Casio YC-400 取扱説明書

  • こんにちは!CASIO マルチPJカメラ YC-400 の取扱説明書の内容を理解しています。リアルタイム投影、画像補正、デジタルカメラ機能など、このデバイスの機能や使用方法についてご質問があれば、お気軽にお尋ねください。
  • YC-400で撮影した書類をパソコンに取り込むにはどうすれば良いですか?
    YC-400のカメラ部は単体で使用できますか?
    ACアダプターの使用上の注意点は?
    充電式電池の使用上の注意点は?
日本語
J-1
MULTI PJ CAMERA YC-400 取扱説明書
● 本システムをご使用になる前に、「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しく
お使いください。
● 本システムには、プロジェクターを使用しますプロジェクターに関する安全
上のご注意や、各種操作方法については、プロジェクターに付属の取扱説明書
をお読みください。
■著作権について
個人で使用する場合などのほかは本機で撮影した書類写真パネルイラストな
どを権利者に無断で複製および編集することは著作権法や国際条約で固く禁じら
れています。また、これらのファイルを有償無償に関わらず権利者に無断でネッ
ト上で記載したり、第三者に配付したりすることも著作権法や国際条約で固く禁
止されています。万一、本機が著作権法上の違法行為に使用された場合当社では
一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。
Microsoft, PowerPoint, Windows, Windows NT, Windows XP, Windows ロゴは米国
Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Apple およびMacintosh は米国Apple Computer, Inc.の登録商標です。
Adobe, Acrobat は米国Adobe Systems Incorporated.の登録商標です。
・ その他本書に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
Photo LoaderPhotohandsはカシオ計算機(株)の著作物であり、上記を除き、これにかかわる
著作物およびその他の権利はすべてカシオ計算機(株)に帰属します。
・ 本書の内容に関しては、将来予告なしに変更することがあります。
・ 本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤りなど、お気づき
のことがありましたらご連絡ください。
・ 本書の一部または全部を無断で複写することは禁止されています。また、個人としてご利用にな
るほかは、著作権法上、当社に無断では使用できませんのでご注意ください。
・ 本書および本製品使用により生じた損害、逸失利益または第三者からのいかなる請求につきまし
ても、当社では一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。
・故修理などに起因するデータの消失による、損害および逸失利益などにつきまして、当社では
一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。
・ 取扱説明書に使用されている表示画面は、取扱説明書用に特別に作成されたもので、一部、実際の
製品と異なることがあります。
J-2
安全上のご注意
安全上のご注意
このたびは本製品をお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。
ご使用の前に「安全上のご注意」をよくお読みの上、正しくお使いください。
本書は、お読みになった後も大切に保管してください。
絵表示について
この取扱説明書および製品での表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、
なたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するため、いろいろな絵表
示をしています。その表示と意味は次のようになっています。
絵表示の例
●煙、臭い、発熱などの異常について
煙が出ている、へんな臭いがす
る、発熱しているなどの異常状態
のまま使用すると、火災感電の
原因となります。すぐに次の処置
を行ってください
1.電源を切る。
2.ACアダプター使用時は、プラ
グをコンセントから抜く。
た、電池使用時はやけどに注
