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ディスクブレーキは自転車の倒立に対応できる設計ではありません。自転車を倒立、あるいは横にした場合、ブレーキが効かなく
なり大けがをするおそれがあります。乗車前に必ずブレーキレバーを握り、ブレーキが正常に作動する事を確認してください。ブ
レーキが効かなくなった場合は使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
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ブレーキレバーを握って手応えが無い場合はただちに使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
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油漏れが発生した場合はただちに使用を中止し、販売店または代理店へご相談ください。
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前ブレーキを強くかけると前輪がロックし、自転車が前方向に転倒して重傷を負う可能性があります。
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乗車前には必ず前後のブレーキが正しく作動するかどうか確認してください。
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雨天時は制動距離が長くなります。スピードを控えて、早めの滑らかなブレーキ操作をしてください。
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路面がぬれていると、タイヤがスリップし易くなります。タイヤがスリップすると転倒して危険です。スピードを控えて、早めの
滑らかなブレーキ操作をしてください。
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レバーの加工は厳禁です。レバーが折れてブレーキ操作ができなくなります。
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乗車前にクラックなどのダメージがないか確認してください。ダメージがあれば使用しないで販売店または代理店へご相談くださ
い。レバーが折れてブレーキ操作ができなくなります。
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取付けまたはメンテナンス時などに回転中のディスクブレーキローターには触れないでください。ディ
スクブレーキローターに指が巻き込まれるなど、重傷を負うおそれがあります。
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ディスクブレーキローターに割れ、ひずみが生じた時には必ず新しいディスクブレーキローターに交換してください。
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ディスクブレーキローターが摩耗して厚みが1.5 mmになるか片方の面にアルミ面が出てきたら必ず新しいディスクブレーキロー
ターに交換してください。
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ブレーキシステムの整備は温度が十分に下がったことを確認してから行ってください。
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油はシマノ純正ミネラルオイルを使用してください。それ以外の油の使用はブレーキの作動不良、べーパーロック現象の発生、あ
るいはブレーキシステムを壊すおそれがあります。
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油は必ず開封したてのものを使用し、又、注入の際、ブリード二ップルから排出された油も再注入しないでください。
水分などの混入により、べーパーロック現象が発生するおそれがあります。
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ブレーキシステム内に水分、あるいは気泡が混入しないように注意ください。べーパーロック現象の発生のおそれがあります。リ
ザーバータンクのふたを取外す時は特に注意ください。
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ブレーキホースの長さを調整するためにブレーキホースの切断や、ブレーキホースの左右の入替えを行った場合は、必ず“シマノ
純正ミネラルオイルの注入と気泡抜き”の項目の手順に従って、気泡抜き作業を行ってください。
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自転車を倒立させたり、横にした場合は、リザーバータンク内にはブリードスクリューを取付ける際に残留したり、長時間の使用
でブレーキシステム各部から集まってきた微少な気泡が存在することがあります。このディスクブレーキシステムは倒立に対応で
きる設計ではありません。自転車を倒立、あるいは横にした場合、リザーバータンク内の気泡がキャリパー方向に移動するおそれ
があります。この状態で走行するとブレーキが効かず大けがをするおそれがあります。倒立させたり、横にした場合は、乗車前に
必ずブレーキレバーを握り、ブレーキが正常に作動することを確認してください。ブレーキが正常に作動しない場合は、次の手順
で調整してください。
ブレーキレバーを地面と水平にセットして、ゆっくりブレーキレバー操作を繰り返し気泡がリザーバータンクに戻るのを待ち
ます。リザーバータンクのふたを取外して油を補充し気泡をなくすことをお勧めします。
それでもブレーキレバーの動きがスカスカの場合は気泡抜きを実施してください。(シマノ純正ミネラルオイルの注入と気泡
抜きの項を参照)