PowerEdge 1800

Dell PowerEdge 1800 クイックスタートガイド

  • こんにちは!Dellラックマウントシステムの取り付けガイドに関するご質問にお答えします。このガイドには、RapidRailsとVersaRailsラックキットの使用方法、ケーブルの配線方法、安全上の注意事項などが詳しく説明されています。どんなことでもお気軽にご質問ください。
  • RapidRailsキットとVersaRailsキットの違いは何ですか?
    ラックに複数のシステムを設置する場合、どのような手順を踏む必要がありますか?
    ラックの安定性を確保するために、どのような点に注意する必要がありますか?
ラック取り付けガイド
メモ、注意、警告
メモ: メモは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: 注意は、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性があることを示し、
その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 警告は、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示します。
____________________
ここに記載されている内容は予告なく変更されることがあります。
© 2004 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複写は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。
本書で使用されている商標について:
RapidRails
および
VersaRails
Dell Inc. の商標です。
本書では、必要に応じて上記記載以外の商標および会社名が使用されている場合がありますが、
これらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に所属するものではありません。
2004 5 P/N N2963 Rev. A00
目次 4-3
目次
安全にお使いいただくために . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-5
安全について:システムのラックへの取り付け
. . . . . . . . . 4-5
取り付け手順
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-6
準備作業
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-6
取り付け手順
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-7
推奨する工具および備品
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-7
RapidRails ラックキットの内容
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-8
VersaRails ラックキットの内容
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-8
ラック扉の取り外し
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-9
ラックへの印付け
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-10
RapidRails スライドアセンブリの取り付け
. . . . . . . . . . . . . . 4-11
VersaRails スライドアセンブリの取り付け
. . . . . . . . . . . . . . 4-12
ラックへのシステムの取り付け
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-14
ケーブル処理アームの取り付け
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-15
ケーブルトレイの取り付け
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-15
ケーブル処理アームの固定
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-15
ラック扉の取り付け
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-19
索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4-21
4-4 目次
4-1 RapidRails ラックキットの内容 . . . . . . . . 4-8
4-2 VersaRails ラックキットの内容
. . . . . . . . 4-9
4-3 1 ラックユニット(1 U
. . . . . . . . . . . . 4-10
