PowerEdge R905

Dell PowerEdge R905 クイックスタートガイド

  • こんにちは!Dell PowerEdge R905の情報更新文書の内容を理解しています。メモリ、システム設定、オペレーティングシステムのインストール、トラブルシューティングなどに関するご質問にお答えします。お気軽にご質問ください!
  • 800MHzメモリモジュールはサポートされていますか?
    Windows Server 2003 SP1をインストールする際にUSBポートに問題が発生する可能性はありますか?
    RHELバージョン4と5で起動中にシステムがハングする原因は何ですか?
    システムがSD+カードまたは内部USBキーを読み取らない場合はどうすればよいですか?
アップデート情報
メモ、注意、警告
メモ: コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明してい
ます。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を
回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示
しています。
___________________
本書の内容は予告なく変更されることがあります。
© 2008 すべての著作権は Dell Inc. にあります。
Dell Inc. の書面による許可のない複製は、いかなる形態においても厳重に禁じられてい
ます。
本書に使用されている商標:DellDELL
ロゴ、および
PowerEdge
Dell
Inc.
の商標
です。MicrosoftWindows
および
Windows
Server
は米国その他の国における
Microsoft
Corporation
の商標または登録商標です。AMDAMD Opteronおよび
AMD
PowerNow! は、Advanced Micro Devices, Inc. の商標です。Red Hat および Red Hat
Enterprise Linux Red Hat, Inc. の登録商標です。Novell および SUSE は米国その他の国
における Novell, Inc. の登録商標です。
本書では、必要に応じて上記以外の商標や会社名が使用されている場合がありますが、
それらの商標や会社名は、一切 Dell Inc. に帰属するものではありません。
2008 3 P/N HX598 Rev. A01
目次 47
目次
メモリモジュールのサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
800 MHz のメモリモジュール
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
8 GB のメモリモジュール
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
セットアップユーティリティに関するアップデート情報
. . . 50
プロセッサ拡張モジュールボードの取り付け
. . . . . . . . . . 50
OS のインストールに関するアップデート情報
. . . . . . . . . . 50
Windows Server 2003 SP1 のインストール
. . . . . . . . . . . 50
Novell SLES9 のインストール
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
PERC6i ドライバのインストール
. . . . . . . . . . . . . . . . 51
RHEL に関するアップデート情報
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
RHEL バージョン 4.5x86_64- AMD Opteron
クアッドコアプロセッサ(シリーズ 10h)に対す
るサポートの制限
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51
RHEL バージョン 4 および 5x86_64-
起動中にシステムがハングする
. . . . . . . . . . . . . . . . 52
AMD Opteron クアッドコアプロセッサ(シリーズ 10h
を使用している場合の SLES9 SP4 の起動時の問題
. . . . . . . . 52
Opteron デュアルコアプロセッサ(シリーズ 0Fh
AMD PowerNow!™ 機能がサポートされていない
. . . . . . . 53
48 目次
システム起動時の外付け USB ディスケットドライ
ブの動作
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
信頼済みプラットフォームモジュール(TPM
に関するアップデート情報
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
システムの電源ケーブルの要件
. . . . . . . . . . . . . . . . . . 53
システム基板の交換暗号化されたデータの保護. . . . . . . . 54
システムメッセージに関するアップデート情報
. . . . . . . . . 54
SD+ カードまたは内部 USB キーのトラブルシュー
ティング
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
アップデート情報 49
アップデート情報
本書には、お使いのシステムに関するアップデート情報が記載されてい
ます。
メモリモジュールのサポート
800 MHz のメモリモジュール
現時点では、
800 MHz
のメモリモジュールはサポートされていません。
800 MHz
のメモリモジュールが取り付けられている場合、メモリモ
ジュールは、取り付けられているプロセッサに応じて
667 MHz
または
533 MHz
にダウンクロックされます。
AMD™ Opteron™ クアッドコアプロセッサ(シリーズ 10h
は、各プロセッサに対して
4
枚以下のメモリモジュールが取り付け
られている場合は、
667 MHz
にダウンクロックされます。各プロ
セッサに対して
5
枚以上のメモリモジュールが取り付けられている
場合、メモリモジュールは
533 MHz
にダウンクロックされます。
AMD Opteron デュアルコアプロセッサ(シリーズ 0Fh
では、
667 MHz
にダウンクロックされます。
各プロセッサに付き
800 MHz
のメモリモジュール
4
枚までの構成に対す
るサポートは、今後実現する予定です。その時点で、そのサポートが追加
された
BIOS
のアップデートが
support.dell.com
からダウンロードでき
るようになります。
8 GB のメモリモジュール
