各部の名称とはたらき
トップ・パネル
ディスプレイ
キットの番号を表示します。
TRIG1 や TRIG2 で鳴らすインストの組み合わせを「 キ ット 」 と呼びます。
&
「 キ ット ・リスト ( 1 5 キット )」
トリガー・インジケーター(TRIG1 / TRIG2)
TRIG1/TRIG2 が反応したときに、対応するトリガー・インジケーターが点
灯
0
消灯します。
トリガー入力が最大のとき、ディスプレイの「 .」(ドット ) も 点 灯
0
消灯し
ます。トリガーの感度調整の目安にしてください。
[MODE SELECT]ボタン
[MODE SELECT]ボタンを押すたびに、[-][+]スイッチ
の動作モードが切り替わります。
トリガー・インジケーター モ ード
点灯
プレビュー・モ ード
消灯
キ ット ・ モ ード
[-][+]スイッチ
モードによってスイッチのはたらきが変わります。
スイッチ
キ ット ・ モ ード
トリガー・インジケーター消灯
プレビュー・モード
トリガー・インジケーター点灯
[-]
前 の キ ット に 切 り 替 え ま す 。
※
長押しすると連続して変
わ る の で 、 素 早 く キ ット
を切り替えられます。
TRIG1 のインストが鳴
ります。
[+]
次 の キ ット に 切 り 替 え ま す 。
※
長押しすると連続して変
わ る の で 、 素 早 く キ ット
を切り替えられます。
TRIG2 のインストが鳴
ります。
キット・モードでは、[-]スイッチと[+]スイッチを同時に押すと、
ミュートのオン/オフが切り替わります。
※
ミュート・オン状態になると、トリガー・インジケーターが点滅し、入力
されたトリガーが反応しなくなります。素早くトリガーを無効にするとき
などに便利です。
メモ
キット・モードでは、専用アプリでさまざまな機能を自由にア
サインできます。
プレビュー・モード時のキットの切り替えかた
キ ット・モ ー ド に 切 り 替 え て か ら キ ット を 変 え て 、プ レ ビ ュ ー・モ ー
ドに戻ります。
エディットつまみ(TRIG1 / TRIG2)
つまみ 説明
[SENS]
左に回すと感度が低くなり、強く叩かないと反応し
なくなります。右に回すと感度が上がり、弱く叩い
ても 反 応しやすくなります。
※フットスイッチを使用する場合は、[SENS]つまみ
を左に回しきって(F.SW の位置)ください。
[PITCH] イ ン ストの ピッチ を 調 節しま す 。
[DECAY] インストの音の長さを調節します。
[LEVEL] インストの音量を調節します。
初期設定では、すべてのキットに対して[PITCH]、[DECAY]、
[LEVEL]つまみの値が反映されますが、キットごとにつまみ
の値を設定することも可能です。
&
「システム設定」(Knob Setting)
メモ
アコースティック・ドラムを使うなど大音量の音が鳴る環境では、外部からの音や振動によって叩いていないときに音が鳴ることがあります。
以下の方法で、誤発音を防ぐことができます。
5
トリガーを取り付ける位置や角度を調節して、振動の元から距離をとる
5
[SENS]つまみでトリガーの感度を下げる
リア・パネル(機器の接続)
※他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。
DC IN 端子
USB 端子
AC アダプター
パソコン/スマートフォン/ USBAC アダプター
OUTPUT 端子
PHONES 端子
ミキサー/スピーカー
ヘッド ホ ン
[POWER]スイッチ
&
「電源を入れる」
TRIG IN 端子
トリガー入力のパッドやフットスイッチを接続します。TRIG IN 端子はヘッド/ボウ・ショットに対応しています(リム/エッジには非対応)。
デュアル・トリガー・パッドを接続する
パッドのリムやエッジを使うときはインサートケーブル(ステレオ標準
#
モノ標準×2)を使います(パッドは 1 つ接続できます)。
ケーブルの L/R を TM-1 の TRIG IN 1/2 端子に接続します。
※専用アプリでの設定が必要です。
PDX-8
モノ標準× 2
ステレオ標 準
別売品の PCS-31L
または
市販のケーブル
OUTPUT 端子は、ミックスした音をモノで出力するか、
各トリガーを左右に分けて出力するか選ぶことができ
ます。
&
「システム設定」(Output Setting)
5
パッドに付属のステレオ・ケーブルや市販の
ケーブル(ステレオ標準
#
ステレオ標準)
で接続してください。
5
フットスイッチを使うときは、[SENS]つまみ
を F.SW の位置に合わせてください。
5
BT-1 を使うときは、専用アプリでの設定が
必要です。
RT-30KKT-10 BT-1 FS-5U
パッド フット ス イッチ
ご注意 !
