SPD-1W 取扱説明書 追補
音を重ねて鳴らす(レイヤー)
パッドに最大 3 つのウェーブを割り当てることができます。これら 3 つのウェーブは、重ねて鳴らすだけでなく、叩く強さに応じて切り替
えたり、バランスを変化させたりすることができます。
1.
レイヤーを設定したいオーディオ・ファイルを Master フォルダーにコピーします。
2.
Master フォルダー内にある _advanced.txt を開きます。
3.
テキストに表示されているパラメーターの右横(:の右)に設定値を入力します。
※2 バイト(全角)文字は使用できません。
4.
設定が終了したら、_advanced.txt を閉じます。
※編集を初めからやり直したいときは、_advanced.txt をファイルごと削除してください。マイクロ USB ケーブルを差し直すと、パラメー
ターが何も設定されていないファイルの状態に戻ります。
パラメーター 設定値 説明
SETTINGS_ENABLE
0 DISABLE レイヤー・オフ。初期値は「0」になって います。
1 ENABLE レイヤー・オン。「1」に書き換えることでレイヤーの設定ができます。
WAVE_A ~ C ファイ ル 名 ウェーブ A ~ C を設定します。各オーディオ・ファイルの名前を入力します。
VOLUME_A ~ C 0 ~ 100 ウェーブ A ~ C の音量レベルを設定します。
PLAY_TYPE
0 ONE-SHOTPOLY パッドを連打したとき、前の音に重なって発音します。
1 ONE-SHOTMONO パッドを叩いたとき、前の音を消音して発音します。音を重ねずに発音します。
2 PHRASEALT パッドを叩くと再生し、もう一度叩くと停止します。曲の再生/停止に最適です。
3 LOOPALT ウェーブを繰り返し鳴らします。 パッドを叩くと再 生し、もう一度 叩くまで繰り返し再 生します。
LAYER_TYPE
0 OFF
叩く
強さ
音量
ウェー ブ A だ けを 鳴らします 。
1 MIX
叩く
強さ
音量
常にウェーブ A 、ウェー ブ B 、 ウェー ブ C を重 ねて 鳴らします 。
2 VELOSW
叩く
強さ
音量
「AB_FADE_POINT」の値未満の強さではウェーブ A を、「AB_FADE_
POINT」の値以上「BC_FADE_POINT」の値未満の強さではウェーブ Bを、
「BC_FADE_POINT」の値以上の強さではウェーブ C に切り替えて鳴らし
ます。
3 VELOSWw/MUTE
叩く
強さ
音量
「AB_FADE_POINT」の値未満の強さではウェーブ A を、「AB_FADE_
POINT」の値以上「BC_FADE_POINT」の値未満の強さではウェーブ B
を、「BC_FADE_POINT」の値以上の強さではウェーブ C に切り替えて、
今鳴っている音を消してから鳴らします。
4 VELOMIX
叩く
強さ
音量
「AB_FADE_POINT」の値以上の強さで叩いたときにウェーブ B を、「BC_
FADE_POINT」の値以上の強さで叩いたときにウェーブBとウェーブ Cを、
A に重ねて鳴らします。
5 VELOFADE
叩く
強さ
音量
「AB_FADE_POINT」の値以上の強さで叩いたときにウェーブ B を、BC_
FADE_POINT の値以上の強さで叩いたときにウェーブ B、ウェーブ C を、
その強さに応じて A に重ねて鳴らします。
AB_FADE_POINT
BC_FADE_POINT
0 ~ 127
5
AB_FADE_POINT
ウェーブ B を鳴らし始める打撃の強さを設定します。「0」に設定すると、どんな強さで叩いて
もウェーブBが鳴ります。「127」に設定すると、一番強く叩いたときだけウェーブ B が鳴ります。
5
BC_FADE_POINT
ウェーブ C を鳴らし始める打撃の強さを設定します。「0」に設定すると、どんな強さで叩いて
もウェーブCが鳴ります。「127」に設定すると、一番強く叩いたときだけウェーブ C が鳴ります。
* 各「FADE_POINT」が 同 じ 値 で 、か つ 「LAYER_TYPE」が「VELOSW」または「VELO
SWw/MUTE」の場合は、ウェーブ C は発音しません。
*「LAYER_TYPE」が「OFF」、「MIX」のときは無効です。
© 2017 ローランド株式会社 01