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2.1.2 研磨、紙やすり研磨、ワイアブラシを使用した作業、つや出しおよび切断研磨に共通する安全上の
注意:
▶ この電動工具は、グラインダーおよびフリクションソーとして使用することができます。本体に関する
すべての安全上の注意、注意事項、図、データに注意してください。以下の注意事項を守らないと、感
電、火災および/または重傷事故の発生する危険があります。
▶ この電動工具は、紙やすり研磨、ワイアブラシを使用しての作業やつや出しには適しません。電動工具
を所定の用途以外に使用すると危険な状況をまねき、負傷の原因となることがあります。
▶ この電動工具用としてメーカーから指定および推奨されていないアクセサリーは使用しないでくださ
い。そのようなアクセサリーはお使いの電動工具に単に固定できるだけで、安全な使用は保証されませ
ん。
▶ 先端工具の許容回転数は、電動工具に記載された最高回転数よりも高くなければなりません。許容回転
数よりも速く回転するアクセサリーは、破損あるいは外れて飛び回る恐れがあります。
▶ 先端工具の外径と厚さは電動工具の仕様に対応するものでなければなりません。間違ったサイズの先端
工具は十分に保護または制御できません。
▶ ネジ式インサート付きの先端工具は、研磨スピンドルのネジに厳密に適合したものでなければなりませ
ん。フランジにより取り付ける先端工具の場合は、先端工具の穴の直径がフランジの取付け部直径に適
合している必要があります。電動工具に確実に固定されていない先端工具は、回転が不安定になり、非常
に激しい振動を起こして制御不能に陥る恐れがあります。
▶ 損傷した先端工具は使用しないでください。先端工具を使用する前に毎回、研磨ディスクに欠損や亀裂
がないか、バッキングパッドに亀裂、摩耗、激しい損耗がないか、ワイアブラシに緩みや折れたワイアが
ないかをチェックしてください。電動工具または先端工具を落とした場合は、損傷がないかを点検し、
損傷のない先端工具を使用してください。先端工具の点検および取り付け後は、作業者やその他の人員
が先端工具の回転エリアに入らないようにして、本体を最高回転数で 1 分間作動させてください。先端
工具に損傷がある場合は、たいていこのテスト時間内に先端工具が折れます。
▶ 個人保護用具を着用してください。使用状況に応じて、フルフェースガード、アイシールドあるいは保
護メガネを着用してください。有効な場合は、防じんマスク、耳栓、保護手袋、作業材料の細かな剥離片
や破片から身体を保護する特殊エプロンを着用してください。さまざまな使用状況において異物の飛散
が生じます。飛散する異物から目を保護してください。防じんマスクは、作業時に発生する粉じんを捕
集するものでなくてはなりません。長時間大きな騒音にさらされていると、聴覚に悪影響が出る恐れが
あります。
▶ 作業者以外の人は作業場から安全な距離だけ遠ざけてください。関係者は全員、作業場で個人保護用具
を着用しなければなりません。作業材料や折れた先端工具の破片が飛散して、作業場外の人も負傷する
危険があります。
▶ 作業の実施に伴い先端工具が隠れている電線に接触する可能性がある場合は、必ず絶縁されたグリップ
面で電動工具を保持するようにしてください。通電しているケーブルと接触すると、本体の金属部分に
も電圧がかかり、感電の危険があります。
▶ 回転する先端工具から電源コードを遠ざけてください。本体が制御不能になった場合、電源コードが切
断されたり巻き込まれたりして、回転する先端工具で手や腕を負傷する危険があります。
▶ 必ず電動工具が完全に停止してから電動工具を置いてください。電動工具を置いたときに先端工具が回
転していると、電動工具が制御不能に陥る恐れがあります。
▶ 電動工具を身体の脇に保持している間は本体を作動させないでください。回転する先端工具に衣服が接
触すると、衣服が巻き込まれて先端工具が身体に食い込む危険があります。
▶ 電動工具の通気溝は定期的に清掃してください。モーターブロワーが埃をハウジング内に引き込んで金
属粉じんが大量に堆積すると、電気的な危険が発生する恐れがあります。
▶ 可燃物の近くで電動工具を使用しないでください。可燃物に火花が飛んで燃える可能性があります。
▶ 冷却液が必要な先端工具は使用しないでください。水やその他の冷却液を使用すると、感電が発生する
可能性があります。
反動とそれに対する安全上の注意
反動は、研磨ディスク、バッキングパッド、ワイアブラシなどの回転している先端工具が噛んだりブロック
されたりしたことに起因する突発的な反応です。先端工具が噛んだりブロックされたりすると、回転してい
る先端工具が突然停止します。これにより電動工具は、ブロックが生じた位置において制御されることなく
先端工具の回転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、研磨ディスクが作業材料の中で噛んだりブロックされたりすると、作業材料に入り込んだ研磨ディ
スクの縁部が引っかかって破損したり、反動が起きたりすることがあります。その際は、ブロックされた箇
所でのディスクの回転方向により、研磨ディスクが作業者の方向やその逆方向に動きます。この場合研磨
ディスクが折損することもあります。
電動工具の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な予防措置を取るこ
とで防止することができます。