70 Dell 8/4Gbps FC SAN モジュール基本操作ガイド
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FC SAN モジュールのファブリックへの接続
次の手順を開始する前に、66 ページの「配線ガイドライン」 を参照してください。
次の手順を実行して FC SAN Module をファブリックに接続します。
1. SFP トランシーバを取り付ける必要がある場合、適宜、外付けファイバチャンネルポートに取り付けます。
a. 使用するポートからダストカバーを取り外します。
b. 必要に応じて、SFP のエンドキャップを取り外します。
c. トランシーバを正しい向きに持ち、ラッチメカニズムにカチッとはまるまでポートにしっかりと挿入します。
トランシーバの種類別の詳細手順については、トランシーバ製造元のマニュアルを参照してください。
d. 必要に応じて、残りのポートで a、b、c の各手順を繰り返します。
本モジュールの外付けポートには、Dell 認定の SFP のみを使用してください。
2. ケーブルをトランシーバに接続します。
トランシーバは、取り付け方向の間違いを防止する形状をしています。トランシーバの取り付けが難しい場合は、正
しい方向になっているか、およびエンドキャップを取り外しているかを確認します。
ケーブルは、全引張負荷状態で直径 5.08 cm 未満、無負荷状態で 直径 3.048 cm 未満に曲げないでください。
ケーブルを締め付けすぎてしまうことがよくあるため、光ケーブルには結束バンドは推奨しません。
a. キー形状(コネクタ一方端の隆起部)とトランシーバ側のスロット形状が揃うようにしてケーブルのコネクタの
向きを合わせます。
b. ラッチメカニズムにカチッとはまるまで、ケーブルをトランシーバに挿入します。ケーブル種類別の詳細手順に
ついては、ケーブル製造元のマニュアルを参照してください。
c. 必要に応じて、残りのトランシーバで同じ手順を繰り返します。
3. LED をチェックして、すべてのコンポーネントが機能していることを確認します。
LED の表示パターンについては、『Dell 8/4Gbps FC SAN モジュール ハードウェアリファレンスマニュアル』 の、
「FC SAN モジュールの操作」 の章を参照してください。
4. ワークステーションで switchShow コマンドを入力して、FC SAN Module が正常に動作していることを確認します。
このコマンド入力で、FC SAN Module およびポートステータスに関する情報が提供されます。
5. ワークステーションから CLI コマンド、fa
bricShow を入力し、ファブリック内で FC SAN Module が正常に動作してい
ることを確認します。
6. configUpload コマンドを入力し、表示されるプロンプトにしたがって FTP サーバーへ FC SAN Module の設定のバック
アップを行ないます。
このコマンドで FC SAN Module の設定がサーバーにアップロードされ、必要に応じて FC SAN Module の交換時にダ
ウンロードして利用することができます。FC SAN Module の交換時に完全な設定情報をダウンロードして利用できる
よう、設定を定期的にバックアップされることをお勧めします。
設定のバックアップの詳細情報については、『Dell 8/4Gbps FC SAN モジュール管理者ガイド』 を参照してください。