5
iOS(iPhone/iPad)と接続する場合には、Apple 社製 Lightning - USB カメラアダプタが必要です。
5
Android 端末との接続には、それぞれの端末に対応したコネクターを装備したケーブルが必要です。ただし、すべて
の Android 端末について、動作を保証するものではありません。
ボトム・パネル(電池の交換)
1.
本体底部の電池カバーをはずします。
2.
電池を取り出してスナップ・コードをは
ずします。
3.
新しい電池をスナップ・コードに接続し
ます。
※電池の極性(「+」と「-」)を 間 違えないように
注意してください。
4.
電池カバーを確実に閉めます。
電池について
※マンガン電池はお使いいただけません。必ずアルカリ電池をご使用ください。
※電池の寿命は、通常演奏での使用で約 3 時間です。電池が消耗してくると、ディスプレ
イが点滅します。早めに電池を交換してください。
※電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりする恐れがあります。「安全上
のご注意」「使用上のご注意」(『安全上のご注意』チラシ)に記載の電池に関する注意
事項を守って正しくお使いください。
※付属の電池は動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
※本機を裏返すときは、破損を防ぐためボタンやつまみなどを保護してください。また、落
下や転倒を引き起こさないよう取り扱いに注意してください。
電源を入れる
TM-1 は、電池/別売の AC アダプター、または USB バス・パワー/ USB AC
アダプターで動作します。
※電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる/切
るときに音がすることがありますが、故障ではありません。
1.
[POWER]スイッチを「DC/BATTERY」または「USB」の位置
にします。
電源の種類 スイッチ 説明
AC アダプター(別売)
DC/BATTERY
乾電池、または別売の AC アダプターで動作します。
※乾電池と AC アダプターを両方接続しているときは、AC ア
ダプターが優先されます。
乾電池
USB バス・パワー/
USBAC アダプター
USB
パソコンなどの電源が供給されているUSB ポート、また
は USB AC アダプターと接続してお使いください。
※スマートフォン接続時は「DC/BATTERY」でお使いください。
2.
接続している機器の電源を入れ、音量を適当な位置まで上げます。
電源を切る
1.
接続している機器の電源を切り、[POWER]スイッチを「OFF」
の位置にします。
トリガーのダイナミクスを設定する
キットごとに TRIG1 / TRIG2 のダイナミクスを個別に設定します。打撃の強さ
に応じた音量変化が得られます。
1.
ディスプレイが点滅するまで[MODE SELECT]ボタンを押し続け
ます。
2.
[-]スイッチ(TRIG1)または[+]スイッチ(TRIG2)を押します。
スイッチを押すたびにダイナミクスが変わります
(
1
0
2
0
3
0
4
0
1
0
)。
「1」にすると、自然な音量変化が得られます。「2」、「3」にすると大きい音が出
やすくなり、「4」にすると、最大音量で固定されます。
スイッチ 設定値 説明
[-]スイッチ
1(最小)
~
4(最大)
TRIG1 のダイナミクスを調節します。
[+]スイッチ
TRIG2 のダイナミクスを調節します。
3.
[MODE SELECT]ボタンを押します。
設定モードが終了します。
システム設定
以下設定を変更することができます。
1.
TM-1 の電源を切ります。
2.
