10 - 50
ø 10
4.2 / 7
2x
2x
2x
4.2 / 8
1.
2.
3.
1x
1x
4.2 / 9
1.
2.
4.2 / 10
1.
2.
1x
2x
4.2 / 11
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 9
4.2 / 12
a
b
5-10
A
1x
1x
a = 90°
b = 9 Nm
B
4x
5-10
1.
2.
2.
4.2 / 13
4.2 / 14
1/3
2/3
1.
2.
3.
4.2 / 15
ø 10
4.2 / 16
2x
2x
2x
10 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
4.3 制御装置の接続
༱㝜䟵
感電による生命の危険!
配線工事を開始する前に、駆動の電源は完全に切ってく
ださい。 配線工事中は、必ず電源は切られたままである
ことを確認してください。
ᣞᦤ
駆動装置の不適切な取り付けによる資材損傷の危険!
接続 XB03 に他からの電圧がかかると、全体の電子部品が破
壊されます。
端子1、2 と 4 (XB03) には電位のない接点と接続してくだ
さい。
4.3.1 制御装置接続の概要
4.3.1 / 1
XB03 XW40 XB72
XW81
ABC
XN70
A 拡張ハウジングGDO
B 電池バックアップ用挿入物
C 電池バックアップの表示
XB03 接続
外部操作装置
光電管センサー
„レベル 5、メニュー 1 - プログラミング
可能なインパルス入力 (端子 1/2)“
„4.3.3 XB03の接続“
XB72 モジュールアンテナの接続
„4.3.2 XB72の接続“
XN70 バッテリーバックアップの接続
„4.3.4 XN70 と XW81の接続“
XW40 拡張モジュールのためのMS-BUS接続
XW81 拡張接続
入力 / 出力
„4.3.4 XN70 と XW81の接続“
4.3.2 XB72の接続
4.3.2 / 1
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 11
4.3.4 XN70 と XW81の接続
4.3.4 / 1
ཤ↯ᣞ♟
接続エレメントの取り付け方の説明は、別の資料をお読みく
ださい。
4.3.4 / 2
4.4 施工終了
4.4 / 1
指挟みに対する警告サインボードは、良く見えるところに、
常に、取り付けておいてください。
設置作業終了後、ドアの部品が公道にはみ出していないよ
うに、確認してください。
4.3.3 XB03の接続
4.3.3 / 1
4.3.3 / 2
-XB03
7170
2 1 1
TX
2
RX
-W1
1
2
-W2
1
2
12
-W1
-W2
-AP27
1
23
-Sb1
4
-Sb4
M11E021
1 GND –
2 インパルス
3 24 V DC + / 最大 50 mA
4 ホールド回路、リセット後アクティブ
70 GND
71 光電管センサー
AP27 光電管センサー
RX 光電管センサー 受信機
TX 光電管センサー 送信機
Sb1 インパルススイッチ
Sb4 ホールド回路のブレーク接点
4.3.3 / 3
12 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
5. 始動
電動の窓、ドア、門扉は、最初の始動の前に、また必要に応
じ、しかし最低毎年1度、専門家に検査してもらう必要がありま
す(文書による証明書が必要です)。
ドア設備の経営者、あるいはその代理人には、設備の始動後、
操作方法を十分に教えてください。
㆑࿈䟵
制御されないドアの動きによる怪我の危険!
