MSI H97M-E35 ユーザーマニュアル

カテゴリー
マザーボード
タイプ
ユーザーマニュアル
日本語
63
この度はH97M-E35 シリーズ (MS-7846 v3.X) Micro-ATXマザーボードをお買い上げ
いただき、誠にありがとうございます。最適のシステム性能のために、H97M-E35シ
リーズはインテルH97チップセットを搭載し、LGA50プロセッサに対応したハイ
パフォーマンスデスクトップソリューションを構築することができます。
レイアウト
BA
T1
Top: LAN Jack
Bottom: USB2.0 ports
T:Line-In
M:Line- Out
B:Mic-In
JAUD1
JCOM1 JLPT1
JTPM1
JUSB2 JUSB1
JBAT1
JCI1
JFP1JFP2
SATA5
SATA1
SATA6
SATA3_4
(optional)
SATA2
JUSB3_1
(
optional)
JPWR1
PCI_E1
PCI_E2
PCI_E3
PCI1
SYSFAN1
SYSFAN2
JPWR2
CPUFAN
DIMM1
DIMM2
Top: VGA Port
Bottom: DVI
Top : mouse
Bottom: keyboard
USB3.0 ports
USB3.0 ports
HDMI port
JUSB3_2
(
optional)
日本語
64
マザーボードの仕様
対応 CPU LGA50対応第四代と第五代インテル
®
Core™プロセッサー、
およびインテル
®
Pentium
®
とCeleron
®
プロセッサー
チップセ
ット
インテル
®
H97 Expressチップセット
対応メモリ DDR3メモリスロット2本搭載、最大6GB搭載可能
DDR3 600/ 333/ 066 MHzをサポート
デュアルチャンネルメモリアーキテクチャ
non-ECC、un-bueredメモリをサポート
拡張スロ
ット
PCIe x6スロット x
PCIe 2.0 xスロット x2
PCIスロット x
オンボード
グラフィッ
クス
VGAポート x、最大解像度920x200 @ 60Hz, 24bppをサ
ポート
HDMIポート x、最大解像度2560x600@60Hz, 24bpp/
920x080@60Hz, 36bppをサポート
DVI-Dポート x、最大解像度920x200 @ 60Hz, 24bppをサ
ポート
ストレージ インテルH97 Expressチップセット
SATA 6Gb/sポート x6
RAID 0、RAID、RAID 5およびRAID 0をサポート
Intel Smart Response Technologyをサポート*
Intel Rapid Start Technologyをサポート*
Intel Smart Connect Technologyをサポート
* Windows 7とWindows 8の環境でインテルCoreプロセッサをサ
ポートします。
-
-
-
-
-
USB 3.0 インテルH97とRenesas uPD720202チップセット
USB 3.0ポート x6 (4基のポートはI/Oパネルにであり、2基
のポートは内部のUSBコネクターにより利用可能)
-
USB 2.0 インテルH97 Expressチップセット
USB 2.0ポート x6 (2基のポートはI/Oパネルにであり、4基
のポートは内部のUSBコネクターにより利用可能)
-
オーディオ Realtek
®
ALC887コーデック
LAN Realtek
®
RTL8G Gigabit LANコントローラー
日本語
65
I/Oパネルコ
ネクター
PS/2キーボードポート x
PS/2マウスポート x
VGAポート x
DVI-Dポート x
HDMIポート x
USB 3.0ポート x4
USB 2.0ポート x2
LAN (RJ45)ポート x
オーディオジャック x3
内部コネク
ター
24ピンATXメイン電源コネクター x
4ピンATX 2V電源コネクター x
SATAコネクター x6/4
USB 2.0コネクター x2 (4基の追加USB 2.0ポートをサポート)
USB 3.0コネクター x (2基の追加USB 3.0ポートをサポート)
4ピンCPUファンコネクター x
4ピンシステムファンコネクター x
3ピンシステムファンコネクター x
フロントパネルオーディオコネクター x
シリアルポートコネクター x
パラレルポートコネクター x
TPMコネクター x
システムパネルコネクター x2
ケース開放センサーコネクター x
クリアCMOSジャンパ x
BIOS 機能 UEFI AMI BIOS
ACPI 5.0, PnP .0a, SM BIOS 2.7, DMI 2.0
多言語
寸法 Micro-ATX寸法
9.6 in. x 8.6 in. (24.4 cm x 22.5 cm)
最新のCPU対応表は下記Webサイトをご参照ください。
http://www.msi.com/service/cpu-support/
最新のメモリモジュール対応状況については下記Webサイ
トをご参照ください。
http://www.msi.com/service/test-report/
日本語
66
I/Oパネル
LAN LEDインジケーター
LINK/ACT
LED
SPEED
LED
LED LED状態 解説
Link/ Activity LED
(リンク/アクティビ