意してカメラから電池を取り
出す。
3.お買い上げの販売店またはカ
シオテクノサービスステー
ションに連絡する。
●火中に投入しない
本機を火中に投入しないでく
さい。破裂による火災けがの原
因となります。
●太陽や強い光を直接見ない
カメラで太陽や強い光を直接見
ないでください。視力障害をきた
す原因となります。
●移動しながら撮影しない
自動車などの運転中や歩行中に
撮影したり、モニターを見ないで
ください。転倒、交通事故の原因
となります。
●フラッシュについて
可燃性ガスおよび爆発性ガスな
どが大気中に存在するおそれが
ある場所では使用しないでくだ
さい。引火爆発の原因となりま
す。
運転者に向けてフラッシュを使
用しないでください。目がくらん
で運転不可能になり、事故を起こ
す原因となります。
危険
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重
傷を負う危険が差し迫って生じることが想定される内容を示し
ています。
警告 この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が死亡または重
傷を負う危険が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う危
険が想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内
容を示しています。
記号は「気を付けるべきこと」を意味しています。
(左の例は感電注意)
記号は「してはいけないこと」を意味しています。
(左の例は分解禁止)
記号は「しなければならないこと」を意味しています。
(左の例は電源プラグをコンセントから抜く)
警告
J-3
安全上のご注意
ACアダプターについて
ACアダプターは使いかたを誤る
と、火災感電の原因となります。
次のことは必ずお守りください。
ACアダプターは使いかたを誤る
と、傷がついたり破損して火災
感電の原因となります。次のこと
は必ずお守りください。
・ 重いものを載せたり加熱し
ない
・ 加工したり、無理に曲げない
・ ねじったり、引っ張ったりし
ない
濡れた手でACアダプターに触れ
ないでください。感電の原因とな
ります。
ACアダプターは水のかからない
状態で使用してください。水が
かかると火災や感電の原因とな
ります。
ACアダプターの上に花瓶など
体の入ったものを置かないでく
ださい。水がかかると火災や感
電の原因となります。
●水、異物はさける
水、液体異物(金属片など)が本
機内部に入ると、火災感電の原
因となります。すぐに次の処置を
行ってください。雨天、降雪中、
岸、水辺風呂場での使用は特に
ご注意ください。
1.電源を切る。
2.ACアダプター使用時は、プラ
グをコンセントから抜く。ま
た、電池使用時は、カメラか
ら電池を取り出す。
3.お買い上げの販売店またはカ
シオテクノ・サービスステー
ションに連絡する。
● 分 解・改 造 し な い
本機を分解改造しないでくださ
い。感電やけどけがをする原因
となります。内部の点検調整
理はお買い上げの販売店または
カシオテクノサービスステー
ションにご依頼ください。
●落とさない、ぶつけない
本機を落としたときなど、破損し
たまま使用すると火災感電の原
因となります。すぐに次の処置を
行ってください。
1.電源を切る。
2.ACアダプター使用時はプラグ
をコンセントから抜く。ま
た、電池使用時は、カメラか
ら電池を取り出す。
3.お買い上げの販売店またはカ
シオテクノ・サービスステー
ションに連絡する。
●充電式電池について
電池の充電は必ず専用の充電器を
使用してくださいその他の充電
条件で充電すると電池を発熱
発火破裂させる恐れがあります
電池を水や海水などにつけたり
濡らしたりしないでください。
池の破損や性能寿命を低下させ
る原因となります。
この電池は、カシオデジタルカメ
ラ専用です。指定機器以外の用途
に使用すると、電池の破損や性
寿命を低下させる原因となり
ます。
電池を使用する場合、次のことを
必ずお守りください電池を発熱
発火破裂させる原因となります
・ 電池を火の側で使用したり
置したりしないでください。
・ アダプターは本機専用品以外
には絶対に使用しない
・ アダプターは指定の機器以外
には絶対に使用しない
・ 日本国内で使用する場合の電
源は、AC100V(50/60Hz)のコ
ンセントを使用する
・ 1つのコンセントにいくつも
の電気製品をつなぐ、いわゆる
タコ足配線をしない
・ 電源コードやプラグが傷んだ
ら、お買い上げの販売店また
はカシオテクノ・サービスス