子供がドア制御装置やリモコンで遊ぶことができないよう
に、確保してください。
ドアを動かす前に、人やものがドアの危険範囲にないよう
に確認してください。
ドア開口部を横切る前に、ドアが「開」の位置にあることを
確認してください。
すべての緊急コマンド装置は、始動の前にテストしてくだ
さい。
ドア設備に押し付ける個所や挟み込む個所がないか、注
意してください。
運転中のドアやガイドレール、また動かした部品に、決し
て手を出さないでください。
EN 13241-1 („門扉の製品規格“)の規定を守ってくださ
い。
5.1 制御装置の概要
操作エレメント
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
LCDディスプレイ
ドアを「開」方向に移動させ、値を引き上げ
てください。
ドアを「閉」方向に移動させ、値を引き下げ
てください。
P
プログラミングを開始し、値を確答し、保存し
てください。
記号の説明
表示が点滅する
表示が点灯している
表示 機能 / エレメント
作動準備完了
「閉」方向のドア位置
「開」方向のドア位置
「閉」のドア位置における故障メッセージ /
整備表示
光電管センサー、またはボトムドアエッジ安
全装置
リモコン
外部スイッチ
3
状態の表示
(例、表示 3-バッテリーバックアップが接続
されている)
„5.2 状態の表示“
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
レベルの表示(例: レベル 2)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
メニューとパラメーターの表示
(例: メニュー 3、パラメーター 8)
分表示
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
1分を越える時間は分と秒で表される。
例: 1.2 = 1 分 + 20 秒 = 80 秒
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 13
高速プログラミング
1. 「開」のドア位置のプログラミング
制御装置は、運転モード
にある。
P
P > 3 秒 < 10 秒:
高速プログラミングの開始。
ドアを「開」の位置に動か
す。
P
「開」のドア位置を保存す
る。
2. 「閉」のドア位置のプログラミング
ドアを「閉」の位置に動か
す。
P
「閉」のドア位置を保存す
る。
3. リモコンのプログラミング Multi-Bit
リモコンを確答する。
リモコンから手を離す。
P
リモコンを保存する。
高速プログラミングの終了。
制御装置は、運転モード
にある。
5.2 状態の表示
表示 機能 / エレメント
3
バッテリーバックアップが接続されている(オ
プション)
4
予備警告時間の表示(プログラムされた自
動閉鎖の場合のみ)
5.3 工場出荷時の設定
リセットによって、駆動ユニットは工場出荷時の設定に戻すこと
ができます。
„レベル 1、メニュー 8-リセット“
5.4 高速プログラミング
この電動開閉システムをきちんと始動するために、またリセット
の後で、高速プログラミングを実行してください。
前提条件:
ドアが「閉」のドア位置にある。
キャリッジが、取り付けられている。
„6.2 ロック解除“
プログラミングモードで、120秒以内にこれらのボタンのどれも操
作されないとき、制御装置は運転状態に戻ります。
それに応じたエラーメッセージが表示されます。
„10. 故障の除去“
高速プログラミングを実行してください。
䜷䝷䝌䝱䞀䝯
高速プログラミングの後、機能検査を実行しなければなりませ
ん。
„5.5 機能検査“
14 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
高速プログラミング
3. リモコンのプログラミング bi·linked
リモコンの裏側を開ける。
リモコンのプログラミング・ボ
タンを作動させる。
リモコンを確答する。
リモコンから手を離す。
P
リモコンを保存する。
高速プログラミングの終了。
制御装置は、運転モード
にある。
リモコンの裏側を閉じる。
5.5 機能検査
5.5.1 駆動力の学習動作
電動開閉システムは、ドア位置の調節後、最初の2回の走行の
間に、最大必要な駆動力を学習します。
電動開閉システムを(ドアが取り付けられた状態で)、途中
で中断せずに、完全に、「閉」のドア位置から「開」のドア位
置まで開き、また逆の方向に、閉じてください。
駆動力をチェックしてください。
駆動力の検査
1.
制御装置は、運転モード
にある。
2.
ドアは開き、保存した「 開」
のドア位置まで移動しなけ
ればなりません。
3.
ドアは閉じ、保存した「閉」
のドア位置まで移動しなけ
ればなりません。
4.
電動開閉システムは、ドア
を「開」もしくは「閉」方向
に動かさなければなりませ
ん。
5.
電動開閉システムは停止し
なければなりません。
6.
電動開閉システムは逆方
向に動きます。
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 15
5.5.2 負荷感知自動遮断機能のコントロール
㆑࿈䟵
間違って設定されたドア力による怪我の危険!
