SM-MA-F180P

Shimano SM-MA-F180P, BL-S7000, BL-T6000, BL-T8000, BR-M6000, BR-M8000, BR-S7000, SM-MA-F180P2 Dealer's Manual

  • こんにちは!シマノ油圧式ディスクブレーキのディーラーマニュアルの内容を理解しています。取り付け方、メンテナンス方法、安全に関する注意事項など、このマニュアルに記載されているあらゆる内容についてご質問にお答えできます。例えば、シマノ純正ミネラルオイルの使い方や、ブレーキパッド、ローターの交換方法など、お気軽にご質問ください!
  • シマノ純正ミネラルオイル以外を使用しても大丈夫ですか?
    ブレーキパッドの交換時期の目安は?
    ディスクブレーキローターの交換時期は?
    べーパーロック現象とは何ですか?
    ブレーキホースの交換方法は?
(Japanese)
DM-TRBR001-02
ディーラーマニュアル
ロード
MTB
トレッキング
シティツーリング/
コンフォートバイク
アーバンスポーツ
E-BIKE
油圧式ーキ
ALFINE
BR-S7000
BL-S7000
BR-M8000
BR-M6000
BL-T8000
BL-T6000
SM-MA-F180P/P2
2

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ディスクブレーキマウントアダプター(180 mmディスクブレーキローター用) ............12
ディスクブレーキローター変換アダプター.........................................................................13
ブレーキホース .....................................................................................................................16

シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き .....................................................................18
ブレーキホースの交換 ..........................................................................................................30
ブレーキパッドの交換 ..........................................................................................................36
3

重要なお知らせ

専門知識のないユーザーがーラーマニアルを参照て、部品を取付けないでさい。
記載さている内容に不明な点があ場合は絶対ご自身で作業ないでさい。購入された販売店、たは代理店へご相談ださい。
各製品に付属てい取扱説明書も併せてお読みださい。
ーラーマアル書かれていない製品の分解、改造はおなわないでさい。
全ての取扱説明書・ーラーマニアルはサイでごいただけます。
ターご利用でないお客様が、販売店様へ印刷されたユーザーマニアルを問い合わせいた場合があす。
お客様へユーザーマニアルを印刷てお渡か、たは最寄営業所に印刷版のユーザーマニアルをお申付け
い。
地域のルールや法律に従て製品をご使用さい。

人への危害、財産の損害を防止ため必ずお守いたを説明ていす。
た使い方をに生危害や損害の程度を区分て、説明ています

「死亡や重傷を負おそれが大きい内容」です

「死亡や重傷を負おそれがある内容」です。

「傷害をや、財産の損害が発生するおそれがあ内容」です
4

安全のために


その際、シマノ純正部品の使用をお勧めします。ボルトやナットなどが緩んだり、破損しますと突然に転倒して重傷を負う場合が
あります。
また、調整が正しくない場合、不具合が発生し、突然に転倒して重傷を負う場合があります。
部品の交換など、メンテナンス作業中は、安全メガネまたはゴーグルを着用し、眼を保護してください。
ディーラーマニュアルはよくお読みになった後、大切に保管してください。

203 mmおよび180 mmディスクブレーキローターは160 mmディスクブレーキローターに比べてブレーキ制動力が高くなって
います。ブレーキ特性を充分体得されてからご使用ください。
自転車は、製品によって取扱いが多少異なることがあります。
したがって、ブレーキレバーへの入力や自転車の操作特性などを含め、個々の自転車のブレーキ系統の適切な操作を充分理解し慣
れるようにしてください。ブレーキ系統の操作が適切でないと自転車のコントロールを失い、転倒して大けがをする可能性があり
ます。適切な操作については、自転車専門店にご相談いただき、また自転車の取扱説明書もよくお読みください。ご自分の自転車
にお乗りになって、ブレーキ操作などを練習していただくことも大切です。
回転中のディスクブレーキローターには触れないでください。ディスクブレーキローターに指が巻き込
まれるなど、重傷を負うおそれがあります。
キャリパー、ディスクブレーキローターはブレーキ操作により高温になりますので、乗車中、あるいは下車後すぐに触れないでく
ださい。やけどを負うおそれがあります。
ディスクブレーキローター、ブレーキパッドに油脂が付かないように注意してください。ブレーキが効かなくなって危険です。
ブレーキパッドに油脂が付いた場合は販売店または代理店へご相談ください。ブレーキが効かなくなって危険です。
ブレーキ操作時に音が発生したらブレーキパッドが使用限界まで摩耗した可能性があります。ブレーキ
システムの温度が十分に下がったことを確認してから、ブレーキパッドの厚みを確認してください。
0.5 mm以下であればブレーキパッドの交換が必要です。販売店または代理店へご相談ください。
0.5 mm
2 mm
ディスクブレーキローターに割れ、変形が生じた場合はただちに使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
ディスクブレーキローターが摩耗して厚みが1.5 mm以下になるかアルミ面が出てきた場合、ただちに使用を中止し販売店または
代理店へご相談ください。ディスクブレーキローターが破損し転倒する可能性があります。
ブレーキを連続してかけ続けると、べーパーロック現象の発生のおそれがあります。ブレーキを連続してかけ続けないでください。
べーパーロック現象とは、ブレーキシステム内の油の加熱により、ブレーキシステム内の水分、あるいは気泡が膨張すること
です。ブレーキレバーストロークが急激に増加する原因になります。
5

