Dell PowerVault GK270 ユーザーマニュアル

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メモ、注意、警告

メモ：コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。

注意：ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明してい

ます。

警告：物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示します。

____________________

本書の内容は予告なく変更されることがあります。

Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。

本書で使用されている商標について：Dell、DELL ロゴ、および Dell OpenManage は Dell Inc. の商標です。

本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、これらの商標や会社名は、

一切 Dell Inc. に所属するものではありません。

Model AMP01

2006 年 6 月 P/N GK270 Rev. A00

はじめに 33

システムの機能

本項では、ご使用のシステムのハードウェアとソフトウェアの主要な機能について説明します。

また、システムをセットアップする際に必要なその他のマニュアルの情報や、テクニカルサ

ポートへの連絡方法についても説明します。

ご使用のシステムの主要な機能は、以下のとおりです。

•

効率的なラックマウントデザインによるエンクロージャストレージ

•

ホットプラグ対応、

3.0 Gbps

、

3.5

インチのシリアル接続

SCSI

（

SAS

）ハードドライブを

15

台まで、またはホットプラグ対応、

3.0 Gbps

、

3.5

インチのシリアル

ATA

（

SATA

）

ハードドライブを

15

台まで接続可能

•

PERC 5/E

アダプタによるホストベース

RAID

のサポート

•

着脱作業がしやすいように統合されたホットプラグ対応の冗長電源装置

/

冷却ファン

•

冗長システム管理機能を提供する

2

台目の

EMM

（エンクロージャ管理モジュール）をオ

プションで装備

•

以下の直接接続構成のいずれかに対するサポート

–

15

台までのハードドライブを直接接続できる統合モード

–

1

台の

EMM

でドライブ

0

～

6

までを直接接続し、

2

台目の

EMM

でドライブ

7

～

14

ま

でを別途直接接続できるスプリットモード（

2

台の

EMM

使用）

•

エンクロージャのモード（統合モードまたはスプリットモード）を設定する正面パネルの

2

ポジションスイッチ

•

統合モードで

3

台までのデイジーチェーンのストレージエンクロージャをサポート

（計

45

台のハードドライブが接続可能）

•

SES

（

SCSI

エンクロージャサービス）を通じて帯域内エンクロージャ管理を提供

•

Dell OpenManage™ Server Administrator Storage Management Service

を使用した

RAID

およびシステムの管理

•

周囲温度を監視する

4

つのセンサー（冗長

EMM

を使用）

•

温度過昇時のシャットダウン機能

•

コンポーネントに重大な障害が発生したことを知らせる可聴アラーム

•

さまざまなサーバーに対するサポート（サポートされているシステムについては、システ

ムの

readme

ファイルを参照してください。

readme

のアップデートは、デルのウェブサ

イト

support.dell.com

でご覧いただけます）。

34 はじめに

その他の情報

警告：『製品情報ガイド』には、安全および認可機関に関する情報が記載されています。保証に関す

る情報については、『サービス＆サポートのご案内』を参照してください。

•

システムをラックに取り付ける方法については、ラックに付属の『ラック取り付けガイド』に

説明があります。

•

『

Hardware Owner's Manual

』（ハードウェアオーナーズマニュアル）では、システムの機能、

トラブルシューティング方法、およびコンポーネントの取り付けや交換の方法について説明し

ています。

•

システムに付属の

CD

には、システムの設定と管理に使用するマニュアルやツールが収録され

ています。

•

リリースノートまたは

readme

ファイルには、システムまたはマニュアルの最新のアップデー

ト情報や、専門知識をお持ちのユーザーや技術者のための高度な技術情報が記載されています。

テクニカルサポートの利用法

このガイドの手順が理解できない場合やシステムが思ったとおりに動作しない場合は、

『

Hardware Owner's Manual

』（ハードウェアオーナーズマニュアル）を参照してください。

デルでは、企業向けのトレーニングと資格認証を実施しています。詳細については、

www.dell.com/training

を参照してください。このサービスは、ご利用いただけない地域があり

ます。

取り付けと設定

警告：次の手順を実行する前に、『製品情報ガイド』に記載されている安全にお使いいただくための

注意事項と認可機関に関する情報をよく読み、指示に従ってください。

メモ：システムの設置と設定を行う前に、ホストサーバーの電源を切ってください。