テーションに連絡する
安全上のご注意
J-4
・ 導電性異物(ネックレ
筆の芯等)などと一緒に持ち
運んだり、保管しないでくだ
さい。
・ 分解改造をしたり針を刺し
たり、強い衝撃(ハンマーで
叩く、踏みつけるなど)を与
えたり、直接ハンダ付けしない
でください。電池を電子レン
ジ・乾燥機・高圧容器などに
入れたりしないでください
電池の使用・充電中・保管
に、漏液・異臭・発熱・変色・
変形・その他異常と思われると
きは、機器や充電器から取り出
し、直ちに火気から遠ざけて使
用しないでください。
電池を直射日光の強いところや
炎天下の車内などの高温の場所
で使用したり、放置しないでく
ださい。発熱・発火や性能・寿
命を低下させる原因となること
があります。
ACアダプターについて
ACアダプターは使いかたを誤る
と、火災感電の原因となること
があります。次のことは必ずお守
りください。
・ 旅行などで長期間使用しない
ときはプラグをコンセントか
ら抜く
・ プラグは年1回以上コンセン
トから抜いて、プラグの刃と
刃の周辺部分にほこりがたま
らないように清掃する
●充電式電池について
充電時に所定の充電時間を超
ても充電が完了しない場合は、
充電を止めてください。電池を
発熱・発火・破裂させる原因と
なります。
液が目に入ったときは、障害を
起こす恐れがあるので、きれい
な水で洗いすぐに医師の治療を
受けてください。
電池を使用・充電する前に
ず、カメラ・専用充電器の取扱
説明書をお読みください。
電池は幼児の手の届かない所へ保
管し、使用するときも、幼児が充
電器や機器から電池を取り出さな
いよう注意してください。
電池から漏れた液が皮膚や衣服
に付着した場合、皮膚がかぶれ
る恐れがあるので、すぐにきれ
いな水で洗い流してください。
●コネクター部への接続
コネクター部には、付属品か指定
以外の別売品を接続しないでく
ださい。火災感電の原因となる
ことがあります。
●不安定な場所に置かない
ぐらついた台の上や高い棚の上
など、不安定な場所に置かないで
ください。落ちたり、倒れたりし
て、けがの原因となることがあり
ます。
・ 火の中に投入したり、加熱し
ないでください。
・ 誤った向きにして充電しない
でください。
注意
・ 布団、毛布等をか
ぶせての使用や、
熱器具のそばで使
用しない(放熱を
妨げ、周辺温度が
上昇します)
・ プラグを抜くとき
は、電源コードを
引っ張らない(必
ずプラグを持って
抜く)
・ プラグはコンセン
トの奥まで確実に
差し込む
J-5
安全上のご注意
●置き場所について
本機を次のような場所に置かないで
ください。火災・感電の原因となる
ことがあります。
●アーム部の開閉について
アーム部を開ける時、閉じる時
には指などをはさまないように
ご注意ください。
●表示画面について
●大切なデータは控えをとる
●メモリー保護
電池交換を行う際は、取扱説明書
をよくお読みになり、正しく行っ
てください。電池交換のしかたを
誤ると、データが消えたり、変化
したりすることがあります。
●フラッシュについて
●持ち運びのとき
・ 湿気やほこりの多
い場所
・ 調理台のそばなど
油煙が当たるよう
な場所
・ 暖房器具の近く
ホットカーペット
の上、直射日光があ
たる場所、炎天下の
車中など本機が高
温になる場所
・ 液晶表示画面を強
く押したり、強い
衝撃を与えないで
ください。液晶表
示画面のガラスが
割れてけがの原因
となることがあり
ます。
・ 液晶表示画面が割
れた場合、表示画
面内部の液体には
絶対に触れないで
ください。皮膚の
炎症の原因となる
ことがあります。
・ 万一口に入った
場合は、すぐにう
がいをして医師に
相談してくださ
い。
・ 目に入ったり、皮
膚に付着した場合
は、清浄な流水で
最低15分以上洗浄
したあと、医師に
相談してくださ
い。
本機に記憶させた内容
は、パソコンなどに転
送してバックアップと
して保管してくださ
い。本機の故障、修理
などにより、記憶内容
が消えることがありま
す。
フラッシュを人(特に
顔)に向けて至近距離
で発光させないでくだ
さい。視力の低下など
の障害を起こす原因と
なることがあります。
・ 航空機の中など使
用が制限または禁
止されている場所
では使用しないで
ください。事故の
原因となることが
あります。
・ 持ち運ぶ時に
アーム部やカメラ
部分を持たないで
ください。アーム
部やカメラ部分に
無理な力が加わる
と、内部の断線な
どにより、火災
感電の原因となる
ことがあります。
J-6
使用上のご注意
使用上のご注意
z書画台に傷や汚れを付けたり、書き込みをしないでください。書画台に傷や汚れ書き込みがあると、
