Dell PowerEdge M1000e クイックスタートガイド

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MHWKY A01

2010 年 10 月 15 日

53-1002029-01 Rev.B

*53-1002029-01*

Dell M8428-k

はじめに

98 の 192 Dell M8428-k はじめに

MHWKY A01

本書の内容は予告なく変更されることがあります。

Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられています。

本書で使用されている商標： Dell、DELL ロゴ、Inspiron、Dell Precision、Dimension、OptiPlex、Latitude、PowerEdge、PowerVault、PowerApp、

PowerConnect

、

および

Dell OpenManage

は

Dell Inc.

の商標です。

Intel

、

Pentium

、および

Celeron

は米国およびその他の国における

Intel Corporation

の

登録商標です。

Microsoft

、

Windows

、

Windows Server

、

MS-DOS

および

Windows Vista

は、米国および

/

またはその他の国における

Microsoft Corporation

の商標または登録商標

です。

商標または製品の権利を主張する事業体を表すためにその他の商標および社名が使用されていることがあります。

それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。

規制適合モデルコード：M8428-k

Dell M8428-k はじめに 99 の 192

MHWKY A01

概要

『はじめに』は、経験のある設置担当者が Dell M8428-k の開梱、取り付け、設定を迅速に行うために役立つ概要を説明し

ています。取り付けおよび設定の詳細に関しては、『Dell M8424-k ハードウェアリファレンスマニュアル』を参照してく

ださい。

メモ

本書では、Dell M8428-k を集合ネットワークスイッチまたはスイッチモジュールと表記します。

図 1

M8428-k のポート側

集合ネットワークスイッチの開封および取り付け

お届けしたブレードサーバーエンクロージャに

集合ネットワークスイッチ

が取り付けられている場合、本項は省略してく

ださい。本項は、新しいモジュールを空の

I/O

モジュールスロットに取り付ける時、または既存の

集合ネットワークス

イッチ

を交換する時に適用されます。

次の手順を実行して、梱包からスイッチモジュールを取り出します。

1. 梱包箱を開いて、内容に不足や損傷がないか確認します。

損傷した集合ネットワークスイッチをブレードサーバーエンクロージャに挿入しないでください。スイッチモ

ジュールが損傷している場合、先に進む前に営業担当者にお問い合わせください。

2.

スイッチモジュールの上部から、『はじめに』を取り出します。この文書には規制に関する記述が収録されています。

3. ボックスからスイッチモジュールを取り出します。

4. 静電気感度に対する必要な予防措置を確実行ってください。その後、警告シールを破ります。

5. 静電気防止スリーブからスイッチモジュールを引き出して、目に見える欠陥や輸送中の損傷がないか慎重に確認し

ます。

6. スイッチモジュールの背部からオレンジ色のコネクタ保護カバーを引いて外します。

7. M1000e エンクロージャに I/O モジュールを取り付けます。

a. ハンドルのリリースラッチを引き上げて、I/O モジュールハンドルを開きます。

b. M1000e エンクロージャの適切な I/O スロットにモジュールをスライドさせます。

c. 所定の位置にしっかり収まり、モジュールが完全に固定されるまで、ハンドルを閉じます。

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MHWKY A01

図 2

Dell PowerEdge M1000e エンクロージャへの I/O モジュールの取り付け

メモ

スイッチモジュールは、ブレードサーバー内で 10GE 集合ネットワークアダプタ（CNA）が適切に取り付けられてい

る I/O ファブリック（A、B または C）に対応する I/O スロット内に取り付ける必要があります。ブレードサーバー内

に取り付けられているネットワークアダプタの位置を確認するためには、シャーシ管理コントローラ（CMC）GUI を

使用することができます。CMC の IP アドレスにブラウズしてログインし、「Server Overview」（サーバー概要）で

サーバーをクリックして、どの I/O スロットに 10GE CNA があるかを判断します。

8.

