インストレーション及びユーザーズガイド
H-5259-8500-04-A
NCi-5 非接触工具計測システム用インターフェース
i
apply innovation は、Renishaw plc の商標です 。
本文書内で使用されているその他のブランド名、製品名は
全て各々のオーナーの商品名、標章、商標、または登録商標
です。
保証について
保証期間内の商品の修理に関するお問い合わせは、製品
の購入元へお願い致します。 製品を誤って取付・使用され
たり、無資格者による修理・調整を行われた場合は製品の
保証を致しかねます。 レニショー製品を交換したり、取り外
したりする場合は必ず事前に承諾を得て下さい。 これらの
条件を守っていただけない場合には保証の対象外とさせて
頂きます。
特許について
NCi-5 非接触工具計測システムインターフェース及び関連
製品は、下記の特許及び特許出願の対象となっています。
CN 100394139C CNw CN101674918A
CNw CN1202403C CNw CN1660541A
EP 1050368 EP 1144944
EP 1502699 EP 1506073 B
EP 1562020 EP 2152469
JPw 2003-524,154 JPw 2008/135744
JP 4520240 JP 4521094
KRw 0746932 WO 2008/135744
TW 200909120 TW NI-178572
USw 2010-0051783-A1 US 6,496,273 B1
USw 6,635,894 B1 USw 6,878,953 B2
USw 7,053,392 B2 US 7312433B2
出願中の特許は他にもあります。
© 2007 - 2010 Renishaw plc. All rights reserved.
この文書の全て及び一部であってもレニショーの許可無く
複製することや、他の言語に翻訳したり、他のメディアに変
換することを禁 止します。
本文書に掲載された内容は、Renishaw plc の特許権の使
用許可を意味するものではありません。
お 断り
レニショーは、本書の内容、仕様等に対して予告なく変更す
ることがあります。また、本書作成にあたり、細心の注意を払
っておりますが、誤記等により発生するいかなる損害の責任
を負うもので はありません。
製品の変更について
製品の仕様は予告無く変更される場合があります。
商標について
RENISHAW® および RENISHAW ロゴに使用されてい
るプローブシンボルは、英国およびその他の国における
Renishaw plc の登録商標です。
レニショーパーツ番号 H-5259-8500-04-A
発 行 日： 2010. 10
ii
はじめに
EC 規格適合宣言
Renishaw plc は非接触工具計測システムインターフェースNCi-5 が
基準及び規格に適合していることを宣言いたします。
EC 規格適合宣言の全文については、レニショーwebサ イト、
www.renishaw.com/nci-5 をご参照下さい。
WEEE 指令
レニショーの製品や付随文書にこのシンボルが使用されている場合
は、一般の家庭ごみと一緒に製品を廃棄してはならないことを示し
ます。 この製品を廃棄用電気・電子製品（WEEE）の指定回収場所に
持ち込み、再利用またはリサイクリングができるようにすることは、エ
ンドユーザーの責任に委ねられます。 この製品を正しく廃棄すること
により、貴重な資源を有効活用し、環境に対する悪影響を防止するこ
とができます。 詳細については、各地の廃棄処分サービスまたはレ
ニショーの販売店にお問い合わせ下さい。
FCC
ユーザーへの情報（FCCセクション 15.19）
本製品は、FCC規格の15章に準拠しています。本製品の運用にあた
っては下記の条件の対象となります。
1. 本製品が、他の製品に対し有害な干渉を引き起こさない。
2. 本製品は、意図しない操作から引き起こされた干渉をはじめと
する、いかなる干渉を受信しても受容できること。
ユーザーへの情報(FCC セクション 15.105)
本製品はFCC規格の15章に定義されたクラスAデジタル製品準拠の
テストに合格、認定されております。これらの規格は、商業目的の使
用環境下における有害な干渉に対し、充分な保護対策が取られてい
ることを規定したものです。 この機器は電波を発生、使用、放出する
ことがあり、ユーザーズガイドに従った取り付け、使用を行わない場
合、無線通信に深刻な干渉を引き起こすことがあります。 本製品を有
害な干渉を引き起こしやすい住宅地などで使用する場合は、各利用
者の責において対策を行う必要があります 。
ユーザーへの情報(FCC セクション 15.21)
本製品に対し、Renishaw plc や代理店が認可していない変更・改造
をユーザー様が行うと、製品保証対象外となることがありますので
ご注意下さい。
ユーザーへの情報(FCC セクション 15.27)
FCC 規制に準拠するために、本機器に取り付けられるコンピュータ
などの周辺装置は、必ず高品質シールドケーブルで接続する必要が
ありますのでご注意ください。
iii
注意と警告
注意
本書内で紹介してあります方法以外で製品の制御・
調整・運用等を行った場合、レーザー光による被爆
を受ける可能性がありますのでご注意下さい。
非接触工具計測システム及び工具折損検出システ
ムのメンテナンスを行う際には、必ず事前にNCi-5
インターフェースの電源を切ってから行って下さい。
警告
レーザー光の安全性について
NCi-5 は、レニショーのレーザー光線を利用した非
接触工具計測及び工具折損検出システムのインター
フェースです。 レーザー光線の安全に関するガイド
ラインとルールについては、各非接触式工具計測シ
ステムのガイドブックを参照して下さい。
!