書画カメラモードでの投映や、スキャナモードの画像の取り込みが正常に実行されなくなることが
あります。
z外光対策をしてください。
書画台に照明や日差しなどの強い光が入ると、書画モードやスキャナモードの画像の取り込みの際
に、一部が白く光り正常に実行されなくなることがあります。
zカメラに強い衝撃を加えないでください。故障の原因となります。
zカメラホルダーへ取り付ける時は確実に差し込んでください。カメラが落下して故障の原因となり
ます。また、取り外すときは、カメラが落下しないように注意してください。
zカメラを取り外して操作する時は、落下を防止するため、必ずストラップに指を通した状態で使用し
てください。
zレンズ面は強くこすったりしないでください。レンズ面に傷が付いたり、故障の原因となります。
zレンズ面が指紋やゴミなどで汚れていると、カメラ本体の性能が十分に発揮できませんので、レンズ
面には触れないでください。レンズ面の汚れは、ブロアー等でゴミやホコリを軽く吹き払ってから、
乾いた柔らかい布で軽く拭いてください。
zカメラの取扱説明書に記載の電池持続時間は、専用の電池を標準温度(23)で使用した場合の電源
が切れるまでの目安であり、保証期間ではありません。(持続時間は周囲温度、保存状態や保存期間な
どによって大きく左右されます)
z連続してご使用になりますとバッテリー警告が早く出ますので、使用しないときは、こまめに電源を
切ることをお勧めします。
zバッテリー警告マークは電源が切れる寸前であることを示しております。電池を充電してください。
消耗した電池での連続使用は液もれやデータ破壊の原因となることがあります。
zカメラを使用中は若干熱を持ちますが、故障ではありません。
本機は精密な電子部品で構成されています。データが正常に保持できなくなったり、故障の原因になり
ますので、以下のことに注意してください。
z次のような場所での使用や保管は避けてください。本機の故障破損の原因になります。
書画台について
カメラについて
その他のご注意
・ 静電気が発生しやすいところ
・ 高温や低温の所(使用環境は5℃~35℃の環境内でご使
ください。
・ 湿度の高いところ
・ 急激な温度変化が起こるところ
・ ほこりの多いところ
・ ぐらついたところや傾いた不安定な場所
・ 水に濡れるような場所
・ 直射日光のあたる場所
・ 振動や衝撃のある場所 (車両、船舶などに載せたり、それに
類似した場所は避けてください。)
・ 高圧電線や変電所、動力源の近くなど (ノイズ等の影響に
より誤動作の原因となります。)
J-7
使用上のご注意
z次のような使用方法は避けてください。本機の故障破損の原因になります。
zお手入れの際は、乾いた柔らかい布をご使用ください。
特に汚れがひどい場合は、中性洗剤に浸した布を固くしぼっておふきください。なお、シンナーやベン
ジンなどの揮発性溶剤は使用しないでください。文字が消えたり、ースにシミをつけてしまう恐れが
あります。
・ 本機の上に重い物を載せないでください。
・ 本機の中に物を落としたり,入れたりしないでください。
・ 本機の上に花瓶など水が入った物を置かないでください。
・ 本機を持ち運ぶ時は折りたたんでください。また、強い衝撃が加わらないようにしてください。
・ 本機を廃棄する場合は、各自治体の回収方法に従って廃棄してください。
J-8
目次
目次
安全上のご注意............................................................................................................................................... J-2
使用上のご注意............................................................................................................................................... J-6
目次......................................................................................................................................................................... J-8