ティLED)
O リンクしていません。
黄色 リンクしています。
点滅 データが通信中です。
Speed LED
(スピードLED)
O 0 Mbpsの通信速度
緑色 00 Mbpsの通信速度
オレンジ  Gbpsの通信速度
オーディオ2/4/6/8チャンネル配置
ポート 2チャンネル 4チャンネル 6チャンネル 8チャンネル
青色 Line in RS-Out RS-Out RS-Out
緑色 Line out FS-Out FS-Out FS-Out
ピンク Mic Mic CS-Out CS-Out
フロントオー
ディオ
- - - SS-Out
PS/2マウス
PS/2キーボード USB 2.0
USB 3.0
VGA
LAN
オーディオ
USB 3.0
DVI-DHDMI
®
日本語
67
CPUおよびヒートシンクの装着
CPUを取り付ける場合には、オーバーヒートを防ぐ、それにシステムの安定性のた
めにヒートシンクがCPUに密着するように確実に取り付けてください。下記の手順
に従って正しくCPUとCPUヒートシンクを装着してください。装着方法を誤ると最
悪の場合CPUやマザーボードなどの破損を招きます。
. 最大開放位置まで ローディングレバーを外して起こします。
2. レバーが最大開放位置に引っ張られると、ローディングプレートが自動的に起
こします。
注意
ソケットの接点またはCPUの底を触れないでください。
ビデオデモンストレーション
下記アドレスにてCPUとヒートシンクの取り付け方法をビデオで確
認できます。
http://youtu.be/bf5La099urI
位置決めの窪み
CPU切り欠き
3. CPUの切欠きをソケットの窪みと合わせてください。傾けたり、CPUをソケッ
トにすべり込ませることなく、まっすぐにCPUを下ろしてください。CPUが正
しくソケットに収まっていることを確認してください。
4. 負荷プレートを閉めます。リテンションノブの下に滑り込ませ、負荷プレート
を噛み合わせます。
日本語
68
熱ペースト
注意
システムを起動する前に、必ずCPUヒートシンクがしっかり装着されたことを確
認してください。
ソケットに添付されるプラスチックカバーは捨てないでください。CPUを外して
保管する場合は、このプラスチックカバーを装着し、ソケットのピンを保護して
ください。
単独のCPUとヒートシンク/クーラーを購入すると、装着については同梱の説明書
をご参照ください。
5. 負荷レバーを下ろすと、PnPキャップが自動的にCPUソケットから外れます。
PnPキャップ は絶対に捨てないでください。マザーボードからCPUを外して保
管する場合は、必ずPnPキャップを元に戻してください。
6. 効果的な放熱とCPUの過熱の防止のために、CPUの上に薄い層の熱ペースト(ま
たは熱テープ)を均等に塗布してください。
7. マザーボードのCPUファンコネクターを探し出してください。
8. ファンのケーブルがファンコネクターに届く方向にCPUクーラーを向け、四つ
の留め具がマザーボードの固定穴に合うようCPUクーラーを置きます。
9. CPUクーラーの四つの留め具をマザーボードの固定穴に合わせ、クリック音が
鳴るまでゆっくりと奥まで押し込みます。
0. 四つの留め具が正しく止められているかマザーボードを確認してください。
. 最後に、CPUファンケーブルをマザーボードのコネクターに接続します。
日本語
69
メモリの装着
ビデオデモンストレーション
下記アドレスにてメモリの取り付け方法をビデオで確認できます。
http://youtu.be/76yLtJaKlCQ
2
3
注意
DDR3メモリモジュールとDDR2メモリモジュールは相互に物理的・電気的規格の
互換性がありません。本製品はDDR3メモリスロットを搭載しており、DDR3メモ
リモジュールを必ずご利用願います。本製品ではDDR2メモリモジュールはご利
用頂けません。
デュアルチャンネルアクセスを有効にする為には同一メーカーの同一メモリモジ
ュールを装着してください。
日本語
70
内部コネクター
JPWR~2: ATX電源コネクター
ATX電源を接続します。接続の際にはコネクターの向きに注意して奥までしっかり
差し込んでください。通常はコネクターのフックの向きを合わせれば正しく接続さ
れます。
ビデオデモンストレーション
電源コネクターの取り付け方法をビデオで確認できます。
http://youtu.be/gkDYyR_83I4
13.+3. 3
V
1.+3.3
V
14.-12 V
2.+3.3 V
15.Gro und
3
.Groun d
16.PS- ON
#
4.+5
V
17.Gro und
5
.Groun d
18.Gro und
6.+5
V
19.Gro und
7
.Groun d
22.+5
V
10.+12 V
20.Res
8.PW
R O
K
23.+5
V
11. +12 V
21.+5
V
9.5VSB
24.Gro und
12.+3. 3
V
JPWR
4.+12V
2
.Ground
3.+12V
1
.Ground
JPWR2
注意
本製品を安定に動作させるには、すべての電源ケーブルを正しくATX電源コネクタ
ーに接続している必要があります。
JCOM: シリアルポートコネクター
6550Aチップを採用した6バイトFIFOにてデータ転送を行います。このコネクタ
ーにシリアルマウスまたは他のシリアルデバイスを接続できます。
1
.