CNC 工作機械について
CNC 工作機械の操作は、有資格者が各工作機械
メーカーの操作手順を遵守して行うようにして下
さい 。
工作機械メーカー様への情報
レニショーの説明書に記載されている内容を含め
て、操作に伴うあらゆる危険性のユーザー様への
明示及びそれを防止するための充分なカバーとイ
ンターロックの設置は機械メーカー様の責任で行
って下さい。
プローブ信号のみに頼って機械を停止させない
ようにし て 下 さ い 。
iv
一般的な情報
NCi-5 のメンテナンスについて
定期的なメンテナンスは必要ありません。
乾いた布で本体表面のチリや埃を取り除いて下さい。
電気定格
電源電圧 DC11V～30V
定格電流 0.5A
出力回路定格 ±50mA (ピーク)
DC±30V (ピーク)
使用環境
防水性能 IP20
高度 最大 2000m
動作時温度 +5°C ～ 50°C
保管時温度 –10°C ～ +70°C
相対湿度 95%
汚染度 2
1
目次
一般的な注意事項
はじめに .................................................................................................................................2
電源 .......................................................................................................................................2
入力/出力部の過電流保護回路 ..............................................................................................2
コ ネクタ ー CN1 及び CN2 について ............................................................................................5
インターフェース上のLED表示について .......................................................................................6
スイッチについて
スイッチの配置 ......................................................................................................................8
スイッチの設定－ SW1 ..........................................................................................................9
スイッチの設定－ SW2 ........................................................................................................11
スイッチの設定－ SW3 ........................................................................................................12
SSR2 出力の選択 ................................................................................................................14
動作モード
工具計測モード ....................................................................................................................15
高速工具折損検出モード .....................................................................................................17
ラッチ モ ード .........................................................................................................................17
寸法及び取り付け方法 ................................................................................................................18
電気結線
NC1システム .......................................................................................................................19
NC3システム .......................................................................................................................20
NC4システム .......................................................................................................................21
