AR 52/3,6/230

Wacker Neuson AR 52/3,6/230 ユーザーマニュアル

  • Wacker Neuson AR 52 外部バイブレーターの取扱説明書の内容を理解しました。コンクリート締固め用途のこの機器に関するご質問にお答えします。安全な使用方法、メンテナンス方法、技術仕様など、お気軽にご質問ください。
  • 外部バイブレーターの用途は?
    メンテナンススケジュールは?
    接続方法について教えてください。
    安全指示事項で特に注意すべき点は?
取扱説明書
外部バイブレーター
AR 52
0200131jp 007
08.2011
製造者
Wacker Neuson
Produktion GmbH & Co. KG
Preußenstraße 41
80809 München
www.wackerneuson.com
Tel.: +49-(0)89-354 02-0
Fax: +49-(0)89-354 02-390
本取扱説明書の原文はドイツ語です。
3
1. まえがき
本取扱説明書には、お買上げいただいたワッカーノイソン社製品を安
全に操作整備していただくための手順ならびに各種情報が記載されて
います。お客様ご自身の安全ならびに事故防止のためにも、安全に関す
る事項に注意深く目を通しよく内容を理解し常にその記載事項を
守ってくださるようお願い致します。
本書は、包括的な整備および修理作業のためのマニュアルではありませ
ん。そのような作業は、必ず、ワッカーノイソン社の作業員または弊
社の認可を受けた作業員が行なわなければなりません。
操作者の安全についても、本機の設計にあたって万全の検討を重ねてお
ります。しかし、それでもなお、不適正な使用または誤ったメンテナン
スにより危険な状態が起こり得ますたがってお買上げのワッ
カーノイソン社製品の操作およびメンテナンスを行なう時は、本書の
指示を必ず守ってください。本機の故障がなく、高い実用性が保証され
ます。
不具合のある部品は必ず速やかに交換してください。
操作またはメンテナンスに関して何らかの疑問が生じた場合はワッ
カー・ノイソン社の代理店にお問い合わせください。
版権所有 2011 年 ワッカー・ノイソン社
本書のいかなる部分についても、複写を含め、電子的または機械的な何
らかの形式でまたは何らかの手段での複製は、ワッカーノイソン社か
らの書面による明確な許可なしには認められません。
ワッカーノイソン社によって承認されていないいかなる形式の複
製、配付、及び何らかの形式または方法による記憶媒体への保存は、
効な著作権の侵害を意味し、告訴の対象となります。弊社は、弊社の機
械あるいはそれらの安全基準の改善を狙いとした技術的な変更を、特に
事前に通知することなく実施する権利を保有しています。
目 次
4
1. まえがき .................................................. 3
2. 安全指示事項 .............................................. 5
2.1 一般的な指示事項 .............................................5
2.2 操作の資格 ...................................................7
2.3 保護具 .......................................................8
2.4 輸送 .........................................................8
2.5 作業における安全性 ...........................................9
2.6 電気機器の操作における安全性 .................................9
3. テクニカルデータ ......................................... 13
4. 解説 ..................................................... 16
4.1 用途 ........................................................16
4.2 機能解説 ....................................................16
4.3 ..........................................................17
4.4 接続 ........................................................17
4.5 時計方向に回転するローターのための端子盤の接続 ..............18