「開」と「閉」方向の負荷感知自動遮断装置をチェックして
ください。
「開」方向の負荷感知自動遮断機能
ドアリーフに開口部(開口部の直径 > 50 mm)をもつドアのため
の電動開閉システムの場合のみの検査:
ドアの移動中にドアの下辺の真中に、質量20 kgの負荷を
かけてください。
ドアは即座に停止しなければなりません。
「閉」方向の負荷感知自動遮断機能
すべてのドアシステムにおける検査:
床に高さ 50 mm の障害物を置いてください。
ドアを障害物に向かって運転してください:
電動開閉システムは、障害物に衝突するとき、停止し、逆方
向に動かなければなりません。
もし電源電圧が中断しても、「開」と「閉」方向の駆動力の設定
は保存されたままで維持されます。
リセットするときだけ、パラメーターが、工場出荷時の設定に戻
されます。
„レベル 1、メニュー 8-リセット“
5.5.3 光電管センサーのコントロール
光電管センサー
すべての光電管センサーをひとつひとつ、機能を作動させ
て検査してください。
すべての接続された光電管センサーを、「閉」のドア位置の
すぐ手前で検査してください。
ドア枠光電管センサーに対する特殊事項
接続されたドア枠光電管センサーの機能は、取り付け位置
の上方で与えられていなければなりません。 取り付け位置
の下方では、機能は制御装置から見えません。
複数の光電管センサーが接続されているとき、すべての光
電管センサーは、場合により取り付けられているかもしれな
いドア枠光電管センサーと同じ機能で反応します。
5.6 特殊プログラミング
㆑࿈䟵
間違って設定されたドア力による怪我の危険!
特殊機能のプログラミングでは、重要な工場出荷時の設定を
変更することができます。
設定されたパラメーターを検査してください。
負荷感知自動遮断装置の変更後、ドア力を検査してくだ
さい。
„5.5.2 負荷感知自動遮断機能のコントロール“
パワーのスイッチが正しく切れることを証明するための測
定を実行してください。
ᣞᦤ
駆動装置の不適切な設定による資材損傷!
リセット後、すべてのパラメーターが工場出荷時の設定に戻さ
れます。 接続され、機能する安全エレメントは、リセット後、再
び検知されます。
制御装置の申し分のない運転を保証するために:
すべての望む機能を新たにプログラムしてください。
リモコンを新たに学習させてください。
電動開閉システムを一度、「開」と「閉」のドア位置に運転し
てください。
接続された光電管センサーは、電源が接続されるとすぐに、自
動的に検知されます。
光電管センサーは、後からプログラムしなおすことができます。
望まない光電管センサーは、さもないと制御装置によって検知
されるので、電源を接続する前に、接続を切り離さなければな
りません。
„4.3.3 XB03の接続“
䜷䝷䝌䝱䞀䝯
プログラミングモードでの変更後、機能試験を実行しなければ
なりません。
„5.5 機能検査“
16 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
5.6.1 特殊機能のプログラミング
プログラミング手順
1.
制御装置は、運転モード
にある。
2.
P
P > 10 秒:
拡張された駆動機能のプロ
グラミングの開始。
レベルの表示。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
3.
望むレベルの選択(例、レ
ベル 2)。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
4.
P
望むレベルの確答。
最初のメニューと設定され
たパラメーターの表示。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
5.
望むレベルの選択(例、レ
ベル 3)。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
6.
P
望むレベルの確答。
設定されたパラメーター値
の表示。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
7.
パラメーター値の変更。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
8.
P
パラメーター値の保存。
制御装置は、レベル表示に
切り替わる。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
9.