ディスクブレーキは自転車の倒立に対応できる設計ではありません。自転車を倒立、あるいは横にした場合、ブレーキが効かなく
なり大けがをするおそれがあります。乗車前に必ずブレーキレバーを握り、ブレーキが正常に作動する事を確認してください。ブ
レーキが効かなくなった場合は使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
ブレーキレバーを握って手応えが無い場合はただちに使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
油漏れが発生した場合はただちに使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
前ブレーキを強くかけると前輪がロックし、自転車が前方向に転倒して重傷を負う可能性があります。
乗車前には必ず前後のブレーキが正しく作動するかどうか確認してください。
雨天時は制動距離が長くなります。スピードを控えて、早めの滑らかなブレーキ操作をしてください。
路面がぬれていると、タイヤがスリップし易くなります。タイヤがスリップすると転倒して危険です。スピードを控えて、早めの
滑らかなブレーキ操作をしてください。
レバーの加工は厳禁です。レバーが折れてブレーキ操作ができなくなります。
乗車前にクラックなどのダメージがないか確認してください。ダメージがあれば使用しないで販売店または代理店へご相談くださ
い。レバーが折れてブレーキ操作ができなくなります。

取付けまたはメンテナンス時などに回転中のディスクブレーキローターには触れないでください。ディ
スクブレーキローターに指が巻き込まれるなど、重傷を負うおそれがあります。
ディスクブレーキローターに割れ、ひずみが生じた時には必ず新しいディスクブレーキローターに交換してください。
ディスクブレーキローターが摩耗して厚みが1.5 mmになるか片方の面にアルミ面が出てきたら必ず新しいディスクブレーキロー
ターに交換してください。
ブレーキシステムの整備は温度が十分に下がったことを確認してから行ってください。
油はシマノ純正ミネラルオイルを使用してください。それ以外の油の使用はブレーキの作動不良、べーパーロック現象の発生、あ
るいはブレーキシステムを壊すおそれがあります。
油は必ず開封したてのものを使用し、又、注入の際、ブリード二ップルから排出された油も再注入しないでください。
水分などの混入により、べーパーロック現象が発生するおそれがあります。
ブレーキシステム内に水分、あるいは気泡が混入しないように注意ください。べーパーロック現象の発生のおそれがあります。リ
ザーバータンクのふたを取外す時は特に注意ください。
ブレーキホースの長さを調整するためにブレーキホースの切断や、ブレーキホースの左右の入替えを行った場合は、必ず“シマノ
純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き”の項目の手順に従って、気泡抜き作業を行ってください。
自転車を倒立させたり、横にした場合は、リザーバータンク内にはブリードスクリューを取付ける際に残留したり、長時間の使用
でブレーキシステム各部から集まってきた微少な気泡が存在することがあります。このディスクブレーキシステムは倒立に対応で
きる設計ではありません。自転車を倒立、あるいは横にした場合、リザーバータンク内の気泡がキャリパー方向に移動するおそれ
があります。この状態で走行するとブレーキが効かず大けがをするおそれがあります。倒立させたり、横にした場合は、乗車前に
必ずブレーキレバーを握り、ブレーキが正常に作動することを確認してください。ブレーキが正常に作動しない場合は、次の手順
で調整してください。