ブレードサーバーエンクロージャへのスイッチモジュールの取り付けにおける完全な手順については、『

Dell PowerEdge

Modular Systems

ハードウェアオーナーズマニュアル』で、

I/O

モジュールの取り付けの項を参照してください。

Dell M8428-k はじめに 101 の 192

MHWKY A01

集合ネットワークスイッチの設定

本項の手順を使用して、集合ネットワークスイッチをネットワークおよびファブリック上で動作するよう設定します。

本項では、イーサネット管理ネットワークに IP アドレスを割り当てる手順、およびモジュールのファイバチャネルのオ

ペレーティングモードの切り替え方法を説明します。

メモ

集合ネットワークスイッチ

は工場出荷時に

NPIV

モードに設定済みですが、必要に応じてフルファブリックモードで使用す

るために

NPIV

モードを無効にすることができます。

109

ページの

「NPIV アグリゲータモードからフルファブリックモー

ドへの切り替え」

の項にある手順を参照してください。

本書では、シャーシ管理コントローラ（CMC）のブラウザベースの GUI アプリケーションおよびスイッチコマンド

ラインインタフェース（CLI）を使用してスイッチモジュールを設定するための手順が説明されています。I/O モジュール

の管理には他の方法もあり、それらを使用することも可能です。

必要なアイテム

ネットワークおよびファブリックで使用するための集合ネットワークスイッチの設定および接続には、次のアイテムが必

要です。

•

ブレードサーバーエンクロージャに取り付けられた集合ネットワークスイッチ。

•

イーサネットまたはシリアルポート経由でシャーシ管理コントローラ（CMC）GUI または CLI に接続されたターミナ

ルエミュレータ（ハイパーターミナル等）を装備する管理ワークステーション（コンピュータ）、またはブレード

サーバーエンクロージャのキーボード、ビデオ、およびマウス（KVM）デバイスを経由して CMC またはコンバージ

ドネットワークスイッチ CLI に接続されたターミナルエミュレータ（ハイパーターミナル）を装備する管理ワークス

テーション（コンピュータ）。

•

DHCP

を使用する場合を除き、未使用の

IP

アドレスおよび該当するサブネットマスクならびにゲートウェイアドレス。

•

必要に応じてスイッチモジュールのシリアルコンソールポートに接続するためのシリアルケーブル。このシリアルケー

ブルは、ブレードサーバーエンクロージャのシャーシ管理コントローラ（

CMC

）

または

KVM

経由で

CMC GUI

または

CLI

を使用してコンバージドネットワークスイッチの

IP

アドレスを変更する場合は必要ないことに注意してください。

•

必要に応じて、SFP トランシーバおよび互換性のあるファイバーケーブル。スイッチモジュールでは、10G エンハ