[MODE SELECT]ボタンを押しながら、電源を入れます。
ディスプレイに
「
o
」
と表示されたらシステム設定モードになっています。
設定項目 操作子 説明
o
Output
Setting
[-]スイッチ
OUTPUT 端子の出力方法を選びます。
MIX:トリガー・インジケーター(1/2)消灯
ミックスした音をモノで出力します。
INDIVIDUAL:トリガー・インジケーター(1/2)点灯
各トリガーを左右に分けて出力します
(TRIG1:L 側/ TRIG2:R 側)。
KnobSetting
[+]スイッチ
キットごとにつまみの値を設定できるようにします。
GLOBAL:トリガー・インジケーター(1/2)消灯
すべてのキットにおいて、[PITCH]、[DECAY]、[LEVEL]つまみ
の値が反映されます。
※[SENS]つまみは常に GLOBAL-
INDIVIDUAL:トリガー・インジケーター(1/2)点灯
キットごとにつまみの値を設定できます。キットを切り替えたときは、
キットの値が反映されます。
キットの値は、つまみの操作や専用アプリで設定することができます。
3.
設定が終わったら、電源を入れ直します。
変更した設定項目は自動的に保存されます。
メモ
パソコンやスマートフォンを USB ケーブルで接続し専用アプリを使うと、パソコン
で作成したドラム・サウンドや効果音などのオーディオ・ファイル(サンプル)を、
内蔵のサウンドと差し替えて鳴らすことができます。
専用アプリ(TM-1 Editor)は、iOS 製品をお持ちの場合は App Store から、
Android 製品をお持ちの場合は Google Play からダウンロードできます。
また、パソコンの場合は、以下の URL からダウンロードできます。
https://www.roland.com/jp/support/
URL にアクセスして、製品名「TM-1」で検索してください。
※専用アプリで別の音を取り込むと、内蔵のサウンドは上書きされてしまいます。なお、
工場出荷時のデータは専用アプリ内に入っていますので、必要に応じていつでも戻すこ
とができます。
ご注意 !
[POWER]スイッチを「USB」にしてスマートフォンを接続すると、警告ダイア
ログが表示されることがあります。その場合は、スマートフォンとの接続をはずし、
(iPhone/iPad は、カメラアダプタを iPhone/iPad から取りはずす)[POWER]
スイッチを「DC/BATTERY」の位置で乾電池、または AC アダプターで TM-1
の電源を入れてから再度スマートフォンと接続してください。
キット ・ リ スト (15 キット)
No.
インスト
TRIG1 TRIG2
1
Rock Kick Rock Snare
2
Metal Kick
Metal
Snare
3
Fat Kick Fat Snare
4
Heavy Rock
Kick
Heavy Rock
Snare
5
Funk Kick Funk Snare
No.
インスト
TRIG1 TRIG2
6
Alt-Rock
Kick
Alt-Rock
Snare
7
Hip Hop
Kick
Hip Hop
Snare
8
R&B Kick
R&B Finger
Snap
g
Trap Kick Trap Snare
A
80s Kick 80s Snare
No.
インスト
TRIG1 TRIG2
B
Big Room
Kick
Big Room
Snare
C
House Kick House Clap
D
Dance Kick
Dance
Clap
E
808
Cymbal
Synth Loop
F
Splash
Cymbal
Shaker
Loop
主な仕様
ローランド TM-1:トリガー・モジュール
連続使用時の電池寿
命
アルカリ電池:約 3 時 間
※電池の仕様、容量、使用状態によって異なります。
消費電流
100mA(DC IN)/ 250mA(USB)
外形寸法
150(幅)× 95(奥行)× 60(高さ)mm
質量
550g
付属品
取扱説明書、『安全上のご注意』チラシ、保証書、ローランド ユーザー登録カード、
アルカリ電池(9V 形)、USB ケーブル(タイプ B)
別売品
AC アダプター(PSA-100S)
※本書は、発行時点での製品仕様を説明しています。最新情報についてはローランド・ホー
ムページをご覧ください。
+
–
取扱説明書
© 2019 Roland Corporation
本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注意』と『使用上のご注意』(『安全上のご注意』チラシ)をよくお読みください。
お読みになったあとは、すぐに見られるところに保管しておいてください。
日本語
ローランド株式会社
〒431-1304 静岡県浜松市北区細江町中川 2036-1