CNCへの接続 ......................................................................................................................22
NC1セパレートシステムでTxの電源を制御する場合 ............................................................23
NC4システムでTxの電源を制御する場合.............................................................................24
別のプローブシステムとスキップ信号を共用する場合 .........................................................25
NC4用のエア回路を制御する場合 .......................................................................................26
パ ー ツ リスト ...............................................................................................................................27
2
はじめに
CNC工作機械でレニショーNC1、NC3またはNC4
非接触工具計測システムを、工具計測や折損検出
に使用する場合は、インターフェースユニットが
必要です。 NCi-5インターフェースは、レニショー非
接触工具計測システムからの信号をCNC制御装
置に送るため、電圧フリーのソリッドステートリレー
（SSR）出力に変換します。
NCi-5インターフェースユニットは、CNC工作機械
の制御盤内に設置しなければなりません。 変圧器
やモーターの制御ユニットなど、干渉を与えそうな
装置から可能な限り離れた場所に設置して下さい。
NCi-5の取り付け及びスイッチの設定は、必ず有資
格者が行うようにして下さい。 NCi-5 のカバーを外す
際は、必ず主電源を切ってから行って下さい。
電源
NCi-5 インターフェースの電源は、CNC 工作機械の
公称電圧 12Vから24V(DC)の電源から取ることも
できます。 この場合、必ずIEC 60950に準拠した安
定化電源をご使用下さい。
別の方法として、 弊社 PSU3電源ユニットから電源
を供給することも可能です。
一般的な注意事項
NCi-5の電源入力ラインは、0.5Aの自己復帰型ヒュー
ズで保護されています。 これを復旧させるためには
電源を切り障害の原因を特定して解消し、再度電源
を入れて下さい。
各非接触工具計測システム接続時の公称電流値は、
下記のとおりです。
NC1 300mA(DC12V時 ）、 130mA(DC 24 V時）
NC3 120mA(DC12V時 ）、 70mA(DC 24 V時）
又は NC4
注 意： 電源を切るためにはターミナルから電源供
給している電線を抜いて下さい。
入力/出力部の過電流保護回路
各SSR（ソリッドステートリレー）の出力は、50mA
規格の自己復帰型ヒューズで保護されています。
補助（外部制御）リレー出力は、200mA規格の自己
復帰型ヒューズにより保護されています。
NC3とNC4本体は、自己復帰型の過電流保護回路
で保護されています。
3
一般的な注意事項
インターフェース ラベル
状態診断用 LED：
コ ネクタ ー CN1
(10極)
コ ネクタ ー CN2
(15極)
取り外し可能カバー
4
一般的な注意事項
NCi-5 インタフェース
ラベル
5
10極コネクター (CN1)
コネ クタ ー CN1は、非接触工具計測ユニットと
NCi-5インターフェースを接続するために使用しま
す。 NCi-5インターフェースは、どの非接触工具計測
ユニットが接続されたか、自動的に検出します。
15極コネクター (CN2)
コネ クタ ー CN2は、NCi-5インターフェースとCNC
工作機械を接続するために使用します。
タ ー ミナ ル 1～2
NC3またはNC4からの信号をモニターするために
使用します。 出力電圧範囲： DC0V～DC9V。
タ ー ミナ ル 3～6
このターミナルはSSR出力回路になっており、外部
装置の制御に使用できます。「外部装置」にはLED
やブザーも含まれます。
この出力はまた、NC1セパレートユニットやNC4シ
ステムの送信ユニットの電源を、受信ユニットから
独立して、ON/OFF制御するために使用することも
できます。また別の利用方法として、非接触工具計測
システムとワーク計測プローブ 用OMI/MI 12インター
フェース間のスキップ信号の切換回路としても使用
できます。 この出力回路は、200mAの ヒュ ー ズ で 保
護されています。
タ ー ミナ ル 7～8
SSR出力回路で、ノーマルオープン(N/O)に もノ ー マ
ルクロ ー ズ ( N/C)にも設定可能です。 この出力回路
は、50mAのヒューズで保護されています。
タ ー ミナ ル 9～10
SSR出力回路で、ノーマルオープン(N/O) に もノー マ
ルクロ ーズ ( N/C)にも設定可能でありまた、パルス出
力、レベル出力、オシレーティング（発振）出力にも設
定可能です。この出力回路は、50mAの ヒュ ーズ で 保
護されています。
タ ー ミナ ル 11～12
これにより動作モードを選択します。
タ ー ミナ ル 13～15
この端子からインターフェースへ電源を供給します。
コネ クター CN1 及び CN2 について