D
C
D
3
.
S
O
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4
.
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T
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2
.
S
I
N
日本語
7
SATA~6: SATAコネクター
このコネクターは高速SATAインターフェイスポートです。一つのコネクターに
つき、一つのSATAデバイスを接続することができます。SATAデバイスはディス
クドライブ (HDD)、フラッシュメモリドライブ (SSD)と光学ドライブ (CD/ DVD/
Blu-Ray)を含みます。
ビデオデモンストレーション
SATA HDDの取り付け方法をビデオで確認できます。
http://youtu.be/RZsMpqxythc
SATA4
SATA3
SATA~6 (6Gb/s、インテルH97による)
SATA2
SATA
SATA5
SATA6
注意
多くのSATAデバイスも電源から電源ケーブルを必要とします。そんなデバイス
はディスクドライブ (HDD)、フラッシュメモリドライブ (SSD)と光学ドライブ
(CD/ DVD/ Blu-Ray)を含みます。詳細についてはデバイスのマニュアルをご参照
ください。
多くのコンピューターケースは大きいSATAデバイスを必要とします。例えば、
HDD、SSDと光学ドライブ、ケース内に固定されます。装着の詳細についてはケ
ースまたはSATAデバイスの同梱のマニュアルをご参照ください。
SATAケーブルは90度以上の角度に折り曲げないようご注意ください。データ損
失を起こす可能性があります。
SATAケーブルの両端が同一です。然し、スペースの節約のために、平らなコネク
ターに接続することをお薦めします。
日本語
72
JCI: ケース開放センサーコネクター
このコネクターには2ピンのケーススイッチを接続します。ケースを開けると開放
センサーがショートします。システムにはこの開放信号が記録され、警告メッセー
ジが画面に表示されます。警告メッセージを消すには、BIOS画面を開いてメッセー
ジを消去します。
2
.
C
I
N
T
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U
1
.
G
r
o
u
n
d
CPUFAN,SYSFAN~2: ファン電源コネクター
ファン電源コネクターは+2Vの冷却ファンをサポートします。本製品にはシステム
ハードウェアモニタチップセットを搭載すると、CPUファンコントロールを利用す
るために、スピードセンサー付けの、特に設計されたファンを使用しなければなり
ません。必ずすべてのファンを接続してください。部分のシステムファンがマザー
ボードに接続されなくて、その代わりに直ちに電源に接続されます。システムファ
ンを何れかの利用可能なシステムファンコネクターに接続することができます。
1
.Ground
2.+12V
3.Sens
e
4.Speed
C
ontro
l
1
.Gr ound
2.+ 12V
3.N o
Us
e
CPUFAN/ SYSFAN SYSFAN2
注意
CPUメーカーが推奨するファンを参照してください。
これらのコネクターはスマートファンコントロールをサポートします。Command
CenterユーティリティをインストールすることでCPUやシステムの温度から自動
的にファンの回転数を制御することが出来ます。
すべてのシステムファンの接続にはマザーボードのポートが足りない場合、アダ
プタが利用できて、ファンを直ちに電源に接続します。
最初の起動の前に、ケーブルがファンの葉身にぶつかるのを防止します。
日本語
73
JAUD: フロントパネルオーディオコネクター
フロントパネルオーディオピンヘッダを使用するとケースのフロントパネルからの
オーディオ出力が可能になります。ピン配列はインテル
®
のフロントパネル接続デザ
インガイドに準拠しています。
JFP, JFP2: システムパネルコネクター
本製品にはケースのフロントパネルとの接続用にフロントパネルコネクターが用意
されています。JFPはインテル®のフロントパネル接続デザインガイドに準拠して
います。オプションのM-Connectorを使用するとケーブルの取り付けが簡単になりま
す。ケースからの配線をM-Connectorに差し込み、そのままJFPへ接続します。
ビデオデモンストレーション
フロントパネルコネクターの取り付け方法はビデオで確認できま
す。
http://youtu.be/DPELIdVNZUI
1
.Ground
3.Suspend
LE
D
5.Power
LE
D
7.No
Pi
n
8.