現時点では、
8 GB
のメモリモジュールはサポートされていません。
8 GB
のメモリモジュールに対するサポートは、今後追加される予定です。
その時点で、そのサポートが追加された
BIOS
のアップデートが
support.dell.com
からダウンロードできるようになります。
50 アップデート情報
セットアップユーティリティに関するアップ
デート情報
『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「セットアップユーティリティ
の使い方」で、次の項目が更新されます。
現時点では、
Memory Information
(メモリ情報)画面の
Low
Power Mode
(節電モード)オプションはサポートされていません。
CPU Information
CPU
情報)画面で、
Demand-Based Power
Management
(デマンドベースの電力管理)オプションのデフォ
ルト設定は
Enabled
(有効)です。
AMD
デュアルコアプロセッサ
(シリーズ
0Fh
)が取り付けられている場合、このオプションは使用
できません。
Processor
X
ID
フィールドに、プロセッサ名、モデル番号、コア
の数、レベル
2
およびレベル
3
のキャッシュの容量が表示されます。
Integrated Devices
(内蔵デバイス)画面に、新しく
High
Precision Event Timer
(HPET)
(高精度イベントタイマー)オプ
ションが追加されています。問題が発生しない限り、このオプショ
ンはデフォルト値の
Enabled
(有効)から変更しないでください。
プロセッサ拡張モジュールボードの取り付け
『ハードウェアオーナーズマニュアル』の「プロセッサ拡張モジュールの
取り付け」で、この手順を行う場合は図
3-37
を参照してください。
OS のインストールに関するアップデート
情報
Windows Server 2003 SP1 のインストール
6 GB
を超えるシステムメモリを搭載したシステムに
Microsoft
®
Windows Server
®
2003 SP1
をインストールすると、インストール処理中
にシステムの
USB
ポートに問題が発生する場合があります。詳細について
は、
http://support.microsoft.com/kb/923695
を参照してください。
この問題が発生した場合は、
SP1
をインストールする前にシステムメモリ
6 GB
未満に減らすか、
Windows Server 2003 SP2
またはこれ以降をイ
ンストールします。
アップデート情報 51
Novell SLES9 のインストール
Novell
®
SUSE
®
Linux Enterprise Server 9
SLES9
)の
SP3
までのバー
ジョンは、システムのオプションの内蔵
SATA
オプティカルドライブを
含め、内蔵
SATA
ドライブをサポートしていません。これらのバージョン
Novell SLES9
をインストールするには、外付けの
USB
オプティカルド
ライブを使用して
OS
とドライバをインストールしてください。
PERC6i ドライバのインストール
Windows Server 2003
および
Linux OS
には、
PERC6i
ストレージコント
ローラ用のドライバが含まれていません。これらの
OS
をインストールす
る場合は、コントローラと一緒に提供されているドライバを使用するか、
または
support.dell.com
からドライバをダウンロードしてください。
外付けの
USB
ディスケットドライブまたは
USB
フラッシュドライブを使
用して、ドライバをインストールします。
Windows Server 2003
用の
USB
フラッシュドライブフォーマットユーティリティは、
support.dell.com
"System Utilities"
(システムユーティリティ)
セクションからダウンロードできます。
RHEL に関するアップデート情報
RHEL バージョン 4.5x86_64- AMD Opteron クアッドコアプロ
セッサ(シリーズ 10h)に対するサポートの制限
Red Hat
®
Enterprise Linux
®
RHEL
バージョン
4.5
x86_64
は、
AMD
Opteron
クアッドコアプロセッサシリーズ
10h
をサポートしていません。
詳細については、
http://kbase.redhat.com/faq/FAQ_85_11697
を参照
してください。
マシンチェックエラーを避けるには、
RHEL
バージョン
5
RHEL
バー
ジョン
4.6
、または
RHEL
バージョン
4.5
Errata
カーネル
-
2.6.9-55-0.12
を使用してください。
52 アップデート情報
RHEL バージョン 4 および 5x86_64- 起動中にシステムが
ハングする
RHEL
バージョン
4
およびバージョン
5
x86_64
)の
APIC
初期化コード
におけるバグが原因で、起動中にシステムがハングする場合があります。
NMI Watchdog
が有効の場合、カーネルが
HPET
を待つ時間が長くなり
すぎて、システムがハングすることがあります。ハングしなくても、起動
が非常に遅くなることがあります。
この問題を回避するには、システム起動時にカーネルコマンドラインにパ
ラメータ
nohpet
をパスするか、またはセットアップユーティリティを
起動して
Integrated Devices
(内蔵デバイス)画面で
High Precision
Event Timer
HPET
(高精度イベントタイマー)オプションを無効にし
ます。
この問題を修正するパッチは、
RHEL
バージョン
5.2
に用意される予定
です。
AMD Opteron クアッドコアプロセッサ
(シリーズ 10h)を使用している場合の
SLES9 SP4 の起動時の問題
クアッドコアプロセッサと
4 GB
を超える
RAM
メモリを搭載しているシ
ステムでは、
Novell SLES9 SP4
を読み込むことができない場合があり
ます。この問題は、
Novell
から今後提供されるメンテナンスアップデー
トによって解決される予定です。現在は、次のいずれかの方法でこの問題
を回避することができます。
セットアップユーティリティを起動し、
Memory Information
(メモリ情報)画面で
Node Interleaving
(ノードのインタリービ
ング)オプションを有効にする。
OS
のブートパラメータファイルで、メモリパラメータを
4 GB
未満
の値(たとえば
3900m
)に設定します。
さらに詳しい情報が必要な場合は、
OS
のマニュアルを参照してくだ
さい。
アップデート情報 53
Opteron デュアルコアプロセッサ
(シリーズ 0Fh)で AMD PowerNow!™
機能がサポートされていない
AMD PowerNow!
