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JUNO-DS追加マニュアル
パターン・シーケンサー
PATTERN SEQUENCER 画面で、トラックの再生/録音に使うパッチのエディッ
トができるようになりました。
PATTERN SEQUENCER 画面で、[SAMPLE IMPORT]ボタンと[DAW
CONTROL]ボタンを同時に押してから「PATCH EDIT」を選びます。
システム設定
SYSTEM 画面の「SOUND」タブに、パラメーター「Patch Remain」が追加
されました。
パラメーター 設定値/説明
Patch Remain
ON にすると、他のパッチやドラム・キットを選んだときに、現在発音
中の音を残すことができます。また ON のときは、MIDI で受信した
Volume や Pan などの情報(CC5、7、10、65、68、71 ~ 74、
RPN 0、1、2、MONO ON、POLY ON)と、各コントローラーによ
る音質や音量の変化を引き継ぎます。
※エフェクト設定は、ここでの設定にかかわらず、パッチやドラム・キッ
トの切り替えと同時に切り替わります。したがって、Patch Remain
を ON にしていても、エフェクトの設定によっては発音中の音が残ら
ない場合があります。
※パターン・シーケンサーを使用しているときは、Patch Remain は
常に OFF となります。
OFF、ON
ショート カット
以下のショートカットが追加されました。
ショ ート カ ット 説明
共 通 セクション
[SHIFT]+各コントロールつまみ
SYSTEM 画面の「KNOB」タブが表示され、操作した
コントロールつまみの設定が選ばれた状態になります。
[SHIFT]+[4] MFX(MFX1)のオン(点灯)/オフ(消灯)
[SHIFT]+[5]
MFX2 のオン(点灯)/オフ(消灯)
※パフォーマンス・モード時のみ
[SHIFT]+[6]
MFX3 のオン(点灯)/オフ(消灯)
※パフォーマンス・モード時のみ
[SHIFT]+[7] CHORUS のオン(点灯)/オフ(消灯)
[SHIFT]+[8] REVERB のオン(点灯)/オフ(消灯)
[SHIFT]+([0]〜[3]、[9])の操作について
Ver.1.04 では、[SHIFT]ボタンを押したときのボタンの点灯/点滅状態が、以
下のように変更されました。
ショ ート カ ット 説明
[SHIFT]+[0]
PATCH EDIT 画面
または
DRUM KIT EDIT 画面
ショートカットが有効なとき:
[SHIFT]ボタンを押したままでボタン点滅
ショートカットが無効なとき:
[SHIFT]ボタンを押したままでボタン消灯
[SHIFT]+[1] MFX(MFX1)画面
[SHIFT]+[2] CHORUS 画面
[SHIFT]+[3] REVERB 画面
[SHIFT]+[9] SAMPLE EDIT 画面
サ ン プ ル ・ エ デ ィット
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SAMPLE EDIT 画面で[MENU]ボタンを押すと、INIT MENU ウィンドウが開
きます。[ENTER]ボタンを押すと、「SAMPLE」タブ以外のパラメーターが初
期化されます。
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SAMPLE EDIT 画面に「COMMON」タブと「SAMPLE WAVE」タブが追加
されました。
COMMON
パラメーター 設定値/説明
Patch Level
パッチの音量を設定します。
0 ~ 127
Patch Pan
パッチの パンを設 定します。
「L64」で最も左、「0」で中央、「63R」で最も右に定位します。
L64 ~ 0 ~ 63R
Patch Priority
最大同時発音数(128 ボイス)を超えたときに、どのように発音するか
を設定します。
LAST
あとから鳴るボイスを優先し、現在鳴っているボイスのう
ち先に鳴ったものから順に消していきます。
LOUDEST
音量の大きいボイスを優先し、現在鳴っているボイスのう
ち音量の小さいものから順に消していきます。
Octave Shift
パッチの音の高さを、オクターブ単位(± 3 オクターブ)で設定します。
-3~3
Patch Coarse
Tune
パッチの音の高さを、半音単位(±4 オクターブ)で設定します。
-48 ~ 48
Patch Fine Tune
パッチの音の高さを、1 セント単位(±50 セント)で設定します。
-50 ~ 50
Stretch Tune
Depth
高音域はより高く、低音域はより低くというピアノの独特の調律手法(ス
トレッチ・チューニング)でピッチを設定します。
OFF 平均律
1~3 ストレッチ・チューニングの度合い
平均律とのピッチ差 設定値
低音部 高音部
Analog Feel
パッチに「1/f ゆらぎ」を与える度合いを設定します。
この 1/f ゆらぎを与えると、アナログ・シンセサイザーのような不安定
さを付加できます。
0 ~ 127
Cuto Oset
Cuto Frequency で設定された値を補正します。
-63 ~ +63
Resonance
Oset
Resonance で設定された値を補正します。
-63 ~ +63
Attack Time
Oset
TVA-Env Time 1、TVF-Env Time 1 で設定された値を補正します。
-63 ~ +63
Release Time
Oset
TVA-Env Time 4、TVF-Env Time 4 で設定された値を補正します。
-63 ~ +63
Velocity Sens
Oset
Cuto V-Sens、Level V-Sens で設定された値を補正します。
-63 ~ +63
Mono/Poly
パッチの鳴らしかたをポリフォニック(POLY)にするか、モノフォニック
(MONO)にするかを設定します。単音楽器(サックスやフルートなど)
のパッチを使うときは「MONO」にすると効果的です。
MONO 1 音ずつ最後に押したキーの音だけを鳴らせます。
POLY 複数の音を同時に鳴らせます。
Legato Switch
レガート・スイッチを使うか(ON)使わないか(OFF)を設定します。
Legato Switch を「ON」にした場合、あるキーを押している状態で
他のキーを押すと、音の鳴りかたはそのままで、あとから押したキーの
ピッチに変わります。ギターのハンマリング・オンやプリング・オフのよ
うな効果が得られます。
※Mono/Poly を「MONO」に設定しているときに有効になります。
OFF、ON
Legato
Retrigger
レガート演奏をするとき、再発音するか(ON)、再発音しないか(OFF)
を設定します。通常は「ON」にしておきます。
「OFF」にすると、1 つのキーを押している間に別のキーを押すとピッ
チだけが変化して、あとで弾いたキーのアタック音は鳴りません。管楽
器や弦楽器のフレーズを演奏するときや、モノ・シンセ・キーボードを
シミュレートするときは「OFF」にするとよいでしょう。
※Mono/Poly を「MONO」、Legato Switch を「ON」に設定して
いるときに有効になります。
OFF、ON