+
6.
-
4.
+
2.
-
Buzzer
S
peaker
1.
+
3.
-
10. No
Pi
n
5.
-
Res et
S
wit ch
HDD
LE
D
P
owe r
Swi tch
P
owe r
LE
D
7.
+
9.R eserv e
d
8.
-
6.
+
4.-
2.+
JFP
JFP2
注意
ケースからの配線で小さな三角形が記載されているピンは正極を示します。以下
の図やM-Connector(オプション)を参照し、正しい位置に接続してください。
コンピューターケースのフロントパネルコネクターの大部分は主としてJFPに挿
入されています。
日本語
74
JUSB~2: USB 2.0拡張コネクター
このコネクターは高速USB周辺機器、例えば、外付けUSB HDDやデジタルカメラ、
MP3プレイヤー、プリンタ、モデムなど様々な機器の接続に対応しています。
1
.
V
C
C
3
.
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S
B
0
-
1
0
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U
S
B
1
+
4
.
U
S
B
1
-
2
.
V
C
C
注意
VCCピンとGNDピンは必ず接続してください。接続しない場合、機器に重大な損傷
を及ぼす恐れがあります。
JUSB3: USB 3.0拡張コネクター
USB 3.0ポートはUSB 2.0デバイスと併用できます。データ転送速度は最大5Gbit/sま
でをサポートします (超高速)。
5.
U
SB3_TX_C_DN
4
.Ground
3.USB3_RX_DP
2.USB3_RX_DN
1.Power
10.Ground
9.
+
U
SB2.0
8.
-
U
SB2.0
7
.Ground
6.USB3_TX_C_DP
20.No
Pi
n
19.Power
18.USB3_RX_DN
17.USB3_RX_DP
16.Ground
15.USB3_TX_C_DN
14.USB3_TX_C_DP
13.Ground
12.USB2.0
-
11
. +
U
SB2.0
注意
VCCピンとGNDピンは必ず接続してください。接続しない場合、機器に重大な損
傷を及ぼす恐れがあります。
USB 3.0デバイスを使用前に、必ずUSB 3.0ケーブルでデバイスをUSB 3.0ポート
に接続します。
日本語
75
JTPM: TPMモジュールコネクター
このコネクターはTPM (Trusted Platform Module)を接続します。詳細については
TPMセキュリティプラットホームマニュアルを参照して下さい。
10.No
Pi
n
14.Ground
8.5V
P
ower
12.Ground
6.Serial
IR
Q
4.3.3V
P
ower
2.3V
Standby
power
1.LP
C C
loc
k
3.LP
C
Rese
t
5.LP
C a
ddres
s &
data
pin0
7.LP
C a
ddres
s &
data
p
in1
9.LP
C a
ddres
s &
data
pin2
11
.LPC
a
ddres
s &
data
p
in3
13.LP
C
Fram
e
JLPT: パラレルポートヘッダ
このコネクターはオプションのパラレルポートブラケットを接続します。パラレ
ルポートは標準的なプリンターポートであり、EPP (Enhanced Parallel Port)と
ECP(Extended Capabilities Parallel Port)モードをサポートします。
1
0
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P
R
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K
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S
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2
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2
5
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S
L
C
T
日本語
76
JBAT: リアCMOSジャンパ
本製品にはBIOSの設定情報を保持するなどの目的でCMOSメモリを搭載してお
り、搭載するボタン電池から電力を供給することで情報を保持しています。この
CMOSメモリに蓄えられたデバイス情報によって、OSを迅速に起動させることが
可能になります。システム設定をクリアしたい場合はこのジャンパを押してくださ
い。
データを保存 データをクリア
注意
システムがオフの間に、このジャンパをショートすることでCMOS RAMをクリアし