5. メンテナンス ............................................. 19
5.1 モーター・ケーシング ........................................19
5.2 メンテナンス・スケジュール ..................................19
6. グラフ ................................................... 20
7. グラフ ................................................... 21
8. 偏心器 ................................................... 22
9. デカル ................................................... 27
10. 廃棄処分 ................................................. 28
10.1 廃棄する電気および電子機器の処分 ............................28
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 5
2. 安全指示事項
2.1 一般的な指示事項
最新の技術
本機は最新の技術を基に、一般に認められている安全規則に従って製造されて
います。しかしながら、不適切に使用されたならば、オペレータまたは第三者
の生命および身体に危険を及ぼしたり、あるいは本機または他の器物に損傷を
与える恐れがあります。
正しい使用
本機は、様々な種類の枠や型枠、振動テーブル及び振動スタンドをまたは振動
台を新しいコンクリートを締固めるために振動させる目的にのみ使用すること
ができます。
他の特殊用途については、ワッカー・ノイソン社による確認および承認を得て
ください。
正しい使用とは、本取扱説明書に記載の指示事項をすべて遵守し、また必要と
される保守およびメンテナンスについての指示を守ることを含みます。
その他の使用はすべて不適切なものと見なされます。不適切な使用による損傷
については、製造者の保証並びに責任は無効となります。オペレータがすべて
の責任を負うことになります。
構造変更
製造者からの文書による許可なしに本機を改造することは決してしないでくだ
さい。そのような行為はお客様の安全を脅かすことになります。さらに、そう
した改造は製造者の保証および責任を無効とします。
操作における要件
本機を安全に操作するには次のことが必要とされます:
正しい輸送、保管および設置。
注意深い操作。
注意深いサービスおよびメンテナンス。
操作
本機は、適切な作業条件の下で、その本来の目的にのみ使用してください。
本機の操作は、安全装置をすべて装着し作動可能状態にした上で、安全に配慮
した方法で行ってください。安全装置に改造を加えたり、作動できないように
したりしないでください。
操作を開始する前に、すべての制御装置および安全装置が正常に作動している
ことを確認してください。
爆発の恐れのある場所では本機を決して操作しないでください
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 6
メンテナンス
高い信頼性で正常な作動を長期間にわたって確保するためには、定期的なメン
テナンスが欠かせません。メンテナンスを怠ると、使用が危険な状態となる恐
れがあります。
指定のメンテナンス間隔に厳密に従ってください。
メンテナンスまたは修理が必要な状態にある機械は使用しないでください。
故障
故障を見つけた場合は直ちに本機のスイッチを切り、安全な状態にしてくださ
い。
安全性を損なう故障は直ちに修理してください。
損傷や欠陥のある部品は直ちに交換してください。
詳しい情報については、トラブルシューティングの章をご覧ください。
交換部品、アクセサリー
ワッカー・ノイソン社製の純正交換部品およびアクセサリーのみをご使用くだ
さい。このことを遵守しない場合、製造者はすべての責任を免除されます。
免責事項
下記のような場合、ワッカー・ノイソン社は、人身負傷または器物損傷に関す
る補償責任を負いません:
改造
不適正な使用
不適正な取扱い
ワッカー・ノイソン社製以外の交換部品およびアクセサリーの使用
取扱説明書
必要な場合に直ぐ参照できるよう、必ず本取扱説明書を、機械または作業現場
の近くに置いてください。
取扱説明書を紛失した場合、または追加を必要とされる場合は、お客様担当の
ワッカー・ノイソン社代理店にご連絡いただくか、あるいはインターネットか
らダウンロードしてください (www.wackerneuson.com)。
他のオペレータまたは本機の新しい所有者に、本取扱説明書を必ずお手渡しく
ださい。
国の規制
危険物質の取扱いあるいは防護具着用などの、事故防止および環境安全性に関