望むレベルの選択。
プログラミングの続行。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
または
P
P > 5 秒:
プログラミングの終了。
すべての変更されたパラメ
ーターが保存される。
制御装置は、運転モード
にある。
5.6.2 特殊機能の概要
レベル メニュー
1
基本機能
3 「開」方向の中間位置
4 「閉」方向の中間位置
7 リレーの出力
8 リセット
2
駆動の設定
1 「開」方向の必要な駆動力
2 「閉」方向の必要な駆動力
3 「開」方向の負荷感知自動遮断機能
4 「閉」方向の負荷感知自動遮断機能
3
自動閉鎖
1 自動閉鎖
3 ドアが開いている時間
4 予備警告時間
5 衝突警告
7 信号ランプ
4
無線プログラミ
ング
2 「開」方向の中間位置
3 「閉」方向の中間位置
4 「開」
5 「閉」
8 駆動照明 ON / OFF
5
特殊機能
1 プログラム可能なインパルス入力
3 プログラム可能な入力
4 照明時間
5 ハンドプログラミング装置
7 電池のバックアップ
6
可変
速度
1 「開」方向の速度
2 「開」方向のソフト走行の速度
3 「開」方向のソフト走行の位置
4 「閉」方向の速度
5 「閉」方向のスマート走行の速度
6 「閉」方向のソフト走行の速度
7 「閉」方向のスマート走行の位置
8 「閉」方向のソフト走行の位置
9 「開」方向のソフトスタート時間
10 「閉」方向のソフトスタート時間
7
サービスと整備
1 ドアサイクル・カウンター
2 整備カウンター
3 整備間隔
8 リセット サービスと整備
9 エラー表示
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 17
レベル メニュー
8
システム設定
1 光電管センサー
2 ボトムドアエッジ安全装置
3 負荷感知自動遮断装置の機能
4 運転の種類
5 方向制御装置の機能
6 インパルス制御装置の機能
7 ドア「閉」位置のパワー負荷軽減
(バックジャンプ)
8 回転方向
9 プレーンテキスト・ディスプレイの言
語設定
10 ドア枠光電管センサーの位置
5.6.3 特殊機能の内容
レベル 1 – 基本機能
メニュー 3– 「開」方向の中間位置
+ (開) と – (閉)キーによる設定。
自動閉鎖による閉鎖機能が可能。
最後にプログラムされた中間位置だけが使用でき
ます。
Mメニュー 4– 「閉」方向の中間位置
+ (開) と – (閉)キーによる設定。
自動閉鎖による閉鎖機能は不可能。
最後にプログラムされた中間位置だけが使用でき
ます。
レベル 1 – 基本機能
メニュー 7– リレーの出力
(オプションの信号ランプ・リレーによってのみプ
ログラム可能)
1
) 信号ランプ(あり / なし)
„レベル 3、メニュー 7-信号ランプ“
2 「開」方向のドア位置
3 「閉」方向のドア位置
4 「開」方向の中間位置
5 「閉」方向の中間位置
6
電動開閉システムが開始する(ワイパーインパ
ルス 1秒)
7 故障
8
照明時間
„レベル 5、メニュー 4-照明時間“
9
ロック・リリース(電動開閉システムが動いてい
る)
10
ロック・リリース(電動開閉システムが止まって
いる)
11
ロックのリリース(電動開閉システムが開始す
る /
ワイパーインパルス 3 秒)
12 外部侵入セキュリティデバイス
13
無線リモコン(インパルスが続く間、リレーが切
り替わる)
14
ボトムドアエッジ安全装置のためのテストイ
ンパルス(リレーがテストインパルスを出力
し、300 msの間切り替わる)
メニュー 8– リセット
電動開閉システムは工場出荷時の設定に戻すこと
ができます。
1 ) リセットなし
2 制御装置のリセット
3 リモコンのリセット(メッセージが削除される)
4
自動閉鎖の拡張のリセット
„レベル 3 - 自動閉鎖“
5
拡張された駆動機能(「開」/「閉」のドア位置と
インパルスのリモコン以外)のみのリセット
6
安全エレメント(光電管センサー / ホールド回
路)のリセット
7
バス・モジュールのリセット(接続されたバス・
モジュールが学習される)
レベル 2 – 駆動の設定
メニュー 1– 「開」方向の必要な駆動力
感度段階 1 - 16
(段階が高いほど、駆動力が大きい)。
) 8
18 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