6
インターフェース上のLED
NCi-5 インターフェースの前面に5個のLEDが取り
付けられています。 このLEDの表示によって、シス
テムの状態を確認することができます。
STATUS LED (NC3 または NC4接続時)
セットアップ完了後は、ステータスLEDは非接触工
具計測システムの状態をオペレータに知らせる役
目をします。 点灯色、点灯状態がどのような状態を
表しているのかは７ページの表に説明してあります。
システムが｢セットアップ｣モードになっている時
は、受信機の出力電圧の上昇に従って、LEDの点灯
色がレッド－オレンジ―グリーンと変化します。
「セットアップ」終了後にLED点灯色がオレンジに
なっている場合、「セットアップ」は完了していませ
んので、「セットアップ」を繰り返して下さい。
STATUS(ステータス) LED (NC1の場合)
グリーン プローブがトリガー状態でない
レ ッド プローブがトリガー状態
システムが「セットアップ」モードの場合は、LEDは
赤く点灯します。
AUX. RELAY STATUS （補助リレーステ
ータス）LED
グリーン 補助リレー電源ON
消灯 補助リレー電源OFF
TOOL SET MODE (工具計測モード)
LED
グリーン 工具計測モード選択
消灯 工具計測モード非選択
TOOL BREAK MODE (高速工具折損検
出モード ) LED
このLEDは高速折損検出モードを示します。
グリーン 高速工具折損検出モード選択
消灯 高速工具折損検出モード非選択
LATCH MODE（ラッチモード）LED
グリーン ラッチモード選択
消灯 ラッチモード非選択
インターフェース上のLED表示について
7
インターフェース上 の LED表示: ステータス (NC3 または NC4と使用する場合)
LED 点灯色 工具計測モード 高速工具折損検出モード ラッチ モ ード
グリーン/
オレンジ
（1Hzの周期
で点滅）
システムに供給している電
源の電圧が高すぎます。
システム自体は稼動し続け
ますが、最良の状態でお使
い頂くためには、アライメン
ト調整を含めてセットアッ
プをやり直して下さい。
(該当なし) 出力はラッチされていません。
システムに供給している電源
の電圧が高すぎます。
システム自体は稼動し続けま
すが、最良の状態でお使い頂
くためには、アライメント調 整
を 含 め てセットアップ をやり直
して下さい。
グリーン 光線は遮られていません。
プローブはトリガーしてい
ません。
(該当なし) 光線は遮られていません。
出力はラッチされていません。
オレンジ 光線は部分的に遮られてい
ます。 X
出力はラッチされていま
せん。
光線は遮られています。
出力はラッチされていません。
光線は回転工具によって遮ら
れています。 X
レ ッド 光線は遮られています。
プローブはトリガーしてい
ます。
出力はラッチされています。
光線は遮られています。
出力はラッチされています。
点灯なし ユニットへの電源が切れています。
X レーザー光線が透過しているのに、LEDが
オレンジに点灯している場合、システム自体は
このままで稼動しますが、最良の状態でお使い
頂くためには、メンテナンスが必要です。
メンテナンス作業については、レニショーパーツナ
ンバーH-2000-5230「NC4ハンドブック」を参照し
て下さい。
8
スイッチの配置
ス イッチ SW2
ス イッチ SW1
（イ ン ストレ ー ション 時 も通
常の運用時も使用します。）
ス イッチ SW3
取り外し可能カバー
（SW2及びSW3にアクセスする際に使用
します。 これらのスイッチはインストレー
ションの時のみ、操作が必要です。）
カバ ータブ
これを押してカバーを外します。
9
スイッチの設定－SW1
4連スイッチ SW1
1 未使用 ON OFF 未使用
2 NC セ ットアップ ON OFF NC4システムのセットアップ時に使用します。 このスイッチをONにす
ると、アライメント調整時に出力電圧を最大まで出力できるようになり
ます。 アライメント調整にて出力電圧が最大になった後で、このスイッチ
をOFFに設定すると、自動ゲイン調整回路が出力電圧の微調整を行い
ます。
NC1またはNC3のセットアップ時には、このスイッチを一旦ONにして
から5秒間待って、再度OFFにします。 この作業によって、NCi-5インター
フェースは、NC1とNC3の判別を自動的に行います。
3 ド リップ ON OFF ドリップリジェクションモ ードを ONに設定した場合、計測時に不等間
リジェクション 隔に滴下してくるクーラント滴の影響を抑制することができます。
注意： 安全のため、主軸回転数とオーバーライドは、次項に説明の
とおり設定して下さい。
重要: スイッチの設定
スイッチの設定をONからOFF、もしくはその逆に切り換える場合には、十分に力をかけて、確実にスイッチ
を所定の位置にセットして下さい。
10
スイッチの設定－SW1 （前項より続く）
4連スイッチ SW１（前項より続く）
4 主軸回転数 500 1000 ドリップリジェクション機能を使用する際に設定します。 安全のため、
主軸回転数は必ずこれら数値の整数倍、即ち500、1000、 1500、も し く は
1000、 2000、 3000に設定し、主軸回転数オーバーライドは無効にして
下さい。
11
4連スイッチ SW2
スイッチ ON OFF
1 SSR1 N/C N/O SSR出力をノーマル・クローズ(N/C)またはノーマル・オープン(N/O)
に設定します。
2 SSR2 N/C N/O 上記参照下さい。
3 SSR2 レベル パルス SSR2出力をレベル(ステータス)またはパルス(スキップ)に設定しま す。
タイプ 1 14ページを参照して下さい。
スイッチの設定－SW2
!