する各国の規制、基準およびガイドラインを守ってください。
本取扱説明書に加えて、使用面、規制面、そしてその国であるいは一般的に適
用される安全性ガイドラインにも十分注意を払ってください。
操作スイッチ類
本機の操作スイッチ類は、オイルやグリースの付着していない乾いた状態に常
に保ってください。
操作スイッチ類に備わった機能に手を加えたり無効にしたりしないでくださ
い。
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 7
清掃
本機は常に清潔な状態に保ち、使用後は必ず清掃してください
爆発の危険があるため、ガソリンまたは溶剤で清掃しないでください。
損傷の徴候の点検
少なくとも作業シフト毎に一回は、スイッチを切った状態で損傷の徴候がない
か点検してください。
目に見える損傷または欠陥がある場合には、本機を作動させないでください。
損傷または欠陥は直ちに修理してください。
2.2 操作の資格
オペレータの資格
本機の起動および操作は、訓練を受けた者のみに許されます。また次の規則が
適用されます:
肉体的にも精神的にもこの作業に適した状態にあること。
本機を単独で使用するための教育を受けていること。
本機の正しい使用についての教育を受けていること。
必要とされる安全装置を熟知していること。
安全性に関する基準に従って本機およびシステムを起動する権限を与えら
れていること。
本機を使用しての作業を雇用者から割り当てられていること。
不適正な操作
訓練を受けていない者による不適正な操作または誤用は、オペレータの健康お
よび安全を危険に曝し、さらに機械ならびに器物に損傷を与える恐れがありま
す。
使用する企業の責任
本機を使用する企業は、オペレータが取扱説明書を見ることができるように
し、オペレータがそれを読んで理解するよう徹底する必要があります。
作業に関する推奨事項
次の推奨事項を守ってください
肉体的に良好な状態にある時にのみ作業に当たる。
特に仕上げ時には、注意深く作業する。
疲労時には本機の操作を行わない
作業は全て落着いて慎重に、かつ注意深く行う。
視覚、反射能力および判断力が減じるため、アルコール、麻薬または薬品
の影響下にあるときは決して本機を操作しない。
他の人間に危険を与えないように作業する。
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 8
2.3 保護具
作業服
衣服は、体に合っていて、かつ動きを妨げない適切なものでなければなりませ
ん。
長髪を束ねずにいたり、だぶだぶの服を着たり、指輪を含む装身具を身に着け
たりしないでください。これらは機械に挟まったり、あるいは機械の可動部分
に引き込まれる恐れがあります
保護具
怪我または健康上の危険を避けるため保護具を着用してください:
滑り止めの付いた、つま先が補強された安全靴
丈夫な素材でできた作業用手袋
丈夫な素材でできたオーバーオー
ヘルメット
イアプロテクター
聴覚保護
本機は各国の許容騒音レベル(個別定格レベル)を超える騒音を発生します。
従って聴覚保護具の着用が必要となります。
ワッカー・ノイソン社は、常に聴覚保護具を着用していることを推奨します。
2.4 輸送
停止
輸送を行う前に、スイッチを切り、電源プラグをソケットから抜きます。
輸送
傾いたり、落下したり、滑ったりしないよう、輸送用車両上に本機を固定しま
す。
再始動
輸送のために取外した機械、機械部品、アクセサリーまたは工具は、再始動前
に必ず取付けて固定してください。
操作は、必ず操作指示事項に従って行ってください。
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 9
2.5 作業における安全性
作業環境
作業開始前に、作業環境を十分に把握してください。例えば次の事柄があ
ります:
作業エリアおよび交通エリアにある障害物
地面の負荷容量
建設現場を公共の交通から遮断するために必要な措置
壁や天井を守るために必要な措置
事故が起きた場合の対応策
起動
装置本体に表示されている安全指示および警告マークに従ってください。
メンテナンスまたは修理を必要とする状態にある場合は、決して起動しないで
ください。
取扱説明書の指示に従って起動してください。
垂直方向の安定性
本機を使って作業する際には、本機に対して、必ず適切な安全距離をとるよう
にしてください。足場、はしご等の上で作業する場合には、特にこのことに注
意してください。
停止
休憩を取る場合、または本機をそれ以上使用しない場合は、本機のスイッチを
切り、電源プラグをソケットから抜いてください。
傾いたり、落下したり、滑ったりする恐れのない状態で本機を保管してくださ
い。
2.6 電気機器の操作における安全性
電気機器に関する規制
お客様の機械に付属の小冊子「安全性に関する一般情報」に記載されている安
全指示に従ってください。
また電気機器および機械関連の事故防止に関する、国の規制、基準およびガイ
