8 MINIFEX FEX800 取扱説明書
ます。信号はミキサーから AUX 母 線 の 出 力 を 通って
エフェクターで 処 理され ます。外 部 エフェクトプ ロ
セッサー の 処 理 済 み のエフェクト信号 は 、AUX リタ
ーン、または、その他のモノ入力やステレ入力を通っ
て、ミキサーに戻され 、メインのミックスバスで未
処理のオリジナル信号とミキシングされます。
この接続方法で、さまざまな楽 器に異なるエフェ
クトを加えることができます。例えば、スネアドラ
ムにバ スドラムよりサウンドを多く加 えることが で
きます。ダイレクト信 号とエフェクト信 号 の 音 量 比
は AUX リターン用のレベルセッターで調整します。
また、それぞれの楽器のエフェクトは対応するチ
ャンネル の AUX センドコントローラーで 調 整しま
す 。ス テ レ オ 処 理 に は 2 つのモノ AUX 端子を使い
ま す 。そ れ ぞ れ の 信 号 を モ ノ 処 理 す る 場 合 は 1 つ
の AUX 端 子 を 使 い ま す 。こ の 場 合 は 、AUX センド出
力を FEX800 の入力部分 (14) の L (モノ) 端子と接続
します。
◊ FEX8001
(7)
XENYX X1222USB
AUX RET 1
AUX SEND (MON+FX SEND)
MINIFEX FEX800
図 4.1: MINIFEX を AUX 端子に接続する
4.2 MINIFEX
ミキサーにインサート端子がある場合は、を組み合わせ入力 / 出力に
接続できます。インサート端子に接続すると、エフェクターは関係する
ミキサーチャンネルの信号ルートに直接組み込まれます。処理済みの
信号だけを利用し、ダイレクト信号とエフェクト信号のミキシングをし
ないので、コンプレッサーなどの信号プロセッサー用にこの様な組み
込 みが 必 要で す。MINIFEX などのエフェクターをインサート端子で稼 動
するには 、ダイレクト信 号とエフェクト信号 の 音 量 比をミックス バ ラン
スコントローラー (7) で設定する必要があります。
特定の楽器を処理する場合はチャンネルインサートを使います。 楽
器グループやステレオミキシングにはサブグループ / メインミックスイ
ンサートを 使 います。
INSERT I/O 2
INSERT I/O 1
MINIFEX FEX800
XENYX X1222USB
図 4.2: MINIFEX をインサート端子に接 続 する
4.3 MINIFEX
MINIFEX はステージキーボードのエフェクトターして
使うこともできます。これは、キーボードにエフェク
トが少ない場合や、使用できる各出力を通して選
択したサウンドを MINIFEX のエフェクトで 処 理した
い場合に便利です。下の図は、アンプとの接続方法
や DI ボックスでミキサーと接続する方法を表しま
す 。フ ッ ト ペ ダ ル を 追 加 し て 、エ フ ェ ク ト を 簡 単 に オ
ン / オフにすることができます。
DUAL A/B SWITCH
AB200
MINIFEX FEX800
ULTRA-DI DI100
ULTRATONE KT108
Keyboard
EURORACK UB1222FX-PRO
図 4.3: MINIFEX をアンプまたは DI ボックスと接続する
5.
FEX800 を 組 み 込 ん だ セットアップには さまざま な
方法があります。用途によって必要な接続ケーブル
は 異 な り ま す。次 に 必 要 な ケ ー ブ ル に つ い て 説 明
します。
5.1
MINIFEX をミキサーのインサート端子で稼動する場
合は、汎 用のジャックプラグ付きインサートケーブ
ルが 必 要で す。Y ケーブルは、片側に 6.3 mm モノジ
ャックプラグが 2 つあり、反対側に 6.3 mm ステレ
オジャックプラグが 1 つ あ り ま す 。「 セ ン ド 」 と 印 さ
れたプラグをエフェクト機器の入力端子Lと接続し
ま す 。「 リ タ ー ン 」 プ ラ グ は 機 器 の 出 力 端 子 L に接
続します。ステレオプラグは選択したミキサーチャ
ンネルのインサート端子と接続します。ステレオサ
ブグル ープインサートとメインミックスインサートに
は 2 つのインサートケーブルを使います。この場合
は、2 つめのケーブルを FEX800 の入力 / 出力端子
R に接 続します。