Contec SEM-COM-USB1 取扱説明書

タイプ
取扱説明書
1
シリアル通信実習セミナーパッケージ
USB対応モデル SEM-COM-USB1
ファーストステップガイド
このたびは、本製品をご購入いただきまして、ありがとうございます。
本製品は、当社にて開催している「基礎から学ぼう!計測制御・通信デバイス テクニカルセ
ミナー」で使用している機材および教材一式をパッケージ化したものです。実践的な実習形式
で学習を進めることができるため、計測制御の基礎を効率よく理解することができます。
また、本パッケージに同梱されている製品を使用して、より本格的なシステムへステップアッ
プしていくことも可能です。
構成品リストで構成品を確認してください。万一、構成品が足りない場合や破損している場合
は、お買い求めの販売店、または総合インフォメーションにご連絡ください。
※ご注意ください
本実習セミナーで使用するパソコンには、標準
COM
ポートが搭載されている必要があります。
パソコンに標準
COM
ポートがない場合、セミナーパッケージとは別に、
"COM-1(USB)H"
をご
購入いただきインストールする事で標準
COM
ポートの増設が可能です。
■構成品リスト
COM
デバイス本体
[COM-1(USB)H]
・・・
1
ファーストステップガイド
(
本書
)
・・・
1
シリアル通信実習セミナーテキスト・・・
1
CD-ROM[
セミナー用
CD-ROM] *1
1
シリアル通信実習セミナー実習プログラム解説テキスト・・・
1
9
ピン
D-SUB
コネクタ用シールドクロスケーブル
[RSC-9F]
・・・
1
COM-1(USB)H
RSC-9F
CD-ROM
[セミナー用CD-ROM]
ファーストステップガイ
シリアル通信実習セミナ
テキスト
シリアル通信実習セミナ
実習プログラム解説テキスト
*1 CD-ROM[
セミナー用
CD-ROM]
には、以下のコンテンツを収録しています。
¥<CD-ROM>
+--¥
シリアルセミナー
+--
シリアル通信実習セミナーテキスト
(PDF
形式
)
+--
シリアル通信実習セミナー実習プログラム解説テキス
(PDF
形式
)
+--
ファーストステップガイ
(PDF
形式
)
+--¥
実習セミナー
シリアル通信実習セミナー用実習プログラム
(Visual Basic 2008 Express Edition
プロジェクト
)
+--¥
完成形
シリアル通信実習セミナー用実習プログラム完成形
(Visual Basic 2008 Express Edition
ビルド済みプロジェクト
)
+--¥
アナログセミナー
アナログセミナーの関連ファイルです。本セミナーには関係ありません。
+--¥
デジタルセミナー
デジタルセミナーの関連ファイルです。本セミナーには関係ありません。
テクニカルセミナー
ファーストステップガイド
2
■同梱されている製品の説明書について
同梱されている製品の詳細は、各製品付属の説明書を参照して下さい。
■最新製品情報
当社製品に関する最新情報は当社ホームページ
(URL
は本書最終ページに掲載
)
を参照してくだ
さい。
■問い合わせ
当社製品に関する技術的なお問い合わせは、総合インフォメーションで受け付けています。
または
FAX*1
でお問い合わせください。専門のスタッフが対応します。
同梱製品に添付されている
Question
用紙に必要事項を記入の上、お送りください。
*1 FAX
番号は
Question
用紙に記載されています。
その他、製品の価格・納期・見積もり依頼などのお問い合わせは、販売店または当社各支社
営業所までお問い合わせください。
本書の内容の全部または一部を無断で転載することは、禁止されています。
本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。
本書の内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点や記載もれなどお気づき
のことがありましたら、お買い求めの販売店、または総合インフォメーションへご連絡く
ださい。
MS
Microsoft
Windows
Windows NT
は、米国
Microsoft Corporation
の各国における登録商
標または商標です。その他、本書中に使用している会社名および製品名は、一般に各社の
商標または登録商標です。
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3
■セミナー開始までの準備
以下のフローチャートに従って、セミナー開始までの事前準備を行ないます。
インターフェイスボード・カードを使用するために必要な事前準備を一般に『セットアップ』
といいます。ソフトウェアとハードウェアそれぞれの準備を行ってはじめてインターフェイス
ボード・カードが使用可能になります。これより、セットアップを行います。
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4
以下、ハードウェアのインストールを行うために、
USB
デバイスを
USB
ポートに接続するまで
は、パソコンの電源を落として作業を行います。
■ハードウェアと周辺機器の接続設定
はじめに、
USB
デバイスとケーブルとの接続を行います。
(1)
お使いになる
PC
のシリアルポートを確認
します。
お使いの環境によって変わりますが、
COM
という記述がある台形のポートがシリア
ルポートになります。
(2)
シリアルポートに、シリアルクロスケーブ
RSC-9F
を接続します。
固定用ねじが二本ありますので、しっかり
と回して固定します。
ケーブルが抜けないか、確認します。
(3) USB
デバイスの
9
ピン
D-SUB
端子側とシリ
アルクロスケーブル
RSC-9F
のもう片方の
コネクタとを接続します。
こちらにも固定用ねじが二本ありますの
で、しっかりと回して固定します。
ケーブルが抜けないか確認します。
これで、周辺機器の接続は終了です。
続いて、ハードウェアのインストールを行い
ます。
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5
■ハードウェアのインストール
Windows
では、周辺機器を
OS
に認識させる必要があります。これをハードウェアのインストー
ルといいます。
(1)
本製品をパソコンの
USB
ポ-トに接
続してください。
(2)
パソコンの電源を入れてください。
(3)
お使いのパソコンの
CD
ドライブに
COM-1(USB)H
に同梱の