はじめに(MULTI PJ CAMERA の特長)................................................................................... J-9
参照マニュアルについて.......................................................................................................................J-10
内容物の確認 .................................................................................................................................................J-11
CD-ROM の使い方
(ソフトウェアのインストールと取扱説明書 (PDF) を見るには )............................J-12
MULTI PJ CAMERA の全体像 .......................................................................................................J-14
各部の名称と機能(PJ カメラスタンド)...................................................................................J-15
MULTI PJ CAMERA のセットアップ........................................................................................J-17
PJ カメラソフトウェアの概要と基本操作 ................................................................................J-26
PJ カメラの概要..........................................................................................................................................J-37
故障かな?と思ったら ............................................................................................................................J-40
製品仕様(PJ カメラスタンド)........................................................................................................J-41
パソコンの動作環境..................................................................................................................................J-41
保証/アフターサービスについて ..................................................................................................J-42
J-9
はじめにMULTI PJ CAMERAの特長)
はじめにMULTI PJ CAMERAの特長)
MULTI PJ CAMERAは、デジタル化されていない書類や立体物などを即座にプロジェクターで投
映したり、書類やホワイトボードに書き込んだ情報などをすばやくパソコンに取り込むことなどが
能な、会議支援ツールです。
■書類や立体物をリアルタイムに投映
PJカメラスタンドに書類などを置くだけで自動的に撮影が実行され、鮮明な高解像度画像による投映
がリアルタイムで行われます
■撮影した画像を自動的に最適化する各種の画像補正機能
書類の投映時には、書類に対して「輪郭抽出」などの処理が自動的に行われ、画像が最適化されます。
郭抽出処理により、PJカメラスタンドに置いた書類が多少傾いていても、自動的に書類の輪郭抽出と傾
き補正を行い、切り出した部分のみが水平な画像として投映されます。
■会議資料や投映画面の内容を保合成再生
一度投映した画像をさかのぼって再度投映したり、後日の利用のために画像ファイルとして保存す