ンスドイーサネットポートでアクティブな Twin-ax 銅線ケーブルを使用することもできます。

メモ

本モジュールの外付けポートには、

Dell

認定の

SFP

、またはアクティブな

Twin-ax

銅線ケーブルのみを使用してください。

表 1

10GbE 光トランシーバおよび TWINAZ コネクタとケーブル

330-7596（FI）

7YMX4 PCT B-8000 10GbE TWINAX 3 METER 8PACK

330-7611（APOS）

Y938W

330-7595（FI）

M7W74 PCT B-8000 10GbE TWINAX 5 METER 1PACK

330-7609（APOS）

1GH9D

330-7597（FI）

P4G6K PCT B-8000 10GbE TWINAX 5 METER 8PACK

330-7614（APOS）

8Y9H3

330-7593（FI）

13HFP PCT B-8000 10GbE TWINAX 1 METER 1PACK

330-7610（APOS）

FDPWD

330-7594（FI）

KRDN3 PCT B-8000 10GbE TWINAX 1 METER 8PACK

330-7615（APOS）

YFCMW

330-7598（FI）

Y4NV0 PCT B-8000 10GbE TWINAX 3 METER 1PACK

330-7612（APOS）

T40FD

102 の 192 Dell M8428-k はじめに

MHWKY A01

•

集合ネットワークスイッチの設定のバックアップを行うための、イーサネット管理ネットワーク上の FTP サーバーへ

のアクセス。

•

次のマニュアルへのアクセス。

•

Dell PowerEdge モジュラーシステムハードウェア、ブレードサーバーエンクロージャハードウェアオーナーズマ

ニュアル

•

Dell PowerEdge M1000e ブレードサーバーエンクロージャ設定ガイド

•

53-1001980 Dell M8428-k ハードウェアリファレンスマニュアル

•

53-1002116 Dell コンバージドエンハンスドイーサネット管理者ガイド

•

53-1002115 Dell コンバージドエンハンスドイーサネットコマンドリファレンス

•

53-1001345 Access Gateway 管理者ガイド

•

53-1001343 ウェブツール管理者ガイド

•

53-1001336 Fabric OS 管理者ガイド

•

53-1001754 Fabric OS コマンドリファレンスマニュアル

•

Dell シャーシ管理コントローラ（CMC）ユーザーズガイド

メモ

これらのマニュアルおよび文書は、Dell のサポートサイト support.dell.com/support の PowerEdge M1000E 製品の項から入