4-4 垂直レールの印付け
. . . . . . . . . . . . . 4-11
4-5 RapidRails スライドアセンブリの取り付け
. . 4-12
4-6 VersaRails レールアセンブリの取り付け
. . . 4-13
4-7 ラックへのシステムの取り付け
. . . . . . . 4-15
4-8 ケーブル処理アームの取り付け
. . . . . . . 4-16
4-9 システムステータスインジケータ
の取り付け(必要に応じて)
. . . . . . . . . 4-17
4-10 電源ケーブルの配線
. . . . . . . . . . . . . 4-18
ラック取り付けガイド 4-5
安全にお使いいただくために
ご自身の身体の安全を守り、システムおよび作業環境を保護するために、以下の安全に関
するガイドラインに従ってください。安全に関する詳細な情報については、『システム情報
ガイド』を参照してください。
安全について:システムのラックへの取り付け
ラックの安定性や安全性に関して、次の点にご注意ください。
システムはラックの一部とみなします。したがって、「コンポーネント」には、
さまざまな周辺機器やサポートハードウェアと同様に、システムも含まれます。
警告: ラック前面および横の安定板を取り付けずにシステムを取り付けると、場合によって
はラックが転倒し、けがをする恐れがあります。必ず安定板を取り付けてから、ラックにコ
ンポーネントを取り付けてください。
ラックにシステム / コンポーネントを取り付けた後は、一度に複数のコンポーネントをラッ
クのスライドアセンブリを使って引き出さないでください。複数のコンポーネントを同時に
引き出すと、重みでラックが転倒し、けがをする恐れがあります。
メモ: お使いのシステムは、独立したユニットとして、また、ラックキャビネットとラック
キットがそのシステム用に設計されたものである場合は、カスタマーラックキットを使って
ラックキャビネットに設置して使用するためのコンポーネントとして、安全性が保証されて
います。それ以外のラックキャビネットにシステムおよびラックキットを取り付ける場合は、
安全性が保証されません。他のメーカーのキャビネットで、システムやラックキットを組み
合わせて使用する場合は、お客様が責任を持って安全性認定機関の適合性評価を受けてくだ
さい。弊社はこのような組み合わせは保証しておらず、いかなる責任も負いません。
システムラックキットは、トレーニングを受けたサービス技術者が、規格に適合す
るラックに取り付けるように設計されています。キットをこれ以外のラックに取り
付ける場合は、そのラックが仕様に適合していることを確認してください。
ラックで作業をする前に、安定板がラックに固定されて床面に伸び、ラックの全重量
が床面にかかっていることを確認してください。ラックで作業をする前に、ラックが
1
つの場合は前面と横の安定板、複数のラックを連結する場合は前面の安定板を取り
付けます。
ラックには必ず下から上へと、最も重いものから順に設置してください。
コンポーネントをラックから引き出す前に、ラックが水平で安定していることを確認
してください。
レールリリースラッチを押してコンポーネントをラックから出し入れするときは、
スライドレールに指をはさまれないように注意してください。
コンポーネントをラックに挿入したら、レールをロック位置まで静かに伸ばし、
コンポーネントをスライドさせてラックに設置します。
ラックに電力を供給する
AC
分岐回路に過重電流を流さないでください。
ラックの総負荷が分岐回路定格の
80%
を超えないようにしてください。
4-6 ラック取り付けガイド
ラック内のコンポーネントが十分に通気されることを確認してください。
ラックに取り付けたコンポーネントの作業中に、他のシステム
/
コンポーネントの上に
乗ったり、足をかけたりしないでください。
取り付け手順
このガイドは、トレーニングを受けたサービス技術者が、オープンフレームリレーラック
やラックキャビネットに
1
台または複数のシステムを取り付ける作業を行う場合の手順書
です。
RapidRails™
ラックキットは、角型の穴を使用するメーカーのラックキャビネット
に、工具を使わずに取り付けることができます。
VersaRails™
ラックキットは、角型また
は丸型の穴を使用する、業界規格に適合しているほとんどのキャビネットに取り付けるこ
とができます。
RapidRails
VersaRails
ラックキットの取り付け手順はほとんど同じです。
ラックキャビネットに取り付けるシステム
1
基ごとにラックキット
1
セットが必要です。
警告: 別のシステム用に設計されたラックキットの部品は取り付けないでください。お使い
Dell システム用のラックキットだけをお使いください。別のシステム用のラックをお使い
になると、システムの損傷やけがを招く恐れがあります。
メモ: お使いのシステムがタワー型の場合は、タワー / ラック変換キットを取り付けてくだ
さい。このキットの取り付け手順については別のマニュアルで説明しています。
RapidRails
ラックキットは、統一規格に適合しているほとんどのラックキャビネットに取
り付けることができます。