レベル 2 – 駆動の設定
メニュー 2– 「閉」方向の必要な駆動力
感度段階 1 - 16
(段階が高いほど、駆動力が大きい)。
) 8
メニュー 3– 「開」方向の負荷感知自動遮断機能
感度段階 1(OFF) - 16
(段階が低いほど、負荷感知自動遮断機能が大き
い)。
) 12
メニュー 4– 「閉」方向の負荷感知自動遮断機能
感度段階 1(OFF) - 16
(段階が低いほど、負荷感知自動遮断機能が大き
い)。
) 8
レベル 3 - 自動閉鎖
メニュー 1– 自動閉鎖
自動閉鎖が作動しているとき、リレーの出力(レベル
1 / メニュー 7)は必要に応じてプログラムしなおす
ことができる。
1 ) 非作動
2
ドアが開いている
時間 15 / 予備警
告時間 5
ドアが開いている時間
の延長は、インパルス
送信によってのみ。
(ボタン、リモコン)
3
ドアが開いている
時間 30 /
予備警告時間 5
4
ドアが開いている
時間 60 /
予備警告時間 8
5
ドアが開いている
時間 15 /
予備警告時間 5
光電管センサーを通
過後、ドアが開いてい
る時間の中断
6
ドアが開いている
時間 30 /
予備警告時間 5
7
ドアが開いている
時間 60 /
予備警告時間 8
8
ドアが開いている
時間 無限 /
予備警告時間 3
光電管センサーを通
過後の閉鎖 / 閉鎖
妨害
メニュー 3– ドアが開いている時間
2 ~ 250 秒。
) レベル3、メニュー 1に依存する
レベル 3 - 自動閉鎖
メニュー 4– 予備警告時間
1 ~ 70 秒。
) レベル3、メニュー 1に依存する
メニュー 5– 衝突警告
0 ~ 7 秒。
) 0
メニュー 7– 信号ランプ
1
) ドアの動き / 警告:点滅する
ドア停止 Off(エネルギー節約)
2
ドアの動き / 警告:点灯する
ドア停止 Off(エネルギー節約)
3
ドアの動き / 警告:点滅する
ドア停止:点滅する
4
ドアの動き / 警告:点灯する
ドア停止:点灯する
5
ドアの動き / 警告:点滅する
ドア停止:点灯する
6
ドアの動き / 警告:点灯する
ドア停止:点滅する
レベル 4 – 無線プログラミング
メニュー 2– 「開」方向の中間位置
パラメーター表示が点滅する -> リモコンのボタンを
確答する -> リモコンの表示が一緒に点滅する ->
機能が学習された。
メニュー 3– 「閉」方向の中間位置
パラメーター表示が点滅する -> リモコンのボタンを
確答する -> リモコンの表示が一緒に点滅する ->
機能が学習された。
メニュー 4– 「開」方向
パラメーター表示が点滅する -> リモコンのボタンを
確答する -> リモコンの表示が一緒に点滅する ->
機能が学習された。
メニュー 5– 「閉」方向
パラメーター表示が点滅する -> リモコンのボタンを
確答する -> リモコンの表示が一緒に点滅する ->
機能が学習された。
取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J) 19
レベル 4 – 無線プログラミング
メニュー 8– 駆動照明 ON / OFF
パラメーター表示が点滅する -> リモコンのボタンを
確答する -> リモコンの表示が一緒に点滅する ->
機能が学習された。
パラメーター「無線リモコン」はプログラムされていて
はならない。
„レベル 1、メニュー 7-リレーの出力“
レベル 5 – 特殊機能
特殊機能のプログラミングは、XB03の接続 に依存する。
„4.3.3 XB03の接続“
メニュー 1– プログラム可能インパルス入力(端子1/2)
1 ) インパルス(メーク接点のみ)
2 閉鎖阻止(メーク接点のみ)
3
停止し、逆方向に動く(「閉」方向のみ – ブレ
ーク接点のみ)
4
停止し、逆方向に動く(「閉」方向のみ – メー
ク接点のみ)
5
「開」方向インパルス(誘導ループ – メーク接
点のみ)
6
スイッチまたはリモコンの操作による、予定より
も早い閉鎖 > 2 秒
7
24 V DC / 最大max. 50 mAの電圧が持続的
に供給されるインパルス(メーク接点のみ)
メニュー 3– プログラム可能な入力(XW81)
1 ) インパルス(メーク接点のみ)
2 インパルス RC(メーク接点のみ)
3 閉鎖阻止(メーク接点のみ)
4
停止し、逆方向に動く(「閉」方向のみ – ブレ
ーク接点のみ)
5