手することができます。

430-3684（FI）

TNCYY

PCT B-8000 10GbE、SFP+、LW、10KM

330-7603（APOS）

G3C42

430-3685（FI）

DW85K

PCT B-8000 10GbE SFP+、LW、10KM、8PACK

330-7606（APOS）

MYNX0

430-3686（FI）

SHPYV

PCT B-8000 10GbE、SFP+、SW、2KM

330-7605（APOS）

TGNV7

430-3687（FI）

K0FP0

PCT B-8000 10GbE、SFP+、SW、8PACK

330-7608（APOS）

3RX9C

表 2

FC 8Gbps SFP+ 光トランシーバ（工場取り付けの SWL 光トランシーバのスペア / 交換用）

330-7602（APOS）

54HC1

PCT B-8000 8GB、10KM+、LW、SFP

330-7604（APOS）

3D1YG

PCT B-8000 8GB、SFP+、SW、2KM

330-7607（APOS）

2F2KF

PCT B-8000 8GB SFP+、SW、2KM、8PACK

表 1

10GbE 光トランシーバおよび TWINAZ コネクタとケーブル

Dell M8428-k はじめに 103 の 192

MHWKY A01

図 3

M8428-k 外付けポート、ステータス LED、およびリリースラッチの説明

集合ネットワークスイッチイーサネット管理 IP アドレスの変更

デフォルトで、集合ネットワークスイッチのイーサネット管理 IP アドレスは、デフォルトのイーサネットサブネットマ

スク 255.255.255.0 で、10.77.77.77 に設定されています。デフォルトゲートウェイは、0.0.0.0 です。

次の使用可能な方法のいずれかを使用して IP アドレスをリセットします。これによって IP アドレス値がスイッチモ

ジュールに保存されます。

•

ブレードサーバーエンクロージャの CMC グラフィカルユーザーインタフェース（GUI）。

•

ブレードサーバーエンクロージャ CMC CLI。

•

Dell M8428-k コマンドラインインタフェース（CLI）。

スイッチモジュールの IP アドレスとドメイン名を変更した後、（スイッチモジュールがフルファブリックモードにある場

合は）、スイッチモジュールをオンラインにする前に、すべての外部ポートをファブリック接続にケーブル接続すること

をお勧めします。

メモ

集合ネットワークスイッチの集中管理を可能にするため、ブレードサーバーエンクロージャの CMC GUI アプリケーショ

ンを使用して IP アドレスを設定することをお勧めします。

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MHWKY A01

CMC GUI を使用した IP アドレスの設定

シャーシ管理コントローラ（CMC）の IP アドレスを参照してログインします。

IP アドレスを変更するには、次の手順を実行します。

1. CMC メニューのナビゲーションパネルにある I/O モジュール概要をクリックします。

2. CMC アプリケーションのセットアップタブを開きます。

図 4

CMC セットアップタブ

3. 正しい I/O スロット用の IP アドレス、サブネットマスク、ゲートウェイの各フィールドに新しい情報を入力するか、

必要に応じて DHCP を有効にして適用をクリックします。

注意

適用済みの設定を確認するには、「更新」アイコンをクリックしてください。

メモ

GUI に関するその他詳細については、Dell シャーシ管理コントローラ（CMC）のマニュアルを参照してください。

CMC CLI を使用した IP アドレスの設定

次の手順に従って接続し、CMC CLI 経由で集合ネットワークスイッチの IP アドレスを変更します。

1. CMC CLI への Telnet セッションを確立します。

•

CMC ログインプロンプトで、CMC のユーザー名およびパスワードを入力します。

2. コマンドプロンプトで、次の例に示されるように、正確な IP 情報と共に setniccfg コマンドを入力します。

•

$ racadm setniccfg -m switch-x -s 10.32.53.47 255.255.240.0 10.32.48.1

Static IP address modified succesfully

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3. 正しい値を switch-x に代入します。ここで x はスイッチモジュールが取り付けられているベイの場所を示します。

例えば switch-x は次のようになります。

•

ベイ A1 に取り付けられているスイッチモジュールは、switch-1。

•

ベイ A2 に取り付けられているスイッチモジュールは、switch-2。

•

ベイ B1 に取り付けられているスイッチモジュールは、switch-3。

•

ベイ B2 に取り付けられているスイッチモジュールは、switch-4。

•

ベイ C1 に取り付けられているスイッチモジュールは、switch-5。

•

ベイ C2 に取り付けられているスイッチモジュールは、switch-6。

4.