ドラインに従ってください。
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 10
残留電流保護装置付き電源 (42 V AC)
注: 定格電圧はお客様の機械の銘板に表示されています。
本機を電源に接続する際には、機械部品すべてが適切な作動状態になければな
りません:
電源プラグ
電源ケーブル(全長にわたり)
据付け型または可搬型発電機に接続する場合は、次の安全装置のうち少なくと
もひとつが必要です:
EN 60742 適合の安全なセパレーションを備えた変圧器
均等に分離された巻線を備えたエンジン式発電機
注: 該当する国の安全規制を守ってください。
残留電流保護装置付き電源 (50 V AC を超えるもの )
注: 定格電圧はお客様の機械の銘板に表示されています。
本機は適切な過負荷保護装置が付いた耐衝撃性を持つ 15 A/16 A のプラグ・ソ
ケット(欧州大陸形式)に接続することができます。
次に挙げる障害電流保護スイッチのうちのひとつが必要です:
標準型障害電流保護スイッチ(AC 検知、タイプ A)
AC/DC 検知型障害電流保護スイッチ(タイプ B)
本機を電源に接続する際には、機械部品すべてが適切な作動状態になければな
りません:
電源プラグ
電源ケーブル(全長にわたり)
本機の接続は、保護用アース(PE)コネクターに損傷のない電源にのみ行って
ください。
据付け型または可搬型発電機に接続する場合には、次の安全装置のうち少なく
ともひとつが必要です:
障害電流保護スイッチ
絶縁(対地漏れ)モニター
IT- ネッ
注: 該当する国の安全規制を守ってください。
延長ケーブル
必ず損傷のない延長ケーブルを使用してください。
アースに接続された導線を備えており、それがプラグおよびカップリングに正
しく接続されているケーブルのみを使用してください(42 V 機を除く)
建設現場における使用に適した、標準的なゴム被覆ケーブル HO5RR F 以上の
延長コードをお使いください。ワッカー・ノイソン社は HO7RN-F を推奨致しま
す。
損傷した延長ケーブル(被覆材に裂け目のあるもの等)または接触不良のプラ
グおよびカップリングは直ちに交換してください。
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 11
電源ケーブルの保護
電源ケーブルを使って本機を引いたり持ち上げたりしないでください。
電源ケーブルを引っ張って抜かないでください。
電源ケーブルは、熱、オイル、および鋭利な面に接触しないように保護してく
ださい。
電源ケーブルに損傷がある場合やプラグが接触不良の場合は、お客様のワッ
カー・ノイソン社代理店にて直ちに交換してください。
2.7 外部バイブレーター操作時の安全性
セーフティストラップの取付け
クランプを使って外部バイブレーターを使用する場合は、必ず付属のセーフ
ティベルトを使ってクランプを型枠に取付けてください。
外部バイブレーター上部のセーフティベルトをしっかりと型枠に取付けます。
万一落下してしまった場合にセーフティベルトがそれ以上の落下を防止するよ
う、セーフティベルトはたるみがなく、ぴんと張った状態にしてください。
過負荷に対するモーター保護
過負荷からモーターを保護するため、ワッカー・ノイソン社はモーター保護用
サーキットブレーカーの使用を推奨します。
安定した型枠の使用
外部バイブレーターは必ずぐらつきのない安定した枠もしくは型枠に取り付け
てください。取付けボルトをしっかり締付けてください。
ぐらついていたり、緩んでいる枠および型枠は、モーターに過負荷をかけた
り、あるいはそれ自体が損傷する恐れがあります。
お客様が使用される型枠が外部バイブレーターの取付けに適したものであるか
確認してください:
取付けが可能か。
使用する外部バイブレーターのタイプに応じた十分な安定性があるか(バ
イブレーターの能力による)
お客様のワッカー・ノイソン代理店が、こうした点についても喜んでお手伝い
させていただきます。
正しいクランプの使用
外部バイブレーターおよび型枠への使用に適したクランプを使って外部バイブ
レーターを取付けます。
外部バイブレーター
SV00079GB.fm 12
2.8 メンテナンス
メンテナンス作業
サービスおよびメンテナンス作業は、本取扱説明書に記載された範囲にとどめ
てください。それ以外の作業につきましては、お客様のワッカー・ノイソン代
理店が実施いたします。
詳しい情報につきましては、メンテナンスの章をご覧ください
本機の電源からの切り離し
サービスまたはメンテナンス作業を行う前には、本機を電源から切離すため、
電源プラグをソケットから抜いてください。
テクニカルデータ
TD00304GB.fm 13
3. テクニカルデータ
AR 52/3/
400
AR 52/
4.5/042
AR 52/6/
042
AR 52/6/
250
AR 52/9/
042
アイテム No.