ます。それからジャンパを開きます。システム起動時のCMOSのクリアは絶対止め
てください。マザーボードの破損や火災などに及ぶ危険があります。
PCI_E~3: PCIe拡張スロット
PCIeスロットはPCIeインターフェース拡張カードをサポートします。
PCIe xスロット
PCIe x6スロット
PCI: PCI拡張スロット
PCIスロットは最も汎用性の高い拡張スロットで、対応する様々な拡張カードが発
売されています。
PCIスロット
注意
拡張カードの取り付け・取り外しの際はシステムの電源を落とし、必ず電源プラ
グを抜いてください。拡張カードのマニュアルを参照し、ジャンパ、スイッチ、
BIOSなど必要なハードウェア設定、ソフトウェア設定を全て実行してください。
日本語
77
BIOSの設定
通常にはシステムの安定性のために、デフォルト設定は最適の性能を提供します。
以下に該当する場合は、BIOSセットアッププログラムを起動して設定値を適切な値
に変更してください。
システムの起動中に画面にエラーメッセージが表示され、SETUPを実行するよう
に指示された場合。
機能をカスタマイズするために、デフォルト設定を変更する場合。
注意
BIOSの設定を変更した後、システムが不安定になる場合には、デフォルト設定
をロードして、最適のシステム性能と安定性を回復します。"Restore Defaults"を
選択し、BIOSの設定画面に<Enter>キーを押してデフォルト設定をロードしてく
ださい。
BIOSの設定をよく知らない場合、可能なシステムの損害と不適当なBIOSの設定
より失敗の起動を回避するために、デフォルト設定を変更しないことをお勧めし
ます。
BIOSセットアップ画面の起動
電源を投入するとハードウェアの初期化が始まり、POST(Power On Self Test)画面
が現れます。以下のメッセージが表示されている間に、<DEL>キーを押してBIOSセ
ットアップ画面を呼び出します。
Press DEL key to enter Setup Menu, F to enter Boot Menu
(<DEL>キーを押してセットアップ画面を呼び出して、Fキーを押して
ブート画面を呼び出す。)
<DEL>を押す前にこのメッセジーが消えてしまった場合、電源をいったん切って
から再び投入するか、<RESET>を押すかして、システムを再起動してください。
<Ctrl>、<Alt>と<Delete>を同時に押しても再起動できます。
MSIはさらにBIOSセットアップ画面を表示するための2つの方法を提供しま
す。“MSI Fast Boot”ユーティリティ画面で “GO2BIOS”タブをクリックするか、マザ
ーボード基板上の”GO2BIOS”ボタン(オプション)を押すことで、再起動後のPC起動
時にBIOSセットアップ画面が表示されます。
“MSI Fast Boot”ユーティリティ
の”GO2BIOS”ボタンをクリック
します。
注意
BIOSセットアップ画面を表示するために、あらかじめ “MSI Fast Boot”ユーティリテ
ィをインストールしてください。
日本語
78
概要
BIOSに入った後、以下の画面が表示されます。
BIOSメニュ
ー選択
温度モニタ
システム
情報
ブートデバ
イス優先順
序バー
メニューディスプレイ
BIOSメニ
ュー選択
言語
Virtual OC
Genieボタン
お気に入り
OCメニュー
注意
高級なユーザー以外にPCを手動でオーバークロックすることをお薦めしません。
オーバークロックによる故障は製品保証の対象外となりますのでご注意くださ
い。不適当に操作すると、保証を無効にさせ、またはハードウェアを破損する危
険性があります。
ユーザーがオーバークロックに精通していない場合、OC Genieで簡単なオーバー
クロックを行うことをお勧めします。
Simple/Advanced Mode [Simple]
BIOSには詳細なOC設定を有効か無効にします。
[Simple] BIOSの設定には通常のOC設定を行います。
[Advanced] BIOSの設定には経験のあるユーザーに向けの詳細なOC設定を行
います。
日本語
79
注意: *を詳細なモードのOC設定のシンボルとして使用されます。
< CPUの設定>
Adjust CPU Ratio [Auto]
CPU倍率を設定し、CPUクロックの速度を変更します。プロセッサがこの設定をサ
ポートする場合にのみこの項目は表示されます。
Adjusted CPU Frequency
現在のCPU周波数を表示します。読み取り専用です。
CPU Ratio Mode [Dynamic Mode]*
CPU倍率の動作モードを選択します。手動でCPU倍率を設定する場合には、この項
目が表示されます。
[Fixed Mode] CPU倍率を固定します。
[Dynamic Mode] CPUの負荷によりCPU倍率が動的に変更されます。
EIST [Enabled]*
Enhanced Intel