プロンプトが表示されたら

racadm getniccfg -m switch-x

と入力して、アドレスが正しく設定されているかを確認します。

メモ

racadm コマンドに関するその他詳細については、Dell シャーシ管理コントローラ（CMC）のマニュアルを参照してくだ

さい。

Dell M8428-kCLI を使用した IP アドレスの設定

スイッチモジュールの IP アドレスを、CMC 経由ではなく、シリアルポートを経由するスイッチ CLI を使用して設定する

には、『Dell M8428-k ハードウェアリファレンスマニュアル』にある同じ名称の項を参照してください。

集合ネットワークスイッチの管理インタフェースへの接続

スイッチモジュールの IP アドレスを正しく設定した後、リモートの管理ワークステーションから、シャーシ管理コント

ローラ（CMC）のイーサネットポート経由で、集合スイッチモジュールに対するターミナルエミュレータ（Telnet、SSH）

CLI 接続を確立することができます。管理インタフェースは、スイッチモジュールの追加設定のどれにでも使用できま

す。

メモ

Admin アカウントのスイッチモジュールのログイン / パスワードはデフォルトで、admin/password です。

次の図では、CLI モードコマンド（cmsh、enable、configure、および interface）を使用してナビゲートされる共通 FOS、

および CEE コマンド用の分離スペースを示しています。CEE CLI では、ヘルプ用にコマンドと共に「?」を使用し、自動

終了用にタブを使用します。FOS CLI では、コマンド構文に help を使用します。

106 の 192 Dell M8428-k はじめに

MHWKY A01

図 5

FOS および CEE コマンド用の集合スイッチモジュール CLI モード階層

さらに、スイッチモジュールへのブラウザベースの GUI 接続が可能（WebTools - JRE が必要）であり、これはスイッチモ

ジュールを設定するために必要な共通コマンド用に使用できます。GUI インタフェース使用の詳細については、

『 Fabric OS 管理者ガイド』を参照してください。

FCoE 用内蔵ポートの設定

集合ネットワークモジュールの内蔵ミッドプレーンポートは、FCoE 接続性を持たせるために、ブレードサーバー内で集

合ネットワークアダプタ（CNA）と一緒に使用できるように設定する必要があります。

スイッチにログインしたら、cmsh コマンドを使用して CEE コマンドシェルにアクセスします。次の手順で CEE ポートを

設定します。

1. スイッチにログインします。Admin アカウントを使用します。Admin のデフォルトのパスワードは password です。

2. 次のコマンドを入力します。

M8428-k:Admin> cmsh

M8428-k#

3. コマンドシェルに入ったら、次のコマンドを入力します。

enable

Dell M8428-k はじめに 107 の 192

MHWKY A01

4. 次のコマンドを入力し、設定モードに入ります。

configure terminal

5. 次のコマンドを入力します。

a.

interface intengigabitethernet 0/x

。ここで x は変更したい内蔵ポートを指し、サーバーブレードの集

合ネットワークアダプタが接続されているスロットの位置を示します。

メモ

内蔵ポートは、サーバーブレードのスロット位置に対応して、1 ～ 16 の番号が付けられています。外部ポートは、

コマンド interface exttengigabitethernet 0/x で設定されますが、CNA で外部ホストサーバーに接続されているときは、

外部ポートは FCoE モードのみに設定されます。外部ポートは別の FCoE スイッチに接続しないでください。

6. ポートのインタフェースに入ったら、次の順序でコマンドを入力します。

fcoeport

exit

メモ

FCoE

トラフィックを有効にするため、インタフェースコマンド

fcoeport

によってインタフェースに次が適用されます。

対応する FCoE VLAN が VLAN 1002 インタフェースに適用されます。

対応する CEE マップがインタフェース（「デフォルト」）に適用されます。

FCoE / FIP VLAN 分類子がインタフェースに適用されます。

このコマンドの詳細については、『Dell 集合エンハンスドイーサネット管理者ガイド』を参照してください。

7. 設定を行いたい追加のサーバーブレードスロットのために、他のポートでも手順 5 ～ 6 を繰り返します。さらに必

要に応じて、集合モード用の内蔵ポートを、非 FC トラフィックのためにタグ無しフレーム用の VLAN で設定します。

メモ

CEE ポートの設定タイプの表示：do show running-config

FCoE デバイスの接続タイプの表示： fos switchshow および do fos fcoe --loginshow

8. すべてのブレードポートでの作業を完了したら、exit と入力し、Enter（この段階では、CMSH にアクセスしたまま）

を押します。

9. 次のコマンドを入力して、running config を startup config として保存します。

write memory

yes と回答し、スタートアップファイルを上書きします。

CEE CLI インタフェースの情報および FCoE を動作させるためのスイッチの設定に関しては、『Converged Enhanced

Ethernet 管理者ガイド』を、コマンドの詳細に関しては『Converged Enhanced Ethernet コマンドリファレンス』を参照し

てください。

集合ネットワークスイッチのファブリックへの接続

1.