注意: VersaRails ラックキットは、米国規格協会(ANSI/ 米国電子工業会(EIA)規格
ANSI/EIA-310-D92、国際電気標準会議(IEC297、ドイツ工業規格(DIN41494 の仕様を満た
すラックについてトレーニングを受けたサービス技術者が取り付けるように設計されていま
す。ラックキットは、ラックに取り付けるシステム 1 基につき 1 セット必要です。
準備作業
システムをラックへ取り付ける前に、このガイドの最初にある「安全にお使いいただくた
めに」、およびお使いのシステムの『製品情報ガイド』マニュアルの安全上の注意をよくお
読みください。
警告: 複数のシステムをラックに取り付ける場合は、1 台のシステムの取り付け手順を完了
してから、次のシステムの取り付けに進んでください。
警告: ラックキャビネットはサイズが非常に大きく重量もあるため、キャスターで簡単に移
動できるようになっています。このキャスターにはブレーキがありません。したがってラッ
クキャビネットを移動するときは十分な注意が必要です。ラックキャビネットを別の場所に
移動するときは、水平調節用の脚を収納してください。長い傾斜面、急勾配のある場所、ス
ロープなど、バランスが取りにくい場所にはキャビネットを設置しないでください。水平調
節用の脚を伸ばしてキャビネットを支え、キャビネットが移動しないようにしてください。
ラック取り付けガイド 4-7
安全に関する重要な注意
システムをラックに取り付けるときは、次の各項の安全に関する注意を遵守してください。
警告: 作業者は、自分自身と関係者を保護するために、本書の手順に必ず従ってください。
本システムは非常に重量があり大きいため、自分自身や関係者のけがを防ぐために準備と計
画を適切に行うことが重要です。この注意は、特にシステムをラックの高い位置に取り付け
る場合に重要になります。
ラック安定板
警告: ラック正面および横の安定板を取り付けずにラックにシステムを取り付けると、ラッ
クが転倒し、けがをする恐れがあります。必ず安定板を取り付けてから、ラックにコンポー
ネントを取り付けるようにしてください。
警告: ラックにシステムを取り付けた後は、スライドアセンブリ上の複数のシステムを同時
にラックから引き出さないでください。引き出された複数のシステムの重みでラックが転倒
し、けがをする恐れがあります。
安定板は、スライドアセンブリが伸びきった状態でラックからシステムやその他のコン
ポーネントを引き出す際に、ラックの転倒を防ぎます。安定板の取り付けおよび固定手順
については、ラックキャビネットに同梱されるマニュアルを参照してください。
取り付け手順
ラックキットを取り付けるには、次の手順を番号順に行います。
1
ラック扉の取り外し
2
ラックへの印付け(必要な場合)
3
ラックへのレールアセンブリの取り付け:
RapidRails
の取り付け
VersaRails
の取り付け
4
ラックへのシステムの取り付け
5
ケーブル処理アームの取り付け
6
ケーブルの配線
7
ラック扉の取り付け
推奨する工具および備品
#2
プラスドライバ
T-10 Torx
ドライバ(タワー
-
ラック変換キットを取り付ける場合)
マスキングテープまたはフェルトペン(取り付け穴に印を付けるときに使用)
定規または巻尺
4-8 ラック取り付けガイド
RapidRails ラックキットの内容
RapidRails
ラックキットには、以下の部品が含まれています(図
4-1
参照)
RapidRails
スライドアセンブリ
1
ケーブル処理アーム
1
ケーブル処理アーム固定装置
1
ケーブルトレイ
1
4-1 RapidRails ラックキットの内容
VersaRails ラックキットの内容
VersaRails
ラックキットには、以下の部品が含まれています(図
4-2
参照)
VersaRails
スライドアセンブリ
1
ケーブル処理アーム
1
ケーブル処理アーム固定装置
1
ケーブルトレイ
1
10-32 x 0.5
インチフランジッドプラスネジ
8
メモ: 図と手順の説明に示すメートル法規格以外のネジは、サイズとインチ当たりのネジ山
数で表記されています。たとえば 1 インチに 32 本のネジ山がある #10 プラスネジは、10-32
ジと表記します。
RapidRails スライドアセンブリ
ケーブル処理アーム
ケーブルトレイ
ケーブル処理アーム固定装置
システムステータスインジケー
タケーブル(必要な場合)
ラック取り付けガイド 4-9
4-2 VersaRails ラックキットの内容
ラック扉の取り外し
ラックキャビネットに同梱のマニュアルに記載されている扉の取り外し手順を参照してく
ださい。
警告: ラックキャビネットの扉の大きさと重さを考慮して、取り付けおよび取り外しは 1
では行わないでください。
警告: 取り外した扉は、不意に倒れてけがをしないような場所に保管してください。
10-32 x 0.5 インチフランジ
ヘッドプラスネジ(8
VersaRails スライドアセンブリ
ケーブル処理アーム
ケーブルトレイ
ケーブル処理アーム固定装置
システムステータスインジ
ケータケーブル(必要な場合)
4-10 ラック取り付けガイド
ラックへの印付け
メモ: ラックにすでに印が付けられている場合は、この手順は必要ありません。