ことができます。また、ホワイトボードへの投映画面と、その上に行ったマーカーによる書き込みを撮
合成することで、劣化の少ない状態でパソコンに取り込むことが可能です。
■カメラ部PJカメラ)は取り外してデジタルカメラとしても使用可能
PJカメラ」は、単体でも光学3倍ズー400万画素の高解像度マクロ撮影機能やビジネスショット
モードなどを備えた超コンパクトなデジタルカメラとして利用することができます。出張先などで
影した画像を使って投映を行うことも可能です。
PJカメラの画像やパソコン上の保存画像によるプレゼンテーション機能
書類などの直接投映だけでなく、PJカメラ上の保存画像や、パソコン上に取り込んだ画像によるプレゼ
ンテーションを、パソコンからの操作で実行することができます。
本書中では、次のような表記を行っています。
zMULTI PJ CAMERA全体のことを「本システム」と表記します。
zMULTI PJ CAMERAのカメラ部のことをPJカメラ」と表記します
zMULTI PJ CAMERAに付属の、CASIO製アプリケーションソフトウェアが収録されている
CD-ROMのことをCASIO CD-ROMと表記します。
zプロジェクターで投映するためにPJカメラソフトウェアがパソコン画面に全画面表示することを
「投映」と表記する場合があります
本書中での表記について
J-10
参照マニュアルについて
参照マニュアルについて
MULTI PJ CAMERAには次の取扱説明書が付属しています。
PJカメラソフトウェアには「マルPJスタイル」「書画スタイル」の2つの起動スタイルがあり、
ちらで起動したかによって、利用できる機能が異なります。この列は、各説明書がどちらの起動スタ
イル時の説明を行っているかを表しています。PJカメラソフトウェアの起動スタイルについては、
PJカメラソフトウェアの起動」J-26ページ)を参照してください。
zCASIO CD-ROMには上記の他にPhoto LoaderPhotohandsの取扱説明書も収録されていま
す。 CD-ROMに収録した取扱説明書(PDFファイル)は、ご使用になるパソコンにCD-ROMをセッ
トして、ご覧ください。
zPJカメラソフトウェアのパソコンへのインストールについては、本書CD-ROMの使い方(ソフ
トウェアのインストールと取扱説明書(PDF)を見るには)J-12ページ)の中でも説明されていま
す。PJカメラソフトウェア取扱説明書」をお読みになる前に、セットアップ作業を済ませてお
てください。
取扱説明書 説明内容と範囲 起動スタイル
MULTI PJ CAMERA YC-400
取扱説明書(本書)
本システムをご利用いただくための基本事項
を説明しています。本書をお読みいただくこと
で、MULTI PJ CAMERAの全体像を理解し、
使い始める前のセットアップ作業、書類の投映
をはじめとした各種基本操作を行うことがで
きます。
マルチPJ
カメラ取扱説明書
CASIO CD-ROMに収録)
PJカメラを単体で、通常のデジタルカメラと
して使う場合の各種操作方法およびクレード
ルの使い方について説明しています。
PJカメラソフトウェア取扱説明書
CASIO CD-ROMに収録)
本システムの制御用ソフトであるPJカメラ
ソフトウェア」のすべての機能についての詳し
い説明と、各機能ごとの操作手順を説明してい
ます。
マルチPJ/書画
PJカメラソフトウェアREADME
ファイル
CASIO CD-ROMに収録)
PJカメラソフトウェアをパソコンにインス
トールする前に、必ずお読みください。
インストールに関する追加注意事項やアンイ
ンストールのしかた、その他の補足情報などが
含まれています。
マルチPJ/書画
J-11
内容物の確認
内容物の確認
パッケージには以下の内容物が含まれていますので、ご確認ください。
本製品にはCASIO製アプリケーションソフトウェアとKodak製アプリケーションソフトウェアの2
枚のCD-ROMが同梱されていますCASIO製アプリケーションソフトウェアが収録されているCD-
ROMのことを、本書およびPJカメラソフトウェアの取扱説明書ではCASIO CD-ROMと表記して
います。
デジタルカメラPJ カメラ)体 リチウムイオン充電池NP-20USB レードル
PJ カメラスタンド カメラアタッチメント 専用 AC アダプター
AD-A50150SAC コード
プラグの形状は、ご使用の
地域によって異なります。
USB ケーブル ストラップ
キャリングバッグ
CD-ROM2枚)
MULTI PJ CAMERA YC-400 取扱説明書(本書)
保証書