スイッチモジュールは、

4

個のファイバチャネルポートに

FC 8G SFP

トランシーバ

を取り付けた状態で出荷されます。

2. イーサネットポートに接続する必要がある場合、必要に応じて外付けポートに 10GE SFP+ トランシーバか Twin-ax

ケーブルを取り付けてください。必要なすべての SFP トランシーバのほか、光ケーブル、またはアクティブな

Twin-ax 銅線ケーブルのいずれかがあること確認してください。

a. 必要に応じて、SFP のエンドキャップを取り外します。

b. トランシーバを正しい向きに持ち、ラッチメカニズムにカチッとはまるまでポートにしっかりと挿入します。

トランシーバの種類別の詳細手順については、トランシーバ製造元のマニュアルを参照してください。

c. 必要に応じて、残りのポートで a、b、c の各手順を繰り返します。

108 の 192 Dell M8428-k はじめに

MHWKY A01

メモ

Dell

認定の

SFP

、またはアクティブな

Twin-ax

銅線ケーブルのみを、本モジュールの適切な外付け光ポートに使用して

ください。スイッチモジュールの

4

個のファイバチャネルポート（

25

、

26

、

27

、および

0

）に装備された

FC 8G SFP

トランシーバは、イーサネットポート（

17

～

24

）との互換性がありません。イーサネットポートには

Dell

認定の

10GE SFP+

トランシーバ、またはアクティブな

Twin-ax

銅線ケーブル（付属していません）を装着する必要があります。

注意

ケーブルは、全引張負荷状態で直径 5.08 cm 未満、無負荷状態で直径 3.048 cm 未満に曲げないでください。ケーブ

ルを締め付けすぎてしまうことがよくあるため、光ケーブルには結束バンドは推奨しません。

d. キー形状（コネクタ一方端の隆起部）とトランシーバ側のスロット形状が揃うようにしてケーブルのコネクタの

向きを合わせます。

e. ラッチメカニズムにカチッとはまるまで、ケーブルをトランシーバに挿入します。ケーブル種類別の詳細手順に

ついては、ケーブル製造元のマニュアルを参照してください。

f. 必要に応じて、残りのトランシーバで同じ手順を繰り返します。

3. ケーブルをトランシーバに接続します。

トランシーバは、取り付け方向の間違いを防止する形状をしています。トランシーバの取り付けが難しい場合は、正

しい方向になっているか、およびエンドキャップを取り外しているかを確認します。

4. LED をチェックして、すべてのコンポーネントが機能していることを確認します。

LED パターンに関する情報に関しては、『Dell M8428-k ハードウェアリファレンスマニュアル』の「集合ネットワー

クスイッチの操作」の章を参照してください。

メモ

次のコマンドは FOS CLI から実行されるので、必要に応じて CEE CLI を終了するか、ターミナルエミュレータのセッ

ションでスイッチにログインし FOS プロンプト

M8428-k:Admin>

にアクセスをします。

5. スイッチモジュールの FC ポートが FC SAN スイッチに接続されたら、ポートを有効化する必要があります。スイッ

チモジュールの FOS CLI から、使用するポートに対して次のコマンドを入力します（スイッチ GUI から有効化するこ

ともできます）。

M8428-k:admin> portcfgpersistentenable < ポート番号 >、ここでポート番号は 25、26、27 または 0 です。

6. ワークステーションで switchShow コマンドを入力して、集合ネットワークスイッチが正常に動作していることを確

認します。このコマンド入力で、スイッチモジュールおよびポートステータスに関する情報が提供されます。

7. ワークステーションから fabricShow コマンドを入力し、ファブリック内で集合ネットワークスイッチが正常に動作

していることを確認します。

8. configUpload コマンドを入力し、表示されるプロンプトにしたがって FTP サーバーへスイッチモジュールの設定の

バックアップを行います。

このコマンドで集合ネットワークスイッチの設定がサーバーにアップロードされ、必要に応じて集合ネットワークス

イッチの交換時にダウンロードして利用することができます。また、交換したスイッチモジュールへ完全な設定情

報をダウンロードできるよう、CEE 設定を定期的にバックアップすることをお勧めします。完全な詳細については

111 ページの

「設定のバックアップ」を参照してください。

ファイバチャネルの動作モード（NPIV アグリゲータ vs. フルファブリック）

次の項目では、ネイティブ動作モード（フルファブリックモード）で動作する Fabric OS スイッチと、AG 動作モード