ラックに取り付けるシステムごとに
5 U
8.75
インチ)の垂直スペースが必要です
(図
4-3
参照)
4-3 1 ラックユニット(1 U
警告: 複数のシステムを取り付ける場合は、ラックの最下段に 1 基目のシステムを取り付け
られるように、スライドアセンブリを取り付けてください。
ラックに印を付けるには、次の手順を行います。
1
ラックの前面垂直レール上で、ラックキャビネットに取り付けるシステムの部の位
置をめ、印を付けます。
部にあたる各
1 U
スペースの位置は、穴と穴の金属部分の中です
(横線で印が付いているラックキャビネットもあります。図
4-4
参照)
2
最初に印を付けた場から
8.75
インチ上(
EIA-310
規格に適合したラックであれ
ば、
15
個上の穴)に印を付け、ラックの前部垂直レールにフェルトペンやマスキング
テープで印を付けます(穴の数でった場合は一番上の穴の上に印を付けます)
垂直レール上のこのマークまたはテープが、システムの上の位置をします
(図
4-4
参照)
1 U44 mm1.75 インチ)
12.7 mm0.5 インチ)
15.9 mm0.625 インチ)
15.9 mm0.625 インチ)
12.7 mm0.5 インチ)
ラック取り付けガイド 4-11
4-4 垂直レールの印付け
RapidRails スライドアセンブリの取り付け
1
ラックキャビネットの前面で、
RapidRails
スライドアセンブリの取り付けブラケット
のフランジが、ラックの適な場まるように、
1
のスライドアセンブリの
位置を合わせます(図
4-5
参照)
レールアセンブリの前部取り付けブラケットフランジの上部取り付けフックを、垂直
レールの印ののスペースにある一番上の穴にみます。
2
スライドアセンブリを面にかって押して、上部取り付けフックを垂直レールの
する角型の穴にみます。次に
2
つの取り付けフックが両方とも角型の穴に入
り、押しタンがカチッというがしてび出すまで、取り付けブラケットのフラン
ジを下に押します
(
4-5
参照
)
3
キャビネットの面で、取り付けブラケットのフランジを後ろに引いて、取り付け
フックを対応する穴にみ、フランジを下に押して取り付けフックを角型の穴に
固定します。全に固定されるとプッシュタンがカチッとび出します。
垂直レールに貼ったテープ
4-12 ラック取り付けガイド
4
ラックの反対側にあるもう
1
つのスライドアセンブリについて、手順
1
から
3
します。
メモ: 左右の垂直レールで、取り付け用レールが同じ高さに取り付けられていることを
確認します。
4-5 RapidRails スライドアセンブリの取り付け
VersaRails スライドアセンブリの取り付け
1
ラックキャビネットの前面で、
VersaRails
スライドアセンブリの取り付けブラケット
のフランジが、ラックに付けた上下の印またはテープ(または数えた穴の位置)の
まるように、スライドアセンブリの位置を合わせます(図
4-6
参照)
取り付けブラケットの前面の穴を、前部垂直レールに付けた印のの穴に合わせます。
2
10-32 x 0.5
インチフランジッドプラスネジ
2
本を、取り付け用フランジの一番上と
下の穴にみます
(
4-6
参照
)
スライドアセンブリ取り付け
ブラケットフランジ
押しボタン
ラック正面
スライドアセンブリ(2
取り付けフック
ラック取り付けガイド 4-13
3
キャビネットの面から、取り付けブラケットのフランジを後ろに引いて、取り付け
穴を垂直レールのそれ対応する穴に合わせます。
4
2
10-32 x 0.5
インチフランジッドプラスネジを取り付け用フランジの
1
3
の穴にんで、スライドアセンブリを垂直レールに固定します。
5
ラックの反対側にあるもう
1
つのスライドアセンブリについて、手順
1
から
4
します。
メモ: 左右の垂直レールで、取り付け用レールが同じ高さに取り付けられていることを
確認します。
4-6 VersaRails レールアセンブリの取り付け
スライドアセンブリ取り付けブラケットフランジ
ラック正面
スライドアセンブリ(2
4-14 ラック取り付けガイド
ラックへのシステムの取り付け
警告: 複数のシステムを取り付ける場合は、1 基目のシステムをラックの最下段の位置に取
り付けてください。
警告: 一度に複数の部品をラックから引き出さないでください。
1
2
つの内のスライドアセンブリを、全に伸びきった位置でロックするまでラック
から引き出します。
警告: システムの大きさと重さを考慮して、システムのスライドアセンブリへの取り付けは
決して 1 人で行わないでください。
2
システムを定の位置に置きます。
2
で、各自が一の手でシステム前部のを、もう一の手でシステム部の
持ちます。
3
システム面の側肩付きネジを、スライドアセンブリのスロットに合わせ
ながら、システム前部を持ちます
(
4-7
参照
)
4
面の付きネジをスライドリリースラッチのすぐ後ろにあるスロットにはめみ、
次に中と前面の付きネジをはめみます。
5
システムをスライドアセンブリの内に押しみます。スライドがシステムに全に
固定されると、システムのロック機がカチッとはまります(図
4-7
参照)
6
スライドリリースラッチのとこでシステムを持ちて、ラックに押しみます。