ユーザー登録カード「ご使用前にお読みください」
バーコード付きシリアルナンバーシール(2枚)
ソフトウェア使用許諾契約書 (USB ドライバ )
同梱ソフトウェアのご注意
お取り扱い上のご注意
PHOTOCHARGE USB
J-12
CD-ROMの使い方(ソフトウェアのインストールと取扱説明書(PDF)を見るには)
CD-ROMの使い方( フトウェアのインストールと取扱 説明書(PDF)を見る には)
付属のCASIO CD-ROM の中には、PJメラソフトウェア」の他、ご使用いただけるソフトウェアと、
取扱説明書(PDF)が入っています。
PJカメラソフトウェアは、PJスタンドとプロジェクターをパソコンと接続する前にインストールして
ください。
zパソコンの動作環境
PJカメラソフトウェアは、Windowsパソコン専用です。詳しい動作環境については、「パソコンの動
作環境」J-41ページ)を参照してください。
zアンインストール
PJカメラソフトウェアをアンインストールする方法については、PJカメラソフトウェアの
READMEファイルCASIO CD-ROMに収録)を参照してください。
᥾ᛵ
᥾ᛵ
zPJカメラソフトウェアは日本語以外の画面でインストールするとすべて英語バージョンのソフト
ウェアがインストールされます。
PJカメラソフトウェアをインストールするには
1.PJカメラソフトウェアをご利用になるパソコンを起動し、CASIO CD-ROM
CD-ROMドライブにセットしてください。
zCD-ROMをセットすると自動的にプログラムが起動され、メニュー画面が表示されます。
zメニュー画面が表示されなかった場合は、「マイコンピュータ」CD-ROMドライブを開き、
menu.exeをダブルクリックしてください。プログラムが起動され、メニュー画面が表示されま
す。
2.ご使用の言語のタブをクリックします。
3.画面の説明をお読みになり、PJカメラソフトウェアのインストールボタンを
クリックしてください。
z手順3でその他のソフトウェアをクリックすると、同様に他のソフトウェアもインストールするこ
とができます。
PJカメラソフトウェアについて
J-13
CD-ROMの使い方(ソフトウェアのインストールと取扱説明書(PDF)を見るには)
取扱説明書(PDFファイル形)を読むには、Adobe® Reader®が必要です。ご使用のパソコンにAdobe
Readerがインストールされていない場合は、最初Adobe Readerをインストールしてください。
Adobe ReaderAdobe社のホームページからダウンロードできます。
URL http://www.adobe.co.jp/
取扱説明書(PDF)を見るには
PJカメラソフトウェアをインストールするには」の手順3で、ご覧になる取扱説明書のボタンをクリッ
クしてください。
zAdobe Reader起動し、取扱説明書が表示されます。
取扱説明書(PDF)について
J-14
MULTI PJ CAMERAの全体像
MULTI PJ CAMERAの全体像
MULTI PJ CAMERAは、全体として次のような構成となっています。
PJカメラ
紙の書類や立体物などをプロジェクターで投映するためのデジタルカメラです。本システムの使用時
は、基本的にPJカメラソフトウェアの操作によってPJカメラを制御します。PJカメラは単体での撮影に
も使用可能で、撮影後にPJカメラ上の画像を使った投映やプレゼンテーションも、本システムによって
実行できます。
PJカメラスタンド
紙の書類や立体物などを撮影するための専用台です。PJカメラスタンドに書類を載せるだけで自動的
PJカメラによる撮影とパソコンへのデータ取り込みが行われ高解像度画像による投映が実行され
ます。
PJカメラソフトウェア
MULTI PJ CAMERAを制御するためのパソコン用ソフトウェアです。プレゼンテーションの実行や、
会議進行中の紙資料の投映、ホワイトボードへの書き込み内容のパソコンへの取り込みなど、臨機応変
に会議を支援する多くの機能を備えています。
■プロジェクター
MULTI PJ CAMERA用のプロジェクターとして、パソコンに接続が可能な各種プロジェクターがご
利用頂けます。
プロジェクター RGB
パソコン
USB
PJカメラソフトウェア
PJカメラスタンド
PJカメラ
J-15
各部の名称と機能PJカメラスタンド)
各部の名称と機能PJカメラスタンド)
PJカメラスタンドは折りたたみ式になっています。下図はPJカメラスタンドを展開しPJカメラを取り
付けた状態です。
zPJカメラスタンドの展開のしかたやPJカメラの取り付け方については、PJカメラスタンドの設