本項では、システムを初めてセットアップする際の手順について説明します。

はじめに 35

システムの開梱

システムを箱から取り出し、同梱品がすべて揃っていることを確認します。

後で必要になる場合があるので、梱包材と箱は保管しておいてください。

ラックへのレールとシステムの取り付け

ご使用のシステムのラック取り付けガイドに記載されている「安全にお使いいただくために」

を読まれたら、ラックにレールとシステムを取り付けます。

システムをラックに取り付ける手順については、ラック取り付けガイドを参照してください。

36 はじめに

電源ケーブルの接続

両方の電源ケーブルを電源装置モジュールと冷却ファンモジュールに接続します。

電源コード固定ブラケットの取り付け

ブラケットの背面の留め金を電源ループの上部に、中央の留め金をループの垂直方向の中間

に取り付けることで、電源コード固定ブラケットを電源ループに取り付けます。システムの

電源ケーブルをブラケットのケーブル留め金に取り付けます。2 台目の電源装置についても

同じ手順を繰り返します。

電源ケーブルのもう一方の端を、アースされた電源コンセント、または

UPS

（無停電電源装置）や

PDU

（電力配分装置）などの別の電源に接続します。

『

Hardware Owner's Manual

』（ハードウェアオーナーズマニュアル）に説明されている手順

に従ってシステム正面の設定スイッチを設定し、

EMM

をケーブル接続することで、システム

のストレージモードを設定します。

はじめに 37

システムの電源投入

ホストサーバーの電源を切った状態で、システムのケーブル接続をすべて完了します。

両方の電源装置

/

冷却ファンモジュールに電源を入れることで、システムの電源を

オンにします。ホストサーバーの電源を入れます。

ベゼルの取り付け

ベゼル（オプション）を取り付けるには、ベゼルの右端をシステムの正面右のルー

プに挿入し、ベゼルがカチッと所定の位置に収まるまで、ベゼルの左端をシステムに押し

つけます。

38 はじめに

仕様

ドライブ

SAS ハードドライブ 1×3.5 インチの SAS ホットプラグ対応ハードドライブ

（3.0 Gbps）を 15 台までサポート。回転速度は 10,000 または

15,000 rpm（サポートされているディスク容量については、

システムの readme ファイルを参照してください）。

SATA ハードドライブホットプラグ対応の 1 インチ×3.5 インチ SATA ハードドラ

イブ（3.0 Gbps、回転速度 7,200 rpm）を 15 台まで。システム

バックプレーンとは、インターポーザアセンブリを介して接続

します。

接続性

構成以下の構成に対応

•

15

台のハードドライブを直接接続できる統合モード

•

ドライブ

0

～

6

に直接接続し、それとは別にドライブ

7

～

14

に直接接続できる

2

台の

EMM

を使用したスプリットモード

EMM（エンクロージャ管理モジュール）

EMM

1 つまたは 2 つのモジュール

センサー EMM ごとに 1 つのセンサー

バックプレーンボード

コネクタ

•

SAS

ハードドライブコネクタ×

15

•

電源

/

冷却ファンモジュールのコネクタ×

2

•

EMM

コネクタ

2

組（各

EMM

につき

6

個のコネクタ）

•

正面

LED

とエンクロージャモードスイッチ用のコントロー

ルパネルコネクタ×

1

センサー温度センサー×2

背面パネルコネクタ

SAS コネクタ（各 EMM に）

•

ホストへの接続に使う

SAS"IN"

コネクタ×

1

•

エンクロージャ増設用の

SAS "OUT"

コネクタ×

1

シリアルコネクタ

（各 EMM に）

6 ピン UART ミニ DIN コネクタ（工場専用）×1

はじめに 39

LED インジケータ

正面パネル

•

システムスの状態を示す

2

色の

LED

インジケータ×

1

•

電源とスプリットモードの状態を示す単色

LED

インジケータ×

2

ハードドライブキャリア

•

単色のアクティビティ

LED

×

1

•

各ドライブにつき

2

色の

LED

ステータスインジケータ×

1

EMM

2 色の LED ステータスインジケータ×3（2 つの EMM SAS

ポート用に各 1、EMM のインジケータ×1）

電源装置 / 冷却ファンモ

ジュール

電源装置の状態、電源装置 / ファン障害、および AC の状態を

示す LED ステータスインジケータ×3

電源装置

ワット数最大連続 488 W; ピーク 550 W

放熱

200 W

電圧 100～240 V 定格電圧（実際には 90～264 V）

周波数 47～63 Hz

アンペア数 7.2 A（100 V）、3.6 A（200 V）

ハードドライブで利用可能な電力（スロット 1 つあたり）

サポートされているハードド

ライブの消費電力

最大 1.3 A（+12V）

最大 1.5 A（+5 V）

サイズと重量

高さ

13.11 cm

幅

44.63 cm

奥行

48.01 cm

重量（最大構成）

35.37 kg

環境

温度

動作時

保管時

10～35℃

-40～65℃

相対湿度

動作時

保管時

20%～80%（結露しないこと）

5%～95%（結露しないこと）

高度

動作時

保管時

-16～3,048 m

-16m～10,600 m

BTU （1時間あたり）

1430

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