Contec FXE3000 取扱説明書

  • こんにちは!CONTEC FXE3000 無線LANボードのセットアップガイドについてご質問にお答えします。このガイドには、デバイスのハードウェア設定、外部デバイスとの接続、仕様などの情報が含まれています。どのようなご質問でもお気軽にお尋ねください!
  • 初期設定のIPアドレスは何ですか?
    電源供給方法は?
    外部アンテナを接続するにはどうすればよいですか?
    DFS機能とは何ですか?
    初期化するにはどうすればよいですか?
FXE3000 セットアップガイド
1
FXE3000
IEEE802.11n/a/b/g
組込タイプ無線LANボード(親局/子局)
FXE3000 セットアップガイド
本製品は、無線LAN標準規格のIEEE802.11n/a(W52/W53/W56)/b/gに準拠し、ワイド入力電源(5 - 30VDC)
に対応した無線LANボードです
◆構成品リス
□本体
(FXE3000)1
□シリアルナンバーラベル…
1
□セットアップガイド
(本書)1
■説明書について
本製品の説明書は、当社ホームページにPDFァイルとして提供しています。説明書ではハードウェ
アの設定、外部機器との接続、製品仕様などの情報を記載しておりますので、必要に応じて参照くだ
さい。
問い合わせ
製品の使い方、初期不良、動作異常、環境対応など製品の技術的なお問い合わせに、専門技術スタッフ
が迅速かつ親切丁寧に対応します。
当社ホームページから https://www.contec.com/ 問い合わせください
他に、E-mailtsc@jp.contec.comTEL050-3736-7861 でも対応しております。納期、価格、故障修理の
ご依頬、寿命部品交換のご依頼は、当社製品取り扱いの販売代理店へお問い合わせください。
◆アダプタ(オプション)
ACダプタ: FX-AC053 SMA同軸変換ケーブル(0.12m) FX-ANT-CEX2
SMA変換ケーブル(0.2m) FX-ANT-CEX3 □延長用ケーブル(0 .5m) FX-ANT-C05
□同軸ケーブル(12m) FX-ANT-C12 □同軸ケーブル(25m) FX-ANT-C25H
2.4 GHz平面アンテナ*1 FX-ANT-A1 2.4 GHz無指向性高利得コリニアアンテナ*2 FX-ANT-A2
5GHz/2.4GHz無指向性アンテナ*1 FX-ANT-A7
*1同軸変換ケーブル(FX-ANT-CEX2またFX-ANT-CEX3)が別途必要。
*2同軸変換ケーブル(FX-ANT-CEX2, FX-ANT-CE X3 )と同軸ケーブル(FX-ANT-C12, FX-ANT-C25H)が別途必要。
※詳細は、当社ホームページでご確認ください。
◆出荷時のおもな初期設
本製品は、
Web
ブラウザを使用してネット
ワーク経由で設定を行います。PCと本製
品をLANケーブルで有線LAN接続し、
WebラウザでデフォルトIPアドレスにア
クセスしてください。本製品の初期設定
右表のとおりとなります
設定項目
デフォルト値
IPアドレス
192.168.0.1
サブネットマスク
255.255.255.0
ESSID
LocalGroup
暗号化
なし
ユーザ
admin
パスワード
pass
◆各部の名称と機能
(1)
LANポート
(2)
電源コネクタ
(3)
DC
ジャック
(4)
INIT
コネクタ
(5)
DIPスイッチ
(6)
DIP LED
LED表示
LED
の名称
状態
表示内容
POWER
点灯
動作中
点滅
(
一定間隔
)
起動中
(
電源投入から動作中まで
)
消灯
電源が
OFF
状態
LAN
点灯
有線LAN接続
点滅
有線
LAN
データ送受信
消灯
有線
LAN
未接続
WLAN
点灯
無線
LAN
接続
点滅
無線
LAN
データ送受信
点滅
(
一定間隔
)
レーダ波チェック中
(W53, W56
使用時
)
消灯
有線LAN未接続
POWER/ LAN/ WLAN
3
つ同時点滅
ファームウェア書き込み
*1
POWER/LAN
2
回点滅
/
点灯
DHCP
取得エラー
*1 ログファイルの書き込みを除きます(点滅しませ)
DIP
スイッチ
INIT
コネクタ
No.