（NPIV アグリゲータ）で動作する Fabric OS スイッチの相違点をまとめたものです。

•

ネイティブモードの Fabric OS スイッチはファブリックの一部で、2 ～ 4 倍の物理ポートが必要であり、ファブ

リックのリソースを消費し、Fabric OS のファブリックにのみに接続できます。

•

AG モードのスイッチはファブリック外部にあり、ファブリック内のスイッチの数および必要な物理ポートの数

を削減します。AG スイッチは、Fabric OS、M-EOS、または Cisco ベースのファブリックのいずれかに接続させる

ことができます。

Dell M8428-k はじめに 109 の 192

MHWKY A01

スイッチモジュールのファブリックチャネル部分を NPIV モードにするか、またはフルファブリックモードにするかを決

定します。この設定は、スイッチモジュールの FOS 部分のための設定処理に影響を与えます。

NPIV アグリゲータモードでは、ファブリックオペレーティングシステムコマンドの限られたサブセットのみが利用

可能となり、すべてのファブリック関連のサービスリクエストはファブリックスイッチに転送されます。

スイッチモードが Access Gateway mode enabled（Access Gateway モードが有効）に設定されているとき、F_Ports は、

E_Ports ではなく N_Ports として Enterprise ファブリックに接続します。したがって、集合ネットワークアダプタ

（CNA）に接続されている内蔵ポートが、スイッチモジュールの FCoE ポートにログイン可能となるように、外部

FC

ポートのうち少なくとも 1 個を外部 FC スイッチファブリックに接続する必要があります。

集合ネットワークスイッチ CLI を使用して、スイッチの動作モードを確認します（スイッチモジュールは

Access Gateway モードが有効になった状態で出荷されます）。

Admin アカウント（デフォルトパスワード：password）を使用して、SSH または Telnet 接続経由でスイッチモジュールに

ログオンします。

ag —modeShow コマンドを入力して、モジュールが NPIV モードであることを確認できます。

ag —modeShow

工場出荷時のデフォルトの応答メッセージは次のとおりです。

Access Gateway mode is enabled.（Access Gateway モードが有効です）

NPIV アグリゲータモードからフルファブリックモードへの切り替え

お使いの集合ネットワークスイッチが現在 NPIV モード（工場出荷時のデフォルト設定）に設定されている場合、Access

Gateway モードを無効にすることで、フルファブリックモードを有効にすることができます。モードを切り替えると、モ

ジュールは自動的にフルファブリックモードで再起動します。

メモ

NPIV モードを無効にすると、スイッチが無効になり再起動するために動作が中断します。NPIV モードを有効または無効

にする前に、現在の設定内容を常にバックアップするようにしてください。NPIV を有効にすると、セキュリティおよび

ゾーンのデータベースがクリアされます。NPIV を無効にすると、F_Port to N_Port のマッピングがクリアされます。

コマンドラインインタフェース（CLI）を使用したフルファブリックモードへの切り

替え

次の手順を完了して、CLI を使用した NPIV モードの有効化を行います（スイッチ GUI の詳細メニューにも NPIV モードを

切り替える方法が提供されています。詳細については、『Dell M8428-k ハードウェアリファレンスマニュアル』を参照し

てください）。

1. デフォルトの管理者アカウントを使用して、ログインします。

Login: admin

Password: password

2. 次のコマンドを入力して、スイッチを無効にします。

switchDisable

3. スイッチ設定をバックアップします。詳細は、111 ページの「設定のバックアップ」を参照してください。

4. 次のコマンドを入力して、フルファブリックモードを有効にします。

ag ––modeDisable

スイッチモジュールが自動で再起動し、フルファブリックモードでオンラインになります。ポートマッピングや

フェールオーバー、フェールバックといった NPIV パラメータは、自動的に削除されます。

ag —modeShow コマンドを入力して、モジュールが NPIV モードであることを確認できます。

ag ––modeShow

次のような応答メッセージが表示されます。

Access Gateway mode is NOT enabled.（Access Gateway モードは有効化されていません）

110 の 192 Dell M8428-k はじめに