0007722 0007728 0007719 0007745 0007717
全長 x 全幅 x 全
mm:
337 x 190
x 200
230 x 190 x 200
運転重量
kg:
21.9 20.2 19.6 19.1
駆動装置 周波数変換機および変圧器に接続した
高周波かご形誘導モーター
電圧
V:
400 42 250 42
周波数
Hz:
50 150 200 150
定格電流
A:
1.7 18.3 21.5 3.1 16
振動
min
-1
:
3000 4500 6000 9000
遠心力
kN:
8.30 12.01 14.23 10.72
保護装置の形式
IP65
オペレーターステーションにお
ける音圧レベル L
PA
dB (A):
70 以下 79
音圧レベル値は、音圧レベル(L
pA
)に関する規定である EN ISO 11204 に従い、
公称モーター回転数において空中に吊られた状態で測定されたものです。
テクニカルデータ
TD00304GB.fm 14
AR 52/3/
200
AR 52/3/
230
AR 52/
3.6/230
AR 52/
3.6/240
AR 52/
3.6/480
アイテム No.
0007734 0007732 0007735 0007944 0007737
全長 x 全幅 x 全
mm:
337 x 190 x 200
運転重量
kg:
21.9 21.1
駆動装置 周波数変換機および変圧器に接続した
高周波かご形誘導モーター
電圧
V:
200 230 240 480
周波数
Hz:
50 60
定格電流
A:
3.4 3 2.9 1.5
振動
min
-1
:
3000 3600
遠心力
kN:
8.30 8.54
保護装置の形式
IP65
オペレーターステーションにお
ける音圧レベル L
PA
dB (A):
70 以下
音圧レベル値は、音圧レベル(L
pA
)に関する規定である EN ISO 11204 に従い、
公称モーター回転数において空中に吊られた状態で測定されたものです。
テクニカルデータ
TD00304GB.fm 15
AR 52/6/055
AR 52/7.2/
046
AR 52/6/048
AR 52/3/230KK
Vario
アイテム No.
0007946 0007720 0008906 0007733
全長 x 全幅 x 全
mm:
264 x 190 x
200
230 x 190 x 200
337 x 190 x
200
運転重量
kg:
19.6 19.2 19.6 21.9
駆動装置 周波数変換機および変圧器に接続した
高周波かご形誘導モーター
入力電力 kW:
1.2 0.9
電圧
V:
55 46 48 230 (0-400)
周波数
Hz:
200 240 200 50 (0-87)
定格電流
A:
16.5 16.7 18.8 3
振動
min
-1
:
6000 7200 6000 3000 (0-5220)
遠心力
kN:
14.23 13.66 14.23
遠心力
時計回りの回転
反時計回りの回転
kN:
kN:
8.80
3.56 (0-10.77)
保護装置の形式
IP65
オペレーターステーションにお
る音圧レベル L
PA
dB (A):
70 以下 73 70 以下
音圧レベル値は、音圧レベル(L
pA
)に関する規定である EN ISO 11204 に従い、
公称モーター回転数において空中に吊られた状態で測定されたものです。
解説
T00167GB.fm 16
4. 解説
4.1 用途
プリキャストコンクリート製造工場においては様々な型枠の振動用と
して使用され、さらに振動テーブル、振動ブロックならびに機械に取り
付けて使用されます。建築および土木分野では、型枠バイブレーターと
して、あらゆるプリキャストコンクリート製造工場において厚板および
プレート等に取り付けて枠のバイブレーターとして使用されます。
4.2 機能解説
外部バイブレーター(1)を型枠に取付けできるようにするには、該当
する取付け部分に補強材(U 80 等)を付ける必要があります。外部バ
イブレーター(1)の取付装置(4)、または表面加工した別のスチール
製プレートを補強材に溶接し、その後ここにベースプレートをボルトで
取付けます。溶接作業はすべて、断続的ステップ溶接で行います。端子
箱の底部に鋳込まれたフックを使って外部バイブレーター(1)を取付
装置(4)のフリーボルト(6)の下まで押し込み、モーター・ケーシン
(7)に鋳込まれた溝付ノーズ内のフックボルトにあるフランジ付ナッ
ト(8)によって締付けます(トチの 150-180
Nm。十分な数の取付装置(4)が付けられている場合には、コンクリー
ト流し込み作業の進行状態に応じて取付装置(4)のフランジ付ナット
(8)を外すことにより、外部バイブレーター(1)の位置を変えること
ができます。
解説
T00167GB.fm 17
4.3
型枠あるいはモールド材は完全に接続し密閉されている必要がありま
す。可能な限り最良の振動伝達を得るためには、さらに一層の強化が必
要な場合もあり、これを怠ると、外部バイブレーターへの過負荷によっ
て電流消費の増加あるいは機械的損傷が起こることがあります。
4.4 接続
接続する前に次の事項を点検してください:
使用する電圧は銘板に表示されたデータと一致する必要があります。
次に挙げる外部バイブレーターは直接 400 V, 50 Hz 電源に接続しま
す。
AR 52/1.5/400
AR 52/3/400
次の外部バイブレーターは直接電力網に接続します(銘板の表示に従う)
AR 52/3/...
