TL-BR001/BR002/BR003
ブリーディングツール
重要なお知らせ
取扱説明書は下記にてご覧いただけます。
https://si.shimano.com
安全のため、必ずこの「取扱説明書」をよくお読みの上、正し
く使用し、いつでも確認できる状態にしておいてください。
人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明して
います。誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区分して、説明し
ています。
危 険
「死亡や重傷を負う内容」です。
警 告
「死亡や重傷を負うおそれがある内容」です。
注 意
「傷害を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある
内容」です。
安全のために必ずお守りください
警 告
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部品の交換など、メンテナンス作業中は、適正な眼の保護具を着用する。
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ディスクブレーキローター、ブレーキパッドに油脂が付かないようにする。油
脂が付いた状態で走行するとブレーキが効かなくなり転倒や衝突により重傷
を負う可能性があります。
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オイル漏れが発生した状態のまま使用しない。ブレーキが効かなくなり重傷
を負う可能性があります。
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シマノ純正ミネラルオイル以外を使用しない。ブレーキが効かなくなり重傷
を負う可能性があります。
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シマノ純正ミネラルオイルは必ず開封したてのものを使用する。さもないと、
ブレーキが効かなくなり重傷を負う可能性があります。
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ブレーキシステム内に水分、あるいは気泡を混入させない。ブレーキが効か
なくなり重傷を負う可能性があります。
注 意
シマノ純正ミネラルオイルに関する注意
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取り扱う際は適正な眼の保護具などを着用し目に入らないようにする。目に
入った場合は、真水で洗い流し、直ちに医師の手当てを受ける。炎症を起こ
す場合があります。
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取り扱う際は保護手袋を着用する。皮膚に付いた場合は、石鹸水で十分に洗
う。炎症を起こす場合があります。
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シマノ純正ミネラルオイルを使用する時は、換気に注意し、防毒マスクなど
を着用する。シマノ純正ミネラルオイルの蒸気を吸引すると気分が悪くなる
場合があります。
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シマノ純正ミネラルオイルの蒸気を吸引した場合は、身体を毛布などでくる
んで直ちに屋外に移動する。身体を保温し、安静にして、医師の手当てを受
けてください。
シマノ純正ミネラルオイルの取扱い
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飲用しない。下痢、嘔吐します。
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子供の手の届かないところに保管する。
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シマノ純正ミネラルオイルの容器は切断、加熱あるいは加圧しない。爆発あ
るいは引火の可能性があります。
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廃油:法令に定められた方法で処理する。オイルの廃棄準備は慎重に行う。
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保管方法:異物や水分が混入しないように密封した状態で、直射日光を避け、
冷暗所に保管する。火気厳禁、第三石油類、危険等級Ⅲ
キット内容
TL-BR001
注射器
クリップ
チューブ
TL-BR002
ファンネルベース
オイルストッパー
じょうご(STタイプ用)
TL-BR003
ファンネルベース
オイルストッパー
じょうご(BLタイプ用)
クリップ:ブリーディングツールを取り外しする際,チューブ内のオイル流動を
止め、オイル漏れを防ぎます。
ブリードニップルツール:チューブとブリードニップルをつなぎとめます。
ファンネルリッド:オイルのこぼれを防ぎます。
ご使用方法
使用上の注意
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シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜きの方法は、モデルによって異
なる場合があります。シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜きの際は,
必ず各モデルのディーラーマニュアルの•「シマノ純正ミネラルオイルの注入
と気泡抜き」も併せてご参照ください。
1.キャリパーにブリード用スペーサー(黄)をつけたままスタンド等を利用して、
図 の よ う に 自 転 車 を セ ット し ま す 。
BLタイプ
ブレーキレバーを水平にします。
ブレーキホース
キャリパー
STタイプ
ブラケットカバーを前側からめくります。各モデルのディーラーマニュアルを参
考にレバーの角度を調整します。
2.ブリードねじとOリングを取外し、じょうごを取付けます。
ブリードねじの工具サイズについては、 各モデル のディーラーマニュアルを参
考にしてください。
じょうご
Oリング
ブリードねじ
3.注射器から油を注入します。
ブリードニップルタイプキャリパーの場合
7•mmメガネレンチをセットし、注射器に油を入れてからチューブをブリード
ニップルに取付けます。ブリードニップルを1/8回転緩めて開きます。注射器
のピストンを押して油を注入します。 油がじょうご内に出てくるようになるの
で、気泡が混じっていない油が出てくるまで、油を注入し続けます。
ブリードニップル
ブリードボスタイプキャリパーの場合
3•mm六角レンチをブリードねじにセットし、ブリードボスキャップを外し、注
射器に油を入れてからチューブをブリードボスに取付けます。ブリードねじを
1/8回転緩めて開きます。注射器のピストンを押して油を注入します。油がじょ
うご内に出てくるようになるので、気泡が混じっていない油が出てくるまで、
油を注入し続けます。
ブリードボス
ブリードねじ
4.油に気泡が混じらなくなったら、ブリードニップル/ブリードねじをいったん締
め、注射器を取外します。
この時点でレバーの握り離しを繰り返す作業はしないでください。
キャリパー内の気泡と油が混ざって気泡抜き作業に時間がかかります。(もし
レバーの握り離しを繰り返してしまった場合は、一旦油を全部抜き取り、再度
油の充填を行ってください)
STタイプの場合は、油に気泡が混じらなくなったら、各モデルのディーラー
マニュアルを参考にレバーの角度を調整して、もう一度油に気泡が混じらなく
なるまで油を注入します。
SI-BR01A-000
取扱説明書