ブレーキレバーを地面と水平にセットして、ゆっくりブレーキレバー操作を繰り返し気泡がリザーバータンクに戻るのを待ち
ます。リザーバータンクのふたを取外して油を補充し気泡をなくすことをお勧めします。
それでもブレーキレバーの動きがスカスカの場合は気泡抜きを実施してください。(シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡
抜きの項を参照)
6

ディスクブレーキローター側にクイックレリーズレバーがある場合はディスクブレーキローターと干渉するおそれがあり危険です
ので干渉しない事を確認してください。
シマノのディスクブレーキシステムはタンデム車には対応していません。タンデム車は総重量が重くなるため、ブレーキ操作時に
ブレーキシステムの負荷が上がります。その結果、油の温度が高くなりすぎてベーパーロックあるいはブレーキホースの破裂が発
生してブレーキが効かなくなるおそれがあります。

取付け可能ディスクブレーキローター径は、Ø203 mmまでです。これより大きなディスクブレーキローターを取付けた場合、ブ
レーキ力で本体が破損するおそれがあります。

ブレーキホースをブレーキユニットに取付けてシマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜きをしたあとブレーキレバーを数回握
り、ブレーキが正常に作動するかどうか、あわせて油漏れがないかどうか確認してください。
ブレーキホースにはそれぞれ、専用のコネクターインサートがあります。下記の表に従って、正しいコネクターインサートをご使
用ください。間違ったコネクターインサートを使用すると油漏れのおそれがあります。


 
SM-BH90 11.2 mm シルバー
SM-BH59/80 13.2 mm ゴールド
YM-BH81 13.2 mm シルバー
オリーブとコネクターインサートは再使用しないでください。ブレーキホースの固定不足によりキャリパー又はブレーキレバーか
らブレーキホースがはずれる場合があります。
ブレーキホースがはずれると突然ブレーキが効かなくなり危険です。
ブレーキホース オリーブ
コネクティングボルト
切断面
コネクター
インサート
切断面が垂直になるようにブレーキホースを切断してください。斜めに切断されたブレーキホースを使用すると油漏れのおそれが
あります。
90°
7




目に入ると炎症を起こす場合があります。目に入った場合は真水で洗い流し、直ちに医師の手当てを受けてください。
皮膚に付くと炎症を起こす場合があります。皮膚に付いた場合は石鹸水で十分に洗ってください。
シマノ純正ミネラルオイルの蒸気を吸引すると気分が悪くなる場合があります。換気に注意し、防毒マスクなどを着用してくださ
い。シマノ純正ミネラルオイルの蒸気を吸引した場合は身体を毛布などでくるんでただちに屋外に移動してください。身体を保温
し、安静にして、医師の手当てを受けてください。

ディスクブレーキには慣らし運転期間があり、慣らし運転がすすむにつれブレーキ制動力が上がっていきます。ブレーキの制動力
増加に対し注意を払い順応してください。ブレーキパッドあるいはディスクブレーキローターを交換した場合も同様です。

シマノ専用工具(TL-FC36)でディスクブレーキローター取付けリング脱着時、手がディスクブレーキローター外周部に触れないよ
う注意してください。手を切るおそれがありますので保護手袋を着用してください。

目に入ると炎症を起こす場合があります。取扱いの際は保護眼鏡などを着用し目に入らないようにしてください。
目に入った場合は真水で洗い流し、直ちに医師の手当てを受けてください。
皮膚に付くと炎症を起こす場合があります。取扱いの際は保護手袋を着用してください。
皮膚に付いた場合は石鹸水で十分に洗ってください。
飲用しないでください。下痢、嘔吐します。
子供の手の届かないところに保管してください。
爆発あるいは引火のおそれがありますので鉱油の容器は切断、加熱、溶接あるいは加圧しないでください。
廃油:法令に定められた方法で処理してください。油の廃棄準備は慎重に行ってください。
保管方法:異物や水分が混入しないように密封した状態で、直射日光を避け、冷暗所に保管してください。
火気厳禁、第三石油類、危険等級Ⅲ