項目
動作
/
機能
No.
項目
動作
/
機能
1
INIT
本製品を初期化する(
出荷時設定に戻す
)
場合に
使用します。このスイッチを
ONにすると
POWER,WLAN,LAN
の各LEDが点滅を始
ます。点滅し始めて点灯に変わるまでの間
(
3
)に、OFFにすると本体のすべての設定
が、次回の起動後に出荷時設定に戻ります
1
INIT
INIT
信号を
GND
とショートすることで
POWER,WLAN,LANの各LEDが点滅し、
点灯に変わるまでの間(3 )に、INIT信号
をオープンにすることで、次回の起動後に
荷時設定に戻ります。
2
未使用
2
GND
GND
* INIT信号をONOFFて初期化するとき、OFFした後もしばらく点滅が続きます。これは内蔵メモリのファイルを削除して
いることを示します。点滅が終わるまでに電源を切るなどすると、内蔵メモリ内のファイルが破損し、本製品が正常に起動
できなくなる場合があります。必ず、点滅終了後に再起動してください。
◆ショートピンヘッダ
(JP2)
LAN
コネクタ
No.
項目 動作
/
機能
No.
項目 動作
/
機能
1
LAN
ポート
4pin
pin1 pin2 をショートすることで、
LAN ポート 4pin 経由で INIT(初期
)信号に接続することができます
1
TX+
送信
(+)
2
TX-
送信
(-)
2
INIT
3
RX+
受信
(+)
3
LAN ート
5pin
pin3 pin4 をショートることで
LAN ート 5pin 経由に GND に接
続することができます
4 INIT/NC
INIT
信号を
GND
とショートすること
POWER, WLAN, LAN の各 LED
点滅し、点灯に変わるまでの間( 3)
INIT 信号をオープンにすることで、
次回の起動後に出荷時設定に戻ります。
*1
JP2 No.1 No.2
を接続した状態で
使 能す
4
GND
5
LAN
ポート
7pin
pin5 pin6 をショートることで
LAN ート 7pin 経由に電源 Line
接続す るこ す。
6
24VDC
7
LAN ポート
8pin
pin7 pin8 をショートることで
LAN ート 8pin 経由に GND に接
続することができます
5
GND
GND
6
RX-
受信
(-)
8
GND
7
24VDC
Power Supply
8
GND
GND
*1 INIT
信号をONOF Fして初期化するとき、OFFした後もしばらく点滅が続きます。これは内蔵メモリのファイルを削除して
いることを示します。点滅が終わるまでに電源を切るなどすると、内蔵メモリ内のファイルが破損し、本製品が正常に起動
できなくなる場合があります。必ず、点滅終了後に再起動してください。
ショートピンヘッダ
(JP2)詳細な設定方法はWE B掲載の解説書にて記載しておりますので、必要に応じて参照ください。
LANネクタ経由で電源供給する場合は、電源コネクタからの電源供給およびACアダプタと併用しないでください。
電源供給
■オプショAC
アダプタ
(FX-AC053)
を使用する場
AC
アダプタのDCプラグを本製品のDCジャックに接続してくださ
い。
ACアダプタで電源供給する場合は、電源コネクタからの電源供給およびLANコネクタから
の電源供給と併用しないでください。
■電源コネクタから電源供給する場合
電源コネクタを使用して、外部から電源
給できます。電源ケーブルは、右記に示
部品および相当品をご使用ください。
電源コネクタから電源供給する場合はACアダプタお
よびLANコネクタからの電源供給と併用しないでくだ
さい。
機能
電源コネクタ:JST S02B-PASK-2(LF)(SN)
対応ケーブル
AWG28-16(
ケーブル長は電源仕様を満たしていること
)
ピン番号
信号名
意味
1
Vi+
電源
(5-30VDC
±
5%)
2
Vi-
電源(GND)
LAN
コネクタから電源供給する場
電源供給を行う装置は、お客様にて用意ください。
電源ケーブルは間違いのないように作成してください。特にピン番号を間違えて使用
すると、機器の故障や事故の原因となる恐れがあります。