置」J-17ページ)を参照してください。
1
4
2
3
6
5
7
8
9
bk
bl
各部の名称と機能PJカメラスタンド)
J-16
1PJカメラ
2カメラホルダー
PJカメラを取り付けます。
PJカメラは、カメラアタッチメントを取り付けてから、カメラホルダーに取り付けます(取り付
け方についてはJ-19ページを参照)
3アーム部
使用時に展開します。持ち運びの際には、PJカメラを取り付けたまま折りたたんで収納することが
できます。
4書画台
プロジェクターから投映したり、画像データとして取り込みたい書類などを載せるための台です。
᥾ᛵ
᥾ᛵ
z書画台に傷をつけたり、書き込みをしないでください。書画台に傷や書き込みがあると、書画カメ
ラモードでの投映や、スキャナモードの画像の取り込みが正常に実行されなくなることがありま
す。
5ライト(白色LED
暗い室内での使用時などに点灯させます。
6LIGHTボタン
ライトの点灯消灯を切り替えます。
7CHARGEインジケーター
カメラホルダーに取り付けたPJカメラの充電中に点灯します
8POWERインジケーター
カメラホルダーに取り付けたPJカメラの電源がオンのときに点灯します。
9[](電源)ボタン
PJカメラスタンドに装着したPJカメラの電源ボタンとして働きます。
bk USB接続端子
パソコンのUSB端子と接続します
bl DC電源端子
付属のACアダプターを接続します。
ストラッ
ホル
PJカメラのストラップを差し込み
ます。
CAMERA RELEASEスライダー
PJカメラをカメラホルダーから取
り外す際に、スライドさせます。
(上から見た図)
DISP
MENU
RECPLAY
J-17
MULTI PJ CAMERAのセットアップ
MULTI PJ CAMERAのセットアップ
ここでは、MULTI PJ CAMERAをご使用になるために必要な、基本的な作業について解説します。
PJカメラスタンドを展開するには
PJカメラスタンドは折りたたみ式になっています。正しく展開してご使用ください。
1.折りたたまれた状態のPJカメラスタンドを水平な台の上などに置き、アーム部
を開きます。
z書画台に対してアーム部が直角になるまで開いてください。直角の位置でアーム部が固定されま
す。
z直角の位置以上に開かないでください。破損するおそれがあります
PJカメラスタンドの設置
MULTI PJ CAMERAのセットアップ
J-18
2.書画台を左右に開きます。
3.アームの上部とカメラホルダーを開きます。
zアーム上部は、カチッと止まる位置まで開いてください。
zカメラホルダーは、書画台と水平になるようにしてください。
J-19
MULTI PJ CAMERAのセットアッ
PJカメラスタンドにPJカメラを取り付けるには
᥾ᛵ
᥾ᛵ
zPJカメラをはじめてご使用になる前に、PJカメラの概要」J-37ページ)をご参照の上、あらかじ
め電池の充電とPJカメラの初期設定を行っておいてください。
以下の作業は、PJカメラの電源を切った状態で行ってください。
1.PJカメラの底面に、カメラアタッチメントを取り付けます。
zカメラアタッチメントのネジを硬貨などを使ってしっかりと締めてください。
2.PJカメラスタンドのカメラホルダーに、PJカメラを取り付けます。
zレンズ側が下になるように取り付けてください。
zカチッという音がするまでカメラホルダーに差し込んでください。
zPJカメラのストラップは、ストラップホルダーに差し込みます。
᥾ᛵ
᥾ᛵ
zカメラホルダーは確実に差し込
でください。カメラが落下して故障
の原因となります。
MULTI PJ CAMERAのセットアップ
J-20
PJカメラスタンドにACアダプターを接続するには
MULTI PJ CAMERAの使用時は、必ず付属のACアダプターをPJカメラスタンドに接続します。
zPJカメラスタンドにACアダプターを接続すると、PJカメラの電源が入っていない状態では、PJ
メラスタンドに取り付けられたPJカメラの充電が行われます。このときCHARGEインジケー
ターが点灯します。
zPJカメラスタンドにACアダプターを接続せず、PJカメラを電池で駆動すると、電池の消耗により
撮影できなくなることがあります
PJカメラスタンドからPJカメラを取り外すには
PJカメラの電源を切った状態で、CAMERA RELEASEスライダーをスライドさせ、PJカメラを引き
抜きます。
᥾ᛵ
᥾ᛵ
z取り外すときは、カメラが落下しな
いように注意してください。
zカメラを取り外して操作する時は、
落下を防止するため、必ずストラッ
プに指を通した状態で使用して
ださい。
1
2
/