キャリパー本体内部をコンプレッサー(圧縮空気)で分解清掃した場合、圧縮空気中の水分が残る場合があります。
再組み立ての際は十分に乾燥させてから行ってください。

ブレーキホースを切断する際、ナイフでけがをしないように注意ください。
オリーブでけがをしないように注意ください。
8



車輪を取外した場合はパッドスペーサーを装着することをお勧めいたします。車輪を取外した状態でブレーキレバーを握らないで
ください。パッドスペーサーを取付けずにブレーキレバーを握るとピストンが異常に飛び出します。飛び出した場合は販売店にご
相談ください。
ブレーキシステムの洗浄またはメンテナンスには、石鹸水を使用するか空拭きを行ってください。市販のブレーキクレンザーある
いは、なき止め防止剤などは使用しないでください。シールなどを損傷するおそれがあります。
カーボン製レバーはやわらかい布を使って必ず中性洗剤で洗ってください。さもないと素材にダメージを与えて強度が落ちる可能
性があります。
カーボン製レバーを高温な場所に放置したままにすることは避けてください。また火に近づけないでください。
通常の使用において自然に生じた摩耗および品質の経年劣化は保証いたしません。

203 mmおよび180 mmディスクブレーキローターは160 mmクロスカントリー用ディスクブレーキローターに比べて直径が大
きい分ディスクブレーキローターのひずみが大きくなっています。したがってブレーキパッドと干渉します。
ブレーキキャリパーの取付け台座とエンドが規定寸法外の場合、ディスクブレーキローターとキャリパーの接触のもとになります。
車輪を取外した場合はパッドスペーサーを装着することをお勧めいたします。車輪を取外した状態でブレーキレバーを握ってし
まった場合のピストンの飛び出しを防止します。
パッドスペーサーを取付けずにブレーキレバーを握ってしまった場合には、ピストンが異常に飛び出します。ブレーキパッド表面
に傷をつけないように注意して、板状の工具などで、ブレーキパッドを押戻してください。
(ブレーキパッドが付いていない場合は、ピストンを傷つけないように注意して、板状の工具などで真っ直ぐに押し戻します。
ブレーキパッドあるいはピストンが戻りにくいときは、ブリードスクリューを取外してから行ってください。(リザーバータンク
から油が溢れ出るおそれがありますので注意ください。
ブレーキシステムの洗浄またはメンテナンスにはイソプロピルアルコール、石鹸水を使用するか空拭きを行なってください。市販
のブレーキクレンザーあるいは、なき止め防止剤などは使用しないでください。シールなどを損傷するおそれがあります。
キャリパーを分解掃除する場合、ピストンは取外さないでください。
ディスクブレーキローターが摩耗した場合あるいは割れ、ひずみが生じた時にはディスクブレーキローターを交換してください。

この製品を使用してディスクブレーキローターを取付けた場合、構造上ディスクブレーキローターの振れが大きくなります。した
がって、ディスクブレーキローターとブレーキパッドが干渉することがあります。又、径方向(縦)でキャリパーに干渉することも
あります。
アルミアダプターの6ボルトディスクブレーキローターには使用できません(SM-RT86/RT76)
手順の説明を主体としていますので、製品イメージが異なる場合があります。

10

使用工具一覧
製品の取付け、調整、メンテナンスには下記の工具が必要です。
  
2.5 mm六角レンチ 8 mmスパナ TL-BH61
3 mm六角レンチ 7 mmソケットレンチ TL-FC36
4 mm六角レンチ カッターナイフ
5 mm六角レンチ ヘクサロビュラ#15

12

ディスクブレーキマウントアダプター(180 mmディスクブレーキローター用)
取付け
* ブレーキキャリパー、ブレーキレバーおよびディスクブレーキローターの取付け方法は、基本作業書のディスクブレーキの項目を参
照してください。
ディスクブレーキマウントアダプター(180mmディスクブレーキローター用)

アダプターをブレーキキャリパーにセットしてフレームに取付けてください。
(y) 長い
(z) 短い
(A)
マウントアダプター
(B)
5 mm六角レンチ

6 - 8 N·m

ブレーキキャリパー取付けボルト取付け
の際は、必ず、ボルトの抜け防止のため
のキャップを取付けてください。
キャップ
(y)
(z)
(A)
(B)
(B)
13

ディスクブレーキローター変換アダプター
次ページへ続く
ディスクブレーキローター変換アダプター

(C)
(D)
(E)
(A)
(B)
この製品は、センターロックシステ
ムハブ/ホイールに6ボルトタイプ
のディスクブレーキローターを取付
ける為のアダプターです。
(A)
ディスクブレーキローター
(B)
ワッシャー
(C)
ディスクブレーキローター
変換アダプター
(D)
ディスクブレーキローター
取付けボルト
(E)
ディスクブレーキローター
取付けロックリング
1
ハブにディスクブレーキローター変
換アダプターを取付けます。
14