電源給電のLANケーブルのケーブル長は100m以下にしてください。
給電時、100BASE-TXを使用する場合はカテゴリ5上のケーブル、10BASE-Tを使
する場合はカテゴリ3上のケーブルを使用してください。
LANコネクタ経由で電源供給する場合は、電源コネクタからの電源供給およびAC
ダプタと併用しないでください。
LAN
コネクタまたは、電源コネクタから電源供給する場
入力電圧範囲:5 - 30VDC±5%10ms以内に4.75VDC上の入力電圧範囲内で立ち上
がる電源を使用してください。それ以外での電源供給では、機器の故障や事故の原因
となる恐れがあります。
◆設置
下記の注意事項をふまえた上で設置を行ってください。
・アンテナの周囲
30mmに金属類があるとアンテナ特性に影響します。なるべく、アンテナの近くには金
属類を配置しないようにしてください。
・本製品の表面に最大
14mm度、裏面に最大3mm
程度の突起物があります。本製品と周囲の物体とはあ
る程度の距離をとり、本製品の周囲温度が設置環境条件範囲内になるよう使用してください。
・外形寸法図をご確認上、取り付け穴
(φ3.5mm)には、M3のネジを使用して設置してください。
・左下の取り付け穴は、FGND(
アース
)
になっています。
◆外部アンテナの接続
本製品のアンテナ方式である「
MIMO方式」では、2
つのアンテナを
同時に使用します。外部アンテナを接続する際は
2つのアンテ
を接続してご使用ください。
コネクタ
1とコネク6およびコネクタ2とコネク5に接続されてい
る白色のハーネスをはずします。
コネクタ
5およびコネクタ6に変換ケーブFX-ANT-CEX2たはFX
-
ANT
-CEX3を接続し、変換ケーブルの先に当社製オプションアン
ナを接続します。推奨引抜工具:U.FL-LP-N-2(HRS
)
DFS機能につい
DFS対応チャネルに設定時は、レーダ波を検出した場合、気象レーダなどへの電波干渉を避けるために、
自動的にチャネルを変更します
ので、以下の点にご注意ください。
起動後、1分間、当該チャネルにレーダ波がないかの確認を行うため、少なくとも1分以上
の時間が必要となります。
起動時もしくは、起動中にレーダ波が検出された場合、設定チャネルとは別のチャネルを
使用しなければならないため、別のチャネルで起動する場合があります。
設定DFS応チャネルで起動後も、運用中にチャネルを変更する場合があります。
レーダ波を検出した場合、検出後、30分間電波を停止する必要があるため、30分間は検出
チャネルを使用できません。
DFS対応チャネル (周波数:5GHz)
チャネル
DFS機能
W52
36, 40, 44, 48
無効
W53
52, 56, 60, 64
有効
W56
100, 104, 108, 112, 116,
120, 124, 128, 132, 136, 140
有効
WLAN
POWER LAN
注意
注意
注意
注意
注意
注意
FXE3000 セットアップガイド
◆機器への接続と設定方法
本製品は、Webブラウザを使用してネットワーク経由で設定を行います。
Webブラウザで本製品へ接続する
Webブラウザを起動し、アドレスバーにhttp://に続けて本製品のIPアドレスを入力してください。初めて接
続する場合は、出荷時設定IPアドレスは192.168.0.1ですので、次のように入力します。
http://192.168.0.1/
本製品に接続すると、「ログイン画面」が表示されます。
表示されない場合は、
PCIPアドレス設定、ブラウザ設定、または
ブラウザのアドレスバーに入力する
URLのいずれかが間違っている
可能性があります。ログイン画面では「
ユーザ名」と「パスワー
ド」を入力し、「
OK」ボタンをクリックしてログインしてくださ
い。
出荷時設定では「
ユーザ名:admin」、「パスワード:pass」に設
定されて
ますので、初めて接続するときは上記を入力し「OK
ボタンをクリックしてください。
ログイン画面
また、セキュリティ向上のため、パスワード変更することをお推めします。
Webブラウザで設定する
左側のメニュー(
右図中の①