7
ラックネルのつまみネジをめます。
ラック取り付けガイド 4-15
4-7 ラックへのシステムの取り付け
ケーブル処理アームの取り付け
この手順は
2
段階に分けて行します。はじめにケーブルトレイをシステムシャーシの
面に取り付けます。次にケーブル処理アームをケーブルトレイのどらかの面に取り付
けます。
ケーブルトレイの取り付け
トレイ部にある
4
個の金属製タブと、
2
個の
6-32 x 0.25
インチプラスネジを使用
して、ケーブルトレイをシステムシャーシに取り付けます(図
4-8
参照)
警告: ケーブルトレイは、システムの重量を支えきれません。システムを持ち上げるときは
ケーブルトレイを持たないでください。システムを持ち上げる際は、必ずシャーシの端を
持ってください。
ケーブル処理アームの固定
1
ラックキャビネットの面に回り、スライドアセンブリのにあるタブの位置を確認
します(図
4-8
参照)
システムのロック機構
4-16 ラック取り付けガイド
4-8 ケーブル処理アームの取り付け
2
ケーブル処理アームののタブを、スライドアセンブリ後端の外のラッチ
みます(図
4-8
参照)
ラッチがロックされると、カチッというがします。
3
ケーブル処理アームの前部のタブを、スライドアセンブリの内対応する
ラッチにみます(図
4-8
参照)
ラッチがロックされると、カチッというがします。
4 システムステータスインジケータケーブルのプラグをコネクタに差し込みます
(図 4-9 参照)
5 ケーブル処理アームのワイヤカバーを開きます。まず丸いボタンで固定されている
前部パーツの正面ワイヤを中央部分から開き、同じように丸いボタンで固定されて
いる後部パーツのワイヤを開きます。
ワイヤカバーが自動的に開き、アーム内にケーブルを配線できるようになります。
6 ケーブルアセンブリのシステムステータスインジケータ側をケーブル処理アームに
通し、ケーブル処理アームの後部パーツにあるスロットに取り付けます
(図 4-9 参照)
ケーブル処理アーム
システムの背面
拘束つまみ
ネジ
ケーブルトレイ
ラック背面
金属製タブ
ケーブル処理アーム固定装置
ラック取り付けガイド 4-17
7
ケーブルをシステムのネルの接続端子接続します。
メモ: ストレインリリーフループが付属している場合はシステムの背面に取り付けて、
電源ケーブルのストレインリリーフを使用できるようにします。
4-9 システムステータスインジケータの取り付け(必要に応じて)
8
電源ケーブルを背面パネルの接続端子に接続します(図 4-10 参照)
警告: ケーブルは、ヒンジの動きを妨げないように多少余裕を持たせながらケーブル処理
アームに通してください。
9
I/O
ケーブルコネクタを、システムネルのそれれのコネクタに接続します。
10
I/O
ケーブルコネクタを、システムネルのそれれのコネクタに接続します。
ケーブル接続の詳細については、お使いのシステムに付属の『インストール&トラ
ブルシューティングガイド』と『ユーザーズガイド』を参照してください。
11 電源ケーブルと I/O ケーブルをケーブル処理アームに通します。4 本のタイラップ
で緩めに固定してください(2 本はアームの中央で、2 本はアームの両端で固定し
ます)。この時点では、タイラップをきつく締めないでください(図 4-10 参照)
ケーブルの損傷を防ぐため、ケーブルはケーブル処理アームの中で多少たるませて
おきます。
システムステータスインジケータ
ケーブルのプラグ
システムステータ
スインジケータ
4-18 ラック取り付けガイド
12 ケーブルをケーブル処理アームに固定します。
a ケーブルをシステムに接続したら、システム前面を前面垂直レールに固定して
いるつまみネジを緩めます。
b システムを前方にスライドさせて完全に引き出します。
c ヒンジの動きを妨げないように多少余裕を持たせながら、ケーブルをケーブル
処理アームに通します。ストラップでケーブルをアームに固定し、ケーブル処
理アームのワイヤカバーを閉じます。
メモ: システムを引き出せる限度まで引き出すと、伸びきった位置でスライドアセンブ
リにロックがかかります。システムをラック内に戻すには、スライドの側面にあるスラ
イドリリースラッチを押しながら、システムをスライドさせて完全にラックの中に戻し
ます。
4-10 電源ケーブルの配線
13
システムをラックから引き出したりラックに押し戻したりして、ケーブルが正しく
取り付けられているか、ケーブル処理アームの動きでケーブルが絡まったり、引き
つったり、締め付けられたりしないか確認します。
14 ケーブルの張りがきつすぎたり緩すぎたりした場合は、必要に応じてケーブル処理
アームのワイヤカバーを開いて張りを調節し、システムをラックから出し入れして
もケーブルがずれないようにします。
15
拘束ネジを使用して、ケーブル処理アーム固定装置をラックの面に固定します
(図
4-8
参照)
電源ケーブルプラグ
電源ソケットハウジング
ラック取り付けガイド 4-19
ラック扉の取り付け
扉の取り付け手順は、ご使用の
24U
および
42U
ラックキャビネットに同梱されているマ
ニュアルを参照してください。
これでラックへのシステムの取り付けは完了です。
4-20 ラック取り付けガイド
/