®
SpeedStepテクノロジを有効か無効にします。"Adjust CPU Ratio"を
[Auto]に設定すると、この項目が有効になります。
[Enabled] EISTを有効にすると、CPU電圧とコア周波数を動的に変更しま
す。それは平均電力消耗と平均熱発生を減少できます。
[Disabled] EISTを無効にします。
Intel Turbo Boost [Enabled]*
インテル
®
ターボブーストを有効か無効にします。 CPUがこの設定をサポートする
場合にのみこの項目は表示されます。
[Enabled] システムがより高い性能を要求する場合、CPUの仕様範囲で自動
的にCPUのクロックを上昇させます。
[Disabled] この機能を無効にします。
Adjust Ring Ratio [Auto]
Ringの倍率を設定します。有効値の範囲は装着したCPUによって決定されます。
Adjusted Ring Frequency
変更したRingの周波数を表示します。読み取り専用です。
Adjust GT Ratio [Auto]
統合したグラフィックスの倍率を設定します。有効値の範囲は装着したCPUによっ
て決定されます。
Adjusted GT Frequency
変更した統合のグラフィックスの周波数を表示します。読み取り専用です。
< DRAMの設定 >
DRAM Frequency [Auto]
DRAM周波数を設定します。オーバークロックによる動作は保証されませんのでご
注意ください。
日本語
80
DRAM Timing Mode [Auto]
メモリタイミングのモードを選択します。
[Auto] 装着したメモリモジュールのSPD (Serial Presence Detect)に合わ
せDRAMタイミングが自動で設定されます。
[Link] すべてのメモリチャンネルのためにDRAMタイミングを手動で設
定します。
[UnLink] それぞれのメモリチャンネルのためにDRAMタイミングを手動で
設定します。
Advanced DRAM Conguration
<Enter>キーを押すと、サブメニューが表示されます。“DRAM Timing Mode”には
[Link]あるいは[Unlink]に設定すると、このサブメニューが有効になります。ユーザー
がメモリの各チャンネルのためにメモリタイミングを設定することができます。メ
モリタイミングを変更した後、システムが不安定になるあるいは起動できない恐れ
があります。その場合には、CMOSデータをクリアし、デフォルト設定に戻してく
ださい。(クリアCMOSジャンパ/ボタンの節を参照し、クリア後BIOSの設定画面で
デフォルト設定をロードしてください。)
Memory Fast Boot [Auto]
起動時に実行されるメモリに対応したトレーニングプロセスについて有効か無効に
します。
[Auto] BIOSにより自動的に設定を行います。
[Enabled] 初回起動時に実行したトレーニングのプロセスを記憶します。そ
の後は毎回の起動時にトレーニングしなくなるため、システムの
起動時間が早くなります。
[Disabled] 毎回の起動時にメモリトレーニングプロセスが開始されます。
< 電圧の設定 >
DRAM Voltage [Auto]
メモリ電圧を設定します。”Auto”に設定すると、BIOSが自動的にメモリ電圧を設定
します。ユーザーが手動で設定することも出来ます。
< 他の設定 >
CPU Memory Changed Detect [Enabled]*
CPUまたはメモリが交換される場合、ブート中にシステムが警告メッセージを出す
のを有効か無効にします。
[Enabled] ブート中にシステムが警告メッセージを出します。新しいデバイ
スのためにデフォルト設定をロードする必要があります。
[Disabled] 本機能を無効にし、現在のBIOS設定を保持します。
CPU Specications
<Enter>キーを押すと、サブメニューが表示されます。サブメニューには装着した
CPUの設定を全部表示します。[F4]を押すと、いつでもこの情報メニューをアクセ
スできます。読み取り専用です。
CPU Technology Support
<Enter>キーを押すと、サブメニューが表示されます。装着されたCPUのサポー
トするテクノロジを示します。読み取り専用です。
日本語
8
MEMORY-Z
<Enter>キーを押すと、サブメニューが表示されます。サブメニューには装着したメ
モリの設定やタイミングを全部表示します。[F5]を押すと、いつでもこの情報メニュ
ーをアクセスできます。
DIMM~2 Memory SPD
<Enter>キーを押すと、サブメニューが表示されます。装着されたメモリの情報
を示します。読み取り専用です。
CPU Features
<Enter>キーを押すと、サブメニューが表示されます。
Hyper-Threading Technology [Enabled]