)
から「設定」を選
び、開いたメニューから設定項目を選んでくだ
さい。
設定項目の詳細については、「ヘルプ」
(同②)
参照してください。
設定は、それぞれのページで変更後、必ず「確
定」
(同③)ボタンをクリックし、本製品に設定を
一時的に記憶させる必要があります。
すべての設定完了後、設定を保存し、本製品を
再起動することで設定が有効になります。
左側メニューの「保存
/再起動」(同④)をクリッ
クしてください。
「保存」だけ行い、必要に応じて後で「再起動」をしても問題ありません。そのとき、保存しただけでは
本製品の設定は変更されないので、必ず後で再起動をするようにしてください。
各機能の説明および設定方法については、当社ホームページ上に公開されている説明または、「ヘルプ」を参照してくだ
い。
設定の保存には5 - 10秒程度かかります。その間、本体前面のPOWERWLANLE Dが同時に点滅します。“保存完了”の表示
まで、再起動、電源の切断しないでください。保存中に再起動や電源の切断が行われた場合、設定ファイルやファームウェアな
どが破損し、正常に起動できなくなる恐れがあります。
仕様
項目
仕様
ユニットタイプ
ステーション/アクセスポイント/リピー
有線
LAN
イーサネット規格
IEEE802.3(10BASE-T)
IEEE802.3u(100BASE-TX)
データ転送速度/通信方式/
ポート数
10/100Mbps
/半二重
(Half Duplex)
、全二重
(Full Duplex)
1
無線
LAN
対応規格
IEEE802.11n, IEEE802.11a, IEEE802.11b, IEEE802.11g
IEEE802
.
11n
チャネル
5GHz
19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],
100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch[W56])
2.4GHz
帯:
13ch (1 - 13)
データ転送速度 *1
300 - 6.5Mbps[MSC0 - 15, Short/Long GI] (固定/自動)
IEEE802
.
11a
チャネル
19ch(36, 40, 44, 48ch[W52], 52, 56, 60, 64ch[W53],
100, 104, 108, 112, 116, 120, 124, 128, 132, 136, 140ch[W56])
データ転送速度
*1
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(
固定
/
自動
)
IEEE802
.11b
チャネル
14ch (1 - 14 )
データ転送速度
*1
11, 5.5, 2, 1Mbps(
固定
/
自動
)
IEEE802
.11g
チャネル
13ch (1 - 13 )
データ転送速度 *1
54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbps(固定/自動)
セキュリ
ティ
IEEE802.11n
WPA(AES), WPA2(AES), WPA-PSK(AES), WPA2-PSK(AES),
WSL(
上記暗号と併用可
)
IEEE802.11a/b/g
WEP(open/ Shared Key /Auto), WPA(AES, TKIP), WPA-PSK(AES,TKIP),
WPA2(AES, TKIP), WPA2-PSK(AES,TKIP), IEEE802.1X(EAP-TLS, PEAP),
WSL(
上記暗号と併用可
)
アンテナ
チップアンテナ
(
内蔵
)
×
2 MIMO
外形寸法
(mm)
60.0(W)
×
89.2(D)
×
17.5(H)
質量
50g(
本体のみ
)
電源
入力電圧範囲
5VDC
±
5% (DC
ジャック
)
5 - 30VDC
±
5% (
電源コネクタ
)
24VDC
±
10% (
PoE)
定格入力電流
0.83A (5VDC
入力時
)
0.15A (30VDC
入力時
) (Max.)