MHWKY A01

コマンドラインインタフェースを使用した NPIV モードへの切り替え

お使いのコンバージドネットワークスイッチがフルファブリックモードで設定されている場合、次の手順を実行した

NPIV モードの有効化が可能です（スイッチ GUI の詳細メニューにも NPIV モードを切り替える方法が提供されています。

詳細に関しては、『Dell M8428-k ハードウェアリファレンスマニュアル』を参照してください）。

1. デフォルトの管理者アカウントを使用して、ログインします。

Login: admin

Password: password

2. 次のコマンドを入力して、フルファブリックモードを無効にします。

switchDisable

3. スイッチ設定をバックアップします。詳細は、111 ページの「設定のバックアップ」を参照してください。

4. 次のコマンドを入力して、NPIV モードを有効にします。

ag —modeEnable

スイッチモジュールは自動で再起動し、工場出荷時のデフォルト設定 F_Port to N_Port マッピングを使用して、NPIV

モードでオンラインになります。

5. ag —modeShow コマンドを入力して、モジュールが NPIV モードであることを確認できます。

ag —modeShow

次のような応答メッセージが表示されます。

Access Gateway mode is enabled.（Access Gateway モードが有効です）

ag —mapshow コマンドを入力して、F_Port to N_Port マッピングを表示することもできます。ag ––help コマンドを入

力して、NPIV アクションの一覧を表示します。

NPIV アグリゲータモードでの FCOE 接続性の検証

スイッチモードが Access Gateway mode enabled（Access Gateway モードが有効）に設定されているとき、F_Ports は、

E_Ports ではなく N_Ports として Enterprise ファブリックに接続します。したがって、集合ネットワークアダプタ（CNA）

に接続されている内蔵ポートが、スイッチモジュールの FCoE ポートにログイン可能となるように、外部 FC ポートのう

ち少なくとも 1 個を外部 FC スイッチファブリックに接続する必要があります。

スイッチモジュールの CNA との接続性は、FOS コマンド switchshow および fcoe --loginshow を使用して検証することがで

きます。CNA VN ポートへの内蔵 FCoE VF ポートの接続性がセッション MAC アドレスによって表示されると共に、内蔵

ポートには「オンライン」状態が表示されます。NPIV アグリゲータモードの詳細については、『AccessGateway_AG_v630

管理者ガイド』を参照してください。

スイッチモジュールの FC ポートが FC SAN スイッチに接続されたら、これらのポートを有効化する必要がある場合があ

ります。スイッチモジュールの FOS CLI から、使用するポートに対して次のコマンドを入力します（スイッチ GUI から有

効化することもできます）。

M8428-k:admin> portcfgpersistentenable < ポート番号 >、ここでポート番号は 25、26

、27 または 0 です。

Dell M8428-k はじめに 111 の 192

MHWKY A01

設定のバックアップ

次の手順を実行して、スイッチモジュールの設定を FTP サーバーにバックアップします。

1. スイッチモジュールで Telnet または SSH セッションを開始します。

2. 次のコマンドを入力して、スイッチモジュールの基本設定をアップロードします。

configUpload

続いて、プロンプト一連が表示されます。

3. プロンプトに従って設定をアップロードします。

4. アップロードが完了したら、次のコマンドを入力して CEE CLI にアクセスします。

cmsh

5. 次のコマンドを入力し、現在の CEE 設定をアップロードします。

copy running-config ftp://[username@server/path]

続いて、パスワードをたずねるプロンプトが表示されます。

FTP

パスワードを入力すると、コピー処理が開始されます。

これらのコマンドは、スイッチモジュールの設定をサーバーにアップロードし、必要に応じて交換したスイッチモジュー

ルへダウンロードできるようにします。Dell では、交換したスイッチモジュールへ完全な設定情報をダウンロードできる

よう、設定を定期的にバックアップすることをお勧めします。

112 の 192 Dell M8428-k はじめに

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