注意： SSR出力スイッチをOFFに設定、即ちノーマル・オープン(N/O)設定の際にはご注意下さい。
もし電源の供給が中断されたり、しっかり接続されていないと、出力はトリガーしない状態のまま
に なりま す 。
コントローラーへ送るトリガー信号にオシレーティング出力またはパルス出力でSSR2を使用する場合は、
確実なプローブステータスチェックのため、SSR1のレベル出力を必ず使用して下さい。
12
4 パルス幅 20mS 100mS SSR2のパルス出力時のパルス幅を20mSもしくは 100mSに設定し ます。
また、SSR1のステータス出力の最短パルス幅を20mSも しくは 100mS
に 設定します。
パルス出力幅を20mSに設定した場合、ラッチモードを使用したアプ
リケーションのサイクルタイムは短縮されますが、主軸回転数は5倍の
速度に設定しなければなりません。 実際に使用される際には、計測す
る工具の最大回転数を越えないように注意して下さい。
注意： 計測プログラムを実行される際には、計測ソフトウェアで設定
した出力パルス幅と、インターフェースで設定される出力パルス幅が
同じになるように注意して下さい。
スイッチの設定－SW2 （前項より続く）
13
4連スイッチ SW3
スイッチ ON OFF
1 M コ ード 1 DC0V DC24V 入力された電圧が0Vで有効となるか、24Vで有効となるかを設定
有効 します。
2 M コ ード 2 DC0V DC24V 上記参照下さい。
有効
3 未使用 – – 未使用
4 SSR2 Osc. SW2-3 SSR２出力をオシレーティング出力にするか、あるいはSW2-3
タイプ 2 の設定 に従うか設定します。
による 14ページを参照して下さい。
スイッチの設定－SW3
注意：
ターミナ ル11番にMコード信号出力を接続されな
い場合は、SW3-1は必ず“24V“ に設定して下さい。
ターミナ ル12番にMコード信号出力を接続されな
い場合は、 SW3-2は必ず”24V”に設定して下さい。
14
SSR2 出力の選択
SSR2 タイプ 1 及び SSR2 タイプ 2
注意： SSR2をオシレーティング又はパルス出力に設定して制御装置へトリガー信号を送る場
合、SSR1をレベル出力にしてプローブステータスを確実にチェックして下さい。
SSR2の出力は、パルス出力、レベル出力、オシレーティング出力の三種から選択することができます。
SSR2のタイプの選択は、SW2-3とSW3-4、この二つのスイッチの設定で決まります。
選択できる出力タイプは下の表のとおりです。
SW2-3
SSR2 タイプ 1
SW3-4
SSR2 タイプ 2
出力タイプ
OFF OFF
パルス
ON OFF
レベル
OFF ON
オシレ ーティング
ON ON
オシレ ーティング
!
注意： 工作機械の制御装置の中には、計測動作の
スタートから、トリガー状態の変化に対して制御装
置が反応するようになるまでに、遅延が見られる場
合があります。 このような場合、オシレーティング
出力を使用して、制御装置が反応し始めた際に確
実にトリガー出力を検出できるようにして下さい。
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Renishaw NCi-6 Installation & User's Guide
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