0.18A (
独自
PoE
給電
24V
)
環境仕様
使用周囲温度
0 - 50
使用周囲湿度
10 - 90%RH (
ただし、結露しないこと
)
浮遊粉塵
特にひどくないこと
腐食性ガス
ないこと
耐振動性
掃引耐久
10 - 57Hz/
片振幅
0.035 mm 57 - 150Hz/0.5G
XYZ方向 40(JIS C 60028-2-6準拠、IEC 60068-2-6準拠)
耐衝撃性
10G XYZ方向11ms正弦半波 (JIS C 60068-2-27準拠、IEC 60068-2-27準拠)
耐ノイズ性
*2
ラインノイズ
AC
ライン
2kV
、信号ライン
/±1kV
(IEC61000-4-4 Level 3
EN61000-4-4 Level 3)
許容瞬時停電時間
*2
17ms
以内
(100VAC@25
),
低電圧検出時、自動的にリセットを行う
静電耐久
間接気中放電
±8kV (IEC61000-4-2 Level 3
EN61000-4-2 Level 3)
規格
電波法
工事設計認証、
VCCI
クラス
A
RoHS
準拠
*1 無線LAN規格の理論値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。
*2 オプションACアダプタ FX-AC053にて確認。
VCCI クラスA意事項
この装置は、クラスA情報技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この場合には
使用者が適切な対策を講ずるよう要求されることがあります。
VCCI-A
◆速度表記について
本書や設定画面等で使用する送信レートのリンク速度の数値は、無線LAN規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではあ
ません
◆外形寸法
◆安全情報の表記
本書では、人身事故や機器の破壊をさけるため、次のシンボルで安全に関する情報を提供しています。内容を良く理解し、安全に機器を操作してく
ださい。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が損害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容を示し
います。
◆使用上の注意
本製品は、電波法における「小電力データ通信システムの無線局の無線設備」であり、無線免許は必要ありません。
本製品の内部を改造することは法律で禁止されています。また、本製品は、国内の電波法により認定されたもので、海外ではご使用になれません。
◆セキュリティに関する注意事項
無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く
範囲であれば自由LAN接続が可能であるという利点があります。その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届
ため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が電波を故意に傍受し、IDやパスワードまたはクレジットカード番号等の個人情報、メールの内容等の通信内容を盗み見られる可
性があります。
不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
・個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩) ・特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
・傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん) ・コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無LAN製品の
セキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります
無線LAN機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていません
したがって、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線LANカードや無線LANアクセスポイントをご使用になる前に
必ず無線LAN機器のセキュリティに関するすべての設定をマニュアルにしたがって行ってください。
なお、無線LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解の上、ご使用ください。セキュリティの
設定などについて、お客様ご自分で対処できない場合には、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
当社では、お客様がセキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに
関する設定を行い、製品を使用することをお奨めします。
◆電波干渉に関する注意
本製品が使用する2.4GHz帯域では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定
電力無線局(免許を要しない無線局)ならびにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
1. 本製品を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局ならびにアマチュア無線局が運用されていないことを確認
てください。