機能が有効に設定されている場合、
Opteron
デュアル
コアプロセッサ(シリーズ
0Fh
)とシステムのチップセットとの間の互換
性の問題により、プロセッサの電力転移が失敗することがあります。
その結果、
PowerNow!
の機能がそれらのプロセッサで使用できず、
Demand-Based Power Management
(デマンドベースの電力管理)
オプションがセットアップユーティリティに表示されません。
メモ:PowerNow! 機能は、Opteron クアッドコア(シリーズ 10h
プロセッサでは使用できます。
システム起動時の外付け USB ディスケット
ドライブの動作
外付け
USB
ディスケットドライブの一部のモデルは、システム起動時に
OS
によって認識されない場合があります。この問題が発生した場合は、
ドライブケーブルを外して接続しなおすことで、
OS
にドライブの認識を
促します。
信頼済みプラットフォームモジュール
TPM)に関するアップデート情報
中国に出荷されるシステムには
TPM
が装備されていません。『ハード
ウェアオーナーズマニュアル』の「セットアップユーティリティの使い
方」の章に一覧表示されている
TPM
オプションはすべて無してくだ
さい。
システムの電源ケーブルの要件
システムの購入時に電ケーブルを注文されなかった場合は、使用される
国内での使用が認められた電ケーブルを用意いただく必要があり
ます。ケーブルは、お使いのシステムの電を満たすか、または上
回っており、定
10A
以上である必要があります。
注意 : 定格電流が 10A に満たない電源ケーブルは使用しないでください。
54 アップデート情報
システム基板の交換暗号化されたデー
タの保護
お使いのシステムで
TPM
機能がサポートされている場合は、号化プロ
グラムを使用してハードドライブの内容を保護することができます。
メモ:暗号化プログラムを使用する場合は、システムのセットアップ中
にリカバリキーの作成を求められます。このリカバリキーは必ず保管して
おいてください。システム基板を交換した場合は、システムの再起動時に
リカバリキーを入力しないと、ハードドライブ上の暗号化されたファイル
にアクセスできません。
システムメッセージに関するアップデート
情報
以下のシステムメッセージが新しく追加されています。
1 システムメッセージに関するアップデート情報
メッセージ 原因 対応処置
Invalid card
found in the LOM
mezzanine card
slot
専用
LOM
メザニンカード
スロット内にサポートされ
ていない
LOM
LAN-on-
Motherboard
)カードが検
出されました。
無効なカードをサポートさ
れている
LOM
カードと交
換します。
TPM
configuration
operation is
pending.Press
(I) to Ignore or
(M) to Modify to
allow this change
which may reset
the system.
システムの再起動中に
TPM
設定コマンドを入力すると、
このメッセージが表示され
ます。続行するには、ユー
ザーの応答が必要です。
これはエラーではありませ
ん。
I
(無視)または
M
(変更)を選択して
TPM
作を続行します。
注意: 変更すると、セ
キュリティが無効になる場
合があります。設定の変更
が有効であることを確認し
ます。
アップデート情報 55
SD+ カードまたは内部 USB キーのトラブル
シューティング
次のトラブルシューティングの手順は、『ハードウェアオーナーズマニュ
アル』の更新部です。システム内の
SD+
カードと
USB
キーのポート、
およびこれらのタイプのメモリデバイスの取り付けまたは取り外しの詳細
については、『ハードウェアオーナーズマニュアル』のインストール手順
を参照してください。
問題
システムが
SD+
カードまたは
USB
キーからデータを読み込めない。
対応処置
警告: システムのカバーを取り外して内部の部品に手を触れる作業は、
トレーニングを受けたサービス技術者のみが行ってください。システムに
付属のマニュアルの「安全にお使いいただくために」を参照してから、
本項の作業を開始してください。
1
セットアップユーティリティを起動し、
SD+
カードまたは
USB
キー
のポートが有効になっていることを認します。『ハードウェアオー
ナーズマニュアル』「セットアップユーティリティの使い方」を参照
してください。
2
システムおよび接続されている周辺の電って、システム
を電コンセントから外します。
3
システムカバーをきます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
「システムカバーの開閉を参照してください。
4
SD+
カードまたは
USB
キーを装しなおします。
5
システムカバーをじます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
「システムカバーの開閉を参照してください。
56 アップデート情報
6
ケーブルをコンセントにし込んで、システムと周辺の電
れます。
問題が解決しない場合は、次の手順にみます。
7
手順
2
および
手順
3
します。
8
作確みの
SD+
カードまたは
USB
キーを挿入します。
9
システムカバーをじます。『ハードウェアオーナーズマニュアル』
「システムカバーの開閉を参照してください。
10
ケーブルをコンセントにし込んで、システムと周辺の電
れます。
問題が解決しない場合は、『ハードウェアオーナーズマニュアル』
の「ったときは」を参照してください。
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