ディスクブレーキローター変換アダプター
次ページへ続く
2
(A)
(B)
(z)
(z)
ハブにディスクブレーキローターを
セットし、ディスクブレーキロー
ター取付けボルトで仮止めします。
(z) ヘクサロビュラ#15
(A)
ディスクブレーキローター
(B)
ディスクブレーキローター
取付けボルト
3
1
2
3
4
5
6
手袋を着用して、ディスクブレーキ
ローターに力をかけて時計方向に回
します。
このとき、ディスクブレーキロー
ター取付けボルトを図示の順序で締
付けます。

2 - 4 N·m
4
(A)(A)
ワッシャーをセットします。
(A)
ワッシャー
15

ディスクブレーキローター変換アダプター
5
(A)
(B)
ディスクブレーキローター取付け
ロックリングを締付けます。
(A)
ディスクブレーキローター取
付けロックリング
(B)
TL-FC36

40 N·m
16

ブレーキホース
ブレーキホース
ブレーキホースの取付けについては、「基本作業書」のブレーキの項をご覧ください。
キャリパーとレバーが図のような位置にあることを確認してください。
(A)
ブレーキキャリパー
(B)
ブレーキレバー

モデルによりブレーキホースを取付
ける位置が異なりますので注意くだ
さい。
ブレーキホースを取付ける際は、ホー
スのねじれに注意ください。
(B)(A)

取付け方法とブレーキホース交換については、「基本作業書」のブレーキの項をご覧ください。
(A)
(B)
(D) (E)
(C)
(F)
(A)
ブレーキキャリパー
(B)
ホースキャップ
(C)
シールプラグ
(D)
ホース接続口
(E)
ブレーキレバー
(F)
ストッパー

18

シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き
次ページへ続く
メンテナンス
シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き
キャリパーにブリード用スペーサー(黄)を付けたままスタンドなどを利用して、自転
車を図のようにセットします。
(A)
ホース
(B)
キャリパー

キャリパーの気泡抜き作業を行うとき
は、SM-DISC(オイルファンネルとオイ
ルストッパー)が必要です。
(B)
(A)

1
(z)
ブレーキレバーを水平から45°
け、乗車姿勢の位置にセットしま
す。
(z) 45°
19

シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き
次ページへ続く
2
(C)
(B)
(A)
上側のブリードねじとOリングを取
外し、オイルファンネルを差込みま
す。
(A)
ブリードねじ
(B)
Oリング
(C)
オイルファンネル
TECH TIPS
このとき、オイルストッパーはセットし
ないでください。
3
(A)
(B)
7 mmソケットレンチを所定の位置
にセットし、注射器に油を入れてか
らチューブをブリードニップルに接
続し、ブリードニップルを1/8回転
緩めて開きます。
注射器のピストンを押して油を注入
します。油がオイルファンネルから
出始めます。
気泡が混じっていない油が出てくる
まで、油を注入し続けます。
(A)
ブリードニップル
(B)
7 mmソケットレンチ
20

シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き
次ページへ続く
4
油に気泡が混じらなくなったら、ブリードニップルをいったん閉じます。



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このような操作で気泡が見えなくなって
も、ブレーキキャリパー内の油に気泡が
混じっている可能性があり、気泡抜きに
さらに時間がかかります。(レバーを繰
り返し握ったり放したりした場合は、油
を全て排出してから、再度注油してくだ
さい。
5
(B)
(z)
(A)
図のように、7 mmのソケットレン
チをセットし、チューブに袋を取付
けます。チューブをブリードニップ
ルに接続し、ブリードニップルを緩
めます。
しばらくそのままにしておくと、ブ
リードニップル側からチューブへ自
然に油とともに気泡が抜けていきま
す。
こうすることで、ブレーキシステム
内に残っていた大半の気泡を簡単に
排出することができます。
(z) 気泡
(A)
7 mmソケットレンチ
(B)
TECH TIPS
このとき、ホースを軽く揺らしたり、リ
ザーバータンクやキャリパーをドライ
バーで軽く叩いたり、キャリパーの位置
を変えたりすると効果的です。
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