2. 万一、本製品から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合は、速やかに使用周波数を変更するか電波の発射
停止した上、テクニカルサポートセンターまでご連絡いただき混信回避のための処置等(例えばパーティションの設置など)についてご相談くださ
い。
3. 無線端末同士を近くに配置すると、相互干渉のために通信速度が低下することがあります
目安としてステーション間は1m、アクセスポイントとステーション間は3mアクセスポイント間は3m程度の間隔を空けるようにしてくださ
い。
4. その他、本製品から移動体識別用の特定小電力無線局あるいはアマチュア無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合など何かお困
のことが起きたときは、テクニカルサポートセンターまでお問い合わせください。
◆用途制限
本商品は人の生命に直接関わる装置等(*1)や人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置等(*2)を含むシステムに使用できるよう開
発・製作されたものではありませんので、それらの用途に使用しないようにしてください
*1 生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器など *2 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システム、その他安全
重要な系統およびシステム集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制御システムなど
5. 2GHz帯および5.3G Hz帯での屋外使用は、電波法により禁止されています。
また、日本国外での使用は、当該国の電波関連法令に抵触する恐れがあります。日本国外では使用しないでください。
◆取り扱い上の注意事項
周囲に発火性、腐食性のガスがある場所で使用しないでください。爆発、火災、感電、故障の原因となります。
本製品は、精密な電子部品でできていますので、衝撃、振動の加わる場所での使用、保存は避けてください。
誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
本製品を直接手で触れないでください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。静電気による破損を防ぐため、取り扱う際は帯電防止
策を行ってください。
高温や低温の場所、また温度変化の激しい場所での使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
直射日光のあたる場所やストーブなどの発熱する器具の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります
強い磁界、電波を発生する機器の近くでの使用、保存は避けてください。誤動作、発熱、故障、破損の原因になります。
異常な臭いや過熱に気がつきましたら、ただちに電源ケーブルを抜いてください。
異常や故障が発生しましたら、お買い求めの販売店、またはテクニカルサポートセンターへご連絡ください。
本製品は機能追加、品質向上のため予告なく仕様を変更する場合があります。
継続的にご利用いただく場合でも、必ず当社ホームページの説明書を読み、内容を確認してください。
LANコネクタから電源供給する場合、ショートピンヘッダ(JP 2)設定が必要になります。特にピン番号を間違えて使用すると、機器の故障や事故の原因
となる恐れがありますので、詳しい設定方法につきましてはお買い求めの販売店、またはテクニカルサポートセンターへご連絡ください。
本製品を改造しないでください。改造をしたものに対しては、当社は一切の責任を負いません。
製品の移動・譲渡する場合、本(セットアップガイ)を必ず添付してください。
本製品の運用を理由とする損失、逸失利益などの請求につきましては、前項にかかわらず、いかなる責任も負いかねますのであらかじめご了
ください。
本製品の修理・交換は、センドバックとなります。
無線LAN機器は、設置環境・本体の設定・ネットワークシステムの通信負荷などの要因により、無線通信が正常に動作しない場合があります。
お客様の使用用途に合った環境で、事前に検証を行い問題ないことを確認してください。無線LAN機器の導/設置については、無線LANのネッ
トワークシステム構築に精通しているシステムインテグレータなどの専門業者に依頼してください。
別機種の無線LAN機器から本製品へ置き換えて使用される際は、製品仕様や機能などの違いにより、ネットワークシステムの再構築が必要とな
る場合があります。本製品をご採用する際は、実際にご使用になる環境において、当社の貸出機を使用して評価を十分に行って頂くことを推
いたします。
過電流や過電圧(雷サージ等)の影響を受けるような場所で使用する際には、全ての進入経路(電源線、LAN、アースなど)に対して適切な
ージ保護デバイスSPD)を選定し使用してください。SPDの選定/導入/設置については、専門の業者で行ってください。
発行
株式会社コンテック
大阪市西淀川区姫里
3-9-31
555-0025
2018
10
改訂
https://www.contec.com/
NA03775 (LYSB494)
10122018_rev4 [05262015]
本製品および本書は著作権法によって保護されていますので無断で複写、複製、転載、改変することは禁じられています。
Copyright 2015 CONTEC CO., LTD. All Rights Reserved.
注意
φ
82
89.2
3.6
60
32.2
24.2
3.5
4-
危険
注意
危険
注意
/