停止し、逆方向に動く(「閉」方向のみ – メーク
接点のみ)
6 インパルス 「開」方向(メーク接点のみ)
7 停止(ブレーク接点のみ)
8
スイッチまたはリモコンの操作による、予定より
も早い閉鎖 > 2 秒
9 自動閉鎖 ON / OFF
メニュー 4– 照明時間
2 ~ 250 秒。
) 3.0(180 秒)
メニュー 5– ハンドプログラミング装置
1 ) 操作とプログラミングの可能性
2 操作の可能性のみ
レベル 5 – 特殊機能
メニュー 7 – 電池のバックアップ
1 ) 電池のバックアップは非作動
2 電池のバックアップは作動
レベル 6 - 可変速度
メニュー 1– 「開」方向の速度
段階 5 - 16
) 16
メニュー 2– 「開」方向のソフト走行の速度
段階 1 - 16
) 8
メニュー 3– 「開」方向のソフト走行の位置
+ (開) と – (閉)キーによる設定。
メニュー 4– 「閉」方向の速度
段階 5 - 16
) 9
メニュー 5– 「閉」方向のスマート走行の速度
段階 5 - 16
) 7
メニュー 6– 「閉」方向のソフト走行の速度
段階 1 - 16
) 6
メニュー 7– 「閉」方向のスマート走行の位置
+ (開) と – (閉)キーによる設定。
メニュー 8– 「閉」方向のソフト走行の位置
+ (開) と – (閉)キーによる設定。
メニュー 9 – 「開」方向のソフトスタート時間
1 ) ソフトスタート時間 1秒
2 ソフトスタート時間 2秒
3 ソフトスタート時間 3秒
4 ソフトスタート時間 6秒
20 取り扱い説明書, コンフォート 360, 370, 380 (#101271 – J)
レベル 7 – サービスと整備
メニュー 9– エラー表示
現在のエラーメッセージの表示。
(最大 16のエラーメッセージが可能)。
前のエラーの表示 /
エラーリストによるナビゲーション
エラーリストによるナビゲーション
レベル 8 – システム設定
ドアは短く逆方向に動く:
障害物をよけるために、電動開閉システムはドアを短く逆方
向に動かす。
ドアは長く逆方向に動く:
電動開閉システムはドアを「開」のドア位置まで動かす。
メニュー 1– 光電管センサー
1 ) 光電管センサーなしの運転
2
2ワイヤー光電管センサー
(接続 XB03 - 端子 70/71)。
「閉」方向のドアの動き:
ドアは長く逆方向に動く
3
外部の光電管センサー
(接続 XB03 - 端子 70/71)。
「閉」方向のドアの動き:
ドアは長く逆方向に動く
メニュー 2– ボトムドアエッジ安全装置
1
) 「閉」方向のドアの動き:
ドアは短く逆方向に動く
「閉」方向のドアの動き:
ドアは短く逆方向に動く
2
「開」方向のドアの動き:
ドアは短く逆方向に動く
「閉」方向のドアの動き:
ドアは長く逆方向に動く
3
「開」方向のドアの動き:
ドアは長く逆方向に動く
「閉」方向のドアの動き:
ドアは短く逆方向に動く
4
「開」方向のドアの動き:
ドアは長く逆方向に動く
「閉」方向のドアの動き:
ドアは長く逆方向に動く
レベル 6 - 可変速度
メニュー 10 – 「閉」方向のソフトスタート時間
1 ) ソフトスタート時間 1秒
2 ソフトスタート時間 2秒
3 ソフトスタート時間 3秒
4 ソフトスタート時間 6秒
レベル 7 – サービスと整備
メニュー 1– ドアサイクル・カウンター
ドア操作回数の999999 までの6桁表示。
表示点まで数字は続き、その後繰り返し。
メニュー 2– 整備カウンター
整備表示までにまだ残っているドア操作回数の5桁
表示。
表示点まで数字は続き、その後繰り返し。
メニュー 3– 整備間隔
必要な整備が表示される時までのドア操作回数の
設定。
1 ) OFF
2 100 回のドア操作
3 500 回のドア操作
4 1,000 回のドア操作
5 4,000 回のドア操作
6 5,000 回のドア操作
7 6,000 回のドア操作
8 7,000 回のドア操作
9 8,000 回のドア操作
10 9,000 回のドア操作
11 10,000 回のドア操作
12 15,000 回のドア操作
13 20,000 回のドア操作
14 30,000 回のドア操作
15 40,000 回のドア操作
16 50,000 回のドア操作
メニュー 8– リセット サービスと整備
サービス、診断、整備作業のために、ここで、エラー
メモリーがリセットされる。
1 ) リセットなし
2 エラーメモリーのリセット
/