COM Setup
Disk
をセットし、
COM Setup Disk
参照できるようにしておきます。
USB
ポート
(4)
「新しいハードウェアの検出ウィ
ザード」が起動します。「一覧また
は特定の場所からインストールす
る」を選択し「次へ」ボタンをクリ
ックします。
(5)
「検索とインストールのオプショ
ンを選んでください。」の項目に
て、
「次の場所で最適のドライバを検
索するにチェックを入れます。続い
て、「次の場所を含める」にチェッ
クを入れ、参照ボタンを押します。
(6)
フォルダの参照にて、
COMSETUPDISK_(
バージョ
)¥Usb
フォルダがあることを確認
します。
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6
(7) CD-ROM
からセットアップ情報
(INF)
ファイルの場所を指定して、
録してください。
Usb¥Com1Usb¥WinXP_2003
フォルダを指定した後で、
OK
ボタ
ンをクリックします。
お使いの環境に合ったドライバを
お使いください。
(8) Windows XP
[
ハードウェアウイザード
]
中の
INF
ファイルを指定後に、右記の警告画
面が表示されます。
これは対象となるドライバが
[Windows
ロゴテスト
]
に対応してい
ない場合に発生しますが、動作上は
問題ありません。ここでは、
[
続行
]
ボタンを押してください。
(9)
「新しいハードウェアの検索ウィザード」が完了すると、
続いて「
Communication Port
」のインストールが開始しますので、
OS
からファイルの要求があった場合は、同様にセットアップ情報
(INF)
ファイルの場所を
指定して登録してください。
これでハードウェアのインストールは完了です。
■ソフトウェアの初期設定
COM
ポートの初期設定
(COM
ポート番号
)
OS
が自動で割り当てられます。
任意の
COM
ポートの割り当てを行う場合は、以下のように再設定を行います。
(1)
デバイスマネージャを起動します。
[
コントロールパネル
]
から
[
システム
]
をダブルクリックすると、「システム
のプロパティが表示されます。
システムのプロパティの「ハードウェ
アタブ」をクリックすると、『デバイ
スマネージャ』ボタンが表示されます。
デバイスマネージャボタンをクリック
することにより、デバイスマネージャ
が起動します。
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7
(2)
インストールしたハードウェアは、ポ
ート
(COM
LPT)
ツリーの下に登録さ
れています。ポート
(COM
LPT)
ツリ
ーの「+」ボタンをクリックし、設定
するデバイスを表示させます。続い
て、設定するデバイスをダブルクリッ
クします。
この例では、
COM-1(USB)
には、
COM4
が設定されています。
(3)
右のようなプロパティページが表示さ
れますので、ポートの設定タブをクリ
ックします。すると、ポートの設定全
般が可能な画面が表示されます
((4)
画面
)
(4)
詳細設定ボタンをクリックすると、
(5)
のような
COM
ポートの詳細設定画面
が表示されます。
(5)
COM
ポート番号を変更する場合は、
こで変更することができます。
COM
ポート番号は、後のプログラミ
ング時に必要になりますので、覚えて
おくことをお勧めします
(COM
ポート
番号はデバイスマネージャ上からい
つでも確認可能です
)
(6)
OK
」ボタンをクリックし、共通設
定タブまで戻ります。共通設定タブで
OK
」ボタンをクリックします。
これでソフトウェアの初期設定は完了です。
テクニカルセミナー
ファーストステップガイド
発行 株式会社コンテック 20096月制定
大阪市西淀川区姫里3-9-31 555-0025
日本語 http://www.contec.co.jp/
英語 http://www.contec.com/ NA00216 (LYKR621)
中国語 http://www.contec.com.cn/ [06092009]
本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写複製、転載、変する
ことは禁じられています
■開発言語
(Visual Basic 2008 Express Edition)
のセットアップ
ハードウェアと周辺機器との接続は終わりましたので、次に開発言語のセットアップを行いま
す。
開発言語は
Visual Basic 2008 Express Edition
を使用します。
Microsoft
社の
URL
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/Express/
にアクセスし、
Visual Basic 2008 Express Edition
のインストールを行ってください。
インストールが完了すると、
Visual Basic 2008 Express Edition
は起動可能となります。
Visual Basic 2008 Express Edition
は初回
起動時に、数分間の初期設定が行われま
すので、初期設定の完了を待ちます。
この初期設定が終了すると、右画面が起
動し、アプリケーション作成が可能とな
ります。
また、次回以降、
Visual Basic 2008
Express Edition
起動時は最初にこの画面
が起動します。
Visual Basic 2008 Express Edition
の起動画面
■実習プログラムのシステムへのコピー
添付
CD-ROM
内のフォルダ:
CD-ROM¥COM¥
実習セミナー
に、セミナーで使用する実習プログラム一式が格納されていますので、ご確認下さい。
確認後、格納されている用実習プログラム
(
フォルダ名:実習セミナー
)
を、お使いのパソコン
の任意の場所にコピーします。
実習セミナーでは、デスクトップ上にコピーしています。
実習プログラムの完成形
(
フォルダ名:完成形
)
も添付
CD-ROM CD-ROM¥COM¥
完成形
に格納しています。実習プログラム作成時の答え合わせにご活用下さい。
これで一通りの設定は完了です。実習セミナーを始めましょう。
同梱しています、シリアル通信実習セミナーテキスト「シリアル通信実習セミナー
基礎から始
める
パソコンを使用した制御システム構築」へ進みます。
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