AR 52/3.6/...
AR 52/3/230KK
次に挙げる外部バイブレーターはワッー・ノイソ社製周波数・電圧
変換器に接続します:
AR 52/4.5/042 150 Hz 42 V の放電消費の変換機に
AR 52/4.5/250 150 Hz 250 V の放電消費の変換機に
AR 52/6/042 200 Hz 42 V の放電消費の変換機に
AR 52/6/250 200 Hz 250 V の放電消費の変換機に
AR 52/9/042 150 Hz 42 V の放電消費の変換機に
AR 52/9/250 150 Hz 250 V の放電消費の変換機に
AR 52/6/055 200 Hz 55 V の放電消費の変換機に
AR 52/7.2/046 240 Hz 46 V の放電消費の変換機に
AR 52/6/048 200 Hz 48 V の放電消費の変換機に
プラグ・ソケット付きでないバージョンのための組立指示事項
感電死の危険があります。
プラグの組立て、また該当する規定に従った安全性点検の実施は、資格
を持った電気専門家のみが行ってください。
組立についての指示事項を守ってください。
生命の危
解説
T00167GB.fm 18
4.5 時計方向に回転するローターのための端子盤の接続
回転方向
青茶
緑/黄色(安全電圧で無効)
メンテナンス
T00085GB.fm 19
5. メンテナンス
5.1 モーター・ケーシング
外部バイブレーター(1)のベアリング潤滑は外部から行えます。密閉スクリュ(12)
をモーターケーシング(7)から取外し、適切なグリースガンを使ってグリースを注
入した後、密閉スクリュ(12)を再びねじ込みます。
5.2 メンテナンス・スケジュール
構成部品 メンテナンス作業 メンテナンス間隔
サプライケーブル(11 完全な状態にあるか点検する 
欠陥のあるケーブルは交換する。
毎日
外部バイブレーター(1) 手の届く範囲のすべてのスクリュ
接続部を締め直す。
最初の 20 時間後
モーターハウジング(7)
のベアリング
潤滑する(Unirex N2) 200 時間ごと
グラフ
SK00001GB.fm 20
6. グラフ
ケーブルおよび電源ライン延長の場合に必要とされる断面積の選
この手順では次の事項を考慮に入れます:
1. T5% の許容電圧損失および、電圧・周波数曲線に従った cos phi = 0.8 での、ラインにおけるオーム抵
抗ならびに誘導抵抗。
2. VDE 基準(必要とされる最少断面積表)に従ったラインにおける許容温度上昇。
注意 ! 2 つのうち大きい方の断面を選ぶこと
例:
定格電圧 3 - 400 V、200 Hz
定格電流 15 A、ライン長 100 m
15 A × 100 m= 1500 A × m
グラフに従った断面積:2.5 mm
2
表に従った断面積: 15 A : 1mm
2
選んだ断面積: 2.5 mm
2
電圧 - 周波数 - 曲線
ケーブルの断面積 (mm
2
VDE に従った最少断面積
最大
ケーブル 最大負荷 ヒューズ
mm
2
AA
115 10
1.5 18 10/3~16/1~
2.5 26 20
434 25
644 35
10 61 50
16 82 63
定格電流 × ケーブル A 全長 × 25 108 80
/