ハイパースレッディング機能に対応したCPUをお使いの場合、1つのCPUコア
を2つの論理的なCPUコアとして認識させ、並列処理性能を高めることができ
ます。ほとんどの場合、ハイパースレッディング機能を有効にすることでシス
テムの処理性能を向上できます。
[Enable] ハイパースレッディングテクノロジを有効にします。
[Disabled] システムがHT機能をサポートしない場合、このアイテムを無
効にします。
Active Processor Cores [All]
アクティブプロセッサコアの数を選択します。
Limit CPUID Maximum [Disabled]
拡張CPUID値を有効または無効にします。
[Enabled] 拡張のCPUID値でこのプロセッサをサポートしない以前の
OSにはブートの問題を回避するために、BIOSがCPUID入力
値を最大化します。
[Disabled] 実際の最大のCPUID入力値を使用します。
Execute Disable Bit [Enabled]
本機能を有効にすることで、「バッファオーバーフロー攻撃」と呼ばれる悪意
を持った行為からシステムを保護することができます。いつでもこの機能を有
効に保持のをお勧めします。
[Enabled] NO-Execution保護を有効にして、悪意の攻撃とワームを防ぎ
ます。
[Disabled] この機能を無効にします。
Intel Virtualization Tech [Enabled]
インテル仮想化テクノロジの有効か無効にします。
[Enabled] 仮想化テクノロジを有効にして、プラットフォームが独立の
分割区分にマルチのOSを動作します。このシステムはほと
んどマルチのシステムとして機能します。
[Disabled] この機能を無効にします。
日本語
82
Hardware Prefetcher [Enabled]
ハードウェアプリフェッチャー (MLCストリーマ) を有効か無効にします。
[Enabled] CPU性能を最高の状態に調整するために、ハードウェアプリ
フェッチャーがメモリからL2 キャッシュに自動的にデータと
解説を先取ります。
[Disabled] ハードウェアプリフェッチャーを無効にします。
Adjacent Cache Line Prefetch [Enabled]
CPUハードウェアプリフェッチャー (MLC Spatial prefetcher)を有効か無効に
します。
[Enabled] キャッシュの遅延時間を減少し、特定のアプリケーションの
性能を最高の状態に調整するために、隣接キャッシュライン
のプリフェッチを有効にします。
[Disabled] 要求したキャッシュラインのみ有効にします。
CPU AES Instructions [Enabled]
CPU AES (Advanced Encryption Standard-New Instructions)サポートを有効か無
効にします。CPUが本機能をサポートの場合には、この項目が表示されます。
[Enabled] インテルAESサポートを有効にします。
[Disabled] インテルAESサポートを無効にします。
Intel Adaptive Thermal Monitor [Enabled]
CPUの過熱を防止するために、インテル適応型温度モニター機能を有効か無効
にします。
[Enabled] CPUが適応型温度以上の場合には、CPUコアクロック速度を
落とします。
[Disabled] この機能を無効にします。
Intel C-State [Auto]
C-stateはACPIにより定義されたプロセッサ電力管理テクノロジです。
[Auto] BIOSにより自動的に設定を行います。
[Enabled] システムのアイドル状態を検知し、状況に応じてCPUの電力
消耗を低減します。
[Disabled] この機能を無効にします。
CE Support [Disabled]
Halt状態に省電力のためにCE機能を有効か無効にします。”Intel C-State”が有
効な場合、この項目が表示されます。
[Enabled] Halt状態に省電力のためにCE機能を有効にして、CPUの周
波数と電圧を下げます。
[Disabled] この機能を無効にします。
Package C State limit [Auto]
システムがアイドルには省電力のために、CPU C-stateモードを選択します。
“Intel C-State”が有効な場合、この項目が表示されます。
[Auto] BIOSにより自動的に設定を行います。
[C0~C7s] 各ステートは消費電力の低い順に、C7s, C7, C6, C3,
C2,C0となります。
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MSI H97M-E35 ユーザーマニュアル

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